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知事記者会見[平成22年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成22年4月7日(水)]

◆日時 平成22年4月7日(水)11:30〜12:30
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)上海国際博覧会「富山県の日」と上海・広州・台湾における観光PRについて
(2)富山ふるさと文学館(仮称)整備基本方針について
(3)「富山県推奨とやまブランド」認定に係る公募等について
(4)チューリップ新品種「砺波育成116号」の育成と名称の公募について
(5)「キトキトとやま 丸の内クルージング」の開催について
<資料配付>
 富山県観光振興戦略プランについて

※配付資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 第1点目の上海国際博覧会の「富山県の日」と、上海・広州・台湾における観光PRについてお話をしたいと思います。5月8日から11日まで、上海、広東省、台湾でやるということであり、特に、広東省で今回開催することは、初めて発表することになります。
 まず、「富山県の日」ですけれども、上海国際博覧会にこの日を設定してもらって、イベントに参加し、富山のPRをしたい。テーマは“雪景、豊水”(せっけい、ほうすい)として、5月8日、9日の2日間です。日本館イベントステージに場所をとりまして、巨大パノラマスクリーンで富山の魅力と活力をアピールします。また、富山県を代表する「おわら」や「むぎや」など郷土芸能等によるステージをやります。また、富山の自然、歴史、文化、産業等を体感できる展示にしたい。私は中国に何度かまいりましたが、中国は何と言っても歴史を有する国ですから、自然、歴史、文化もさることながら、先端的なものづくり技術とか、薬産業とか、ロボットなども含めて、中国の方は関心があると思うので、非常に豊かで美しい自然、また多彩な歴史、文化、またそういうもののなかに、世界最先端のものづくり技術をもつ、そういう富山県なのだということを強くアピールしていきたいと思っております。
 また、1ページの下のほうにありますように、アニメを活かした富山県の観光紹介番組を放映することにしておりまして、遼寧省と友好県省25周年が去年ありましたが、そういうことの成果でもあると思うのですけれども、遼寧省電視台が協力してくれまして、富山県の日の富山のPRの紹介番組を、中国全土に放送していただけるということで、大変ありがたいと思っています。放映日は、5月8日土曜日の12時から30分間ということで、大変いい時間で嬉しく思っております。

 それから、2枚目を見ていただきますと、今回の富山県の日の設定に併せまして、本県の特産品の展示、テスト販売、観光PRを行うアンテナショップを上海に置きます。上海の富裕層が多い中心市街地に置くということにしておりまして、場所は上海市の新天地に近いところでありまして、欧米人向け高級マンションの地下1階ということでございます。富山県の日の設定などに合わせまして、来年の3月31日まで約11か月間やろうということでございます。すでに、県内の各分野の産業界にお声掛けしてありまして、例えば、入善のウーケさんのレトルトごはんだとか、あるいは氷見うどんだとか、大門そうめんだとか様々なものを販売しますし、ここには書いてありませんが、例えばお酒なんかなども桝田酒造さんあたりが、今参加したいということで準備中でございます。それから、観光PR関係では、観光DVDの放映、観光パンフレット、観光ポスター等の掲出をします。また、マーケットリサーチで本県の特産品について、中国の方がどんな印象を持ったか、また売れ筋の商品はなにかといったことを調査していきたいということであります。それから、運営はいきいき物産のほうに委託をし、また、広報宣伝もチラシやインターネットでの広告や新聞折り込みなど、いろいろな努力をしていきます。それからオープニングイベントが5月9日の午前中にありまして、お買い上げ先着1,000名様に富山の名水、深層水をプレゼントします。中国の人はものすごく水を大事にします。富山県は水が美味しくて豊かな県でありますから、そうしたこともアピールしたいと思っております。

 もう1枚おめくりいただきますと、上海アンテナショップの場所が上海の新天地に面したところであります。この図面で見ていただきますと、拡大したところに四角で囲んだところが新天地でありまして、その左側に長方形で黒く塗ったところが、今回アンテナショップを出店いたします「GL−JAPAN PLAZA」の建物でございます。ちなみに「GL」というのは、グローカルという意味で地方からグローバルに発信していくという、アンテナショップを設けた会社の姿勢を示しているということであります。
 もう1枚おめくりいただきますと、今回、広東省、広州で旅行会社等との意見交換会をやることにしておりまして、この広東省というのは、なぜ選んだかといいますと、中国からの日本への観光客が、昨年新型インフルエンザ等もありましたけども、やはり着実に増加傾向にありまして、特に個人旅行の解禁もありましたから、省別にみると4分の1が、広東省からの人だからです。中国国内でも非常に富裕層が多いということでございまして、ここでぜひ富山県のアピールをしたい。広東省の旅遊局とか広東市内の旅行会社、マスコミにも来ていただいて、説明会と意見交換会もやりたいと思っております。またビルの壁面広告も実施することにしております。

 それから、その下が台湾関係でありまして、太平洋SOGOの台北の忠孝店でやることにしております。2年前に私も1度行きましたが、今回、5月10日に“立山雪壁”in台湾と銘打ちまして、立山の雪を持っていって、そこでおもしろいイベントをやろうとそういう風に思っておりますので、きっと人気がでると思っております。また、物産展も、販売品目を56品目として、2年前にやった後も一過性ではなくて、昨年も物産展をやって売れ筋もだんだんわかってきておりますので、実践販売も含めて積極的に進めたいと思っております。
 もう1枚おめくりいただきますと、併せまして、台北市内のホテルで、台湾での旅行会社等との意見交換会等を行うということにしております。また、台北市内でのビル壁面広告もということでございます。今回は、上海でも富山県として初めて、壁面広告をやることとしておりますし、初めて行く広州でもやりますし、台北での壁面広告もやるということであります。

 それから、次にまいりまして、ふるさと文学館の整備基本方針がとりまとまりましたので、発表させていただきたいと思います。
 まず1枚目は、文学館整備に係る基本的な考え方ということですけれども、基本理念が3つあがっており、基本的性格、主要機能と施設整備、施設の規模について、2月にまとまったふるさと文学資料評価・活用委員会の報告を踏まえております。なお、整備規模については、当時から2,500平米程度を基本として、必要な機能を一定程度加えるということにしておりましたが、そのときもだいたい300平米ぐらいかなという報告書になっておりましたけれども、その後精査をしまして、2,500平米を基本としますけれども、だいたい300平米程度を加える方向で今後、設計段階までに必要な機能の詳細を検討するということにいたしております。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、設置場所は、すでに公表しておりますように、知事公館を廃止して、必要な機能を増改築して活用ということでございます。また、整備手法とか施設運営のあり方も、だいたい報告書に沿っております。今回新たに明確にしたという点ではこの展示計画でありまして、基本方針として、大伴家持の万葉集から今日に至るまで、1300年間それぞれの時代を代表する作品をとりあげまして、わかりやすく紹介する、また幅広い年齢層、お子さんから、高齢者の方まで気軽に楽しめる機会を提供する、そういう意味で、純文学だけではなく、映画、漫画、アニメなども楽しめる場所にしたいと思っております。全体構成例ですが、展示導入部では、万葉の世界、作品のみならず大伴家持が赴任した時代の富山の風土等も紹介したい。また、文学地図や文学史年表なんかも付けたいと思っております。今年は、奈良の平城京1300年ということで、あらためて当時の万葉集とか、この間もどこかのテレビで大伴家持の映像が出ておりましたが、関心が高まってきていますので、ちょうどいい機会だと思います。また、常設展示スペースとしまして、越中万葉だけではなくて、富山ゆかりの文学者10名程を紹介します。だいたい40名ぐらいはエントリーしたいと思うのですが、そのうち10名ぐらいを展示して、2、3か月に1回、四季折々展示を変えていくこということをしてはどうかと思っております。また、なるべくゆかりの文学者の作品だけではなくて、人物像、時代背景なんかも理解できるように、映像コーナー等で気軽に親しめるようにしたい、また大型映像スペース、ふるさと文学を題材とする、「劔岳 点の記」だとか「黒部の太陽」だとかいろいろございますし、最近では「浅野総一郎」、「高峰譲吉」などいろいろあるわけですので、そういったものも活用したい。また、漫画やアニメコーナーですね、県内にも、全国的にも、あるいは国際的にも名が売れたアニメのグループもできておりますし、こうしたものも活用したい。また、「ドラえもん」とか「ハットリくん」というのは、日本国内だけでなく、海外にもファンが多いわけですから、こうしたものも展示をしたい。また、優れた先人、偉人といわれる方のコーナーも設けたいと思っております。また、企画展示につきましては、特定テーマに基づいて、年に何回か、3〜4回ぐらいになるかと思うのですが、企画展示もやりたいと考えています。これも、必ずしも純文学だけではなくて、漫画、絵本、映画なんかもテーマとするという風に、多様な企画展示に努めまして、多くの県民、いずれ新幹線もできるわけですから、東京、あるいは東海北陸自動車経由で名古屋、また関西方面からも来ていただけるような魅力あるものにしたいと思っております。それから、資料の収集整理、保管・活用について従来の考え方を整理しております。
 次のページを見ていただくと、今後のスケジュールですが、これまでのことはご存知のとおりでありますが、22年度にこれから基本設計について、どういう建築家の方にやっていただくかということで、プロポーザルをやりまして、22年度中に基本設計、実施設計をやって、23年度には建設工事に入って、建築が終わりましたら展示工事もやる、できれば24年の遅くても夏ごろまでを目途にして開館をしたい、こういうことで考えております。ちょうど24年の夏というと、予定どおりだと、とやま世界こども舞台芸術祭を7月の末から8月の始めにやることになると思いますし、確か高校の文化祭もこの年になると思いますので、それよりも前に、名前は仮称ですけれども、ふるさと文学館をオープンして、県民のみなさんに喜んでもらえる、また全国各地から、また世界から集まってきた子どもたちや大人たちに、富山県のゆかりの文学を映像や漫画、アニメも含めて幅広くアピールする、こういう場にしたいなと思っているわけであります。また幸い、場所が松川べりにも近いし、富山駅からも近い場所で、教育文化会館のちょうど真向かいということでありますし、周辺には高等学校、中学校、小学校等もありますので、富山県を代表する文教ゾーンになる、そういう風にしたいなと思っております。

 次に3点目ですが、富山県推奨とやまブランド認定の公募についてです。制度の趣旨は、ここに書いてあるとおりでございます。なかなか優れた産品はあるのですけども、必ずしもよく知られていないとか、相当に知名度があっても、富山県産であることがあまり知られていないとか、そういうことがよくありますので、一定の客観的な基準で、これは富山県として誇れる商品だというものを、公正に第三者機関で決めていただいて、その当該県産品のブランド力を一層高める、またそのことによって、富山県のイメージアップにもつなげていく、こういうことでございます。また、そこまで一挙にいかなくても、明日のとやまブランドウエイティングサークルといいますか、育成支援事業も行いまして、事業者のブランド化に向けた取り組みを支援する、また同時にそれが人材育成にもつながるという風にしたいと思っているわけでございます。審査員は県内や全国各地で活躍されている方にお願いしようと思っております。
 2の公募のところを見ていただきますと、早速12日から5月末までを公募期間にいたしまして、認定対象、認定申請資格はここに書いてあるとおりであります。そして、今申し上げました育成・認定委員会とその部会の審査を経て、県産品と、県産品に係る事業者を認定します。認定基準は、(4)にございますが、5つのなるべく客観的で公平な審査基準を設けてやりたい。審査基準につきましては、先般、育成・認定委員会でご審議いただいて、決めたものでございます。認定時期については、今年の7月ごろにまず1回目の認定をやっていきます。1回認定されますと、おおむね3年間いろいろなアピールをします。認定メリットは(8)に書いてあります。また、3の「明日のとやまブランド」育成支援事業については、これも公募期間12日から5月末までであります。これは、実際にこれに選ばれますと(6)のところにありますように、支援対象に選定された事業者は、ブランド関係の専門家から、選定された県産品のブランド力向上に必要な助言指導を6か月程度受けることができるということになっております。まだ途中ですけれども、このような感じのパンフレットで、とやまブランドあるいは、明日のとやまブランドの募集をしようと、さらに改善しますけれども、そういうことでございます。

 それから、次にチューリップの新品種の説明をさせていただきます。県の農林水産総合技術センター園芸研究所で新品種の砺波育成116号というのを育成いたしまして、これはせっかくですので、品種名を広く募集しまして、富山県の新たなオリジナル品種としてブランド化を図っていきたいということでございます。育成のねらいとか育成経過はここに書いてあるとおりですが、品種の特徴というところにありますように、花の色が八重咲き品種には少ない白系だとか、花の中央部が盛り上がる珍しい花型だとかということがございまして、なかなか魅力があるのではないかと思っております。
 新品種の命名方法ですけれども、今までは品種の名称というのは、県のほうで実務的に候補を決めまして、国が農林水産省のほうで、決めるルールになっておりまして、しかし、地方分権の時代ということもありまして、農水省のほうでもそういうことであれば、県のほうで独自に決めてもらって結構だということになりまして、今回初めて、チューリップは富山県の花でもありますので、広く県外の方も含めて公募して決めるということを今回初めてやるわけでございます。ぜひいい名前を付けてもらいたいなと思っております。いい名前を考えいただいて、選ばれた方は多少の記念品などを贈ることにしております。
 今後のスケジュールですけれども、6月頃に品種名を決定のうえ、国に品種登録の出願をします。受理されましたら、私から決定した品種名を公表させてもらいますけれども、これは正式に登録されるためには、ほかの既存のチューリップの品種との関係とか、いろいろ審査に3年ぐらいかかるということもありますので、その間認定を受けたらせっかく売り出す以上は、球数がたくさんないと注文したとき対応できないし困りますけれども、そういった準備もあわせてやりますけれども、今のところ平成25年ごろに本格的な販売をしたいと思っております。ちなみに、富山県のチューリップは全国的にも新潟とならんで、著名ですけれども、県内の販売品種の約2割は県の園芸研究所で品種開発したものでありまして、さらに県内の地域産業の活性化につながればと思っております。

 最後になりますが、「キトキトとやま丸の内クルージング」の開催であります。これは今月の13日から24日まで12日間、東京丸の内の新丸ビル7階・丸の内ハウスの全フロアで実施します。オープニングレセプションは、13日の夕方で、丸の内ハウス内のレストラン「mus mus(ムスムス)」で富山の食にこだわった立食ビュッフェ形式でやることにしております。実は、ますます売れっ子の室井滋さんに是非とお願いして、ご快諾いただいて、ご出席いただくことにしております。室井さんはふるさと富山をこよなく愛していらっしゃり、特に富山の食べ物については、大変ご造詣が深いので楽しい会になるのではないかと思います。
 また、キトキトとやまの「クルージング」とありますけれども、7階は回廊式のフロアになっていますから、これを周遊、クルージングをして、富山を体感できる空間を創出したいと考えています。8つの個性的な飲食店があるんですけれども、ホタルイカやシロエビなどの富山の食材を使ったオリジナル料理31品目を提供するとともに、フロア全体を富山のチューリップで華やかに飾り、また、富山に関する豆知識や観光地情報を紹介するために、フロアの壁面やガラス面を装飾することとしています。
 また、キトキトとやま特別セミナーというのも開催することとしておりまして、若手の杜氏の方に富山の海の酒、山の酒の話をしていただくとか、チューリップの楽しいお話とミニブーケづくりとか、男性、女性問わず楽しめるものにしたいと思います。
 うしろに、このクルージングのパンフレットが付いておりますけれども、ぜひご覧いただきたいと思いますが、31種類の料理ですけれども、写真で見ても本当においしそうですよね。私もさすがプロだなと思って感心したのですが、みなさんこれを作るのに、先月3月10日から11日に、デザイナーも含めて6名の方が見えまして、富山の食材をチェックして、どういう料理を作るか、などについてご検討いただきました。相当おいしいものが出るのではないかと思いますので、記者クラブの皆さんもぜひ取材に来て、楽しんでいただければありがたいと思います。

 あと、配付ですけれども、観光振興戦略プラン、先般、最終回をやりましたが、いくつか最終回にいただいたご意見を踏まえて、より内容を充実したものにいたしましたので、またご覧頂いて、ぜひ記事にしていただければ大変ありがたいと思います。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 新潟県の新幹線の話ですが、上越駅への全列車停車ということで、新潟県から各県に対し、上越駅に停めることに対する賛否の文書を送られました。新潟県知事は、賛同しない場合は負担額を見直す必要もあるのではないかという風に言ってらっしゃいますが、知事は新潟県の考え方、意見に対し、どのようにお考えかということと、もう1点、行政の無駄を省くということで、県内市町村で事業仕分けに取り組むというところがでてきていますが、事業仕分けということについて県としてどのようにお考えでしょうか。

○知事
 まず、新潟県からの文書の件について、担当局長さんのお名前で私どもの知事政策局長あてに文書が来ているのだと思いますが、いずれにしても、停車駅の問題は、関係県それぞれひとつの駅で全列車停車というのは、そういうご議論があるのですが、しかし一方で、JRとか国交省については、非常に慎重な考えのようでありますし、関係県それぞれスタンスが少しずつ違います。ご承知の経過で、12月1日にまず、三県知事会議があって、新潟の知事さんにも呼びかけをし、前原国土交通大臣にもお話をして、そして1月に四県知事会議、その後、国交省の三日月政務官、JR西日本・東日本社長、副社長、機構の理事長、こういった方々を交えた8者会談をやったわけです。そのときに、今後も必要に応じて、大きなテーマについてはこの8者会議で、専門性を有するというか実務的に詰めなきゃいけないことは専門部会を作ってですね、関係県の部局長さんや、また他のJRさん、国土交通省の課長さんなども入ってやるということになっています。
 そういう枠組みを作って3月末にも、部会をやったばかりでもありますので、向こうの局長さんからの申し入れを受けて、県から局長も出席して、当然、他の県の意見を聞かなければなりませんから、日程調整をしながら話をしていくと。もともとこういった問題を議論するために8者会議というものを作って、その下に部会を設けたわけでありますから、あまり性急に結論を急がずに、十分議論を尽くしていくということだと。これが駄目ならこうしてくれとかということではなくて、そういうことをまさに議論するために、関係者がしっかり議論しようという場を作ったわけであります。しかも、平成26年度末までの金沢開業に悪い影響を与えないようにしようという合意もしたほどでもありますから、そういう基本線に沿いながら論議を尽くしていきたいと思います。

 それから、事業仕分けのお話ですけども、事業仕分けにはいろいろ定義があると思います。国でやっているものは、皆さん、民主党の方々と、民間の専門家が仕分け人になって、仕分けられる方は、各省庁の課長さんや部長さん、あるいは審議官、局長などが参加して説明しています。
 ですから今、市町村での事業仕分けというものは、行政内部で議論することのように思いますので、国でやっているいわゆる事業仕分けというものとは少し性質が違うと思うのです。私は、一番大切なことは、行政改革なり、県や国もそうですが、市町村も、行政の無駄がないか、もっと効率化してより良くする方法はないかというのを、幅広い、富山県でいえば県民の皆さんの前で公開してしっかり議論していくことが一番のポイントだと思うのですね。そういう意味では、私が知事に就任してからすぐに、県の行政改革推進会議を作って3年間、その後、行政改革委員会を作り、今の田中さんに会長になってもらって2年間やっている。記者のみなさんにも傍聴していただき議論しております。私は、国でやっていらっしゃる事業仕分けより、よほど公正できちんとしたことをやっているような気もするんですけれども。そのことで成果もあがっていて行政改革推進会議で提言されたものの9割以上を実現しており、さらにその比率が逐次上がっている。たとえば、来年土地開発公社を廃止、住宅供給公社もすでに廃止という風にやってきています。かなり実現、改革してきたと思いますが、行革に終わりはありませんので、引き続き県民のみなさんにできるだけオープンにしながら進めていきたい。
 そのやり方は、これまで、どちらかというとテーマ別にやってきたと思うのですが、そういうやり方がよいのか、もう少し問題設定の仕方に工夫がないかとか。今度、一旦行政改革委員会の皆さんの任期が切れましたので、新しい民間主体の方に行政改革委員会のメンバーになっていただこうと思っていますから、そこで新しい委員会が発足する際に、できるだけオープンでわかりやすいというのはもともと私の県政の柱でありますので、皆さんのご意見を聞いてやっていきたい。また、テーマによっては、行政改革委員会以外の方にも専門的な立場から意見を言ってもらうとか工夫をして、事業仕分け的な立場で大いに意見を言ってもらうとか、できるだけ行政改革が徹底するようにしたいと思っている。

○記者
 事務費の経理処理の問題に関して、今回、私的流用はなかったものの、2億円を超える経理処理の問題があったということで、とても多額だと思うのですけれども、知事としてその責任をどのようにお考えかお聞きします。
 また、再発防止策について、会計管理者のほうで、今後抜き打ち調査を行う方針を前に示していますけれども、金額の多額さだとか、再発防止策ということも考えても、21年度についても、調査を行って公表すべきではないかと思うのですけれども、そのへんについてどのようにお考えでしょうか。

○知事
 まず、事務費の経理調査の結果については、今ほどお話がありましたように、預け金や金品の私的流用などといったような特に悪質なものは確認されなかったわけですけれども、ほとんどの所属で、毎年度なんらかの不適切な経理処理が確認されたということについては、大変遺憾だと思っておりまして、これは県民のみなさまにあらためて心からお詫びをしたいという風に思います。
 県としては、この調査結果を踏まえて、3月30日付で不適切な経理処理のありました所属における当時の所属長、結局、事務費の決裁権限というのは、本庁では課長までになっている、これはほとんどの自治体においてもそうだと思いますが、その所属長に対して、厳重注意処分をさせていただくとともに、それだけではなくて、全職員に対し注意処分を行ったということであります。
 今後は、やはり県民の皆さんの信頼を損なうことがないように、一層信頼をしていただけるように、全職員、誠心誠意再発防止に努めていきたいと思います。
 そういうこともありますから、22年度は、当然、全職員は二度とこのようなことのないようにお互いに努力してくれると思いますが、そのためにも、実務的には、例えば、所属で物品等の納品書を添付して、それをひとりの職員がやると思い違いということもあったりしますから、複数の職員で検収する、こういった検査体制を強化する。また年度末に執行が集中しないように、予算の計画的な配当や執行に努める。どうしてもなるべく経費を効率的にと思って、予算は当初予算でついたのだけれども、配当は四半期なり毎月やるときに少し少なめにして、なるべく効率執行を促す面もあると思うのですけれども、そういうこともしすぎると事務に必要な物品の購入だとかといったことが、どんどん年度末に集中していくような傾向にありますから、これは財政課にも直接言っているのですけれども、できるだけ計画的な配当、執行に各部局協力して努める。
 また、事務費であっても、従来、事務費は、現場で使い残ししてはいけないような感覚があったのではないかと思いますが、必要に応じ、債務負担行為を設定して、場合によっては翌年度にずれこんでも仕方がないと、あるいは繰越明許費を活用したりするなど、執行面での見直しを行っていきたい。どうしてもやむをえない事情で執行できなかった事務費は、不用額として、それは本当に必要なものであれば翌年度予算でしっかり計上してやっていくという風にしていきたい。
 また、国の補助金の交付決定が年度の後半になったり、補正予算の場合、極端な話、国の交付決定が2月、3月になってからきたりすることがあるそうです。こうしたことについては、国にもなるべく早く交付決定をしてもらうように、そうした国側の運用なり仕組みの改善も、例えば補助金を出す場合も細かな制約を付けて出すのではなく、できるだけ包括的な交付金にしてもらうだとか、地方の現場で使い勝手が悪くならないようなことについても含めて努力していきたい。そこまでやりますので、来年も同じことが起こるとは思っていないのですけれども、またそういうことが起こらないように何らかのチェックは考えたいと思います。

○記者
 とやまブランドのことについてですが、新幹線の開業で、おみやげということも富山をPRする材料になると思うのですが、そういうことも考慮に入れられて考えているのでしょうか。

○知事
 もちろん、とやまブランドでアピールするのに、おみやげに限らず幅広く買ってほしいということはあるのですけれども、新幹線が開業すればましてそうですけれども、これまでも中国、韓国から来た観光客、観光のお世話をしている旅行会社、航空会社のトップの方からも、なるべくハンディで、同時に富山らしいなという、そして持ち帰って友人、家族に配っても喜ばれる、おみやげ的なものも工夫してくれという声もでておりましたから、おみやげだけを念頭においてはおりませんけれども、今度のとやまブランドのなかに、当然おみやげにしてもらうのにふさわしいものも出てくると思いますし、そういうことも含めて努力したい。
 いずれにしても、新幹線の開業というのは非常にインパクトのある出来事で、せっかく東京始め首都圏から来るお客さんがどこで降りてくれるか、またいったん富山を過ぎても東京に戻る間にまた富山に寄ってもらうようにするためには、自然文化が多彩であるということだけではなく、直接手にとってみたいなとか、食べてみたいなとか、持ち帰って家族、友人に配りたいなとか、こういう魅力があるものがあるということが大切ですから、とやま推奨ブランド、また明日のとやまブランドの育成は、そういう視点も大切な要素として考えていきたい。

○記者
 新年度がスタートし、国政もいろいろ動いている状況で、政権運営の影響も県政いろいろ受けられていると思うのですが、新年度どのような県政運営を行うのか、また国のほうに注文がありましたらお伺いしたいと思います。

○知事
 私は5年半前に知事に就任してから、その点は一貫しているつもりですが、私の県政の目標というのは、県民のみなさんひとりひとりできるだけ輝いて働き暮らせる富山県、地域社会を作りたいということでありますので、そういう目的実現のために、支援をいただいたり、また、それにプラスになるような政策をやってくれる、時の政権であろうと政権外の方であろうと、あるいは東京に本社のある大きな会社であろうと、県民、県政にプラスになる政策や力、能力のあるところには、積極的に話をして、精いっぱい富山県のプラスになるようにしていくというのが私の基本スタンスであります。
 現政権は、地域主権型の国づくりということを最初から標榜されているわけで、多いに期待したいと思っておりますけれども、いささか気がかりな点、不安な点も率直に言ってないわけではありませんので、そういった点については、富山県知事として、また全国知事会の一員として、これまでも言ってまいりましたが、しっかり意見を申し上げ、富山県をはじめ地方の実情をよく踏まえていただいて、最初はAと言っておられたけれども、現実を踏まえるとそりゃAダッシュとかBじゃありませんか、ということで改善していただくものは改善していただけるように対処していきたいなと思っております。
 逆に言うと、現政権のみなさんにも、マニフェストにいろんなことを書いておられたり、いろいろなお考えとかご事情もあったりすると思うのですけれども、政権を取られて9か月たちましたので、一層お考えを深めていらっしゃると思いますが、より国民、地域の住民、地方の実情を踏まえた政策展開をしていただけるように期待したいと思いますし、また積極的にいろんな意見を申し上げて、働きかけもしていきたいと思います。

○記者
 不適切な経理処理についてですけれども、具体的な再発防止策についてはいくつか具体例を挙げられましたが、平成21年度のチェック体制について、なんらかのチェックを考えたいとおっしゃられましたが、もう少し具体的に教えていただけませんか。

○知事
 先ほども申し上げましたが、今までは一方で仕事が忙しいとか一般行政の職員も定数を減らしているなかですから、やむを得ない面もあるのですが、物品等の例えば、納品書の確認なども、手続きをひとりの職員がやっている場合もありました。また忙しさにかまけて、物品を納入する事業者の方におんぶをするだとか、そういうことがないように複数の職員で内部検査などをするなど、検査体制を強化していきたいと思います。
 また、年度末に執行が集中しないように、これは直接財政課長にも指示しておりますが、予算配当についても、経費節減を熱心に思うあまり、あまり遅らせたりキャップをはめたりしていますと、年度末にいろんな物品購入や消耗品の購入が遅れがちになり、集中してしまうことになりますから、こういう点は一年間バランスよく必要なもの、しっかり確保できて支払いもできるという風になるような具体的な配慮を実際にやってもらいたいと思っております。

○記者
 そうした結果についての調査についてはおやりにやるのでしょうか。

○知事
 今回、実際にチェックする際に、役所の帳簿だけではなく、納入された事業者の側に残っている帳簿をチェックし、逐一チェックした。そうしたところ、役所の側では前の年の3月に納入したことになっているけれど、事業者のほうでは4月に納入したことになっていたとか、そうしたことがわかったわけで、今後も、そうした突き合わせをしっかりやるようにしたい。また、抜き打ちといいますか、いくつか選んでチェックをするという風にして、あまり予告しないで、職員の緊張感を維持してチェックしていくことも、例えば考えられるのではないでしょうか。今回、確か帳簿を出してくださった事業者も300ぐらいになったのではないでしょうか。我々には捜査権がないですから、多分、他の県でそんなにきちんとやっているところはないのではないか、富山県というのは非常にまじめにやったのではないかと私は思っています。

○記者
 イタイイタイ病資料館について、富山市が先日、定例会見で運営費は負担しないということを表明しましたが、今後、県としては運営費の負担について今後協力を求めていくのか、それとも、もともと想定はしていなかったのか、お聞かせいただけますか。

○知事
 これは、協力を求めるということで、いろいろな考えがありますけれども、この問題については、県によっては、県立でやっているところもあれば、また、地域によっては市立の建物でやっているというところもある。
 また、イタイイタイ病の発生地は、合併以前でしたから、婦中町とかいくつかにまたがっていたわけですが、その後合併して、全部富山市さんの区域だけになったということもありますので、最終的にどうされるかは、富山市さんのお考えじゃないでしょうか。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム