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知事記者会見[平成22年度]

2017年6月8日

知事室 目次

臨時記者会見[平成23年2月8日(火)]

1 知事からの説明事項
(1)富山・北京便の就航(デイリー運航、大連経由)について

※配布資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 それでは、臨時に記者発表ということでありますけれども、お手元資料にありますように、このたび、今まで富山−大連便でありましたが、これを延伸して北京まで行くということと、これまで週3便でありましたけれども、この機会にデイリーにするという決断を中国南方航空のほうでしていただいたということで、これを発表させていただくわけでございます。
 これまでも中国南方航空に対しては、この便、これまで(週)3便ですが一時4便、夏だけは、そういう(週4便運航されていた)時代もありますので、増便をぜひしてほしいということを、これまでも実務的にもお話をしてきましたし、大連支社には何度もお話ししてきたんですが、昨年5月に上海万博の後、広東省で中国南方航空の本社で譚(タン)社長にお会いしまして、ぜひそういうことをお願いしました。
 またあわせて、かねて中国の民用航空総局等に対しては、北京などの新規路線ということについて可能性を打診し協力要請もしてきたわけですが、今回、中国南方航空の決断で一挙にその両方が実現するような形になって、大変うれしく思っております。
 お手元資料にある拡充内容は、この1の(1)、(2)にあるとおりでございます。実施時期は3月27日からの夏期ダイヤからだというふうに聞いております。運航機材は、今最終的な調整をされているようですが、A319もしくは321ということでございます。これまではA319でしたが、場合によっては(現在使用している機材より)機材を大型化するということも検討されている。
 運航スケジュールはこの(資料の1(5)の)四角の中をご覧いただきたいんですけれども、北京から大連−富山−大連−北京というふうになりますが、中国南方航空は、以前に北方航空と合併した経緯もあって、この華北地域等ではむしろ大連のほうが機材を駐機したりするのに拠点になっているようです。そういうこともあってこういうダイヤになっているということであります。
 それから、手続面でいうと、中国南方航空の説明ですとこうしたことについてはもう社としての方針は決めましたと。ただ、日中両国政府間の手続が完全には完了していないということでありますので、それが終了次第、正式なスケジュールとか料金の公表を行いたいということであります。この点については、国土交通省の航空局にも連絡をとっておりまして、航空法に基づく国土交通省への申請期限は今月10日ということになっておりますので、明後日ということですね。正式認可は3月20日ごろになるのではないかというふうに伺っております。明日、上京しまして航空局長にも最終的にお会いして、きちんとしたいなと思っておるわけでございます。
 今後の対応ですけれども、今回の富山−大連便の拡充については、富山空港の国際路線としても初のデイリー化の実現ということであります。それから、何といっても大連、遼寧省も魅力的な場所で今後どんどん発展すると思いますが、何といっても北京は今や世界の強国となっていらっしゃる中国の首都でありますし、そこに直行便ができるということは、これまで富山県が長年進めてきました環日本海交流、また東アジア交流、それの拠点県となりたい。また、富山空港もぜひその拠点の空港にしたいという大きな目標に向かって、本当に大きな前進、飛躍的な前進になるというふうに思って大変喜ばしく思っております。
 また、せっかくこうした決断を中国南方航空のほうで方針を出していただきましたので、県内なり県外も含めて近隣の地域の皆さんに積極的に利用していただけるように、住民の皆さん、企業の皆さんも含めて関係方面、経済界の協力もいただきながらPRに努める。また航空会社や旅行会社と緊密に連携をしまして、利用促進に努めてまいりたいと思っております。
 もう1枚おめくりいただきますと、私が発表するのにトップセールスと自分で言うのも変ですが、北京・大連便の新規就航に伴いまして、ぜひ北京、大連からの観光客、もちろんビジネス客も含めててですけれども、トップセールスを行いたいと思っております。具体的には、ここにありますように、本県の観光業の方、宿泊関係の方を派遣しまして、関係機関への訪問、観光説明会をするといったようなことでございます。それから、県内経済界で組織します中国経済訪問団を派遣しまして、遼寧省を初め各地との経済交流を進めたい。
 訪問地は、ここにありますように北京と遼寧省大連、瀋陽ということでございます。訪問先は、もちろん中国南方航空にもまいりますし、また中央政府の民用航空局をはじめ関係方面、それからもちろん遼寧省大連市といったようなことでございます。また、観光説明会については、大連だけではなくて北京でも行いたいと思っております。また、中国への経済訪問団ですけれども、県内企業約20名を考えておりまして、瀋陽、大連、北京でそれぞれビジネス商談会とか、あるいは大連市政府だとか、あるいは大連や北京周辺に既に相当の企業が進出しておりますので、そうした企業との情報交換、交流会等も予定をいたしております。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 まずは、週3便が週7便に大幅に増便されて、さらに北京便も新たに就航される、その経済的な要因としてはどのようなものが背景にあると考えられるでしょうか。

○知事
 これは、1つは我々のほうでいろいろな働きかけをしてきたということもございますが、経済的要因というご質問ですから、経営主体である中国南方航空さんの立場になって考えてみますと、いくら富山県からいろいろ要請があったといっても、やっぱり成り立たないようなことはできないわけですから。ただ、今まで北京と日本との直行便が、地方管理空港であるのは岡山空港だけで、これが週2便しかないんですね。デイリー運航となるのは富山空港が初めてということですけれども、中国南方航空全体としては、北京と日本を結ぶ路線が今まではなかったようなんですね。ないということなんで、中国で大きな航空会社というと、(中国南方航空のほかは)中国国際航空と中国東方航空ですけれども、中国南方航空は、どちらかというと中国本土国内でまずお強くて、それ以外にもちろん国際路線もお持ちだったんですが、向こうから見ますと、1つは北京−大連というのが結構ニーズがある区間だということと、それから富山−大連というのは中国南方航空としては、言うなればそれなりに安定した週3便、あるいは季節によっては4便の時代もありましたが、路線ですので、この機会に対日戦略というか、向こうのお考えですから私の受けとめという意味で申し上げると、せっかく1つ基盤のある富山空港に北京−大連−富山というふうにつなげれば、それなりのニーズがあると考えられたんじゃないかなと思っております。
 私のほうから言うと、デイリーというのは大変うれしくてありがたいんですが、そこだけ見ますと、今まで週3便、季節によって4便という時代もありましたが、段階を追って増便していただけるのかなという感じもしていたんですけれども、やはり航空会社の立場でいろいろご勘案の上でそうした決断をされたということと思っております。
 1つには、日本人と違いまして、私がいつも中国へ行って感じるのは、空港から降りて、観光であれビジネスであれ、近いに越したことはないんですけれども、例えば車で3時間とか4時間というのはほとんど苦にされないんですね。やっぱり大陸の感覚ですから。そういう意味では、かねて大連−富山便があって、また富山県も熱意があるし、そういったところを結構重視していただいたんじゃないかなと思っております。

○記者
 利用促進助成として、どのぐらいの規模のものを想定されていらっしゃるのかということと、今回デイリー化することに伴って、観光客がどのぐらい増えるであろうという見通しをお持ちでしょうか。2点お願いします。

○知事
 これは、ちょっと今、私のほうで観光客がどれだけ増えるかというのは、ちょっとお答えしかねるんですけれども、1つには、さっき申し上げましたように、昨年、一昨年から順次、中国の個人客の海外旅行が解禁されて、かつそれに行ける方のハードル、条件がかなり低くなってきたと。昨年、中国の当局の方とお話ししたときも、中国側は、これ、日本への観光客が飛躍的に増えますよというふうに、かなり関係方面でおっしゃっていますので、そういうことを念頭に置いて中国南方航空もそういう決断をされたと思っていますが、県としては、むしろ向こうから来てもらうためには、先ほど申し上げたようにこちらのほうから北京や大連、瀋陽等にも改めて出向いてPRもいたしますが、同時に富山県から例えば今でも上海なんかに企業とかの研修、視察、それから(中)高校生なんかの研修で行くときには優遇措置を講じたりしておりますけれども、そうしたものを今回北京便ができますから、そういったところにも支援対象を拡大するとか、そのための必要な予算措置も今回の23年度の当初予算で盛り込むといったようなこともやりたい。
 また、もちろん県内、それからお隣の岐阜県とか長野県とか新潟県等々も含めて、できるだけこうしたデイリーで北京まで行けると、これを大変インパクトのある話だと思いますので積極的にPRをして活用していただくように。やっぱりデイリーというのは、そういう意味ではまた北京ということもさることながら、大変インパクトがありますので、県内企業をはじめ、近隣県の企業や住民の皆さんにとっても朗報だと思いますので、こうした点を大いにアピールしていきたいと思います。

○記者
 延伸と増便ということですけれども、その狙いといいますでしょうか、これを機に特に推し進めたい政策分野だとか、強力にやっていきたい点とかありましたら。

○知事
 1つは、やっぱり何といっても国際観光の面ですね。一昨年というか、世界同時不況が始まる前までは、富山県への観光客は5年で5.5倍というふうに、2万3,000人ぐらいだったのがたしか12万8,000でしたか、大変に伸びて、多分日本一伸びたと思うんですが、その後、世界同時不況、それから新型インフルエンザ、円高といった三重苦で大分落ち込みました。昨年、また大幅に回復しましたが、まだリーマンショック直前の水準には届いていないということがありますので、これは政府としても国際観光を進めたいということで、ビジット・ジャパン・キャンペーン、前政権時代からのものを民主新政権もさらに伸ばしたいということでありますので、そうした政府の政策も活用できるものは活用しながら、富山県として独自にいろいろ知恵を出して、この機会に中国の富裕層が、大分中国でもだんだん東京、大阪はもう飽きたという人も増えてきていますので、ぜひ富山にたくさん来ていただくように努力したいなと。
 それから、もう一つはビジネスの面でありまして、時点のとり方にもよりますけれども、富山県から中国に進出している企業も、この5年10年で2.5倍とか4.5倍とか、ふえております。これは、大連、瀋陽周辺もそうですし、北京、天津周辺、上海周辺でもそうでありまして、非常に進出が増えている。一方で、拠点港、伏木富山港も大変活性化して、この4年間で国際コンテナ貨物航路は4年で7割ぐらいふえているのはご存じかと思いますけれども、それとあわせて、そういう物流の面とあわせて、今度富山空港が、中国の2大都市といえば何といっても上海と北京ですから、この2つとそれぞれ直行便ができたと。特にデイリーということになったということですから、これはやはり富山県としては画期的なことで、これを機会にビジネスの面で、昨年、ご承知のとおり富山県ものづくり総合見本市というのをやりましたら、海外から中国中心に171社参加してもらって、全部で348社だったと思いますが、実に商談成約金額が約54億円ということになりました。
 これは、私が言うと身びいきになりますが、専門家に言わせると、名古屋でやったのに匹敵するとまで評価される方もいるわけで、こうした点で、北京−大連−富山便ができて、かつデイリー化するということは、そういうビジネスの面でもすごく大きな効果を及ぼすと。それから一方で、伏木富山港は今、新政権が言っていらっしゃる日本海側の拠点港にも手を挙げているんですけれども、4年後には新幹線も来ますし、いよいよもって富山県が空港の面でも港の面でも、それから鉄道の面でも拠点性を高めることになるわけで、こうしたものをフォローの風にして、伏木富山港の拠点港への働きかけをさらに強めたいと思います。
 これは皆一連のもので、富山県を日本海側の拠点の県にしていきたい、そういう努力の一環でありまして、大変よろこばしいことだなと。お互いの相乗効果、空港、港、鉄道、それからもちろん2年半前の東海北陸自動車道、こうしたものを陸海空で連携しながら環日本海戦略を進めていきたいなと。ちょうど県の総合計画の見直しもしておりますし、そういう意味では大変いいタイミングでかねて念願しておりましたことが実現してうれしく思っております。県民の皆さんとともに喜びたいと思っております。

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