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知事記者会見[平成22年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成22年10月4日(月)]

◆ 平成22年10月4日(月)午後1時33分〜2時10分
◆ 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)第23回全国スポーツ・レクリエーション祭の開催について(スポーツ・保健課)
(2)イタイイタイ病資料館(仮称)の基本設計の概要について(健康課)
(3)COP10関連の本県のパートナーシップ事業について(自然保護課・環境政策課)

※配布資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 それでは、記者発表をさせていただきます。
 3点ございまして、1点目が、全国スポーツ・レクリエーション祭であります。
 お手元資料を見ていただければと思いますけれども、10月16日からいよいよ開催されます。今回は富岩運河環水公園周辺、富山市総合体育館その他を活用してやることにしておりまして、大変盛りだくさんの内容になっております。上位入賞が期待できる種目もたくさんございますし、何しろ選手、監督、また、役員の皆さん合わせますと2万人、県外から来てくださる方でも約1万人ということであります。また、応援団の方も含めると20万人ぐらいは来るのではないかというような議論もありますが、せっかく富山県でやるので、さすが富山県、なかなか立派な運営をしているなと、また来てもらった方が、富山県は大変住みやすくて魅力があると思ってもらえるように、これはまさに県、市町村だけではなくて、スポーツ・レクリエーション祭に参加される皆さん方、また、県民挙げて、もてなしの心で対応したいと思います。
 それから、上位入賞が期待できる種目もありますけれども、当日参加が可能な種目もありますので、皆様もお時間があれば参加していただきたい。
 それから、富山らしさを打ち出そうということで、お手元のガイドブックがあると思いますが、見ていただきますと、例えば24、25ページを開いていただきますと、16日、17日と環水公園及びその周辺で開会式等をやるということになっておりまして、26、27ページをごらんいただくと、ニュースポーツといって、「えっ、こんなスポーツがあったのか」と皆さん思われるようなおもしろいスポーツもありますので、そういうものの体験コーナーも富岩運河環水公園沿いに設けております。もちろん富山の武道館等にも置いたりしておりますが、ぜひ県民の皆さんに幅広く体験してもらえればと思います。
 それから、28、29ページをごらんいただきますと、県民の皆さんにできるだけ参加していただくということで、ジャズオーケストラとか、いろいろな踊りなどもご披露いただくことになっております。また、開会式には、おわら、こきりこ、むぎや等の演技の披露もすることにしております。
 なお、富山らしさというので、富山県は、環境、エコに大変熱心な県でありますので、全国からスポレク祭にいらっしゃるので、皆さんぜひまたいろいろな面でサポートをお願いしますと言ったら、スポレクサポーターになってくださる方がたくさんおられまして、例えば新聞で作ったエコ袋については、女優の室井滋さんがふるさと富山県の誇りだと、前から新聞紙でエコ袋をつくってくださる方がたくさんいらして、それを室井さんが東京で持って歩くと、銀座、青山でこれを持って歩くと物すごく格好いいと、みんな周りの人が感動して、私にもくれ、私にもくれということになるんだそうですよ。そういう話を室井さんに聞いていたのですが、今回これを1,200個、全部有志の皆さんがボランティアでやってくださったので、皆さん、私の顔は出さなくても結構ですから、こういうのをボランティアでやっていた人たちのグループの写真でも出してもらって、せっかく富山でやるのだから、みんな一生懸命やっていただいているということを少し記事にしていただくとありがたいなと思います。
 それから、ここにも布製チューリップのアクセサリーということで、これもチューリップの富山ですから、この機会にアピールしたいということで、全部で2,000個、これもボランティアの皆さんがつくってくださって、これを開会式とか、また特別行事の参加者にお配りする。そのほかにも、きときと夢帽子とか、きときと君のぬいぐるみといったようなものも用意していますので、せっかく富山に来たらこういうのをみんな楽しんでもらえればなと思っております。圧倒的に数が多いのはエコ袋とチューリップのアクセサリーですけれども、皆さんひとつせっかくですので、なるべく記事にしていただくとありがたいと思います。

 それから次に、イタイイタイ病資料館、まだ仮称ですけれども、基本設計がまとまりましたので、ご説明をしたいと思います。
 お手元資料にありますように、子どもたちを含めて幅広い世代の方にイタイイタイ病の恐ろしさを改めて知ってもらう、学んでもらう、そして、それを克服してきた歴史を勉強していただく、また、一人ひとりが未来に向けて環境や健康を大切にする、そういうライフスタイルの確立や地域づくりを進めようと、そういう意味で、未来志向型の資料館でございます。
 施設の特徴として、中ほどにありますが、施設の新しい顔づくりとか、また、エントランスで富山らしさを演出するとか、また、利用者が集うスペースには県産材を使うというようなことにしているわけであります。
 これを見ていただければわかりますけれども、お天気のときはもちろん本物の立山連峰が見えるわけですが、残念ながらお天気が悪いときでも、資料館の玄関の上に、こうやって立山連峰がまさに仰ぎ見られるようにしてありまして、イタイイタイ病という公害被害を扱う施設ですが、しかし、もともと富山県は本当に美しくて雄大な自然、そういう土地柄だということをまずここでアピールしたいなと思っております。
 それから、中に入っていただくと、ここがエントランスになるのですが、入っていただいて、右に展示室がこうして順番に並びまして、戻ります。ここから2階にも上がれて、2階では図書の閲覧室や研修室があります。エントランスは、富山湾の水系図とか、神通川にちなんだ大型写真をデザインしまして、富山らしい雰囲気で来館者に来ていただこうと思います。
 それから、展示のレイアウトですけれども、まず一番は、暮らしの原風景ということで「神通川との共生」です。今は水道が完備していますから、今のお子さんたちは実感がわかないと思いますので、まさに神通川と共生してこの流域の皆さんが暮らしをしていたというのをジオラマとか大型モニターで説明する。しかし、残念ながら何か原因があってイタイイタイ病が発生するようになった。患者ご本人の痛み、苦しみとか、家族、地域の人々の会話をジオラマとか大型モニターなどであわせて再現しまして、当時の苦しみ、痛み、悩み、こういったことを訴える。
 それから、一体どうしてこんなことになったのかという原因究明、また、そういうことが起こらないように、健康と暮らしを守るためにどういう対策を講ずるかというようなことをここで紹介します。
 また、患者認定も全国でもトップレベルの専門家により適正にやっているということと、毎年住民健康調査もやっているのはご存じのとおりですが、案外知られていませんので、それらについてもきちっと説明する。
 それから、前面と床面の大型スクリーンで映像を展開しまして、発生源対策とか土壌汚染対策のバーチャル体験ができるというふうにして、美しい水と大地を取り戻すための環境被害対策をやってきたということをアピールしたい。
 それから、最後にテーマ6としては、環境先端県を目指したいということで、こうしたイタイイタイ病の悲惨な体験も学び、また、それを克服してきた歴史も学び、そしてイタイイタイ病が起こらないような対策ももちろんするのですが、さらにその先、県民の皆さん、企業の皆さんと行政が連携して、例えばノーレジ袋運動を進めるとか、また、富山県にだけプラスになることではなくて、環日本海諸国全体にプラスになるような、NOWPAPの活動、本当は中央政府がもっとやるべきだと思うのですが、富山県が厳しい財政状況の中でも相当な支援をして、いろいろな調査、実績を上げているというようなことも紹介させていただこうと思っています。もちろんこれ以外にも、エコドライブ運動とか地下水対策とか、いろいろなことを現にやっています。
 これまでいろいろな形で準備してきましたが、幸いいろいろご専門の方、ご見識の高い方のご意見、また、何よりイタイイタイ病で被害を受けて、この対策に立ち上がった地元の皆さんも含めて、いろいろご意見を聞いてここまで参りました。被害を受けた患者の皆さんや家族の皆さん、地域の皆さん、また、県内外からご来訪される方にとって意義のあるものにできるのではなかろうかと思っていますが、これからもさらに内容の充実が図られるように、実施設計、また、実際の建設着工に入っていこうと、こういうふうに思っている次第であります。

 それから、第3点目は、COP10関係の事業であります。
 これは大きく言えば2つございまして、COP10が10月11日から始まりますが、1つは、その前夜祭的な位置づけで9日、10日に世界自然・野生生物映像祭を名古屋駅前のミッドランドホールでやるということです。これはNPO法人の地球映像ネットワーク主催で、羽仁進監督にもお出ましいただいて、講演やトークショーをしていただくといったことを考えております。これまで2年に一度、9回やって、来年が10回目になるのですが、これまでの中で特にすぐれた11の作品を選んで、名古屋なり世界から集まった方々に見ていただく。この事業は大変いい事業だということで、たしかトヨタ財団からのご支援もいただけたわけでありまして、その点はよかったと思います。また、富山県がこうした自然保護の大切さをアピールする事業を、この厳しい財政環境の中で、さかのぼれば18年間もやってきたということもアピールできればなと思っております。
 2つ目は、環日本海生物多様性フォーラムでございまして、これはCOP10のいわばエクスカーション的な位置づけにもなるのかもしれませんが、16日土曜日に富山国際会議場で、ここにありますようにジャクリーヌ・アルダーさんなどいろいろな有識者の方、また、地元の有識の皆さんで、講演や発表会、パネルディスカッション等もありまして、特に日本海についてNOWPAPの活動、また、NPECの支援の活動、こういったものもアピールしたいと思いますし、また、ジャクリーヌ・アルダーさんからは世界の海洋生物多様性の状況、今後の展望についてご発表があるいうことであります。日本海は世界の海洋環境のいわば縮図のようなものだという研究発表をされた富山大学の張先生もいらっしゃいますし、内容が充実したものになるのではないかと思います。
 ここには書いてございませんが、これとは別にCOP10の本来の名古屋での会議にも、NOWPAPから、ちょっと私に出てくれという話もありましたが、ちょうどスポレク祭の閉会式とぶつかって、さすがに出られませんので、NPECの田中所長さんに行っていただいて、NOWPAPの本来の会議でもこうした富山県の取り組みを発表させていただく。これは、全自治体の中で富山県だけだと聞いていますけれども、そういうこともやることにしておりますので、ぜひ皆様取り上げていただくとありがたいと思います。
 自然野生生物映像祭等あるいは環日本海生物多様性フォーラムの資料は、後ろについておりますので、ごらんいただきたいと思います。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 イタイイタイ病資料館の件についてですが、先週、富山市の森市長も会見の中でおっしゃっていましたが、建設費は一定の負担をします、人も派遣しますというふうには言われていましたが、運営費に関してはどうかなというお答えもされていたのですが、県としては富山市にどういう負担をお願いしていて、その交渉はどういうふうになっているのか。

○知事
 イタイイタイ病資料館については、類似する施設について言いますと、例えば新潟水俣病の場合は県立で施設ができていますし、また、熊本の場合は、地元の水俣市立でできたり、いろいろなケースがあるのですが、イタイイタイ病の発生地域が、合併が進んだこともありまして、すっぽり富山市の中に含まれております。これまで長い経過でイタイイタイ病に関する土壌汚染対策とか、患者の認定関係とか、健康調査とか、基本的には県でやってまいりましたので、資料館は県立でいいのではないかと私も思っておりますが、検討会報告でもあったように、それなりに応分のご協力をお願いできればということであります。
 今、お話がありましたが、富山市長さんがどういうふうに発言されたかというのは、その場にいたわけではありませんので、新聞等で拝見しておるだけでありますけれども、いずれにしても、お志で何らかのご協力がいただけるのかなと思っております。
 建設費もそうですし、運営費についていろいろ何か議論をされているように聞きますが、運営費の一定割合という考え方もあるし、例えば職員の方を派遣するというような形のご協力も十分選択の一つとしてあり得るのではないかと思っていまして、原因企業だから当然と言えば当然ですけれども、三井金属鉱業さんもいろいろお考えになって、大きなご決断をいただいたわけで、私は、この問題はおのずから、だれが考えてもこうだな、こんなものだろうなというようなことになるのではないかなと思っております。

○記者
 具体的な数字を挙げて、富山市サイドに話をしているのでしょうか。

○知事
 こんな考え方もある、こんな考え方もあるというので、実務的にはいろいろとお話していると思いますが、まだ、お話し合いの途中の話です。ただ、幸い、建設費はある程度協力しようというお考えのように伝え聞きますので、運営費についても、例えば人を派遣するとかいったことも、それは協力の1つの方法としてあり得るのではないでしょうか。もう少し実務的に詰めていけば、おのずから答えが出てくるのではないでしょうか。

○記者
 一括交付金化の話で伺います。今後、動きが本格化してくるのだと思うのですが、片山総務大臣の発言の中で、一括交付金化によって公共事業費も多少圧縮できるという話もされているように聞きます。県としては、一括交付金化をどんな姿勢で臨んでいかれるかということが一つと、あと、国のほうで、この後、補正予算、本予算の編成作業が具体化していきます。県としては、国の予算編成に応じた補正予算、本予算については、どんなスケジュールで、どんな方針でこの後検討されていかれるのかということ、2点お願いします。

○知事
 まず、景気対策、経済対策についてですけれども、私は、かねてこの春から夏にかけて、富山県を含めて地方の経済が何とか持ち直している、また二番底というようことを懸念されながらも、例えば有効求人倍率なんかも富山県の場合は0.72とか0.71まで来ました。しかし、そうなったのは、前政権時代の大型補正、それから21年度の積極予算、20年度も若干ありましたが、特に21年度の大型補正予算が非常に効果が大きかったので、率直に言いまして、新政権になられてからは経済対策と銘打ったものは、今までは少なくともなかったわけで、もう少し早く有効な対策を打っていただきたいものだなと、この春から夏にかけて思っておりました。
 この間、経済対策は3段階ということで、第1段階としては、まず当初予算の1兆円の予備費の中から、残り9千数百億をまず第1段階の景気対策ということで、さらに、それに第2段階というのを今議論されているということですけれども、景気対策というのはパンチがないと失望感のほうが出てきますので、スピードを上げて、もっとパンチ力のあることを、ぜひやっていただきたい。同時に、それが短期的なものではなくて、新しい日本の経済成長を生み出すような、つながっていくような有効なものにしていただくとありがたいものだなと思います。
 そういう意味でいうと、今ようやく大事な議論をされているのですが、今の参議院選挙の後の国会情勢等を考えますと、これまで以上に与野党の壁を越えて、今本当に日本のために何が必要か、特に疲弊している地方の振興のために何が必要かということを真剣に議論していただいて、また、私どもの意見も聞いていただいて、早くパンチのある対策を打っていただきたいと思っております。
 一方、政府の対策が出れば、私どもとしても、なるべく早く受けとめて、もっと早くやるべきだというのが私の意見ですので、県議会とも相談しなくてはいけませんが、なるべく早くそれを受け入れる予算措置もして、対応していかなくてはいけない。やり方はいろいろあると思いますが、これは国の補正予算の内容を見て考えたいと思います。
 なお、私は、かねて持論で、いろいろな補正項目があっていいのですが、もし公共事業的なこと、社会資本整備的なこともおやりになるのであれば、例えば新幹線なんかもぜひその中に加えていただきたい。4年数か月後に金沢まで開業となっていますけれども、一日も早く整備してほしいというのが大方の富山県民の、また、沿線の住民の皆さんの切なる願いだと思いますので、ぜひそうしてもらいたい。そうしていただくことが、金沢以西の展望につながっていくのではないか、こんなふうに思っていますので、できるだけそうした働きかけもしたいと思っております。
 一括交付金については、片山大臣がどう言われたか、正直ニュアンスまではわかりませんけれども、交付金対象の事業が何かにもより、例えば生活保護だとか、あるいは医療費だとか、あるいは義務教育とか、そういうものについては補助金で来ようと、交付金という形をとろうと、これは日本全国どこでも必要なことは、ナショナルミニマムにかかることですから当然同じ水準でやらなくちゃいけない。これが例えば、義務教育関係の国庫負担金が交付金に名前が変わったからといって、生活保護もそうですが、それでかかる費用が減るなんて、普通の人が考えて、それはそうだなと思う人はほとんどいないわけで、私は、そんなことはまさか地方行政をみずから体験されている片山大臣がおっしゃるとは思えない。どういうケースのことをおっしゃっているのか。箸の上げ下げまであれこれチェックするので、例えば上京して何回も説明に来いと言われると旅費がいっぱいかかるが、一括交付金でぱっとくだされば、陳情に何べんも行く必要がなくなるから、そういう事務費ぐらいは例えばコストが下がる、ということはあるかもしれないと思いますが、いずれにしても、そういうキメの細かい話をごっちゃにして、これを機会に地方にまた負担をしわ寄せするようなことがあってはならない。まさかそういう趣旨でおっしゃっているはずがないと信じたいと思っております。

○記者
 スポレクの関係で、県外からの参加者1万人ということですけれども、なかなかちょっと経済効果というのは難しいと思いますけれども、期待される波及効果というのはどのように考えていますか。

○知事
 これはなかなか難しいのですが、まずは県外からいらっしゃる選手、役員、監督、約1万人の方については、私も何度も関係部局に注意喚起というか、指示をしまして、基本的には全員県内に泊まっていただくように、ホテル、旅館のあっせんも含めて精いっぱいやって、ほとんどそういうことになっているのではないかと思っています。もちろんぜひ近隣の、県外の温泉に泊まりたい人があれば、それは止められませんが、多分そういうことはほとんどないのではないかと思っております。
 また、応援にどのくらいの方が見えるか、県内の方が多くて、県外からもそれなりだと思いますが、そういった方々も含めてなるべく県内の足回りのいいところに泊まっていただくようにあっせんの努力をしたいと思いますし、それから、お泊まりになれば当然食事もされます。泊まらなくても日帰りであっても、仮にお土産なども例えば一説によると、国体よりも1人当たりにするとお土産を買っていかれる単価が高いという有力な説もありますので、せっかく富山においでになったらお魚もおいしい、また、果物や何かも含めて食の魅力はふんだんにある富山県ですから、そういうものとか、また、伝統工芸品、特区品とか、また、さまざまにご興味を持っていただけるものがたくさんあると思いますので、そういったものは会場の周辺でも売り場みたいなのを確保するケースもあると思います。それから、食事なんかも二晩同じ弁当が出てきたなんていうことはないように、ホテルや旅館の皆さんも、これはある意味では新幹線開業に備えてのトレーニングの場でもありますので、しっかりおもてなしの心で満足度の高いものを提供するようお願いしていますので、そういうことからすると、富山のいいイメージをアピールできると同時に、経済効果もあると思うのですが、今の段階で具体的な数字は出しておりませんので、ご理解を賜りたいと思います。

○記者
 鉄道・運輸機構の利益剰余金のことについてお伺いします。
 先月24日に会計検査院のほうが、剰余金1兆4,500億円のうち1兆2,000億円を国庫返納するよう、国土交通省に通知しています。県としては、並行在来線の支援も含めて新幹線整備の重要な財源と位置づけています。今回の会計検査院の指摘を踏まえ、県としてどのような対応をされていくのか、お考えがあればお聞かせください。

○知事
 今の鉄道・運輸機構の関連の法令を確認しましたけれども、ああいう利益剰余金的なものを国に返すという根拠規定もありませんし、また、もともとの性格からすると、新幹線なりあるいはJRなり旧国鉄なり、いずれにしても、そういう関連の事業の中から生み出てきた利益剰余金で、もちろんその中には一部、国からある程度補助金も出ていますから、全く国に返す必要はないというふうには必ずしも考えていませんけれども、相当部分は少なくとも新幹線の延伸なり並行在来線の経営安定なり、鉄道関係の、地域のそういうものにプラスになるように使われるのが、お金の性格からするとふさわしいのかなと思っておりまして、これからも従来の姿勢をいささかも変えることなく頑張っていきたい。
 それから、そこにお金があるから、「はい、国庫」というのではなく、大方の国民の皆さんが納得するように、お金の性格をしっかり議論してやっていただきたいと思っています。幸い、今までの前原前国土交通大臣も大変理解を示しておられて、概算要求でも返さない、年末までの予算編成までに決着する、ということで、返すという意思表示はもちろんされていない。むしろお気持ちとしては有効活用したいということ、私どもがお願いしている方向での有効活用を考えておられたと思いますし、これは沿線の私どもだけではなくて、鉄道関係のいろいろなグループ、団体の皆さんもそういうご希望が多いように伺っていますので、これからもしっかりとファイトを燃やして頑張っていきたいなと、こういうふうに思います。

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