富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事の県政レポート【平成20年度】 > 県政レポート第55号[平成20年7月30日]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事の県政レポート【平成20年度】

2016年10月24日

知事室 目次

県政レポート第55号[平成20年7月30日]

 こんにちは、富山県知事の石井隆一です。

道路が崩壊している様子 7月28日未明、時間雨量120ミリを超える豪雨が県西部を襲い、富山市(八尾町)と南砺市で人的被害(重傷1、軽傷2)を蒙るとともに、南砺市での住宅の全・半壊11棟、南砺、小矢部、高岡、氷見の4市では住家の床上・床下浸水被害328棟、さらに数十箇所に及ぶ道路・護岸の欠損や集落の孤立、農地・農業用施設の被害など県内に大きな被害をもたらしました。
 被災された方々をはじめ、避難や復旧作業などに大変なご苦労をされた地域の皆様に、心からお見舞いを申しあげます。
 県としては、直ちに、災害発生状況の調査や応急復旧など、被災地域の生活の確保に取り組み、私自身も29日お昼に急きょ、東京から帰富し、特に被害が甚大とみられる南砺市内を視察、激励に回り、災害救助法の速やかな適用、災害復旧の推進を図ったところです。引き続き、南砺市をはじめ被災市町村や関係機関等とも連携・協力し、早期復旧に全力を尽くしてまいります。

 それでは、前回レポートしました6月30日以降の主な仕事や出来事について紹介します。

完成記念式典で来賓の皆さんとテープカットを行う知事 7月1日(火)午前10時、昨年度から建て替え工事を進めてきた富山港県営1号上屋(うわや)の完成記念式典を富山市東岩瀬町の現地で開催し、国土交通省をはじめ県議会議員、富山市や地元の皆様など関係者約70人が出席し、新しい上屋の完成を祝いました。旧の1号上屋は、近年、化学肥料やコークスなどの輸入貨物の荷捌きを中心に取り扱っていましたが、築後40年を経過し、老朽化が著しいことから建て替えることとしたものです。
 式典では、私から、「東海北陸自動車道の全線開通により、富山県をはじめ北陸と東海地域の産業、経済、文化の交流がさらに活発になることが期待される。県としても、こうした大きなチャンスを活かして、伏木富山港が環日本海の国際物流拠点として一段と飛躍するよう港湾機能の充実などに努めていきたい」とご挨拶しました。

富山市立太田小学校と射水市立大門中学校を視察する知事 7月2日(水)午前中、この4月から「小学校専科教員」を配置している富山市立太田小学校及び「中1学級支援講師」を配置している射水市立大門中学校を訪問し、大田小学校では、専科教員による6年生の音楽の授業を、大門中学校では、中1学級支援講師を活用した少人数指導の英語の授業などを参観しました。
 授業参観の後に行った懇談では、校長や講師の皆さんから、「児童が専門の科目を楽しく学べる」、「担任にゆとりが生まれた」、「中学1年の1学期を落ち着いて過ごせた」など相当の効果がある旨の発言がありました。一方で「放課後に部活動支援や生徒相談が行えるよう、講師の勤務時間数を拡充できないか」、「現場の校長の判断を活かして、少人数指導などのための教員や講師の配置のあり方を柔軟に決める仕組みにできないか」などの要望をお聞きしました。
 私からは、「学校ごとに事情が異なり、それぞれの課題もある。教育現場や県教育委員会の意見を聴きながら、できるだけ校長の判断が生きるしくみとなるよう検討していきたい」とお話しました。

説明会で参加企業の皆さんを前に挨拶する知事 同日午後16時から、名古屋市の名古屋観光ホテルで「富山県立地環境説明会」を開催しました。いよいよ7月5日に東海北陸自動車道が全線開通することを踏まえて、製造業などの分野では、今日本で一番元気な中京圏の企業に対して富山県の優れた立地環境をPRする取り組みであり、愛知県内の企業を中心に約100社、約150人に参加いただきました。参加企業が昨年の68社に比べて大幅に増加しているのは、うれしいことです。
 説明会の開会にあたり、私から、「富山県は全国的に見ても優位性のある企業立地助成制度を用意している。さらに、一昨年来、企業立地促進法の制定を国に働きかけ、昨年7月には、同法の成立を受けた「企業立地促進計画」を策定し、全国第1号として国の同意を得ました。この計画に基づく設備投資の特別償却、不動産取得税、固定資産税等の減免などのメリットを活かして、意欲ある企業の本県への立地を進めていきたい」とご挨拶しました。

羽田空港で特産大使らと観光PRする知事 7月3日(木)午後、東京の羽田空港で実施中の富山県・岐阜県共同観光プロモーションを視察しました。東海北陸自動車道の全線開通を契機に、首都圏からの誘客促進を図ろうと、両県が連携して行う初めての取組みです。
 プロモーションには、両県の観光連盟、立山町、多治見市なども加わり、観光ポスターの掲示やDVDの放映などによる観光資源の紹介、啓発グッズの配布や抽選会などが行われ、私も、特産大使や職員らと一緒にパンフレットを配りながら、「富山にお越しください」と呼びかけました。

大下副支店長と富山フェアの商品をPRする知事、商品を手に談笑する知事 7月4日(金)午前、富山県と包括連携しているローソンの大下啓介中部ローソン副支社長ら関係の方々が県庁を訪問され、ローソンの「富山フェア」についてご説明いただきました。
 この取り組みは、東海北陸自動車道の全線開通に合わせて、8日から21日までの間、中部エリア(東海北陸9県と新潟県の一部)の1, 147店舗でシロエビやホタルイカなど富山県の食材を使ったオリジナル商品、蒲鉾、はとむぎ茶などの地域商品等、計37品を取り揃え、富山県の味を紹介していただくものです。
 私から、大下副支社長に対し、絶好のタイミングでフェアを実施していただくことに感謝するとともに、「今後とも、富山県の発展に向け、ご支援・ご協力をお願いしたい」とお話しました。

記念大会で挨拶する知事 同日午後、富山市のサンフォルテで富山県協同農業普及事業60周年記念大会を開催しました。
 大会には、北陸農政局や県議会、農業団体等をはじめ、県内各地から農業者、消費者など関係の方々約400人が参加し、60周年という節目の年を祝うとともに、農業を取り巻く環境の大きな変化にも的確に対応しながら地域農業・農村の活性化に向け取組んでいくことを誓い合いました。
 主催者を代表して、私から、農業者、普及指導員はじめ関係の方々の長年にわたるご努力によって、本県が良質米産地としての地位を確立してきたこと等に心から敬意を表し、感謝申しあげたうえで、「県では、厳しい財政状況の中で、農林水産関係予算を全国で唯一、2年連続増額とした。今後も、農業団体等と連携し、ソフト・ハード両面の農業施策を一体的に展開しながら、元気な農業と魅力ある農村をめざして、全力を尽くしていきたい」とご挨拶しました。

開通式典で挨拶する知事、道路上で主催者、来賓の皆さんとテープカットを行う知事 7月5日(土)午前10時から、岐阜県の飛騨清見ICにおいて東海北陸自動車道飛騨清見IC〜白川郷ICの開通式が開催され、冬柴国土交通大臣をはじめ、森喜朗衆議院議員、綿貫民輔衆議院議員など関係の国会議員や、沿線の県知事、自治体関係者ら約800人が出席して、東海北陸自動車道の全線開通を祝いました。
 私も来賓として出席し、「長年の念願であった東海北陸自動車道の全線開通を迎えることができ、ご尽力を賜った多くの関係の皆様に感謝申しあげたい。裏日本ではなく、上日本というお話もあったが、東海北陸自動車道は、日本列島の真ん中で太平洋側と日本海側の産業、経済、文化をつなぎ、中部圏の発展や中国、韓国、ロシアなど環日本海諸国との経済交流の促進にも大きな役割を果たす大動脈である。全線開通を機に富山県をはじめとする北陸と東海地方がともに発展するよう頑張っていきたい。また、今日を四車線化に向けてのスタートの日としたい」とご挨拶しました。
 式典に続いて、関係の皆さんとテープカットを行い、通り初めパレードに参加した後、午後1時半から、高山市のひだホテルプラザで開催された「東海北陸自動車道の全線開通を祝う会」に出席しました。
 古田岐阜県知事の主催者挨拶につづき、私から、「東海北陸自動車道の全線開通を本県発展の大きな弾みとして、伏木富山港を活かした物流拠点の強化、沿線各県と連携した広域観光の推進などに積極的に取り組んでいく。東海・北陸地域が、win−winの関係で新たな交流・連携が進み、ますます元気になることを心から願っている」と祝辞を申し述べました。

協定書を手に古田岐阜県知事と握手を交わす知事、岩瀬家の縁側で辺りを見渡しながら談笑する両知事、囲炉裏を囲む両知事 同日夕方、南砺市西赤尾町(上平)の岩瀬家(国指定重要文化財)で古田岐阜県知事と懇談し、東海北陸自動車道の全線開通日である7月5日を「富山・岐阜交流の日」と定め、両県の交流連携を進める協定について調印しました。
 この協定では、互いの県民が相互訪問する交流バスツアーなどの記念事業、関西方面をターゲットとした広域観光の共同推進、両県が保有する魅力ある地域資源の相互活用など7項目の連携事項を定め、各種事業を展開していくこととしています。
 懇談では、古田知事からは、「これまでの相互交流を基礎に、両県の交流のステージアップを目指していきたい」と力強い発言があり、心強く思いました。
 私からも、「全線開通時だけの一過性のイベントにせず、この協定に基づき、幅広い分野で両県が協力し、連携していくことで、両県民の相互理解や友情を深めていきたい」とお話しました。

富山の水のペットボトルを手に懇談する知事、県庁正面玄関での出席の皆さんとの記念撮影 7月6日(日)午後、東海北陸自動車道の全線開通を記念した東海富山県人会による「ふるさと訪問」が行われ、石黒大山会長(東海テレビ放送(株)会長)ら約40名の皆さんが県庁を訪問され、懇談しました。
 私からは、県人会の皆さんが、それぞれの地域でふるさとの応援団として、富山県の発展に多大な貢献をいただいていること、そして全線開通後真っ先にふるさと富山を訪問いただいたことに深く感謝申しあげたうえで、「県としても、産業連携や文化交流、広域観光の推進など様々な分野で東海地域との交流を促進していく考えである。県人会の皆様にも、全線開通によってぐっと近くなったふるさと富山県に度々お出でいただくとともに、その魅力のPRに一層ご協力をお願いしたい」と歓迎のご挨拶をしました。

連絡会で挨拶する知事 7月7日(月)午前、県民会館で第5回とやま子育て家庭応援企業・団体連絡会を開催し、私も出席しました。
 「とやま子育て応援団」事業は、(1)家族のふれあいやコミュニケーションを深める機会の提供、(2)企業、地域など社会全体で子育て家庭を支援する機運の醸成を目的として、平成18年度から開始したもので、6月末現在で、2,070を超える店舗・施設からの協賛をいただいています。
 会議では、私から、本事業の推進に各種団体や民間企業など幅広い方面から格別のご理解、ご協力をいただいていることに、心からお礼を申しあげるとともに、制度の一層の普及定着を図るため、今年度から新たに、(1)プロスポーツチームと連携した「とやま子育て応援団」のPR事業、(2)新規協賛店の新着情報欄等のホームページの充実 など事業の強化に取組んでいく旨お話しました。

会議で挨拶する知事 同日午後、県民会館で富山県観光振興プラン策定に向けた準備ワーキングチームの第1回会議を開催しました。チームは、県、市町村、旅行業者や宿泊業者、運輸事業者などの民間企業、観光ボランティア等の実務関係者で構成し、本県観光の現状分析、課題の整理等を行うものです。
 会議の開会に際して、私から、「県としては、この4月から観光・地域振興局を知事直属の組織として立ち上げ、本年を『観光振興元年』として、台湾、韓国など海外からの誘客活動をはじめ、名古屋での大規模広告や東京の山手線車体広告など積極的な観光PRを行っている。今後さらに、今般の東海北陸自動車道の全線開通や遅くとも平成26年度末までの北陸新幹線開業という条件を活かして、本県の観光振興を戦略的かつ総合的に進めるための基本指針となる観光振興戦略プラン(仮称)の策定が必要であると考えている。委員各位から各々ご専門の知識と豊富な経験、さらには柔軟な発想をもって具体的で実効性のあるご意見をいただければ有難い」とお話しました。

中小企業との対話で挨拶する知事 7月8日(火)午後、富山市の富山商工会議所ビルで富山県商工会議所女性会連合会の高澤規子会長はじめ県内8商工会議所の役員の方々約30人に出席いただき、中小企業との対話を開催しました。
 まず、私から、商工会議所の女性部の皆さんが、それぞれの地域で本県経済の活性化や中心市街地の振興等々の面で、多大なご尽力をいただいていることに対し心から感謝を申しあげた後、30分ほど時間を頂戴し、県の主要施策等についてご説明しました。
 引き続き行われた意見交換では、参加者の皆さんから、中小企業における人材確保や観光客受入基盤の整備などについて、ご意見やご質問をいただきました。
 私からは、「ヤングジョブとやま」の設置やUIターン対策により若い人材と県内中小企業とのマッチングに取組んでいることや、コンベンションタクシー助成事業やおもてなし研修などソフト面での観光基盤整備にも積極的に取組んでいることなどをご説明したうえで、今後とも、地域でご活躍の女性部の皆さんと力をあわせて、本県の活性化に向け取組んでいきたいとお話しました。

方税制小委員会で挨拶する知事 7月9日(水)午前、東京永田町の都道府県会館で全国知事会地方分権推進特別委員会の第3回地方税制小委員会が開催され、委員長として私も出席し、平成21年度の政府税制改正に向けた提言案のとりまとめを行いました。
 提言案の柱は、(1)地方への事務・権限の委譲に伴う明確な財源措置を講じるとともに、偏在性が少なく安定性を備えた地方税体系の構築を目指すべきであること、(2)道路、自動車関係税制については、現行の道路特定財源収入が地方の道路整備に係る需要の一部(約4割)をまかなうに過ぎない状況を踏まえ、暫定税率分も含め、現行の税率を維持した上で、これまで(約3.4兆円)以上の額を「地方枠」として確保していくことが必要不可欠であること、などです。
 大都市圏の都県からは、法人事業税の一部を再配分する地方法人特別税について、廃止を主張すべきとの意見がありましたが、私から、「現在の税源の偏在是正に一定の効果があり、大方の県の感覚とギャップがある」とお話し、原案に沿ってとりまとめることで理解を求めました。
 7月17日から始まる全国知事会議において、この案をもとに検討のうえ、知事会としての提言を正式に決定することとなります。

増田総務大臣に対して要請活動を行う知事 同日午後、四方県議会議長、横田自民党県議会議員会長、鹿熊幹事長、中川政調会長の皆さんとともに、増田総務大臣や、与党整備新幹線建設促進プロジェクトメンバーの長勢衆議院議員をはじめ、県関係国会議員らの方々と面会し、(1)北陸新幹線の金沢以西への延伸、(2)新幹線の地方負担の大幅軽減、(3)並行在来線への支援策の拡充の3点について強く要請しました。
 なお、地方負担に係る交付税措置率の引き上げについては、増田総務大臣からは、「期待に応えられるよう作業を進めている」と、また、長勢衆議院議員からも「実現に向け努力したい」と前向きの発言があり、心強く思いました。

村井長野県知事と懇談する知事、生地の魚の駅で買い物をする両知事 7月10日(木)正午過ぎから、立山天狗平の立山高原ホテルで村井長野県知事との懇談会を開催しました。
 今回の懇談では、(1)東海北陸自動車道の全線開通や北陸新幹線の開業を見据え、富山県、長野県、岐阜県の3県が連携して首都圏等で共同観光プロモーション等を実施するなど広域観光を推進すること、(2)並行在来線存続のための新たな仕組みなどの検討を国に共同で働きかけていくこと、(3)広域で移動するツキノワグマの広域保護管理計画策定に向け、関係4県での広域協議会の設置を目指すこと、などで考えが一致したほか、富山、長野両県にゆかりのある「木曾義仲出世街道」の観光ルートづくりに向け、地元市町(富山県の小矢部市など、長野県の木曾町、上田市など)に両県も加わって、研究会を発足させることについても合意しました。
 その他、文化やスポーツなどの分野でも、必要な連携を行い両県の交流促進と相互の発展が図られるよう期待しています。
 なお、午後には、村井知事とご一緒に、堀内黒部市長にもご同行いただき、YKKの産業観光や生地の魚の駅を視察しました。

選手の皆さんを激励する知事、選手から決意表明を受ける知事 7月11日(金)午後、県庁で全国高等学校総合体育大会(高校総体)に出場する高校生や、各種競技の全国大会に出場する小・中学生の選手の激励会を開催しました。今年の全国大会出場者は、全体で918人と、昨年の895人より20人以上多くなりました。
激励会には、それぞれの大会や競技種目を代表して、89人の児童生徒が出席し、私から、「若い皆さんが大会で頑張っている姿は、多くの県民に感動と元気を与えてくれます」、「ベストコンディションで大会に臨み、日頃鍛えた力と技を存分に発揮し、『元気とやま』を全国にアピールしてください」と激励のご挨拶をしました。また、高校生代表の滑川高校レスリング部主将の米田奈央さん、中学生代表の福野中学校なぎなた部主将の金道沙希さん、小学生代表の窪スポーツ少年団ハンドボール部主将の出口昴汰君に、それぞれ奨励金を授与しました。
 選手を代表して、水橋高校女子フェンシング部主将の高橋沙弓さんから、お礼のことばが述べられました。選手の皆さんの全国大会での健闘を心から祈っています。

とやま起業未来塾でパワーポイントを使って講話を行う知事 7月12日(土)午後、富山市高田の富山技術交流ビルで本年度の「とやま起業未来塾」の塾生約30人を対象に、同塾の名誉会長として講話を行いました。
 講和では、まず「郷土の先輩には、浅野総一郎や安田善次郎など、富山県人の特性である進取の気性に富み、幾多の困難を乗り越えて、粘り強く努力して、事を成し遂げた人物がいる。現代の若い人達にも、夢・情熱・志を持って、新しいことにチャレンジして欲しい。そういう考えでこの起業未来塾を創設した」ことをお話したうえで、県政をめぐる動きや課題、主要施策等について約2時間の講義を行いました。

フォーラムで挨拶する知事 7月13日(日)午後1時、富山国際会議場で富山県PTA連合会60周年記念研修会「親を学び伝えるフォーラム」が開催され、私も来賓として出席しました。研修会には、県下全域からPTA役員や関係者約800人が参加され、親の役割や家庭のあり方について意識を深め、それを支えるPTA活動の充実策等について考える機会となりました。
 研修会の開会に際し、私から、終戦後間もない昭和24年12月にPTA連合会が設立され、以来60年間、富山県の教育の振興や子ども達の健全育成に大変大きな役割を果たしていただいていること、そして、最近では、学校安全パトロール隊の結成やレジ袋の無料配布取り止めなどの環境問題などにも積極的に取り組んでおられることなど、林会長はじめ、歴代の役員の方々、会員の皆さんの並々ならぬご尽力、ご熱意に対し、心から敬意を表し、感謝申し上げました。また、「今後とも、PTA連合会の皆さんのご意見等にしっかりと耳を傾けながら県教育委員会をサポートし、連携しながら、教育の充実を図っていきたい」と祝辞を申し述べました。

安全なまちづくりカレッジで挨拶する知事 同日午後2時から、富山市の県総合福祉会館(サンシップとやま)で「富山安全なまちづくりカレッジ」が開催され、私も出席し、開講のご挨拶をしました。カレッジには、各市町村の防犯パトロール隊のリーダーなど約300人が参加されました。
 私からは、関係の皆さんが、日頃から地域で犯罪のない安全なまちづくりの推進に格別のご尽力をいただいていることに深く感謝したうえで、「県では、富山県安全なまちづくり条例(H17.4月施行)に基づき、富山県安全なまちづくり推進本部を設置し、県民への防犯情報の提供や民間パトロール隊への支援などに取り組んでいる。今後とも、県民の皆さんの力を結集して、犯罪のない安全で安心して暮らせる社会の実現に努力していきたい」とお話しました。

本部会議で挨拶する知事 7月14日(月)午前、県庁で富山県地球温暖化対策推進本部の初会合を開催しました。
 県内の温室効果ガスの排出状況は、2010年度に90年度比で6%削減することを目標に掲げているにもかかわらず、2005年度には4.6%増加しており、地球温暖化への対応は、まさに「まったなし」の状況にあります。
 私から、「まず、県庁が率先して何ができるかを真剣に考えて欲しい。そして、地球温暖化対策に向けて、できるものから実行していくことで、県民の理解と協力を得ていきたい」と、県庁の全ての部局、組織をあげて、地球温暖化対策に取組んでいく考えを伝えました。会議では、早速、マイカー通勤の自粛協力を職員に求めていくことが提案されました。
 なお、今後、8月末又は9月初旬には県民の代表の皆さんや有識者で構成する会議を設置し、地球温暖化対策について県民総参加で議論し、実効性のある取り組みについてご意見をいただきながら、具体的な施策に結び付けていきたいと思っています。

懇親のつどいで挨拶する知事 7月15日(火)午後、名古屋市の中日パレスで会員や富山県関係者ら約120人が参加して、東海富山県人会創立60周年の「懇親のつどい」が開催されました。お招きを受け、私も、四方県議会議長や、県内市町村長の皆さんとともに出席しました。
 県人会の石黒会長の開会挨拶につづき、来賓を代表して、私から、東海富山県人会が昭和23年の創立以来、60周年にわたり、会員の皆さんの深い郷土愛のもと、富山県の発展に多大な貢献をいただいていることに感謝申しあげたうえで、「東海北陸自動車道の全線開通を大きな弾みとして、東海地域と北陸地域との共存共栄を目指していきたい。県人会の皆様には、今後とも、東海と富山の架け橋として、一層のお力添えを賜るよう心からお願いしたい」とご挨拶をしました。

全国知事会で資料に目を通す知事 7月17日(木)午前10時から、神奈川県の横浜ロイヤルパークホテルで全国知事会が開催され、私も出席しました。
 初日の全体討議では、地方分権改革の推進や地方消費税の充実などをテーマに議論が交わされ、私からは、(1)事務・権限の移譲に関しては、単に権限のみ移譲された場合、直轄事業(地元負担1/3)と国庫補助事業(地元負担1/2)の違いなどから、全都道府県で年6,000億円余、富山県で100億円余の負担増となる。国出先機関の移管に関しても、人件費などで全都道府県で年約7,000億円、富山県で100億円をかなり上回る負担増となる。したがって、事務・権限の移譲は、まず、それに伴い必要となる財源や人員の移譲とをセットにして、明確な形で示すことが必要であること、(2)地方消費税の充実に関しては、単に税率を引き上げて増収を図るということでなく、偏在性の少ない地方税体系を構築するためには地方消費税の充実を含む地方税改革が必要という視点で検討すべきであること などの意見を申し述べました。
 また、私が委員長を務める地方税制小委員会で議論・検討し、とりまとめた政府への「地方税源の確保・充実に関する提言」について、私からご説明し、原案どおり了承されました。
 提言のポイントは、(1)偏在性が少なく、安定性を備えた地方税体系の構築、(2)地方消費税を含む地方税改革の早期実現、(3)税の偏在を補完するための地方交付税の確保、(4)道路特定財源の一般財源化がなされた場合にも、これまで地方に付与された税、補助金、交付金等をあわせ地方枠として確保し、地方に配分すること の4点です。
 税収の偏在是正は、大都市圏と地方で利益が相反する問題であり、地方税制小委員会の場でも、意見のとりまとめに苦労してきましたが、今回、知事会の議論を経て、提案が了承されたことで、税収の偏在是正や格差解消の重要性が知事会の共通認識になっていることを実感するとともに、その実現に向け、さらに努力しなければとの思いを強くしました。

交流会の様子、松沢神奈川県知事と談笑する知事 7月18日夕方から、横浜市の新都市ホールで開催中の「富山県商談会in神奈川」の交流会に、神奈川県の松沢知事とともに出席しました。
 この事業は、富山県の企業と神奈川県を含む首都圏の企業とのビジネスマッチングを図るものであり、今年の2月に富山県で開催した松沢知事との懇談会による両県連携事業の第1弾です。
 商談会には、富山県から受注企業として51社が、首都圏から発注企業として33社(うち神奈川県20社)が参加し、商談件数は238件と昨年(169件 東京開催)を大きく上回りました。
 交流会では、私から、「規模は違うが、富山県も神奈川県も、ものづくりで発展してきた県である。また、浅野総一郎をはじめ、富山県出身やゆかりの方々が神奈川県の政財界で活躍しておられる。このようなご縁も大切にしながら、様々な分野で交流・連携を深め、両県の発展につなげていきたい」とご挨拶しました。
 松沢知事からも、「地理的には離れているが、大都市圏の神奈川県と地方圏の富山県との交流・連携が新しい広域連携のモデルとなるよう成果を出していきたい」と力強い発言があり、うれしく思いました。

記念植樹の前で談笑する知事ら、堂故氷見市長らと銅像の前で記念撮影する知事 7月20日(日)午後、氷見市薮田児童公園で九転十起の像(浅野総一郎翁銅像)の完成序幕式が開催され、私も出席しました。
 除幕式には、浅野を描いた映画「九転十起の男」の市川監督と原作者の新田純子さん、浅野総一郎が創設した浅野学園理事長の浅野久彌氏(総一郎の孫)、地元氷見市をはじめ、富山県及び神奈川県の関係自治体、商工団体、農業団体など関係の方々約150人が出席し、銅像の完成をお祝いしました。
 私から、堂故氷見市長はじめ九転十起の像建立会の皆様や関係の方々のご熱意とご尽力に心から敬意を表し、感謝を申し上げるとともに、「九転十起の像の完成は、今後の富山、神奈川両県の交流、そして氷見、川崎両市の交流に大きな弾みとなる。浅野氏のご縁を契機として、これからも両県の良い点を活かし、連携、協力しながら、それぞれ魅力ある地域づくりを進めていきたい」とお祝いのご挨拶をしました。

出発式で挨拶する知事、参加者の皆さんと歩く知事 7月21日(月)午前9時、富山市の富岩運河環水公園で「第6回富山県民歩こう運動推進大会」を開催しました。
 出発式で、私から、「歩くことは、誰もが気軽に始められ、(1)身体に無理な負担がかからない、(2)時間があまりかからない、(3)お金もかからない 素晴らしい運動です。皆さんには、この大会を契機として、歩くこと、そして自分の健康づくりに一層努めてください」とご挨拶した後、約400人の参加者と皆さんとともに運河沿いのコースを歩き、心地良い汗を流しました。
 今回は、ゲストとしてアトランタオリンピックをはじめ数々の国際舞台で大活躍された女子長距離界トップランナーの千葉真子さんに参加いただき、一緒に歩きながら、スポーツの楽しさ、素晴らしさを教えていただきました。

谷井選手、小野選手、吉川選手と手を組み記念撮影する知事、谷井選手からの決意表明を受ける知事 7月22日(火)午前、8月8日からの北京オリンピックに出場する県関係選手と役員の方々の激励会を県庁で開催しました。
 北京オリンピックには、富山県関係では7人の選手が出場予定ですが、この日は、日本選手団団長代理の大屋要一富山県レスリング協会理事長とともに、競歩の谷井孝行選手、ホッケー女子の小野真由美選手及び吉川由華選手の3人が県庁を訪れました。また、競歩の山崎勇喜選手、バドミントンの舛田圭太選手及び大束忠司選手、カヌーの北本忍選手らは、海外遠征や国内合宿のため、代理の方々が出席されました。
 私から、選手の皆さんに対し、「世界の檜舞台で活躍される姿は、県民に元気や勇気、子供たちに夢や希望を与えてくれます。日頃鍛えた技と力を存分に発揮して素晴らしい大会にして欲しい。」と激励しました。
 選手を代表して、谷井選手から、「富山県で生まれ育ち、皆さんに支えられながらここまでくることができた。北京オリンピックでは、県民の方々に感動や勇気を与えられるレースをしたい」との意気込みが述べられました。
 北京オリンピックでの富山県選手の活躍を、私も県民の皆さんと一緒に応援したいと思います。

中部圏知事会議の様子 7月23日(水)午後、名古屋市のウェスティンナゴヤホテルで中部圏知事会議が開催され、私も出席しました。
 今回の会議では、平成22年に名古屋市で開催予定の「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)に向けた取り組みなどについて協議を行い、合同で支援実行委員会を設立し、関連事業を実施することなどを合意しました。
 私からは、「東海北陸自動車道が全線開通し、北陸でのイベントも可能。例えば、世界文化遺産登録を目指している立山・黒部では『立山信仰』に加えて、『立山砂防』や『黒部川の電源開発』など厳しい自然や水の力を苦難を乗り越えて治め、活用する取組みにより生み出された文化遺産を見ることができ、さらに、氷見をはじめ富山湾沿岸では、資源に配慮した省エネ型漁法の「定置網漁」が盛んである。また、かねて2年ごとに羽仁進氏が審査委員長を務める世界野生生物映像祭を富山県で開催しているが、COP10の開催にあわせて、世界各国の方々に紹介することも考えられる。」とエコツアーの実施や名古屋での映像祭の開催などについて検討していただくよう提案しました。
 また、4月からのレジ袋の無料配布取り止めなど、地球温暖化防止に向けた富山県の取組みについて説明のうえ、中部圏知事会としても「地球温暖化対策に関する推進宣言」を行い、この問題に積極的に取組む姿勢を示すべきと提案したところ、全会一致で採択されました。

プールサイドで選手の皆さんと記念撮影する知事、農林水産総合技術センターを視察する知事 7月24日(木)午前9時、県総合体育センターの室内プールを使って、強化合宿中の日本選手団(鈴木ヘッドコーチ及び森田、佐藤、伊藤の3選手)を激励に出向きました。真剣かつ気合の入った雰囲気で頼もしく感じました。同じく練習中のポーランドチーム選手団にも激励の挨拶をしました。
 その後、9時半頃から、今年度第1回目の知事の現場ミーティングを行い、富山地区の出先機関や施設などを視察しました。
 まず、この4月に試験研究機関を統合した農林水産総合技術センターでは、青いチューリップや水稲の新品種などの開発状況の説明を受け、最先端の研究に取り組む職員らと意見交換をしました。
 その後、富山総合庁舎にある総合県税、農林振興センター、土木センター、出納室を回り、職員らから担当業務の説明を受けました。
 今回の現場ミーティングでは、初めて、「若手職員との対話」を設け、カレーライスの昼食を食べながら、意見交換しました。

大会で表彰を行い、挨拶する知事 同日午後1時30分から、県民会館大ホールで民生委員法制60周年を記念した富山県民生委員・児童委員大会が開催され、私も出席しました。
 大会には、県内の民生委員・児童委員、社会福祉協議会の役職員や市町村職員ら約1,200人が参加し、法制定60周年という節目の年を祝い、これからの委員活動の充実を誓い合いました。
 式典では、私から、菊川会長はじめ民生委員児童委員の皆さん一人ひとりの献身的なご尽力に対し、心から敬意を表し、感謝申しあげるとともに、「県としても安全・安心な地域社会づくりに全力で取り組んでいく。皆様には、これからも住民の一番身近な存在として、日常的な見守り活動、適切な助言や援助など地域福祉のさらなる向上に一層のご協力をお願いしたい」とご挨拶しました。

総会で挨拶する知事 同日午後3時から、とやま自遊館で平成20年度富山県自治会連合会総会が開催され、私も出席しました。総会には、各市町村から自治会役員の方々ら約300人が出席され、自治会活動等に功労があった方々に対する知事表彰等の授与を行いました。
 私からは、窪田会長はじめ自治会役員の皆様が、日頃から、コミュニティー活動のリーダーとして、地域の発展や県政の推進に格別のご支援・ご協力をいただいていることに対し、心から感謝を申しあげました。また、「行政と住民との協働による施策の推進が一層重要となる時代でもあり、行政と住民の『つなぎ役』として、地域の振興などのため、引き続き、ご理解やご尽力をお願いしたい」とご挨拶しました。

経済懇談会で挨拶する知事 7月25日(金)午前、富山市の富山第一ホテルで「活力とやま創造経済懇談会」を開催し、富山経済同友会の役員の皆さんと、県内経済の活性化策などについて懇談しました。
 私からは、富山経済同友会が東海北陸自動車道の全線開通をにらみ、6月には記念シンポジウムを実施し、さらに9月には日本海沿岸12道県の各経済同友会の代表幹事によるサミットを開催されるなど、地域の活性化に向けて意欲的に取組んでいただいていることに対し、心から感謝を申しあげるとともに、県としても、今般の全線開通を「元気とやま」の創造に向けたビックチャンスと捉え、観光振興や物流の拡大、企業立地などに全力で取り組んでいく旨、お話しました。
 意見交換では、中尾代表幹事から隣県との広域連携を進める「県際化」の推進を、高木副代表幹事から伏木富山港の施設の充実などの提言をいただきました。今後とも、経済同友会の皆さんとの連携を密にし、富山県の発展、活性化に全力で取り組んでいきたいと考えています。

開会式で挨拶する知事、来賓の皆さんと作品を鑑賞する知事 同日午後、県立近代美術館で企画展「AIGコレクション 印象派の光、エコールド・パリ」の開会式を行いました。
 この企画展は、AIGスター生命保険株式会社が所蔵するフランス近代絵画から厳選した56点を紹介するもので、モネやルノワール、ゴーギャンやシャガールなど巨匠26人の優れた作品を見ることができます。
 開会式では、私から、「これらの素晴らしい作品を、子どもたちも含め、多くの県民の皆さんに鑑賞してもらい、感動していただいたり、心の元気や豊かさにつながれば大変うれしい」とご挨拶しました。企画展は10月13日まで、開催しています。

記念式典で挨拶する知事、式典後の懇談会の様子 7月26日(土)午後1時30分から、魚津市の新川文化ホールで北陸職業能力開発大学校の30周年記念式典が開催され、来賓として、私も出席しました。
 式典には、長勢甚遠、宮腰光寛両衆議院議員をはじめ、新川地区の県議会議員、市町村の首長や議長、商工会議所会頭など経済界、地元住民など約1,000人が出席し、開設30周年を祝いました。
 蓮覚寺聖一校長の主催者挨拶の後、私から、祝辞を申し述べ、(1)昭和53年の開校以来、産業界のニーズに応え、これまで約3,000名の優秀な人材を輩出してきたこと、(2)地元の児童・生徒に対するものづくり体験の実施や地元企業との共同研究による産学連携など 同校が地域産業の発展に多大な貢献をされてきたことに心から敬意を表し、感謝を申しあげました。
現在、国の行政改革の一環として、(独)雇用能力開発機構の「私のしごと館」の廃止問題をはじめ施設の見直し等が検討されていますが、同機構の事業の中でも、特に北陸職業能力開発大学校などは、本県のものづくり産業のためにも是非とも必要であり、県としても関係機関に対し、存続を強く働きかけているところです。
 なお、記念式典に先立ち、同大学校の協力会である北陸職業能力開発大学校新川地区振興会の役員や県議会議員、市町村長、商工会議所会頭らの皆さんと懇談を行い、富山県のものづくりと人材育成のあり方などについて意見交換を行いました。

高岡商業高校野球部のみなさんを激励する知事 7月28日(月)午前、県庁で今年の夏の甲子園(第90回全国高校野球選手権記念大会)に富山県代表として出場する高岡商業高校野球部の激励会を行いました。同校の夏の甲子園出場は3年ぶり、県内最多の16回目となります。
 私から、「鍛えあげた技や力、さらにチームワークを発揮して、まずは初戦突破を果たしてください」と激励したところ、主将の田中翔選手から、「応援してくださる方々に、感動を与えられるような試合をしたい。そして、高商の校歌を歌えるよう頑張ってきたい」と頼もしい返事がありました。
 まずは、県勢としては4年ぶり、同校としては21年ぶりの甲子園勝利の成就とさらなる大活躍を心から期待しています。

被害現場で職員や地元の方から説明を受ける知事、豪雨被害の様子を視察する知事 7月29日(火)午前11時過ぎ、東京での予定を繰り上げて、羽田から小松便に乗り、小松空港から直接南砺市に入り、市内の各被災地の状況を視察しました。
 28日早朝からの豪雨により南砺市を中心に多大の被害が出たとの連絡が28日夕方、東京に入りましたので、被災状況の確認、応急復旧等に全力を挙げるよう指示するとともに、少しでも早く、現場の実情を私自身の目で確かめたうえで、復旧対策等を迅速に講じることが必要だと判断したためです。
 午後1時半過ぎから、(1)南砺市信末の山田川に架かる県道長楽寺福光線の北信橋の損壊状況、(2)住宅や事業所など、床上・床下合わせて269棟が浸水した出丸地区の被害状況、(3) 大鋸屋の国道304号の土砂崩れ、(4)立野脇の県道金沢湯涌福光線の崩壊現場、(5)才川七での水稲の冠水被害など、南砺市内の7箇所の災害現場を視察しました。   想像していた以上に被害が大きく、一刻も早く、正確な被害状況を調査し、早急に対策を講じる必要があると考えました。
 また、本年2月の入善町の高波被害の際、災害救助法の適用について、厚生労働省との協議に手間取った経緯にかんがみ、今回は、現地から担当部局を通じて、厚生労働省に連絡をとり、県としては適用したい旨を伝えたところ、夕方までに、同省の了解を得ることができました。これにより、救助費用等に対して、国の支援を得る目処をつけることができました。

部局長会議で挨拶する知事 同日午後5時15分、現場から県庁に戻り、直ちに、豪雨災害に係る第1回部局長会議を開き、各部局から被害状況等について報告を受けるとともに、今後の対策について協議しました。
 具体的な被害状況について、南砺市を中心に県全体で、人的被害が3人(重傷1人、軽傷2人)、住家被害が全壊1、半壊2、一部損壊3、床上浸水92、床下浸水273の計371棟、さらに道路や護岸の欠損、農業施設への土砂流入など数十箇所に及ぶことなどが報告されました。
 私から、各部局長に対して、今後さらに情報収集に努め、被災された方々に効果的な対策の検討を急ぐとともに、特に、道路災害で孤立状態にある祖山(平地域)と立野脇(福光地域)の2つの集落について、一刻も早い復旧に向け全力で取り組むよう指示しました。
 また、今は崩れていないが、さらに豪雨等があった場合、民家に近い山林地が崩壊するおそれがあるとの住民の不安の声を直接現場近くでお聴きした地区もあったことから、土木部、農林部等で相談し、点検に入り、必要な対策を講じるよう、指示しました。

 7月30日(水)午前11時から、県庁で豪雨災害に係る第2回部局長会議を開きました。
 この日の会議では、昨日からの現場確認、情報収集等も踏まえ、祖山地区18戸の孤立状態は解消できたこと、立野脇については金沢湯桶・福光線の崩壊地の山側に仮設道を設置する工事を進めつつあり、遅くとも1週間以内に交通開放したい等の報告がありました。私からは、(1)住家被害者に対する被災者生活再建支援制度の適用可能性についての検討、県税や高校授業料の減免措置の実施、(2)商工業者等の建物・設備等に対する被害に対応するための特別融資制度(償還年限を10年、うち措置を2年とし、金利を年1.35%と最も低くした上で、当初3年間無利子とするため、利子補給を行う。)の創設など、被災された方々の生活や事業の再建を支援していくためのきめ細やかな対策等を急いで講じるよう指示しました。

ヤン・ヴィエデレク団長らと懇談する知事、競泳チームの皆さんらと記念撮影する知事 同日正午頃、ポーランド北京五輪競泳チームと関係の方々が知事室を訪問され、懇談しました。
 ヤン・ヴィエデレク団長とオティリア・イエジェイチャク選手(アテネ五輪女子バタフライ1位)、マテウシュ・サヴリモヴィチ選手(2007世界選手権男子1500m自由型1位)、パヴェウ・ゴジェニョフスキ選手(2007世界競泳男子200mバタフライ1位)、富山県水泳連盟の東山会長と福田理事長らの皆さんで、同チームは北京オリンピックに向け、7月22日から富山県総合体育センター温水プールで最終調整のための合宿中であり、選手と役員合わせて23名の方々が来県されています。
 私からは、合宿地として富山県を選んでいただいたことに対し、謝意を伝えるとともに、立山・黒部、水、食材など富山県の魅力を紹介したうえで、「皆さんが日本の選手とともに、オリンピックの桧舞台で、金メダルの獲得を含め、大活躍されることを願っています」とお話しました。

ふれあい対話で農業関係者の皆さんと懇談する知事、桃のもぎとりを体験し試食する知事、チューリップ球根の検査や商品加工の様子を視察する知事 同日午後、南砺市及び砺波市を訪問し、先進的な農業経営の現場を視察するとともに、農業関係者との「ふれあい対話」を行いました。
 南砺市(福野)のサカタニ農産(奥村一則代表理事)では、露地ネギや露地トマトの栽培状況、えだまめの出荷作業の状況などを視察した後、ハウス栽培の桃のもぎとりを体験し、試食させていただきました。もいだばかりの桃は、みずみずしく、上品な甘さが口の中に広がりました。サカタニ農産では、主力の水稲以外にも大麦、大豆、りんご、桃、露地野菜など多角経営に取り組まれるとともに、若い農業者の育成にも尽力されており、地域に根ざした持続可能な農業経営を目指す姿勢に大いに感心しました。
 また、南砺市(井波)のファーム八乙女(村田文夫代表理事)では、餅や漬物などの加工場や販売施設などを視察しました。ファーム八乙女では、県の農村女性起業チャレンジ事業を活用したもち加工機器の導入、直売所の経営やラベンダーロードの整備など、女性パワーを活かしながら、付加価値の高い農業経営に取り組んでおられ、大変頼もしく感じました。
 次に、砺波市の富山県花卉球根農業協同組合(清都和文組合長)を訪問し、チューリップ球根の検査や商品加工等の状況を視察した後、球根生産者や組合関係者の方々との「ふれあい対話」を開催しました。
 生産者の方々からは、「肥料高騰が経営を直撃しており、化学肥料を節約できるような技術支援をお願いしたい」、「チューリップファン倶楽部の組織化を検討しており、知事にPRの協力をお願いしたい」、「生産販売だけでなく観光産業とタイアップし、ブランド強化を図っていきたい」など意欲的な意見や要望が出され、私からは、「チューリップは、本県にとって極めて重要な園芸品目であり、県としても生産振興だけでなく、需要拡大やブランド化の取組みを積極的に支援していきたい」とお話しました。

横田会長らからの申入れを受ける知事 同日夕方、自由民主党富山県議会議員会(会長:横田安弘)から「大雨による被害対策に関する知事申し入れ」がありました。
 議員会では、この日、南砺市の災害現場を視察されたうえで、(1)被災住民のライフラインの確保、(2)道路、河川、砂防、農業用施設等の早期復旧、(3)河川敷内等の流木処理の速やかな実施、(4)中小企業者、農林水産事業者に対する緊急融資等の支援策などについて、要望が出されました。
 私から、県としても、引き続き、被害状況をしっかりと把握しながら、道路等の応急復旧などライフラインの確保をはじめ、公共施設や農業用施設の災害復旧事業、さらには被災者の生活や事業の再建支援などに全力で取り組んでいく旨、お話しました。

 なお、その他のものを含め、この間の仕事や出来事を一覧表にしてまとめましたので、ご覧ください。

<平成20年7月1日から7月30日までの概況>
7月1日(火) ・永年勤続職員表彰式
・富山港県営1号上屋建設工事完成記念式典
・東海北陸道地域交流フォーラム
7月2日(水) ・知事の学校視察(富山市太田小学校、射水市大門中学校)
・富山県立地環境説明会(名古屋市)
7月3日(木) ・羽田空港での富山県・岐阜県共同観光プロモーション視察
・県経営者協会西部会員懇談会懇親会
7月4日(金) ・庁議
・ローソンの「富山フェア」に係る知事表敬
・知事定例記者会見
・富山県協同農業普及事業60周年記念大会
7月5日(土) ・東海北陸自動車道開通式(飛騨清見IC付近)
・富山県・岐阜県知事懇談会(南砺市)
7月6日(日) ・竹内弘則氏叙勲記念祝賀会
・東海北陸自動車道全線開通記念ふるさと訪問(県庁)
7月7日(月) ・とやま子育て家庭応援企業・団体連絡会
・富山県観光振興プラン策定準備ワーキングチーム第1回会議
7月8日(火) ・郡上市観光キャラバン隊の知事訪問
・アシアナ航空新旧富山支店長の知事表敬
・中小企業との対話(商工会議所女性会連合会)
7月9日(水) ・全国知事会地方分権推進特別委員会地方税制小委員会
・北陸新幹線建設促進に係る政府等関係者への要請
7月10日(木) ・富山県・長野県知事懇談会(立山高原ホテル他)
7月11日(金) ・中尾哲雄氏への紺綬褒章伝達式
・全国高等学校総合体育大会等出場選手激励会
・北陸職業能力開発大学校視察
7月12日(土) ・とやま起業未来塾名誉会長(知事)講話
・石田淳氏瑞宝中綬章受賞祝賀会

7月13日(日) ・富山県PTA連合会60周年記念研修会「親を学び伝えるフォーラム」
・富山安全なまちづくりカレッジ
7月14日(月) ・地球温暖化対策推進本部会議
7月15日(火) ・ 東海富山県人会60周年「懇親のつどい」
7月16日(水) ・全国知事会意見交換会(横浜市)
7月17日(木) ・全国知事会議(横浜市)
7月18日(金) ・全国知事会議(横浜市)
・「富山県商談会in神奈川」交流会
7月20日(日) ・九転十起の像(浅野総一郎翁銅像)完成除幕式
7月21日(月) ・第6回富山県民歩こう運動推進大会
7月22日(火) ・知事定例記者会見
・第29回オリンピック夏季競技大会(2008/北京)出場選手等激励会
・「とやまファン倶楽部」会員交流会(東京)
7月23日(水) ・中部圏知事会議(名古屋市)
7月24日(木) ・第29回オリンピック競技大会(2008/北京)競泳日本選手団強化合宿知事激励
・知事の現場ミーティング(富山圏域)
・民生委員法制定60周年記念富山県民生委員児童委員大会
・平成20年度富山県自治会連合会総会
・富山県美術品管理協議会・専門委員会合同会議
7月25日(金) ・活力とやま創造経済懇談会
・AIGコレクション印象派の光、エコール・ド・パリの夢開会式
・(独)雇用・能力開発機構理事長の知事表敬
7月26日(土) ・北陸職業能力開発大学校30周年記念懇談会
・北陸職業能力開発大学校30周年記念式典
・第59回富山県下消防団消防操法大会閉会式
7月28日(月) ・第90回全国高等学校野球選手権大会富山県代表校優勝報告及び激励会
7月29日(火) ・豪雨災害状況の視察
・豪雨災害に係る第1回部局長会議
7月30日(水) ・魚津港モニュメント製作者大成浩氏(彫刻家)の知事表敬
・豪雨災害に係る第2回部局長会議
・ポーランド北京五輪競泳チーム知事表敬
・知事のふれあい対話(サカタニ農産、ファーム八乙女、県花卉球根農業協同組合
・自由民主党富山県議会議員会からの申入れ(大雨による被害対策)

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム