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知事記者会見[平成22年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成22年4月28日(水)]

◆ 平成22年4月28日(水) 13時30分〜14時
◆ 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)第15回日ロ知事会議への参加等について
(2)「第11回とやま森の祭典」・新「県民参加の森づくりフェア」の開催について
(3)地産地消「とやまの旬」応援団 提案活動支援事業の募集について

※配付資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 今日は、3点お話ししたいと思います。
 1つ目は、この5月の連休を利用しまして、日ロ知事会議がモスクワでありますので、これに参加するということであります。日本側からは7人の知事が出まして、そのほかに東京都の副知事さんが行かれることになっております。
 内容的には、お手元資料にありますように、経済交流、観光振興等も含めてお話をします。また、環境問題等も話題になるのではないかと思います。
 そうした中で、私からは、昨年も東京で日ロ知事会議が開催されましたときに申し上げましたように、ロシアとの経済交流、特にシベリア鉄道を有効活用して、例えば日本で生産されて輸出する自動車の部品だとか、その他さまざまな物品・製品を、ウラジオストクを通して、シベリア鉄道を使ってモスクワやサンクトペテルブルグ、あるいはヨーロッパに運ぶというほうがスエズ運河経由よりは時間も短縮できますし、また、今後の努力によってはコスト面でももっとリーズナブルなものになると思います。こういうふうにしたほうが日ロ両国の国益にかなうと、お互いに経済交流、経済発展にも資することになるのではないかと、こういう提案をしていきたい。
 もう1点は、観光の振興でありまして、今の時点では、まだまだロシアの方は観光に行くといっても、中近東などへの方面が多くて、日本に観光に来る人はロシアの外国への旅行者の0.2%ぐらいだという数字もあります。しかし、考えによっては、これからますます伸びていく伸びしろがあるとも言えるわけですので、昨年、一昨年から物流だけじゃなくて、観光の面でも、ウラジオストクをはじめ沿海地方などにアプローチをしておりますが、この機会に、モスクワはもちろん、沿海地方を初めロシアの知事さん方に富山県の特色、魅力等のアピールをします。
 また、帰りにウラジオストクに立ち寄りまして、ウラジオストク港を視察したり、今度、富山県のビジネスサポートデスクというのをウラジオストクに設けることにしておりますけれども、これの開所式もやります。
 また、沿海地方の知事さん、あるいはそれに準ずる方とモスクワでお会いする、あるいは場合によってはウラジオストクでお会いします。それから、ウラジオストクにも日本の総領事もいますし、富山県関係の経済人も若干いらっしゃいますので、そういった方々とも交流をして、今後の沿海地方をはじめとするロシアとの経済交流、友好交流、あるいは環境問題での連携協力、こういったことにつなげていきたいと思っております。

 それから、2つ目は、「とやま森の祭典」と「県民参加の森づくりフェア」の開催でございます。お手元の資料にありますように、5月28日に射水市の太閤山ランドで開催することにしております。
「とやま森の祭典」としては11回目ですが、例年どおりの式典のほかに植樹・育樹活動もします。また、森とのふれあいフェスティバルとかをやります。今回は、特にふるさと文化の啓発ということで、射水市の水郷地帯のシンボルとなっているトネリコや、日本食文化の原点であるウメとか、また、ガマズミとかミツバツツジとか、そうした植物の中でもふるさと富山と縁の深いようなものについて植栽をしてPRする。また、里山林の再生についても、一般の参加者と一緒に進めていきたいと思います。
 それから、引き続いて、「県民参加の森づくりフェア」をやろうということにしておりまして、平成18年当時、それ以前にもいろいろタウンミーティング等でも議論をしまして、とやま水と緑の森づくり条例というのを平成18年に議会で可決してもらいまして、19年度からは森づくり税をいただいて、そして県民参加の森づくりというのを進めてきたわけですけれども、おかげさまで随分成果も上がってきました。
 これまでの森づくり活動の成果も踏まえて、これまで熱心にやっていただいた団体・企業に対して表彰を行ったり、また、表彰受賞者を激励したり、意見交換をするような森づくりトークというのをやったり、また、パネルなどを展示しまして、これまで県民参加でさまざまな森づくり事業をやっていますので、その取り組み状況のPRをするとか、また、森づくりサポートセンターの貸し出し用の機器の展示をしたりします。それから、学校のお子さん用に県産の天板ですとか、特別支援学校用の机とか椅子とか、こういったものを配布してご好評いただいておりますが、そうしたものも展示をする。また、県産材の積み木ですとか遊具の体験コーナーを設けたり、森の寺子屋の開催とか、また、ボランティア団体による事例発表とかといったようなことをやることにいたしております。

 それから、3番目は、富山の地産地消の関係で、「とやまの旬」応援団というものを立ち上げているわけですが、この「とやまの旬」応援団も、あまり役所主導型ではよくないということで、むしろ「とやまの旬」応援団に参加している皆さんが自発的に提案された事業を、生産者や住民の皆さんと連携しながら応援する、そして、県民総ぐるみの地産地消運動にしていきたいということです。
 見ていただきますと、例えば地域住民への地産地消に関するセミナーとか、あるいは関係者による県産の食材活用検討会、また、地元の生産者と連携した朝市の直売会とか、あるいは農作業の体験会とか、そういったような企画を出してもらいまして、これを1事業、適当なものを10万円を限度に補助するといったようなことをやろうとしています。これは、商工会議所連合会の犬島さんに審査委員長をやっていただいて、公平な審査を経た上で、県民の皆さん、関係者の皆さんの自発的な企画を応援しようと思います。
 1枚おめくりいただきますと、「とやまの旬」応援団の提案活動の募集を、5月6日からスタートして6月18日までやることにしております。記者クラブの皆さんにも、報道を通じてPRしていただくとありがたいと思っております。

 私からの説明は以上であります。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 3点お伺いします。

 まず、先日の自民党県連大会に知事も出席されましたが、その中で、参院選の富山選挙区に出馬される野上さんについて、ぜひ志を遂げて立派な栄冠をというご挨拶があったかと思いますが、富山選挙区では事務所開きなどもあったりすると思うのですが、どのような対応をお考えかということです。

 それと、政府のほうの事業仕分け第2弾というのをやっていますが、昨日、鉄道・運輸機構のほうの剰余金の話、1兆円余り、それを国庫に返納すべきという判定が出ました。国庫に返納した場合にその使い道ですけれども、新幹線を抱える富山県から見ると、それはどのように使うべきなのかという、そのお考えをお願いします。

 最後に、3点目ですけれども、観光圏の話ですが、石井知事は以前、見込みがあるというようなお話も確かにお聞きしたのですけれども、その手ごたえといいますか、状況を教えてください。

○知事
 まず、第1点目の今度の参議院選挙で特定の候補に対してどうする、今のお話は事務所開きに出るかどうかとかというようなお話だったかと思いますが、これはまだ選挙まで日もありますのであまり具体的に検討いたしておりませんけれども、いずれにしても、私は知事選挙に前回、一昨年の10月に出ましたときには、自民党だけではなくて、民主党の方にもご推薦を賜っておりますから、そうしたことも念頭に置いて、適切に対処したいと思っております。

 それから、事業仕分けの件ですが、鉄道・運輸機構についての議論がどうだったか、正直詳しく承知しておりませんけれども、鉄道・運輸機構がかなりの額の基金というか、資金を持っておられるということは私も承知しております。事業仕分けのその中身をよく承知していませんけれども、仮にご質問のような国庫に返納ということがあるのであれば、北陸新幹線についてのさまざまな課題、地方負担の軽減もあれば、並行在来線の経営という問題もあれば、建設促進の問題もあるわけですけれども、そういったことを念頭に置いて、できるだけ、今言ったような問題に有効に活用していただきたいものだと思います。けれども、この点については今後、もう少し中身をよく見たうえで、いろいろ意見があるかもしれませんが、そうしたことも踏まえながら、国に対してまた必要な働きかけもしていきたいなと思います。

 それから、3点目の観光圏については、私が得ております情報では、今日、何か発表が夕方までにあると聞いております。私は前にも確かお尋ねがありましたときにしましたが、越中・飛騨広域観光圏とか、あるいは、にいかわ観光圏を、新潟の糸魚川とか白馬村とかといったようなところに拡大していくといったようなことについては、直接、観光庁長官にもお会いしたり、関係の皆さんにも働きかけをしてまいりましたので、かなりいい感触をいただいているつもりですので、できれば前向きの、期待した答えが出てくることを念願しているといいますか、何とかなるのではなかろうかと思っております。

○記者
 先般、国が発表された高速道路の新料金制度は、地域によっては机上の議論的だということを指摘される知事さんもおられるようですけれども、特に地域経済への影響について、知事自身はどう見ておられるのかという、一つお伺いします。

○知事
 今の政権というか、特に民主党のマニフェストには、高速道路を無料化していくというような趣旨のことが確か書いてあったと思いますので、今回の高速料金の国交省の提案というか、今の案というのは、元のマニフェストから見ると、整合性をどう説明するのかという課題があるのではないかと思っております。
 ただ、同時に、今の政権なり与党の中で、高速道路も例えば新たな路線をもっと進めるべきだとか、4車線化を進めたらどうかといったような、建設促進のほうにもっと財源を使うべきだという有力なご意見もあったのも事実でありまして、そういった政府・与党の中のいろんな議論の中でああいう案が出てきたのかなと思っておりまして、いろいろ政府・与党の議論があるようですから、その様子を見守っていきたい。
 いずれにしても、国民・県民の皆さんから見ると、料金が下がる、本当に無料になるかどうかを別にして、下がる方向かなと思っていたのが、少し意外だなという印象はあるのではないでしょうか。そういうことを含めて、いろんなことをお考えの上でああいう提案があるのだと思いますが、よく政府・与党で議論していただきたいし、また、国会で十分論議をしてもらったらと思います。

○記者
 今日の資料の中にあります日ロ知事会議に絡んでのことですけれども、先般、ウラジオストク経由の定期便の「ルーシー号」というのがあります。ちょっとまだ裏取りは不確かだと思われるのですけれども、そちらが売却されたというような話もありまして、ウラジオストク経由の貿易というのがちょっと先細りになるのではないかという危機感もあるかと思うのですけれども、今回のこの知事会議を通じて、どういった形でてこ入れを考えているのでしょうか。

○知事
 「ルーシー号」が売却されたかどうかというのは、私どもも事務的な照会はしているわけですが、まだ正式に、最終的にこうなったというふうにはまだ報告を得ておりません。いずれにしても、そういうことが取りざたされるというのは、ロシアの関税政策などによりまして、例えば中古車を輸出、ロシアに非常に大量に輸出していたわけですけれども、これがロシアの中央政府の方針で、昨年の1月に約5倍に引き上げ(※経過年数5年超の場合、1CCあたり0.45〜1ユーロを、2.5〜5.8ユーロに引上げ)、また、10月には関税の引き上げ措置期間が延長されました。この措置は、本県の中古車貿易において大変な打撃で、それを受けて実際に中古車の輸出量も減っていますし、そのことによって経営に打撃を受けた企業も少なくないと思います。
 ですから、昨年の日ロ知事意見交換会でもお話をしたわけですが、ほかの知事さん方は観光のお話をされたところが多かったと思いますが、私は観光だけではなくて、やっぱりロシアのような大国が、ましてWTOに加入したいという申請もされている歴史のある立派な国でいらっしゃるので、こういう世界同時不況のさなかでもありましたし、むしろやっぱり、なるべく自由な貿易をグローバルに進めていく時代に、大国であるロシアがそういう関税政策をおとりになるのはいかがなものか。これは知事さん方で決める話じゃないかもしれないけれども、日本側としてはそういう問題意識を持っているので、ぜひ中央政府にもお取り次ぎいただいて、議論していただきたいというようなこともお話ししたわけです。
 また、そのことについては、経済産業省や外務省当局にも私から話をして、現に外務省の次官クラス、局長クラスでも、ロシアといろんな事項を協議する際に課題の一つとして議論していただいておりますし、確か前政権時代、麻生総理はあのとき、プーチンさんにお話しされたときに、そういうこともたしか話題にしていただいたように聞いています。ただ、残念ながらまだ解決しませんので、今度のモスクワでもそういうことは改めて問題提起をして、意見交換といいますか、議論をしたいなと思っております。
 なかなか、急にわかったといってすぐ下がるかどうかわかりませんけれども、聞くところによると、例えば新車については少し関税上げた、さらに上げるのなら上げようとか、見直ししようかとかというような議論もされたりしているようでありますので、これからもですね、やっぱり大きな世界貿易のあり方としては、なるべく閉鎖的な経済になるのではなくて、自由貿易を進めていくというのが人類共通の課題だと思いますので、そういう方向でこれからも意見を述べさせていただく。また、これは国政レベルの話ですので、関係省庁や、場合によっては閣僚、政務三役等にもお話をして、進めていく問題だと思っております。

○記者
 先ほどの「ルーシー号」の話ですけれども、もし仮にという話ですけれども、報道が事実であって、売却されるということが確認された場合、県としてどう対応する予定でしょうか。お考えがありましたらお願いします。

○知事
 それは仮定の議論になりますが、まず一つは、私が承知している範囲で、今まで「ルーシー号」はここ数カ月ですか、休止状態にあって、ドック入りしていたと聞いています。その間、貨物はどうかというと、「ルーシー号」が従来運んでいた貨物は、ほかの貨物船がそれを運ぶ役割を現に果たしていたと聞いていますので、あんまり仮定の議論にお答えするのもどうかと思いますが、頭の体操的に申し上げれば、「ルーシー号」が仮にどこかに売却されたとしても、まず貨物について何かすぐ支障が出るという話ではないのではないかと思っております。
 ただ、貨客船でお客も運んでいましたので、ビジネス客とか一部ビジネスのついでに観光するような方も含めてですが、そちらは今は代わりの機能を果たしている船は、現時点ではないはずですから、もちろんこれはあくまで民間のビジネスとして運航されている船でありますから、急に富山県がこうしてほしいと言ったらそうなるとか、そういうものではありませんけれども、関係の民間の企業、日本側の企業などもはじめとして、ぜひ何か代わりの手段が確保できないものかといったことについては当然問題提起をして、それぞれのお立場でのご尽力をお願いするといったことになろうかと思います。ただ、同時に、一方でそういうちゃんとしたお客がいなければ運航できないわけですから、卵と鶏の関係ですけれども、そういう意味では、できるだけ富山県の観光の魅力というのも引き続きロシアにもアピールをする、こういうことが大切です。
 そこで、今度、22年度予算にも計上しましたが、ウラジオストクに富山県の観光等をPRする屋外広告物を今回初めてやるとか、あるいはビジネスの面ではさっき申し上げたビジネスサポートデスクというものを開所するとか、それから、一昨年から、観光とか物流の面で説明会やったり、あるいは向こうの旅行代理店の人を富山県にお招きをして、現地を見て楽しんでもらったり、いろんな努力を積み重ねてきましたが、これからも充実していきたいと思っております。

○記者
 知事さんとか全国の市長さんから新政党とかが成立という流れもあるようですけれども、そういうのを結成する、あるいは参加するというのが増えてきているように思いますが、それを知事はどう評価されておられるのかということ、あるいはそういう自身が新たに立ち上げられるとか、そういったものに参加される、そういうお考えがもしあれば教えてもらいたいです。

○知事
 自治体の首長に当たる方がグループを作って新しい政党をおつくりになるといったことはもちろん新聞報道その他を通じて承知はしておりますけれども、いろんな方がですね、首長に限らず、日本の中央政治のあり方に危機感とか問題意識を持って、もっといい日本にしたいということで志を持って行動されることは、それはそれで意義のあることだと思いますけれども、私自身についていえば、富山県政を何とかもっと充実したものにして、富山県の発展、県民の皆さんの幸せのために頑張ろうということで日々過ごしておりますので、なかなかそういうところに私が参加しようというような気持ちは今のところございません。

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