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知事記者会見[平成23年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成24年2月10日(金)]

◆日時 平成24年2月10日(金)午前11時30分〜午後0時13分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)大雪等に伴う専決処分について リンク
(PDF 183KB)
リンク
(4分14秒)
(2)優良無花粉スギの愛称の命名について リンク
(PDF 410KB)
リンク
(2分53秒)
(3)第2回富山県ものづくり大賞の決定について リンク
(PDF 483KB)
リンク
(5分28秒)
【参考】受賞製品の展示
リンク(50秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)平成24年度一般会計予算案の規模について
(2)無花粉スギの普及について
(3)東日本大震災の1周年追悼行事等について
(4)北陸新幹線と並行在来線をめぐる動きについて
(5)「明日の安心」対話集会での意見表明について
(6)神通川流域カドミウム汚染農地復元工事の完成について
リンク
(30分49秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事●知事
 それじゃ、記者会見を始めさせてもらいます。
 3点ありまして、まず第1点は、大雪等に伴う専決処分ということであります。
 お手元にありますように、これも大きく2つに分かれていまして、除雪費の追加が12億円、補助事業が2億円ですけども、県単独で10億円追加いたします。
 これは今、大体平成18年の豪雪までには今の時点でいきませんが、もう少し降ると、平成18年豪雪までいくかもしれないなというぐらい、今年は久しぶりに雪が降っているわけであります。できるだけ、県民生活に不便、支障を生じないようにするということで、専決でやることにいたしました。
 なお、これにあわせて、各地域の除雪に当たる建設業等の皆さんが大変厳しい経営状況だということもございまして、実態も聞きますと、実際に雪が降るかもしれないというんで、結構長時間、待機をされる。また、実際に出動した場合も、待機時間、出動した場合は待機の時間を計算に入れなくてもいいじゃないかとしていたんですけれども、実際にはそのための準備の時間等もいろいろかかりますので、今回新たに、この※印に書いてありますが、大型の除雪機械のオペレーター待機費としまして、出動までに必要な準備作業に相当する額を加算して支払うということにしております。これまでは、待機していたけど出動しなかったという時だけお払いしていたんですが、今回、出動した場合にも準備に相当時間がかかりますので、30分程度加算をするということであります。今後も、ある程度降ると、過去の10年程度の平均ぐらいに雪が降るとしますと、このオペレーター待機費の改善に3,400万(円)ほどかかることになります。これは、北陸の他県等の実情も調べまして、妥当な額ということで加算することにしたわけです。
 あわせまして、主要な県単独事業の追加を7億円いたします。これは、県民生活の基盤となる道路の整備が内容ですけれども、できるだけ事業効果を上げるために、あと例えば2,000万(円)追加すれば、その区間の工事が完成するといったようなところを中心にして、なるべく事業の進捗、または県民生活にいい効果を早く上げると、こういうことにしております。合わせて19億円であります。
 また、例年のことでありますけれども、債務負担行為の追加、これは国庫補助に係るものはゼロ国債、県の単独事業はゼロ県債といっておりますが、ここにありますように、土木部で6億1,500万(円)、農林水産部で2億7,400万(円)、合わせて8億8,900万(円)と、こういうことであります。
 それから、第2点目が優良無花粉スギの愛称の命名でありまして、今回、一般に広く公募をいたしまして、愛称を「立山 森の輝き」というふうに定めました。選考理由は、この四角の中に書いたとおりでありますが、富山県で生み出された品種ですので、富山県のシンボルの「立山」という名を入れて、また、品種開発をしました県の森林研究所は立山町にもありますのでそういうこととも関係しますし、また優良無花粉スギの由来はタテヤマスギから来ておりますので、そのイメージも継承できる。また、無花粉だけではなくて、材の形質等が優れていることもアピールできる言葉だということであります。
 その下に、「立山 森の輝き」の特徴ということで、無花粉スギの苗としては全国で初めて種子から大量生産して出荷すると。また、県が全国で初めて発見した無花粉スギと、県内で特に成長、形質共に優れた精英樹の杉などと交配・選抜した初期成長、雪害抵抗性に優れた林業用のスギだといったことが書いてございます。
 今後の取組みとしては、今年の秋に県の農林水産総合技術センター森林研究所で育てました苗5,000本を出荷しまして、花粉症の原因とされております標高300メートル以下のスギ人工林伐採跡地において植栽することにしております。それから、平成25年には5,000本、26年には1万本、それから27、28年は3万本ずつ出荷をするということでございます。
 富山県の森づくりプランの後期計画では、この優良無花粉スギを40ヘクタール、8万本をモデル的に植栽すると、こういうふうにしておりまして、是非その計画どおり実施したいと、こういうふうに思っております。なお、愛称の一般公募選考経過はその下に書いてあるとおりでございます。
 それから、第3点目ですけれども、第2回富山県ものづくり大賞の決定でございます。
こちらにも表示してありますけれども、今回の大賞は、ここにありますゴールドウインさんの「汗・加齢 臭消臭下着MXP」というものでありまして、これは宇宙飛行士の方、日本人の宇宙飛行士3人の方が実際にこの下着を着て、そして宇宙船に乗って活躍されているということでありますし、それから、ここにもちょっと書いてありますが、チリ鉱山の落盤事故、それから東日本大震災の時の支援物資として供給しまして、実際に、特に落盤事故だと長時間地下に閉じ込められているわけですから、こうした汗・加齢臭を消す下着ということで、大変高い評価を受けたということでございます。
 それから、この次の「アルミ製ステアリングシャフト」は、アイシン軽金属さんの製品ですけれども、普通はこれはスチールでやるんですが、今回アルミニウムを使ったことによって軽量で低コストなステアリングシャフトができたということであります。CO2の削減とか燃費の向上ということが、今地球温暖化対策で重要になっていますけど、そうなると、なるべく車は軽量化しなくちゃいかんわけですね。その自動車部品に対する軽量化が非常に大事な課題になっているんですけれども、高強度のアルミ合金、それから高精度なアルミニウム押出技術と鍛造技術を融合した「多段押出成形技術」というんだそうですけれども、こうしたことを開発されたと。また、衝撃吸収構造の開発ということで、従来品に比べて40%軽量化できる。それから、部品点数の低減によって10%の低コスト化ということで、大変評価されたと。また、運転時に振動を抑える衝撃(※振動)吸収特性を持っているとか、従って、いろいろハイグレードの車に今でも既に導入されております。
 それから、これはシーケー金属さんの「CKパーフェクトロック」というんですけれども、これもなかなか、私も現場で見てきましたが、このパイプを金属製の継手に取りつける際の取りつけミスをなくすために、簡単に確実に施工可能とするという技術であります。私も最初「あれ?」と思ったんですが、この世界では「かしめる」というんだそうですが、ピタッとはまる、パイプをかしめる機能を持って、小さな工具で簡単に接続できると。この工具がないと、結構ミスが多くなって、漏水事故が絶えない、現場の作業員の大きな負担になっていたということです。これは、ここにもちょっと書いてありますが、性能がいいので、公共性の高い病院とか大学等の建物で使用されているとか、現在、東京スカイツリー(のイーストタワー)の空調設備なんかにも使われているとか、大変これから伸びることが期待されます。
 ということでありまして、審査に当たった皆さん、大変全国レベルの見識の高い方々にやってもらったんですが、去年の1回目の大賞や特別賞もすばらしかったんですけれども、2回目も1回目に劣らず、とても富山県という1つの県の中で選ばれるものづくり、新製品とは思えない、非常にグレードが高いといって、大変お褒めをいただいたところでありまして、私も大変勇気づけられております。
 つい一昨日も大阪で企業立地セミナーをやりましたけど、富山県のものづくり技術のアピールを国の内外にするのに、こうした意欲のある企業がすばらしい成果を出していただけると大変うれしく思っております。
 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

記者会見で第2回富山県ものづくり大賞のパネルを説明する知事

第2回富山県ものづくり大賞のパネル展示

第3回富山県ものづくり大賞のパネル展示(アルミ製ステアリングシャフト)

第4回富山県ものづくり大賞のパネル展示(CKパーフェクトロック)

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 3つあるんですけど、編成作業が今、最終段階である新年度の一般会計の当初予算案の規模というのは大体どのぐらいなのかと、その要因とあわせて教えていただきたいというのが1点と、あと今度の18日に、午後1時から県民会館で川端総務大臣が来て「明日の安心」対話集会というのをやるのが正式に先程発表になったんですけれども、これに知事も出席されると伺っているんですけれども、ここで社会保障と税の一体改革についてどんな意見を地方側から言われるお考えなのかというのを教えていただきたい。これが2点目です。
 3つ目が、震災の関係なんですけど、今度3月11日で震災から1周年ということもありまして、政府は1周年追悼式みたいなのを都内でやるように閣議決定したということなんですけれども、県として何らかの形で追悼式典、復興祈念みたいな式典をやるお考えはあるのかどうか。
 以上、この3点をお願いします。

●知事
 最初の当初予算の規模は、今最終段階でありますので、今の時点で幾らということは差し控えたいと。いずれ私の方から、ちゃんと皆さんに記者発表する機会も予定されていますのでご理解をいただきたい。ただ、気持ちとしては、国の予算、大変公共事業なんかも引き続き減額されましたし、それから雇用対策の交付金なども減額したり、ものによっては廃止になりましたが、色々年末に向けて、地方の立場も、事情もご説明をして、それなりに政府で配慮していただいた面もありますし、そうしたものを足がかりにして、厳しい財政状況の中でもできるだけ県民の皆さんに希望を持ってもらえる、そういう前向きの予算にしたというか、しつつあるつもりでございます。詳しくは、またその際にお話ししたいと思います。
 それから2つ目の、川端大臣、富山においでになって、社会保障と税の一体改革についての、あれ、正式には何というんですか、公聴会というんじゃなくて、タウンミーティング、対話集会ですかね。ということだそうでありますが、これはどういう私が発言をするかということは当日までよく考えたいと思いますが、大変高齢化が進む、少子化が進む、人口減少が始まるということで、人口がある程度増え続けるとか、横ばいであるとか、あまり減らないという前提で設計されてきたこれまでの年金とか医療とか、様々な社会保障制度というのが、やっぱりほころびが出ていると思うんですね。(それ)で、国民の皆さんの間にも、やっぱりそれ相当な不安が生じているわけですね。
 今何か、社会保障と税の一体改革という議論なのに、ともすれば消費税の引上げの方ばかり関心がいっているのは非常に残念なことで、一番大切なことは、今、日本に生きている高齢者の方、あるいは壮年の働いている方、それから世に出たばかりの、社会人になったばかりの若い人、また今、小中学校等で学んでいる子どもたち、そうした皆さんが、やっぱり将来に希望を持って安心して暮らせる社会になるには、社会保障制度というものをどういうふうに設計する(か)、あるいは抜本的な見直しはすぐにはできないにしても、どういう手直しをしていったらいいのか、どこを見直す、また、分野によっては充実する、そういうことをしっかり議論をして、それに必要な財源をじゃあ、どうやって確保するのか。残念ながら、お金が天から降ってくるわけじゃありませんので、これはやっぱり国民がみんなで何らかの形で負担しなくちゃいかん。税で負担するのか、もちろん年金は保険料でも払っているわけですし、医療にかかれば治療代も払っている。
 そういういろんな必要な社会保障サービスを受けるのに、どういう形で国民が受給者と保険料という形で払う部分がどの程度がふさわしいのか。また、高額所得者もおられれば低所得者もいらっしゃるわけですから、どの程度公費で負担したらいいのか。その公費で負担するというのは、結局は国民の皆さんに税金という形で降りかかってくるわけですから。そういうことを、例えばヨーロッパではどうしているか、いろんな国々の実態も見ながら、冷静にバランスのとれた判断をして議論すべきことで、今何か、この社会保障と税の一体改革が、何となくいつの間にかまた消費税の引上げだけの話になって、賛成だとか反対だとか、そういうところにだけ議論が集まっているのは残念で、是非10年後、20年後、30年後の日本がどうあったら、色々厳しい環境も続くでしょうけれども、その中でも、若い人も高齢者も希望を持って、また納得して生活し、働けるかというふうな視点から意見を申し上げたい、かように思っております。
 それから3点目ですが、富山県が直接被災地というわけじゃありませんので、今のところ、被災地の1周年という形、例えば富山県が昭和20年8月に大空襲を受けたと、何千人という方が亡くなったのでそれを追悼するとか、そういうことはずっとやっているわけですが、ちょっとやっぱり性格が違うと思います。
 ですけれども、ちょうど県の広域消防防災センターもこの4月からオープンするわけで、それは消防学校の建替えということもございますが、県民のために、また防災センターという性格もあわせ持っておりまして、これについては東日本大震災の教訓も踏まえて、救援する際の機能、応援を受ける場合の機能、災害があった場合の指揮をとったりとか、もちろん常日頃の自主防災組織の皆さん、消防職員、団員の皆さんの研修・訓練、広く県民の皆さんの研修とか、いろんな機能を持っているんですが、そういうところをちょうど最終段階で、私、今まで二度ほど節目節目に行って、少し施設の改善、運用をもっとこういうふうにしたほうがよくなるんじゃないかということでやってきましたが、ちょうど最終の点検の時期でもございますので、そういう機会を利用して何か考えてみたいなと。もうちょっとお時間をいただきたいと、こういうふうに思います。
 以上です。

○記者
 北陸新幹線と並行在来線をめぐる最近の動きについて3点あります。
 1点は、フリーゲージトレインについて、導入が検討されていますが、これはフル規格を大阪まで求めていくという原則論みたいなところと、大阪までの整備の道筋がまだたっていないという現実論をも踏まえてどんなふうに受けとめておられるのか。そして、どういうふうに対応していかれるのかという点が1点。
 もう1点が、先日言っておられました貸付料によって地元負担が大きく軽減されたんですが、その一部が並行在来線支援という意味合いもあるんではないかというご見解だったと思うんですが、これが以前から求めておられた貸付料による並行在来線支援というふうに実質的にとらえておられるのかどうかということですね。貸付料は返済財源にも充てられることになっていますので、今後、その貸付料の転用を求めて、引き続き求めていかれるかどうかということが2点。
 それと最後に、長く申しわけないんですが、もう1点が、先日、民主党との折衝の席で、これ伝聞なんですが、並行在来線の新駅について2カ所ほど、検討の可能性のあるところがあるんじゃないかというような趣旨のご発言をされたようなんですけれども、1つは高岡ということで、今まで議会でも出ているんですが、もう1カ所はどこを考えておられるのか、その3点です。

●知事
 まず、第1点の北陸新幹線の敦賀以西のフリーゲージの問題ですけれども、これは敦賀まで延伸ということが事実上決まったことは大変うれしいことなんですけれども、それはそれとして、敦賀から、さらに大阪までの間、今のところは財源がないので、北海道の新幹線が札幌まで開業した後だということになりますと随分先になりますので、その間、じゃあ敦賀で必ず乗り換えていくというその期間が随分長くなりますので、もう少しそこが便利にならないかという受け止めがあるのも事実だろうと思うんですね。
 そういう意味で、フリーゲージトレインというのを今、車両その他も開発が大分進んできているとも聞いておりますので、そういうことを考えてはどうかなというふうな意見や声が出るのも理解はできるわけで、これについては、この間、鉄道局長にも確認してきましたが、フリーゲージトレインということになると、車両を運行する、また敦賀以西ですから、経営主体はJRということにもちろんなるわけで、JR西日本さんの考え方にもよりますけれども、私はフリーゲージトレインという方向、そういうものができれば、敦賀で一々乗り換えないでも、大阪に今よりも50分ほど短く着けるということですから、それはそれで悪いことではないなというふうに思っております。
 ただまあ、やっぱり日本の国土全体の均衡ある発展ということとか、それから東海道新幹線の代替機能を果たす安全な災害に強い国づくりをするという面でも、北陸新幹線というものの位置付けというのが、我々は元々そう思っていたんですが、国全体で、中央政府全体も含めて、関西経済界、関西広域連合の皆さんも含めて、大分位置付けが変わってきているというか、その重要性が改めて認識されてきておりますので、やはりいずれはフル規格で大阪までつなぐということが望ましいんじゃないかと思います。財源の問題ももちろんありますけれども。
 従って、フリーゲージトレインがということを仮に考えたとしても、だから大阪までのフル規格はなくていいんだということにならないように、この間、鉄道局長さんにもお話をして、そのことについては今の時点で、いずれフル規格というのは元々政府の基本方針にあるわけですから、そのことについては今の時点で何か変更があったわけではないということも確認できたので、いずれにしても少し時間のかかる話ですけれども、本来のあり方が何かすりかえられることがないようにしていきたいと、こういうふうに思っております。
 それから、JRからの貸付料ですけれども、4年で約200億、まずは地方負担の軽減ということで、国が長年要請(に)、最近でも3、4年かかりましたが、対応してくれたことは、まず非常に喜ばしく、また、そのことについては感謝も申し上げたいと思っております。
 ただ、並行在来線について言うと、新幹線の地方負担も大変大きいんですけれども、並行在来線の経営も安定させるには、まだまだ課題が多いわけですので、私はかねてからこのJRの貸付料については、新幹線の地方負担の軽減と並行在来線の経営安定にも活用できるようにしてほしいと、粘り強くこの3、4年ずっと言ってきたわけでございます。それがようやく、直接は地方負担の軽減ということですけれども、ただ、厳密に考えますと、新幹線の特に増高経費260億円と比較しますと、あれは21年度の前政権時代の補正で国からの交付金を確か73億円ほどもらったと思いますので、足すと273億になるわけで、260億の増高経費を端数はいろいろ異同はあると思いますが、約13億ほど上回ったことになる。私は、これはいろんな理屈はもちろん組み立てて、国に要請して、国も、理屈はまあそうだなということで、いろいろ提案した理屈の中の1つを受け入れてくださったんですけれども、背後には、やっぱり地方負担の軽減だけではなくて、並行在来線で富山県始め沿線県が大変だということについてのご認識もあった上で踏み切っていただいたのではなかろうかと受けとめております。
 しかし、昨年の法改正の時も、国もそういうふうに考えて、そういう道を開いてくれたわけですけれども、また、その後も色々と難しい諸情勢の中でそういう判断をしてくださったことについては評価をし、また感謝もしたいと思っているんですけれども、まだまだ並行在来線の経営安定にはいろんな課題がありますので、これからも国に対してはそうした点も含めて、引き続きさらなる支援の拡充の考え方もとり得るのではないかと、また、そのための手法もないこともないんじゃないかという提案を、粘り強くしていきたいなと。
 ただ、私は3年後に迫った金沢開業に支障を生ずるような交渉をするつもりはありませんので、これからも建設的に3年後の金沢開業をしっかりやると。敦賀までの延伸も、できるだけ速やかにやる。しかし、新幹線の非常に過大な負担、並行在来線の非常にこれも大変困難な経営、こうしたことの解決をバランスのとれた形で解決するように、これからも誠心誠意、それにしても、何らかの理屈がなきゃできませんので、財源もなければということですから、これは、これからもできるだけ努力をして、汗をかいて、いろんな知恵をひねり出して国に働き掛けをしたい、こういうふうに思っております。
 それから、新駅2カ所のうち、もう1カ所はどこだという話がありましたが、私は2カ所ぐらいは何とか、地元市の意欲とかご協力があれば成り立つんではないかなと思っていますけれども、これは高岡の西の方については、地元市の方が正式に、昨年末、是非作ってほしいと、自分たちとしてもそのためにいろんな調査なども、まちづくりの観点からの調査もやって取り組みたいということでしたので、大変いいことだと思って、その方向で進めております。
 もう1カ所の方は、まだ私の思いとすれば、その地点の基礎的自治体におかれても、そういうお気持ちは十分あっていろいろ検討されているんじゃないかと思いますが、まだ正式表明されていませんので、その段階で。私の方から今申し上げるのは差し控えたいと、こういうふうに思います。
 いずれ、この5月ぐらいになるかな、協議会等も開かれることになりますから、それからいろいろ各市も予算編成とか2月議会とかいろいろありますので、順次準備をされていかれるのではないかと期待をしております。

○記者
 先程もありました東日本大震災なんですけど、国の方では復興庁を立ち上げましたけども、県内にはまだ福島等からの避難者がいるわけなんですけれども、県としても、この先の復興支援といいますか、県内にいる避難者も含めた復興支援みたいなことはどのようにお考えでしょうか。

●知事
 ご承知のとおり、発災の直後は、緊急消防援助隊とか医師・看護師の派遣とかいろんなことをやって、その後も土木関係の技師の派遣とか、農業関係の専門の技師の派遣とか、技術職の派遣とかやってきているわけで、今後も、例えば現地では自治体関係でいうと、まちづくりの専門家が足りないとか、あるいはもちろんそういう建設・土木関係の専門職が足りないとかいろいろニーズがあるようですので、それについてはこれまでも職員を派遣したりいたしておりますし、また、分野によっては市町村にも呼びかけたりということですけれども、これからも、現場のニーズに沿ってできるだけ応援していきたいなと、こういうふうに思っております。
 そういう意味では、例えば災害廃棄物の問題なんかについても、被災地の皆さん大変お困りだということも間違いないことですから、このことについても、一方で、しかし受け入れるのは廃棄物、がれきの処理ということになると、廃棄物処理施設を持っている市町村であったり、最終処分地を持っている市町村や民間の事業者の方でございますので、まずそういう方々ができるだけ安全の面も含めてご検討の上で受け入れるということにならないと、県の方で一方的にそういうことはできませんし、また、付近の住民の方も含めて、県民の幅広い皆さんの理解ということも大事でありますから、まず県と市町村でこうした問題について共通の認識をしっかり持って勉強しようということで、研修会も近くやるというふうにしているわけでございまして、これもある意味では、幅広い意味で被災地に対する支援の一環だということにもなろうかと思います。

○記者
 無花粉スギのことで、計画では40ヘクタール、8万本植栽されるとありますけれども、その後の花粉症対策などを知事はどのように、全国的に広めていきたいとか、お考えがあれば。

●知事
 これは、さっきあえて申しませんでしたけれども、最初は5,000本、それから次に、25年、26年で1万本、27年、28年と3万本と、だんだん増えていきますので、県内だけではなくて、全国でいろいろニーズがあると思いますから、これを積極的に出荷できるように力を入れていきたいと思います。
 それから、お話しのようにスギ花粉症というのは、結構国民的な春先の悩ましい出来事ですから、これを解消するために貢献できるというのは富山県としても大変うれしいことでありまして、これを今後も全国各地、ご要望もあれば、あるんじゃないかと思いますので、できるだけ前向きに対応したい。
 ようやくここまで来ましたので、今まであんまりお宅で何本ぐらい欲しいかというようなことは、量産体制ができないと欲しいと言われても急に出せませんから、そこまでやってきませんでしたが、こういうふうに1万本、3万本というふうに出荷できる体制になってきましたので、県内だけではなくていろんなところからのご要望にお応えできるように努力していくということになると思います。

○記者
 カドミ汚染田の復元事業のことなんですが、今年度で、これで計画していたのがすべて終わるということで、来月記念式典がありますけれども、三十数年間かけてやってこられた事業が一段落するということの思いを聞かせてください。
 もう1つ、あと若干、30ヘクタールぐらい残ってしまうということや、田んぼによってはちょっと陥没してしまうところもあるといったことも課題として指摘されているんですが、今後どのような対応等をしていかれるのか、何かありましたら教えてください。

●知事
 まず、婦中町などを中心としたカドミ汚染田ですね、三十数年かけてようやく完成したんですけれども、過去の歴史を私なりにも少し調べたりしてみますと、本当に覆土、何というか、このカドミ汚染土の処理をどうするかというようなことも含めて、いろんな工法の研究をしたり、またもちろん地元のこの汚染田の被害に遭った皆さんのご意見をできるだけ生かして、その意見集約しながら進めたり、大変な苦労があったと思います。
 そういう意味では、これだけ大きな範囲のカドミ汚染田の事業が終わったということは、日本で一番規模の大きい汚染田でしたので、大変よかったと思いますし、私が直接知事としてタッチしたのはこの7年余りですけれども、そういう意味では感慨無量だと。また、これまでこの事業をしっかりと進めてこられた、取り組んでこられて随分苦労された多くの関係者の皆さん、先人の皆さんに敬意と感謝を申し上げたいなと思います。
 また、残された幾つか課題がありますけれども、これはもう少し中身をお聞きして、それぞれ適切に対処したいと思います。また、黒部の方にもまだ若干ありますので、これは経過が既にありますから、粛々と着実に進めたいなと思っております。

○記者
 前の記者会見の時などいろいろなところで伺っているんですが、改めてお伺いしたいんですけれど、新潟県の泉田知事が2012年の当初予算案に北陸新幹線の建設負担金は計上しないというふうに今月改めてはっきり言及されたかと思います。そのことに関して、他県からは批判なりが出ていますけれども、知事としてはどういうふうにお考えでしょうか。改めてお考えを聞きたいと思います。

●知事
 新潟の知事さんが、何か今おっしゃったような趣旨のご発言をされたということは、私も新聞等で拝見しましたけれども、直接私が承ったわけではありませんし、真意も確認できていませんので、それについてコメントするのは差し控えたいと。
 ただ、あと3年後に金沢開業が迫っておりますし、また、今度の予算はそれに向けて非常に大事な予算だと思いますから、是非、多分ご本人も色々国に対してお求めになる点はおありなんでしょうけれども、やっぱり3年後の金沢開業に支障を及ぼさないようにしようというお気持ちはあるんじゃないかと私は思っておりまして、是非そうした視点から、大局的で賢明なご判断をしていただくとありがたいなと思っております。
 あと、さっきカドミのことで言い落しましたが、汚染田のことは今度のイタイイタイ病資料館でその歴史もちゃんと展示して、関係者はもちろんですけど、子どもたちにも分かりやすいように、この事業の意義とか成果をアピールして、環境先端県を目指す富山県ですから、過去のいろんな教訓に対してはしっかり対処して、これをバネにもっともっとすばらしい環境をつくっていくんだという運動というか、取り組みにつなげていきたい、こういうふうに思っております。

注)( )内は、発言内容をわかりやすくするため補足した部分(※は訂正)などです。

【 情報発信元 】
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