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知事記者会見[平成22年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成22年9月6日(月)]

◆ 平成22年9月6日(月)午後3時00分〜3時50分
◆ 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)平成22年度9月補正予算(案)
(2)国際砂防フォーラム2010の開催について
(3)「富山県ものづくり総合見本市」の開催結果【速報値】等について

※配付資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

※質疑応答の状況は後日掲載しますので、しばらくお待ちください。

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 第1点目は、9月補正予算の発表でございます。
 お手元資料を見ていただきたいと思いますが、今度の補正額は93億3,000万円余りでございます。公共事業等の補助金等もありますけれども、一般財源でいうと14億6,100万円、補正後の総額ですと5,668億円ということになっております。

 1枚おめくりいただきまして、やや細かいのですけれども、8つの柱を立てております。
 1つ目の柱は、「中小企業・雇用対策」でありまして、一昨年の秋以降の世界同時不況にしっかり対応する、特に中小企業の倒産を防ぐことによって雇用を守るということをやってきたわけで、相当回復してきたと思うのですが、依然として一部の業種・企業等で厳しいところもありますので、今回、借換資金である緊急経営改善資金の融資枠を100億円増やすことにしております。4倍協調ですから、県の予算額としては25億円になるわけです。
 それから、緊急雇用創出基金事業の追加ということでありまして、県事業、市町村事業とございますが、合わせて3億9,800万円ほど組むことにしております。昨年度は約2,600人という目標で、実際は3,100人余り確保しました。平成22年度は3,700人の雇用を確保すると言っていたのですが、今回は3,700人の目標をさらに積み増しをしまして4,000人にします。まだまだ雇用環境は、特に来年卒業予定の新規採用の方については、今年の新規採用の方以上に厳しいという情報が流れておりますので強化をしました。この中にあります県内企業人材養成モデル開発事業についてですが、1年間訓練をして、訓練期間中の人件費に当たるものは雇用創出基金で交付して、1年経ったら正規の職員に採用していただくものです。これを昨年、厚生労働省といろいろ交渉して富山県独自の取り組みとしてやらせていただいたのですが、大変効果があるということで、国もその趣旨を生かして訓練付き雇用というのを打ち出しています。その分は別途160人、県としても当初予算に組んでおりますが、それとは別に、昨年好評だったこの人材養成モデル開発事業をさらに充実強化してやります。昨年は18社で31人を確保したのですが、今年は追加予算で31人というのを35人にして、国の訓練付き雇用とは別にさらに上乗せしてやることにしております。

 それから、2つ目の柱が「社会基盤、生活基盤の整備」ということで、主要県単独建設事業については30億7,000万円です。大変厳しい財政事情ですけれども、社会資本整備ということも県民生活の安全性・利便性という面では大切ですので、道路橋りょうとか、河川海岸とか、砂防、治山森林の整備費となっています。道路のほかはどちらかというと安全に関わるものが多いですけれども、道路についても交通安全とか、防災上もやらなければいけないというもの、交通安全対策上の見地からやるようなものもあります。
 そのほかに、公共事業の追加として15億3,400万円、道路あるいは治山、林道というものを上げております。

 3つ目の柱が「地域・産業の活性化」ということでありまして、今、伏木富山港をなんとか日本海側の拠点港に選定してほしいということで手を挙げる準備をしているわけです。これは経過から言うと、昨年の秋、前原国土交通大臣にお会いしたときに、港湾も選択と集中だということを非常におっしゃるものですから、それは財政が厳しい中での一つの考え方なのだけれども、それだけだと結局は太平洋側のスーパー中枢港湾を中心とした選定になって、全く日本海側に光が当たらないという結果になるのは目に見えている。しかし、今、中国を初め環日本海諸国との交流によって日本海物流がどんどん伸びているのだから、新政権は新しい考え方で、日本海側の拠点港を2つか3つくらい選んでもらって、ぜひ光を当ててほしい、こう言って、それを受けた形でその後の全国知事会で発表していただきましたので、これはぜひ伏木富山港を選定してもらいたいものだと思っておりまして、そのための取り組み経費を計上するものであります。
 それから、その下の新幹線駅周辺活性化検討事業というのは、富山駅では連続立体化事業も既にやっておりますし、新黒部駅(仮称)、新高岡駅(仮称)も含めて、駅舎もできるだけ県民の方だけではなくて、首都圏や関西圏から来た人にも非常に高い評価をしてもらえるようなデザインとか、駅前広場あるいは二次交通との結節の利便性を高めるといったようなことをお願いしているのですが、それだけではなくて、新幹線駅周辺の公的なもの、また民間のビル、その他の進出等もできるだけ秩序立った形で、また内容も充実したものにしていただく必要があると思いますので、県としてもそういったことに取り組みたいということで予算を計上しております。
 それから、医薬品産業については、非常に成果が上がっているわけですが、さらに海外交流を促進していくということで、この10月にスイス・バーゼル等から来てもらって実施するシンポジウムも予定よりも希望者が増えてきましたので、若干予算を追加する。また、薬業連合会がベトナムを訪問したいということでありますので、県職員も同行してさらに医薬品産業の発展を図るということで予算をつけております。
 それから、農林水産物も、これまでは県の農業関係者の方は、幸か不幸か、大体国内である程度、県内も含めて消費がそれなりにあるものですから、海外への輸出ということについてはやや慎重な面もありましたが、今回、上海、ウラジオストクに県産リンゴ等を試験的に輸出して、上海なり、ウラジオストク、あるいは中国、ロシアの流通の経路や実態というものもこの際調査をするということにしております。
 それから、ちょっと話題になりましたとやまの木で家づくりモデル事業、大変人気が出ましたので、これをどうするかということですけれども、せっかくご要望もあることでありますので、助成の仕方については少し見直しをしましたけれども、おおむね公募に応じていただいた方については対象となるように1,700万円を追加計上することにしました。
 そのほか木材加工流通施設や、伝統的工芸品については後継者がなかなか育ちにくいという問題もありますので、「販路開拓マイスター」を配置して、朝日のデザイン和紙、高岡銅器、こういったところにそういう「販売開拓マイスター」を置くということでやっていきたいと思います。
 また、松川べり水辺のまちづくり事業ですが、これはここ数年、いろいろなご提言も水辺の魅力を生かすということでやってきているのですけれども、近くにふるさと文学館(仮称)もでき上がることでありますから、連携して松川べりの水の魅力というものを生かしたまちづくりをやっていきたい。富岩運河についてもそういう趣旨でありまして、子ども連れの方、お年寄りの方などが休憩できるような「あずまや」を整備するとかいったようなことをやることにしております。ここはかねてから桜などいろいろなものを植えてどんどん進めております。

 それから、4つ目の柱は「観光振興・交流人口」の拡大で、まず、岐阜県と連携して有楽町で観光物産展をやります。これは来月10月下旬ごろを予定しております。
 それから、この5月に広東省に上海の後、出向きまして、向こうの黄華華という省長さんと国際観光交流協力協定というのを結んでまいったのですけれども、それを生かして、早速広東省のほうから省を代表して政府関係者が視察団を組んでいらっしゃるということでありますので、観光視察団の受け入れと観光商談会をやるということにいたしております。
 また、観光カレッジ設置の調査・検討とありますけれども、あと4年ないし4年半後に金沢まで北陸新幹線が開業しますと、従来よりも相当に観光客、ビジネス客等もいらっしゃるのではないかと思いますが、それをボランティア等で観光ガイドを買って出ていただく人がたくさん今でもいらっしゃるのですが、ニーズもありますので、せっかく説明するなら、なるべく洗練度の高い説明の仕方も必要ではないかということで、養成講座等をやってみたらどうか、そういう検討を進めるということにしております。
 それから、「富山で合宿!」誘致事業というのも、1時間くらいで枠を超えてしまったということが話題になりましたが、今回いろいろ精査しまして、結論的には最終的にぜひ富山県で合宿したいという14団体の皆さんについて追加で措置をするということでございます。
 それから、映画については、かねて「劔岳 点の記」とか「ほしのふるまち」とか、浅野総一郎の映画とかいろいろやっているわけですけれども、いわゆるフィルムコミッションというので、映画の誘致体制の整備をきちんとし、看板を掲げたほうがいいのではないかという声もありますので、この際、なるべく前向きに具体的に検討するということで検討委員会等もつくってやることにしております。これは県内では既に高岡市、南砺市でつくっていらして、たしか富山市でもご検討されているということですが、全国を見渡しますと県で自らつくって、市町村でもつくって、両方で連携しながら頑張っている、そういう県が比較的多いように思います。富山県はこれまで余り無理して看板を掲げなくても、実質やっていればいいというスタンスでもあったのですが、この際はっきりさせたほうがいいかなということで体制整備を図ることにしたい、その方向で検討したいと思います。それから、「ほしのふるまち」への協賛も、そういうことにしております。

 それから、もう1枚おめくりいただいて、「子育て支援、教育・文化の振興」ですが、公園遊具のリフレッシュによって子育て支援を図るとか、放課後児童クラブもやはり数がだんだんふえるというだけではなくて、夕方6時以降も預かってほしいとかいろいろなご要望もある中で支援の拡大を図ります。
 それから、ふるさと文学館(仮称)については、基本設計を今詰めておりますけれども、引き続いて実施設計に入る。また、企画がはっきりしていますものと違って、ふるさと文学館(仮称)は建物もさることながら、展示をどういうふうにするかというのが非常に大事なポイントですから、建物の実施設計にあわせて展示の実施設計も、これもプロポーザル・公募で決めまして予算措置もしていくということでございます。
 そのほか、教育文化会館のホールも大分老朽化が進んできて、音響等の面で課題があるようでありますので、これもこの際改修し、また、埋蔵文化財センターも、呉羽のほうで人骨が出たとかということもございますし、充実をしたい。
 また、教育振興についても、この数年、高校の再編とか探求科学科とかいろいろなことをやっていますけれども、教育振興基本計画という形で教育委員会もそういう策定をしたいということでありますので、その経費をつけております。また、滑川高校における小型実習船の実施設計、県立大学と中国遼寧省の大学との交換留学制度の創設準備といったようなことであります。

 それから、「医療・福祉の充実」については、いよいよいろいろな経過のありました中央病院のNICUの増床整備費を計上します。継続費もあわせて設定しまして、平成24年3月くらいには竣工するということにしたい。また、救急救命センターもあわせて整備するわけでございます。NICUについては、これができますと、今でも全国で相当高いレベルですが、全国トップクラスの周産期医療体制が整備できるということであります。
 それから、イタイイタイ病については、資料館についての実施設計を計上することにしております。また、先般、三井金属鉱業株式会社からお申し入れのありました5億円の寄附金も積み立てるということでございます。
 また、重症難病患者の医療体制の整備、また、新生児に係る医師の処遇改善、特にNICUの新生児担当医の負担が大きいということもありますので助成をする。また、救急医療のトリアージシステムの構築への支援をする。それから、認知症もいろいろ課題が多くなっていますので、認知症のセンターの運営費補助金を出す。
 それから、子ども手当についても、これは国の制度でございますけれども、子ども手当支給の対象外となる児童養護施設等の入所児童分の子ども手当相当額を助成するということでございます。
 それから、もう1枚おめくりいただいて、ファミリーホームの環境整備ですとか、介護施設の整備、障害者支援施設の整備も引き続き行うわけであります。
 特に富山型デイサービスのような小規模事業所については、これまで国の単価アップなどがあっても恩恵が少ないという話がありました。これは実務的にも厚生部に頑張ってもらいましたし、私自身も厚生労働省に出向きまして制度改正ができて、小規模事業所に対する送迎サービスなんかも対象にするということになりましたので、そのうちの県の負担分をここに計上するわけでございます。

 それから、「安全・安心の確保、環境対策」は、今ご高齢の方の交通事故がふえておりまして、死者も少なからず出ているということで、高齢者に対する緊急安全対策を予算上も拡充する。信号機を新設する。また、万引きなんかの問題もありまして、これも対応する。あと感染症対策機器の整備とか、フグについても条例改正がありましたが、その予算を計上するといったようなことでございます。

 なお、8番で新しい総合計画を策定するということにいたしましたが、その策定費の予算を計上するということであります。

 なお、21年度の決算剰余金については、3億円を県債管理基金に積むという補正予算を出しております。
 以下、6ページは、公共事業の内訳でございます。7ページは、県単独の建設事業の内訳でありますということで、よろしくお願いします。

 次に、砂防フォーラムについて説明したいと思いますが、10月7日に国際砂防フォーラムを開催します。今回はユネスコ事務局長を10年やられました松浦晃一郎さんに講師になって来ていただく。そのほか、ペルーの国立大学名誉教授のフリオ・クロイワさんですとか、イタリアのアレッサンドロ・パスートさん等々おいでいただいてシンポジウムをやる。これはご存じのように昨年も世界産業遺産の中心人物でありますスチュアート・スミスさんに来ていただいたりしましたが、立山砂防などを世界文化遺産にするのに、2年前に文化庁は非常にこれはいいと言ってくれたのですけれども、惜しむらくは砂防について国際的な評価基準がもう一つ定まっていない、すばらしいと思うのだけれども、世界的な評価が定まるようにぜひ努力してほしい、ということでありました。昨年、今年と、この国際砂防フォーラムをやって、こうしたものの積み重ねの中で、泥谷堰堤とか本宮堰堤なんかも当然重要文化財にしてしかるべき施設だと思っていますし、発電施設でもそういうものがありますが、これから努力していく、その一環でございます。

 それから、3点目はこの間やりました「富山県ものづくり総合見本市」の成果ということでございます。
 詳しくは資料を見ていただきたいと思いますが、テクノフェアとNEARを1年置きにやっておりましたのを、今回、共通経費を節減してもっと効果的にPRなり内容充実に使おうということにしたわけですけれども、大変成果があったなと思います。商談件数も900件で、成約額が今の時点で約50億円です。従来、テクノフェアはもともとアピールが中心で、具体的な商談はやっていなくて、必要なら後日個々の会社に、ということでしたし、NEARでは商談はやっていたのですが、前回は17億円ほどでありました。それぞれNEARもテクノフェアも約25億円の成約が今の時点で見込まれておりまして、これは大変よかったなと思っているわけでございます。
 それから、これまではNEARは海外からの部材の輸入ということが中心でしたし、テクノフェアは今申し上げた県内企業の先端技術をPRするところにいい機会があったのですが、今回輸入輸出双方向のビジネス商談の場にしたいということでこういうふうにしたのですが、予想以上に効果がありました。特に中国を初めとする海外のバイヤー招聘による商談も活発でしたし、また、アメリカやシンガポール、イタリアも含めて「対日投資ゾーン」ということで4カ国から11社参加していただいたといったようなこともございまして大変盛況でありました。
 そう言うといろいろ差し障りもあるのですが、日本の大都市がいくつかありますが、そういったところでやるよりも、この富山でやったもののほうがはるかに効果が大きかったとおっしゃってくださる方もおりまして、少なくともそれに匹敵する遜色ない成果だったと言っていただいて大変うれしく思います。今後は、例えば食品とか、農産物とか、伝統工芸品とかといったようなものに広げて、順次さらなる総合的な国際見本市に育て上げていきたいなと思っておりますので、マスコミの皆さんもぜひご理解とご協力をお願いしたいというふうに思います。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 補正予算についてお伺いします。比較するのはどうかとは思うのですが、昨年の場合は大型補正の要望もありまして現時点で補正もかなり大きなものになっていました。それと比べると小さいのかなと思うのですが、苦労された面とか、国への要望も含めて、今回の補正についてどのようにお考えでしょうか。

○知事
 規模が昨年に比べれば小さくなったということですけれども、一昨年も南砺市や入善で災害があったので比較的大きかったのですが、平成16年以来、昨年、一昨年は特殊事情でありますので大きな金額になりまして、それでも93億円という金額は、今年の当初予算が何しろ政策経費だけ見ると21年ぶりの積極予算を組んだ後ですから、引き続き積極型になっているというふうに、多分こうした分野に詳しい方は思っていただけるのではないかと思います。
 その上で、富山県でいいますと昨年の今ごろはまだ有効求人倍率が0.5台だったと思うので、今は0.72まで上がって全国4位ですから、厳しいことは厳しいのですが、随分よくなったことも事実だと思います。
 しかし、国の経済対策、やはりお話のように円高対策とか、それから、もっと早くデフレ対策をやってくれということがあって、私もこの春から経済産業大臣にもお会いしたし、いろいろな政府与党の方にお会いするたびに、何か一生懸命財政健全化と言って地方の命綱の地方交付税を削るようなことの作戦ばかり練っていらっしゃる向きがあるけれども、とんでもない。三位一体改革の悪夢が起こらないようにしてほしい。これは鳩山総理がまだ総理でいらっしゃったときに、5月の臨時全国知事会の場でも直接お話しして、鳩山さんは、三位一体改革の悪夢が再来するようなことはしないと言明されたわけですが、ほどなく退陣なされました。そういう意味で、私はぜひ政府与党の皆さんには、もともと予備費も1兆円近く組んであって経済対策に使おうということになっていたはずなので、追加補正予算を組むことも含めて早く対応してほしい。特に円高についてはご承知のとおり県内企業からもあちこちで悲鳴が上がっておりますし、かねてからデフレ対策をしっかりやってくれと言っているのに、問題が難しいこともありますけれども、なかなか形に見えるふうに成果が上がってないので、ぜひご尽力をいただかなくてはいけない。
 そういう意味で、今の中央政治は、いろいろ皆さんご承知のとおりのような姿になっておりますが、早く体制を整えて国民の期待する政治をやってもらいたい。その中でも優先度が高いのは、世界同時不況からようやく病が癒えつつあって回復しかけているのに、この円高とか、それから、デフレ対策も含めて、まだまだアメリカ経済、ヨーロッパ経済もいま一つですから、世界同時不況の二番底があるのではないかという説がいまだに消えないわけで、本当に中央政治、大いに早く体制を整えて国民が信頼できる政治を早くやってほしいと思っております。

○記者
 1番の中小企業・雇用対策ですが、緊急経営改善資金の融資枠の拡大という中で、資金需要の動向を踏まえたというのですが、これまでのところの資金需要はどんな推移になっていますか。

○知事
 今余り細かい数字は持っていませんが、いずれにしても緊急経済対策ということで、もう一つ、緊急融資制度が別途あるのですが、こちらのほうは幸い当初予算に組んだ金額でまだ年度末まで何とかいけるのかなと思っております。ただ、借換資金については、当初予算のとき発表しましたように、これまでの借換資金をただ借換を認めるというだけではなくて、借換と同額を、たしか上限1,000万円ですが、上乗せして、追加資金も含めて借換資金を供給するというふうにしましたので、これが県内中小企業の皆さんのニーズに合いまして非常にご要望が多いものですから、そうすると年度末までを見通すと、25億円追加して、新規融資枠で100億円の追加がやはり必要だなという判断をしたわけであります。

○記者
 先ほどの質問で知事も言われていましたけれども、中央政治に対して早く体制を整えてほしいとおっしゃっていましたが、いよいよ民主党の代表選、本格的に論戦が始まりましたが、論戦をごらんになっていて、こういう考え方は受け入れられる、歓迎するけれども、例えばこういうのは地方政府としては困るのだ、そういう何か論点みたいなものがありましたら、お願いします。

○知事
 中央政治は、今、与党の中で代表選挙をやっておられるわけですので、余り私がそれについてコメントするというのは差し控えたいと思うのですが、ただ、ある候補のお話の中で、補助金をひもつきにしないで一括の交付金にすると、地方は3割くらい減ってもやっていけると言っているというようなことをご発言されたやに、これはその場にいたわけではないからわかりませんが、そういうふうに伝えられていますけれども、それは多分、本当にそういうふうにお聞きになったとしても、大分古い時代の情報ではないか。三位一体改革以前ではまだ多少地方財政も厳しいとは言いながらも若干ゆとりもありましたし、また、当時は補助金のひもつき度合いも今よりもっと厳しかったので、そういうのを活用するのに無理して何か例に出されたようなことも、当時はまだ合併前で、3,000自治体もありましたから、中にはそういうケースもあったのかもしれませんが、今ではそういうことは到底考えられないですね。補助金でもらおうと、交付税でもらおうと、もちろん交付税のほうが自由度が高いのですけれども、補助金でもらったとしても何か無駄なことにそんなに何割も使おうなんていうことはもう考えられないので、地方の自由度を高めていただくのはありがたいのですけれども、それを理由に総額を減らすということは、私は率直に言って、今の地方の疲弊状況、いろいろな公共事業を初めとして、交付税もそうですね、蛇口を締められた結果、これだけ地方が疲弊しているわけですから、そういう実情をよく踏まえてご判断をいただくとありがたい、こういうふうに思っております。
 しかし、それは念のために言いますが、別に特定候補に対する批判ではなくて、たまたまそういったご発言もあったように聞きましたので、これは恐らく地方の47都道府県知事、また1,800の市町村長さん、そのほとんどの方がちょっと危惧をされているのではないでしょうか。

○記者
 補正予算の中で、イタイイタイ病資料館の話で、実施設計ということが載っていますが、事業費の総額ということはどのくらいあるのか、まずお伺いしたい。

○知事
 さっき発表した資料でも、イタイイタイ病資料館の実施設計を含む継続費が3億7,760万円と書いてありますので、ある程度その辺からご判断いただけると思うのですが、大体今の時点で大まかなことを言おうとしますと、資料館の整備には、既存の健康プラザを改修するわけですが、その施設改修と、それから、やはり見に来る方にイタイイタイ病の教訓をしっかり伝えて、そして未来型の環境や健康を大事にする社会づくりをしていくということにつなげていくわけですので展示も大切でございまして、大体4.2億円くらいかかるのではないかと思っております。しかし、毎年それ以外に施設の管理運営費がかかるわけですが、多くの皆さんに来ていただいて説明もし、また、良好な状態を保つということになりますと毎年それなりのお金もかかるわけでございまして、先般、三井金属鉱業株式会社さんからいただいくことになった5億円も、今の施設整備費に例えば半分くらい、また毎年かかる費用、10年くらいを見通して、その半分くらいに充てたいな、こんなふうに考えております。
 逆に言うと、そういうこともあって、三井金属鉱業株式会社さんはいろいろなご判断をされたと思うのですが、私どもとしてはあの5億円はそれなりの大きなご決断もいただいたということでお受けしたということでございます。

○記者
 関連ですが、4.2億円で2.5億円(※)整備費にかけると、残り1億7,000万円というのは残るかと思うのですが、これのどこから出すのかということ、富山市と協議されるわけですか。
(※)寄附金は、4.2億円(整備費)の半分の2.1億円に充てる予定

○知事
 そうですね、これはもともといろいろ検討会も有識者の方に入っていただいて、また、患者団体の代表の方、それから、たしか富山市さんの代表の方もお入りいただいて、その中で原因者の企業にも相当の負担をしてもらってしかるべきだ、また、富山市さんにも協力を求めていいのではないか、というようなことはたしか報告書に書いてあったと思いますので、これは粛々と、また従来からお話はしてありますけれども、富山市さんのほうでいずれ適切な判断をしていただけるのではないかと期待をしております。今回5億円、企業のほうで大きなご判断もされましたので、そういった状況も実務的には既にお伝えしているのではないかと思いますが、いずれにしても今後そうしたこともお伝えをして、富山市さんのほうで適切なご判断をいただけるのではないかと思っております。

○記者
 追加ですが、現時点で富山市からは何らか回答というのがあるのか、ないのかというのが1点です。また、施設の管理運営費は大体年間どれくらいかかるのでしょうか。

○知事
 施設整備費で4.2億円で、施設の管理運営費は年間大体5,000万円くらいかかるのではないかと思います。やはりいろいろな方がごらんになるし、小・中学生も含めてしっかりイタイイタイ病の教訓を学んでいただくということも必要ですから、それなりにしっかり説明をしたり、また一定の資料については少し内容もよくわかった人が必要ですので、そうすると10年で約5億円くらいかかりますから、そういうものの半分程度は企業からいただいたお金を充てることになるのかなと、まだ大まかな話ですよ。そういう全体的な中で、また実務的には富山市さんにもそういう考え方をお伝えしてご判断をいただくということになると思います。
 なお、今の時点では富山市さんでもいろいろご検討中で、今具体的にどうこうという話までは少なくとも私は聞いていませんが、実務的にはご相談はしているのではないかと思います。

○記者
 公共事業ですが、単独の建設事業で30億7,000万円追加をされるということです。この位置づけですが、景気対策ということを強く念頭に置いた予算でしょうか。つまりその中身が小さい工事をたくさん出して小さな業者が請け負えるようにというようなことなのか、あるいはそうではないのか。

○知事
 これは、毎年9月補正のときに当初予算編成のときにはなかなかそこまで細かく見られなかった、あるいは当初予算のときにはそこまで想定できなかった事業が、やはり緊急度が高いものとして県民の皆さん、各地域から要望として上がってきますので、景気対策という面もないわけではありませんが、やはり基本は県民の皆さんの生活とか企業活動とか、そういう面で必要度の高いものを、一方で県の健全財政の確保も大事ですから、そういう観点です。一方で、お話ししたように大体中小規模の工事ですから、引き受けられるのは地元の企業が中心になると思いますけれども、それは結果としては景気対策的な効果も出る可能性が十分ありますので、いろいろなことを総合的に考えて判断をして、厳しい財政事情ですけれども、当初予算も結構前向きな予算を組みましたので、それを前提にしますと、私としてはかなり思い切った前向きの補正予算を組んだ。県単の建設事業もその一つである、こういうふうに思っております。

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