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知事記者会見[平成22年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成22年8月23日(月)]

◆ 平成22年8月23日(月)午後1時33分〜2時10分
◆ 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)平城遷都1300年祭における富山県出展イベント「越中万葉歌めぐり」について
(2)米寿のつどいの開催について
(3)平成22年度富山県総合防災訓練の実施について
(4)第1回富山・バーゼル医薬品研究開発シンポジウムの開催について

※配付資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 それでは、記者発表させていただきます。
 1つ目は、平城遷都1300年祭における富山県からの出展イベントについてご説明したいと思います。
 お手元の資料をごらんいただきますと、「越中万葉歌めぐり」ということで、平城遷都1300年祭富山県実行委員会ということで、私ども富山県と高岡市、氷見市、射水市の3市と連携してやることにしております。8月29日から31日までの3日間ということであります。場所は、平城宮跡会場の交流ホールということであります。
 内容は、ここにあるような大型パネルを5枚並べて配置して、大伴家持が富山県、また、高岡市、射水市、氷見市で詠んだ歌を、それぞれご覧になる方々の関心を引くような形で展示したいと思っております。これは、富山県全体の越中万葉の代表的なものでありまして、大伴家持が越中に赴任したときに詠んだ歌で、国守としてのいろんな仕事についての折々に詠んだ歌、お正月などに詠んだ歌、5年間在任でしたが、帰郷するときに詠んだ歌などを展示するということであります。
 あわせまして、「越中万葉歌碑まっぷ」というものを配布します。こういうふうに県全体の万葉集の歌碑をマップにしたというのは、全国で初めてだと思うのですが、大伴家持が歌った代表的な歌の歌碑が県内で120か所ありまして、橋の欄干なんかに歌を書いたものまで入れておりますが、こうしたものがどこにあるか、また、代表的な歌の由来の説明などが表裏に書いてあります。これは、富山県にいらっしゃったならば、越中万葉を富山県の独特の風景とともに楽しめますよということで、観光振興にもつなげようと思っているわけであります。
 また、会場では、来場の方が万葉の衣装を着て、そして写真撮影ができるコーナーを設けるとか、また、スタッフのほうも万葉の衣装を着用しまして、富山県の特産品を紹介、販売するといったようなこともやろうと思っております。また、大伴家持が赴任した越中国庁跡碑の原寸大の模型を入り口正面に設けまして、越中万葉の存在感もアピールしたいということであります。
 あわせて、これの皮切りの日、8月29日は日曜日でありますので、この日、富山県からも参加し、また、地元の奈良県知事さんにもご参加いただいて、高岡で(行われている「万葉集全20巻朗唱の会」が)昨年が20周年だったと思いますが、富山県でそういう試みをやっているということを全国にアピールするのに、私と荒井奈良県知事さん、また、高岡、氷見、射水の3市の市長さん、また、奈良市長さん、それから高岡市中心に熱心に朗唱の会を今までやってこられた方々、あるいは関西ご在住の方でぜひ参加したいといったような方々で、朗唱の会もやるというふうにしております。
 また、29日の午後からは、「全国ゆかりの地ネットワーク地域フォーラム」というのを、奈良県が主催でおやりになりますので、ちょうど万葉集ゆかりの地ということで、ぜひ私に来賓としてあいさつしてほしいということですので、オープニングに出席させていただいて、平城遷都1300年祭をお祝いするとともに、富山県の越中万葉などの取り組みも大いにアピールをして、全国の皆さんに関心を持ってもらう。また、今でもいろんな方が高岡の万葉朗唱の会に参加されていますけれども、もっと大きな広がり、輪になるように、また、これを機会に富山県自身が、もともといろんな観光資源がある県ですから、もっと多くの方に来ていただけるように努力したいと思います。
 また、これにあわせて、奈良県知事さんと知事懇談会を開催いたしまして、万葉集を中心に文化の交流を進める。また、スポーツ分野の交流を進める。また、これは、むしろ荒井知事さんのほうからのご要望ですが、地方税財政について、あるいは産業・雇用政策、環境保全、こういったようなことも、お互い腹蔵なく意見交換をして、これからまた中央政府にも政策提言していく。また、これをきっかけに、両県が末長く交流を深めるというふうにしたいと思っております。

 それから、次が、「米寿のつどい」の開催ということでありますけれども、これは9月6日から10日にかけまして、県内4会場で、ことし88歳になられます高齢者の方々のご長寿をお祝いする集いを行うもので、敬老の気持ちもあらわしたいということでございます。
 資料をごらんいただきますと、各会場には、樋口恵子さんとか山根基世さんとか高原兄さんとか、いろんな方々に出演していただいて、講演や歌謡やトークショーを楽しんでいただき、また、老人クラブの会員の皆さん大変お元気で、踊りなども達者な方が多いですから、そういった方々のアトラクションとかということで、ご高齢の方がますますお元気でお過ごしいただけるような会にしたいなと思っております。
 今のところ米寿、22年度中に88歳になる方というのは4,800人ぐらいの方々ですが、そのうち、今のところ743人の方がぜひ出席したいということでありまして、大変ありがたいと思いますし、また、ご家族の同伴の方とか、また、老人クラブの関係者なども入れますと、4会場で約2,900人の方が今のところご参加になるということでございますので、市町村のご協力もいただいて送迎バスを用意し、楽しい会になるように進めていきたいと思っております。
 これは当初予算のときにも発表しましたが、こうしたこととあわせて、在宅医療支援センターの支援をするとか、訪問看護ネットワークの整備を進め、本当の意味での長寿社会、元気なご高齢の方がますます元気で過ごされるようにしたいと思います。

 3点目は、平成22年度富山県総合防災訓練の実施について、9月4日に滑川市、舟橋村、上市町、立山町の17会場で開催をするというふうにいたしております。
 主な被害想定は、ここに書いてありますように、魚津断層帯を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生したとか、あるいは土石流を想定した訓練とか、孤立集落対策とかといったようなことを基本にしているわけです。
 今回の防災訓練の主な特色というところを見ていただきますと、今回の訓練では、県内でその地域で過去に起こった災害、あるいは近年、富山県の内外で発生している災害、こうしたものを念頭に置いた訓練をします。アンダーラインが引いてありますが、県や国による対応や、TEC−FORCE(テック−フォース)、これは国土交通省の緊急災害対策派遣隊のことですけれども、出動要請とか、あるいはこれまでも水防訓練だとか浸水訓練、土砂災害警戒情報による避難とか、いろんなことをやっているのですが、今回、新たに土石流発生した場合の災害からの救出訓練なども行うことにしております。
 また、2枚目を見ていただいて、大規模地震を想定した合同訓練ということで、ここでもJアラート(全国瞬時警報システム)による緊急地震速報の伝達とか、また、災害救助犬をヘリコプターで輸送する訓練をするとか、また、消雪装置用の地下水を活用して飲料水、あるいは消防水、生活用水を確保するとか、さまざまな新しい試みもやらせていただこうということにしております。
 参加機関は約90機関ということでありまして、参加人員は3,200人ぐらいを想定しております。昨年が2,900人、一昨年が2,500人ですから、従来以上に大規模・広域の形で、また、実践的な訓練をして、いざというときに役立つものにしたいと、こういうふうに思っております。

 もう1点、スイスのバーゼルとの第1回富山・バーゼル医薬品研究開発シンポジウムというものを10月12日から3日間開催することにしております。場所は、富山国際会議場でございます。主催は、ここに書いてあるような関係者(富山県、(社)富山県薬業連合会、富山県医薬品工業協会、富山大学、ほくりく健康創造クラスター)でやることにしております。
 いきさつは、昨年10月に私を団長としまして、医薬品業界の皆さんとスイス・バーゼルに友好交流の訪問したわけですが、その際に、バーゼル・シュタット州、また、バーゼル・ランドシャフト州の両方の州知事さんと、それぞれ医薬品分野や文化の交流といったことの国際協定を締結したということでありまして、それを受けて、第1回目のこの医薬品の研究開発シンポジウムを行うということであります。
 当初予算のころに想定しておりましたよりも、スイスのバーゼル地域の皆さんの反応ももちろんいいですし、聞きつけて国内各地から、また、ほかの国からも、この際ぜひ参加したいという方が増えまして、当初の想定よりはかなり大きなシンポジウムになりました。
 基調講演、特別講演、一般講演とありますけれども、内容はごらんいただきたいと思いますが、特に3枚目を見ていただくと、フリッツ・メルヒャーさんというのはマックス・プランク感染症・生物学研究所、これは世界的に有名な生物学研究所ですけれども、ここの教授に来ていただきます。また、国内からも、日本の岸本先生、岡田先生、それぞれの分野で第一人者という方に来ていただくことになっておりますし、一般講演でも、見ていただければおわかりのように、多彩なお顔ぶれで参加をしていただける。もちろん県内企業にも、県内の医薬品業界こぞって参加していただきますし、また、県外からも協和発酵キリンさんが参加されるということになっております。
 あとは、基調講演なり特別講演をする方のプロフィールがついておりますので、ごらんいただきたいと思います。
 なお、この医薬品研究開発シンポジウムに先立ちまして、9月25日に富山県とバーゼル両市の友好交流記念のコンサートを、バーゼル音楽院という世界的にも著名な音楽院がスイス・バーゼル地域にありますが、これが開催されます。これは、若手音楽家育成アヤメ基金というのがございまして、ここが主催で、薬業連合会やいくつかの会社が支援をして、協賛をしてやると、こういうことでございます。
 以上で私からの説明は終わらせていただきます。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 万葉の関係でお伺いいたします。
 29日に奈良県知事さんと懇談会の予定にもなっていますが、県内の場合、高岡市さんが万葉歴史館をつくるなど普及に取り組んでいるわけですけれども、なかなか広がりに欠けるというか、県内全般には万葉ということは浸透していないような感じもあります。県として、万葉ということについてどのような取り組みをしていくのか、お伺いしたいと思います。

○知事
 お話のように、富山県は万葉ゆかりの地なのでありますが、これまで、特に市町村でいうと、高岡市さんが万葉歴史館をみずからお建てになり、万葉かるたなど、高岡市さんを中心に大変熱心にやってらっしゃる反面、他の地域に、必ずしも幅広く浸透していないという面も確かにあると思います。
 そこで、ここ一、二年前から、ふるさとの歴史や文化をもっと学んで、そして誇りを持ち、愛着を持って、国の内外にアピールし、説明できるようにしていこうじゃないかという運動をやっているわけですが、こうした幅広い意味のふるさと教育の一環として、越中万葉についてももっと多くの県民の皆さんに理解、関心を深めてもらうように、また、いろんなことで参加してもらうようにしたいと思っております。
 そういう面で、例えば「ふるさと文学館」(仮称)も今準備しているわけですけれども、その文学館の取り上げるテーマの重要な柱の一つを、大伴家持を中心とする越中万葉に置きたいなと思っておりますし、また、先ほどご覧いただいた「越中万葉歌碑まっぷ」も、今度、平城宮跡会場等でもお配りはしますけれども、あわせて、県内の市町村や博物館、美術館、図書館等に常備して、関心のある方々に見ていただく。また、県のホームページで紹介しまして、気軽にダウンロードして、休日に、そんなに身近なところにそういう歌碑があったかということで見ていただけるような工夫をします。
 また、県で元気とやまウォークラリーとか県民歩こう運動とか、県が主催のものだけでも年に6回もやっておりますので、そういう際に、できるだけこの万葉の歌碑をめぐるようなコース設定もいたしまして、マップを片手に万葉、健康づくりを進めると同時に、越中万葉にも親しんでもらえるような工夫をしたいなと思っております。
 また、平成24年度、ちょうど「ふるさと文学館」が竣工、オープンするときでもあるのですが、全国高等学校総合文化祭というものも富山県で開かれますので、そうした際に、全国から訪れる高校生の皆さんに、本県の歴史や文化、自然、そういうもののよさに触れてもらいたいと思っているのですが、越中万葉についても重要なその中の柱としてアピールをしていきたいなというふうに思っております。
 これからまた、既に始めていますけれども、富山大学でも万葉の講座ができたりしていますし、また、県としても引き続き、越中万葉関係の生涯学習的な機会をもっと増やすとか、いろんな形でこの万葉集、特に大伴家持を中心とする越中万葉について、もっともっと県民の皆さんに認識を深めていただく。また、学んでいただくとすごく奥行きの深い分野でありますので、もともと富山県の人は割にまじめで、勉強好きの方が多いですから、また楽しみながら学んでいただくということは、生涯学習県でもある富山県として大変有意義な施策になるのではないかと思っております。

○記者
 県内に3つある地域職業訓練センターの移管についてですけれども、これからの県としての関与についてお伺いします。

○知事
 まず、本当は責任を持ってこれからも国が引き受けてやってもらいたいのですけれども、一方で地方分権ということもありますので、地方にやってほしいということであれば、資産の無償譲渡ということは当然ではないかと思いますが、できれば、今まで地域職業訓練施設については、市町村それぞれの所在の市が中心になってやってきているので、そうした市がお困りにならないように、財政的な面でも支援してもらいたいということであります。
 今後、最終的な中央政府の対応について、こちらとしてはそういうお願いをしたり、働きかけをしたりしているわけですけれども、先般の中部圏知事会議でもそういう議論になりましたし、今後、市町村とも連携してそういう努力をすると同時に、今、雇用情勢が厳しい時代ですから、今までの地域職業訓練施設が担ってきた機能が損なわれるということが起こらないように、関係市とよく相談していきたいというふうに思っております。

○記者
 2つお伺いしたいのですが、日本海側の拠点港の件ですけれども、明日、伏木港とウラジオストクの定期便が復活するということもありますけれども、拠点港の選定においては新潟県のほうとも、アピール合戦というか、選定に向けて非常に激しい争いということもあるのかなと思うのですが、改めて県として伏木富山港の重要性をどうアピールしていくかということが1点です。
 10月の羽田空港の国際化で、これに関して、県として今後、富山空港の国内線、国際線への対応等、どう戦略を描いていかれるのかということ、2つ改めてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

○知事
 伏木富山港については、最近は、おかげさまで状況が随分よくなっているわけで、ことし5月にウラジオストクでロシア極東海運の首脳の皆さんと懇談し、早速成果があって、この7月から国際定期コンテナ・貨客船で伏木富山港がラストポート化されるということになったのはご存じのとおりであります。また、そのことによって、今まで他の港から、例えば名古屋港から出していたものを、伏木富山港から出すことにしようかとか、いろんな動きが出ていまして、大変うれしいことであります。
 また今、お話のように、今度、定期貨客船が、この間の努力のかいもあって、もちろんこれは伏木海陸運送さんであるとか民間のご努力もあるのですが、復活すると、月2便ですが、大変うれしいことであります。こうしたことも路線が復活するというだけでなく、長続きして、さらに充実していくということでなくてはいけませんから、官民連携しまして、いろんな貨物もさることながら、人的交流も深まるような努力をしていきたい。ロシア方面からもそれに乗って多くの人がいらっしゃったときに、富山県は大変食べ物や物産も魅力的なものが多いですから、ぜひそうした点で富山県に対する関心等ももっと持ってもらわなくてはいけない。
 それから、拠点港については、今までの航路の数、東南アジア航路の開設を土台、基礎にしてアピールしながら、伏木富山港のよさというものを中央政府にも理解してもらうようにしていきたい。
 他の港の話が出ましたが、そこと争うとか、そういうことではなくて、それぞれどこの県でも我が港をもっとよくしたいと思われるのは当然でありまして、そうした中で、今申し上げたように、伏木富山港はだんだん実力が認められて、それにふさわしい路線の拡大とか増便とか、あるいは一旦廃止された貨客船の復活ということがあります。本格的に来る環日本海時代の到来というものを踏まえて、できるだけ、例えば一遍にはできませんが、シーアンドレールといったような考え方で、港の利便性を高めていきたい。既に2バース2クレーン体制に向けて取り組んでいるわけですけれども、東海北陸自動車道、能越自動車道をはじめ県内各地の道路との連結の問題も含めてやっていきたい。
 また、少し時間がかかりますが、4年後には新幹線も開業するということになりますと、例えば貨客船で来るお客さんも、県内だけではなくて、新幹線を使ってまたいろんなところに行けるというメリット、また、東海北陸自動車道を通って名古屋方面とも近くなるとかといったこともあります。
 同時に、さっき申し上げたようなことで好循環になりつつありますから、富山県内の工場、事業所の荷物だけではなくて、近隣の県からも伏木富山港を活用していただく。また、他の港、日本海側だけでも随分たくさん港があるのですが、どこもここも国際コンテナ貨物の航路になるというのは無理ですから、よその港からも一旦伏木富山港に来てもらって、ここで積みかえて持っていくとか、そういう点を努力したい。
 中央政府の中には、例えば日本海トランジットといいますか、釜山トランジットといいますか、日本海側の港のものは大体、韓国の釜山で積みかえられるというケースが多いので、どうもそれだとますます例えば釜山のステータスが上がって、太平洋側の神戸港や名古屋港の存在感が小さくなるという懸念も持たれる方があるようです。ご承知のように、富山県の場合は、もちろん釜山でトランジットするというものもありますけれども、直接、大連や上海あるいは最近ではバンコク、こういったところまで行く。また、ロシアとの関係では、現状でいうと、ロシアに月2便定期コンテナ航路を持っている港というのは全国で4つしかなくて、それは横浜港、名古屋港、神戸港、あと我が伏木富山港だけです。同時に、伏木富山港の特色は、輸入と輸出のバランスがすごくとれている。港によっては、扱う量は確かに大きいけれども、輸入のほうにすごくシフトしていて、輸出するものは余りないとか、いろんなケースがあるわけで、いろんな点でこの伏木富山港の立地、機能のよさというものを中央政府にアピールして、ぜひ拠点港として選んでいただきたいものです。
 もともと前原大臣に、いわゆるスーパー中枢港湾だけだということになると、結局、太平洋側の港だけ指定することになるので、ぜひ日本海側の港にも、環日本海時代、日本海物流が多くなっている時代ですから、そういうところに光を当ててほしいと直接訴えたのはこの私でありますので、そういう気持ちで、大臣も応えていただいて、日本海側にもそういう拠点港をつくろうということでやっていただくわけですから、何とかそれに乗せてもらえるように最大限努力をしていきたいと思っております。

 あと、空港についてもいろいろありますけれども、ともかく中国を初め東アジアが大いに発展する時期ですから、羽田空港も国際化される。これは、富山空港のような地方空港から見ると、いい面と少し懸念される面とがあります。例えば、富山空港に4つの国際定期便がありますけれども、同じ地域に羽田から行く便がふえれば、何となく競合するという考え方もあるかもしれませんが、よく考えてみると、地方空港どこの空港でもそうですが、なかなかデイリー(毎日)というわけにはいかないので、週に数便というケースが多いので、例えば行きは富山から直行便で行くけれども、帰りは仕事の都合で羽田経由で帰ってくることができる。それから羽田で帰ってくる場合も、羽田から富山までは飛行機を利用されることになるでしょうから、そういうふうに考えると、必ずしも羽田が国際空港化するというのは、地方にとって、富山空港にとってマイナスばかりでもない、むしろプラスの面もある。また、将来、新幹線が開業した際の富山空港の羽田−富山便ということを考えると、羽田から国内路線も国際路線もいろいろなところに行く便があるというのは、新幹線開業後も富山・羽田便が一定の競争力を持ちえる可能性もあるわけで、いろんな物事を余りマイナスのところだけ見ないで、幅広い観点から、これをむしろ前向きにできるだけとらえて努力をしたいと思っております。

○記者
 来年度の子ども手当ですが、厚生労働省のほうは予算要求で地方負担を要望するというような動きになっていると聞いていますけれども、富山県として子ども手当の負担増で、どのようにこの後具体的にやっていくかというところをお聞かせください。

○知事
 今、厚労省が具体的にどういう動きかというのは、詳しくは承知しておりませんけれども、当然いろんな議論はされているのだと思いますが、私としてはというか、全国知事会全体がそうだと思いますが、もともと地方負担はないのだと、ゼロだということで、マニフェストでも当然それを前提にした議論、説明がなされておりましたし、また、鳩山内閣になっても再三、当時の鳩山総理はそう言われた。
 昨年末に、結局、一部前の児童手当の部分が残るような感じになったが、しかし、その際に、長妻大臣ご自身が、これはもう今年限りで、来年はちゃんと地方負担がないようにしたいと、おっしゃっていたはずだと思いますし、私は、新政権、今度、菅内閣になりましたけれども、政治というのは、「信なくして国 立たず」という言葉もあるくらいですから、そうした経過を踏まえ、地方の不信を招くことがないように適切に対処してもらいたいと思っております。

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