富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成23年度] > 臨時記者会見[平成23年8月1日(月)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成23年度]

2017年6月8日

知事室 目次

臨時記者会見[平成23年8月1日(月)]

◆日時 平成23年8月1日(月)午後1時00分〜1時28分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
放射性セシウム汚染に係る牛の検査について リンク
(2枚)
リンク
(7分58秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)今回の検査の趣旨、費用負担について
(2)米や果樹など、他の農産物への広がりについて
(3)検査期間、検査方法、検査結果の公表等について
(4)県外から仕入れている牛肉への対応について
リンク
(17分39秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

※記者会見録は後日掲載しますので、しばらくお待ちください。

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事 今日は臨時の会見ということですけれども、放射性セシウム汚染に係る牛の検査について発表させていただきます。
 お手元の資料にありますが、東京電力福島第一原発事故の発生によりまして、汚染された稲わらが全国に流通し、それを食べた肉牛の出荷によって、牛肉の安全性が疑われているわけであります。幸い本県では、セシウム汚染の可能性のある原発事故発生後に収集された稲わら等は流通・使用はなかったという調査結果になっておりますので、県産牛がセシウムに汚染されている可能性というのは一般的にはないと考えております。
 ただ、県としては、県内産牛肉は安全・安心であることを積極的にアピールしたいと思っておりますのと、畜産業界の方からも、できれば1戸1頭ぐらいは検査してもらったほうがかえっていいかなといったような声もありますので、そうしたことも踏まえて、本日から県内の畜産農家が出荷する牛につきましては、個々の農家はそれぞれ農家ごとに同じ飼養環境、食べる物も同じですし、そういうことから、1戸1頭を出荷時に検査するということにいたしました。
 また、県外から搬入される牛につきましては、どんなものを食べて大きくなったのかという飼養の経過が明らかでありませんので、全頭検査をすることにいたしました。
 その下の検査の対象を見ていただきますと、県内産牛については、1戸1頭で出荷農場が52戸ございますが、そういうことでいきたい。
 また、県外の牛につきましては、全頭検査で、月25頭程度になろうかと思っております。
 検査方法ですけれども、富山食肉総合センターで、採材日は、月・火・水、週の前半にと場でと畜をしまして、それに合わせるわけでございます。採材部分は首の周辺(の頸部)を約500グラム採って、検査機関は富山県農林水産総合技術センターが、具体的には環境科学センターでやるということにしております。
 検査機器は、ゲルマニウムの半導体検出器でございます。今日からスタートしたいと思っております。測定時間は大体1時間ぐらいで済むと聞いております。
 結果については、それぞれ翌日、個体識別番号と検査結果を公表することにしております。

 1枚おめくりいただきますと、今申し上げたことをもう少しわかりやすく図解しますと、県内産の牛については1戸1頭検査で、全部で52戸ございます。各農家出荷時に1頭、計52頭となります。
 一方、県外産の牛は、これは全頭検査ですけれども、大体これまでの実績で言うと、月25頭程度になります。富山食肉総合センターのと場では、週の前半に3日搬入して、そこでと殺する際に、頸部を約500グラム採って検査するということでございます。
 大体月に単純に計算しますと、77頭ほどになりますので、検査1回当たり平均7頭程度、週3日ですから月12日と考えて月に77頭ですから、大体最大でも10頭程度におさまるということであろうかと思っております。
 あと、環境科学センターの機器はここに書いたとおりで、ゲルマニウム半導体検出器で大体1時間程度で結果が判明して、まとめて翌日発表すると。幸いというか、もちろん基本的には大丈夫だと思っているのですが、規制値内のものについては出荷をする。規制値を万々一超えるものがございましたら、これは処分をいたします。
 特に、県内産については基本的には汚染されているはずはないと考えているわけですが、念には念を入れるわけですが、仮に1戸1頭としていましても、万々一そういう基準を超えるものが出れば、当然その農家の牛については出荷自粛要請をして、全頭検査をするということになります。
 また、処分した牛の費用等については、これは東京電力なり国に買い取りを要請したいというふうに思っております。
 ちなみに、食品衛生法に基づく肉の中の放射性セシウムの暫定規制値は、キログラム当たり500ベクレルだということでございます。
 なお、今日の午後からスタートしますので、皆さん現場での取材をしたいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、事業主の業務に支障を来すおそれもありますので、その点については少し慎んでいただければありがたいという声が現場から来ております。
 また、ぜひさっき申し上げたように、富山県産の牛については稲わら等で汚染されたものが流通していなかったということも、調査がそういう結果になっていますので、こういうふうに念のためにやるということですから、このことが何かいたずらに消費者の不安を招くことがないように、よろしくご協力を賜りたいと思っています。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 今回の検査に係る検査の費用というのは、これは国に求めていくことになるのかどうかというのが1点と、あと県外産牛の全頭検査ですが、これは生きたまま県内にやってきて、射水で処理されている肉が対象ということになるのかということと、あともう1点、県産牛の全戸検査は、何もないんだけれども、県内農家の声を受けた風評被害対策という理解でいいんでしょうか。

●知事
 幾つか言われましたが、まず、外から入ってきた県外産のものについては、これはもちろん生きたまま来て、県内でと殺される分についてやるということであります。
 それから、最初に費用の話をされたかと思いますが、この検査は民間ベースでやると、1検査2万円とか、そういう数字はあると思いますけれども、県で今回調査をしますと、一応機器と人員はいるわけで、その中のやり繰りでやりますから、今のところ、大変に数が増えてくるということがもしあれば別ですが、若干の経費で済むと思います。
 理屈を言えばその分も東京電力なり国という議論はあると思いますけれども、当面はこのことだけを取り上げて、それを国に請求するというようなことは今の時点では考えていませんが、今後の課題にしておきたいと思います。
 あと今度の検査の考え方ですが、さっき申し上げたように稲わら等は汚染の可能性があるものは流通していないというのは調査結果ではっきりしたと考えているんですけれども、ただ、一種の風評被害というか、ちょっと心配する向きもありますので、また畜産をやっていらっしゃる方々からは、いっそやってもらったほうがはっきりして消費者の皆さんも安心だといった声も一部にあるように聞いていますので、本当は安全のはずの富山県なんですが、念のためやって、安全だということを確認する。同時に、そのことを全国にも発信して、富山県産の牛肉についてのブランド力のアップを目指すというふうに考えていただきたいと思います。

○記者
 前回の記者会見で、農産物ということで調べてみないかというような質問に対して、知事は汚染の可能性がないから調査する予定はないというふうにおっしゃったけど、今、その可能性がないわけではないということにあえて変わった理由、どういった要請があったとか、どういった考えで方針が変わったのか。
 あともう1点、これで牛のことを検査するとなると、うちになっている米も大変だとか、うちのわらも大丈夫だと思うけどとか、うちの桃を調べてくれとか、いろんなことにやってくれという声が広がってくるんじゃないかということが想定されるんですが、その際、どういうふうに対処されますか。

●知事
 今の時点で、農業界の皆さんにも、この週末から今朝までいろいろご意見を伺ってみましたけれども、この牛については全国的に現に汚染された牛もあるし、いろいろ検査している県も増えてきていますから、安全のはずの富山県についても、牛についてはちょっとやってもらったほうがむしろいいんじゃないかという声が出てきたということが1つございますのと、全般に牛について何となく心配だという消費者側の不安感も出ていますので、念のためやると。そのことが富山県産の牛のブランド力アップにもつながる。
 ただ、ほかの農産物については、前にもお話ししましたように、幸い富山県の環境放射線の濃度は平常値の範囲内で、しかもよその県に比べると立山連峰のおかげだと思うんですが、相当低いほうでございますので、大体0.04台のマイクロシーベルト/hということですよね。東京あたりは0.06ぐらい、また福島はもちろん2.7とか1.7とかそういう数字ですけれども。
 それから、大気中の放射線濃度ももちろん自然界の範囲内ですし、雨とかちりとか、こういう降下物でも異常値は検出されていないということでありまして、今回、念のため農業界の意見も聞いてみましたけれども、今のところ、牛以外について、何か念のためやってほしいというような声は出ていませんし、全国的にも、福島とか特定の福島第一原発の周辺なり、あるいは隣接の県については、現に調べて出荷制限があったりするところもありますが、富山県はそういう問題が全くありませんので、生産農家のほうからも特にそういうご要請もないし、かえってそこまでやると、おっしゃるように何かみんな心配だという話になりますが、幸いそういう状態ではありませんので、今回の調査も念のためにやるんだと。むしろブランド力をアップするために、あまり根拠のない風評被害を、この際ぴしっとシャットアウトしたいという気持ちでむしろやるんだというふうに受けとめていただければなと思っております。

○記者
 今回の検査については、大体いつごろまでこの検査を実施される予定でいらっしゃるのでしょうか。

●知事
 これは、今後の全国の状況、結局はまずは県内のものは1戸1頭ずつやれば、恐らく畜産農家の規模なり状況にもよりますが、順次出荷されますから、多分一月もすれば1戸1頭というのは全部終わると思うんですね。それから県外産については、月25頭程度普通であれば継続的に入ってきますけれども、これについてはご承知のとおりで、汚染された可能性のある牛については、出荷制限がかかってきて、富山県に入ってこなくなりますから、そう何カ月もやらなくてもいいのかなと思っていますが、もうちょっと全国の状況を見て、結論を出したいなと思っております。

○記者
 現在、環境科学センターのほうで、ゲルマニウム半導体検出器というのは1台なわけですが、この機器に関しての増設予定があるかないかの話と、もう1点は、農家の中でも和牛と交雑種を飼っていらっしゃるところがあるのですが、そのへんの1戸1頭の扱いというのはどうなるかというのをお教えください。

●知事
 ゲルマニウム半導体検出器というのは、今回検討したんですけれども、今ある1台で十分対応可能だということで、急いでまたこれを増やすという考えは今のところありません。
 それから交雑種はいろんな掛け合わせはあるかと思いますが、すべての牛について同じように扱っていくと。それから今言っているのは、特に県内産について言えば、同じえさを食べて大きくなって出るわけですから、同じ環境の牛を1つやれば、もともと念のためにやるんですけれども、1頭やれば大丈夫だという判断です。これは畜産農家のほうも、大方の方はそのとおりだと思っていただいていると思います。

○記者
 検査したものに関しては、表示等何か数字的なものは入力されるんですか。

●知事
 今申し上げたように、例えば今日の午後検査したものは、翌日発表しますが、数字は検出が万々一されれば、当然出すわけです。
 説明資料の1枚目にありますね。結果の公表として、検査翌日に個体識別番号と検査結果を公表で、そのとき仮に検出されれば、数字を当然表示するということでございます。

○記者 
 これは県内産牛に関しては、全戸検査ということでよろしいんでしょうか。

●知事 
 県内産については、全戸検査といいますか、ということになりますね。

○記者
 厚生労働省が簡易の機器による検査もオーケーという通知を出していますけれども、今回のものについては、精密検査ですか。

●知事 
 そうです。厚生労働省がたしか土曜日に出された通知(7月29日(金)付け事務連絡)は、牛の頭数がすごく多くて、しかし、検査する本来の精密検査ができる機器が足りないような場合には、暫定的に簡易検査でもいいですよとおっしゃっているわけですが、幸い、私も検討しましたが、県内の牛の頭数、入ってくる頭数と、今持っている機器の性能を考えまして、今の体制で十分精密検査ができるということであります。

○記者
 検査の結果を公表するわけですけれども、どういう形で公表されるのか。

●知事
 今言ったように、翌日毎回検査している。要するに、週の前半に検査をして月・火・水とやって、月曜日検査したものは火曜日に公表すると。火曜に検査したものは水曜に公表する、その都度翌日に公表するということです。

○記者 
 インターネットですか、そういうところで発表する場はあるんですか。

●農林水産部 太田次長
 県のホームページがありますので、結果については、随時流していくことになると思います。

○記者 
 今の質問ですが、公表については、農家の名前とかそこまでは踏み込まないのですか。

●農林水産部 太田次長
 一応個体識別番号をお知らせしますので、それで通常なら検索できますけれども、公表時は番号だけということにさせていただきます。

○記者
 あと、富山食肉総合センターで処理された肉については、検査されるとは思うんですけれども、例えば近所のスーパーや小売店に出ているのはそんなに多くはないと思うんですけれども、それについて、畜産農家については心配は払拭できるんじゃないかと思うんですが、消費者はまだ全部をカバーし切れないというのはあるんじゃないかという気はするんですが。

●知事
 理屈上は、今汚染された牛は出荷制限がかかっていますし、汚染のおそれのあるところもそういうことですから、安心じゃないかと思っているんですが、ですから理論上はそういうものは県内に流通していないはずだと思いますけれども、大手の一部のスーパーなんかは念のためというか、むしろブランド力アップのためでしょうか。独自に肉の検査をされるという方針のところもあるように伺っていますので、こうした点については、富山県内でも規模の大きな業者さんを中心に、いろんなやり方があると思いますが、こうした放射線汚染の問題もありますから、そういうことも含めて食肉の安全について、しっかり対応していただくように、要請はいたしたいと思っております。
 ただ、本来は、富山県も自主的にこういう念のため検査ということを始めることにしたんですけれども、本来は国において汚染の可能性などを考慮して、検査対象の牛とか、検査方法とか、検査に係る費用負担のあり方などについて明らかにして、本当は対応方針を示していただくのが適切だと思うんです。国民の皆さんの不安が現実にあるわけですから。
 ただ、残念ながら、こうした問題が起きた以降も、個々のどなたかが発言されて検討したいとおっしゃっていたりすることは、新聞等でも拝見しますけれども、明確な対応方針を政府全体として示していただいていないようにお見受けするのは、大変残念に思っております。
 しかし、国の方針を待っていると、さっき申し上げたように、富山県の場合は基本的には安全だと思っているんですけれども、やっぱり消費者の方々は、風評があったりして心配される向きもあると思いますから、富山県としては自主的にこういう対応をするということにしたと。本当は国全体ではっきりした方針を示して、しっかりした検査体制、そういうことなら日本の国どこでも安心だというふうにしていただくのが、本当は望ましいんだと思っております。

○記者
 確認なんですけれども、先ほどお話の中で、1戸1頭で仮に県内に出た場合、これは全頭検査というお話でしたけれども、その段階でまだ現在飼育しているような牛も含めて全頭検査をされるということですか。

●知事
 まず、出ていないと、出るはずはないと思っているんですけれども、万々一出た場合には、まずその農家の飼育されている牛については、出荷自粛をまずお願いをして、そして出荷される時期になったら、そこでちゃんと検査を全部やって、そして安全だということになれば出すということになると思います。

※( )内は、発言内容を補足するため追加した部分などです。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム