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知事記者会見[平成21年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成22年1月28日(木)]

◆日時 平成22年1月28日(木)午後1時〜1時30分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)上海国際博覧会における「富山県の日」の概要と上海・台湾への訪問について
(2)雇用創出基金事業の進捗状況について
(3)「重点成長分野人材育成プログラム事業」の実施について
(4)マタニティサポートダイアリーの配布について
※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事 今年の5月〜10月まで中国の上海市で上海国際博覧会(上海万博)が開かれますが、そこに「富山県の日」としてイベントに参加し、富山県の魅力をアピールしたいと考えています。私もトップセールスとして上海を訪問し、前後には台湾にも2年ぶりに行こうと思っています。その際に「雪景、豊水」というテーマで、雪の景色、豊かな水ということで、富山県の豊かな自然や歴史、文化、また、併せて最先端のものづくり技術を有して成長を続けている富山県だということもアピールしたいと思っています。
 今年の5月8日(土)、9日(日)に、日本館イベントステージで行います。実施内容は、18mの巨大スクリーンで富山県の魅力を迫力をもって演出したいと考えています。また、郷土芸能によるステージ展開や、自然、歴史、文化、産業等を体感できる展示です。万博そのものは5月1日〜10月31日まで184日間ありますが、日本館のイベントに参加されるほかの自治体は今のところ13企画で、17の道府県が参加されますが、九州の場合は7県+沖縄としてご一緒に行われます。中部圏での参加は富山県のほかに愛知県と岐阜県です。5月1日からのスタートで、私どもは8日、9日ですから、5月1日と2日を別にすると、最初のころの土日で、日本の自治体としては最初に行うことになります。せっかくですから私も行きまして、上海市政府や航空会社などへの表敬訪問、また上海進出企業との懇談などを行います。
 メインステージゾーンに絶景パノラマシアターと銘打ち、富山県の四季を中心としたパノラマ映像を見せ、また新幹線など躍進する富山の活力もアピールします。また、おわらやむぎや、せりこみ蝶六や椚山(くぬぎやま)獅子舞など、伝統的なものもアピールすると同時に、子どもたちにも関心を持ってもらえるように、世界的にも知名度のある「ドラえもん」や「忍者ハットリ君」などのアニメを活用したPRや、本県最先端のロボット技術などもアピールします。また、パロと遊ぶ体験コーナーや越中和紙を使った折り紙教室、大澤光民さんをはじめとする高岡銅器、高岡漆器、井波彫刻、ガラス工芸なども展示をしたり、画面で紹介したいと思っています。また、雪の大谷は中国でも非常に評価が高いのでアピールしたいと思います。ウエルカムゾーンでは、雪の大谷の雰囲気を実感してもらえるような工夫もしたいと考えています。
 上海万博の開催概要や日本館の説明資料も付いておりますので、ご覧ください。併せて、台湾では、まだ細かな日程は決めておりませんが、上海に行く前後に台北市内の百貨店で、今のところは太平洋そごうを予定しておりますが、富山産品を大いにアピールしたいと考えています。2年前に行ったときにも大変評判が良かったと受け止めていますが、また改めて参ります。特に、昨年は新型インフルエンザと円高で台湾からのお客様が減りましたので、改めてアピールをしていきたいと思っています。

 2番目は、雇用創出基金事業の進捗状況についてです。厳しい経済情勢に対応するため、国から125億円の「ふるさと雇用再生基金」と「緊急雇用創出基金」の二つにより、県・市町村合わせて3年間で9000人の雇用創出目標を立てました。初年度は2600人という目標を立てておりましたが、幸い、1月20日時点で既に2825人の雇用創出を図ることができ、進捗率は108.7%で計画を超過達成できています。
 主な内容は、ふるさと雇用では介護サービス関係や新商品・新技術開発促進関係、商店街活性化の「にぎわいサロン」などのモデル事業、また、就職が決まっていない未内定者等求職者に対する雇用確保と研修をセットにした人材養成モデルを日本で初めて考案し、県内企業人材養成モデル開発事業を始めました。これは、1月22日に求職者の方と求人側の企業とのマッチングを行いましたが、260名も求職者が集まり、会社側は22社でした。採用人数はもともとは30人程度をと思っていましたが、今のところは36人まで求人があるということであります。
 緊急雇用も元気な森再生や小学校での外国語活動協力員の配置、富山湾横断観光船ガイド事業、また、新型インフルエンザの対策として厚生センターなどで外来相談や緊急検査の急増に対応するために、この基金を使うことができました。ふるさと雇用では、産業振興関係が一番大きいのですが、介護や農林漁業、教育・文化などもあります。また緊急雇用でも一番多いのは教育・文化ですが、環境、農林漁業、産業振興なども増えております。

 今後、新たに行う事業ですが、現在は国の第2次補正予算で「緊急雇用創出事業」の積み増しとして、「重点分野雇用創造事業」が1500億円盛り込まれています。これについては、富山県分の金額はまだ確定していませんが、私どもとしては、まだまだ雇用環境が厳しいので20億円以上は確保したいとして、国に申請を出して要請しています。使いみちは、「重点成長分野人材育成プログラム事業」(地域人材育成事業)と「重点成長分野人材育成プログラム・サポート事業」(緊急雇用創出事業)がありますが、特に前者の方に相当力を入れたいと思っています。
 国がこういうものを打ち出したのは、実は先ほど申し上げました、富山県が開発した新規学卒未内定者求職者雇用のモデル事業を国が参考にされて、これを全国に広げたいとして行われた事業です。富山県はパイオニアですから、もっとこれを積極的に行っていきたいと思っています。対象分野は、従来から行っていた介護・農業・林業を除いた分野となっていますが、こういうことも希望があればもちろん広げていきますし、正式には2月23日ごろに緊急経済雇用対策会議を開いて決めたいと思っています。例えば、ITや医薬品や機械・金属や生活関連など、幅広い製造業関係について指定し、この事業を活用し、できれば160人程度は雇用確保したいと思っています。そのほかに、「重点成長分野人材育成プログラム・サポート事業」も行っていきたいと思っています。

 次に、マタニティサポートダイアリーについてです。これは、子育て支援、少子化対策の一環でもありますが、妊娠中に楽しみながら適切に健康管理ができ、将来、お子さんにとっても両親にとっても思い出となるようなダイアリーを作りたいということで、一応それができましたので、妊婦全員に配布し安全で健やかな出産をしやすい環境づくりをしていきたいと考えています。
 妊婦の方々のご意見も受けて、4色のマタニティサポートダイアリーを作っています。これを作るときには委員会を作って、医師や助産師、妊婦さんご自身、今は子育てをしているというお母さんたちなどに入っていただきました。中林正雄先生は恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育病院院長ですが、秋篠宮妃紀子さまの主治医として悠仁親王の出産を担当された大変著明な方で、大変熱心に監修をしていただきました。担当課長に言わせると、大変自信作だそうですから、私も見てみましたが、役所が作ったものとしては割合出来がいいのではないかと思いますので、また記者の皆さんに取り上げていただければありがたいと思います。
 今の母子保健法の規定上は、妊娠すると、保健所か市町村の窓口に届け出をし、そのときに母子健康手帳を配布することになっています。その際に、併せてマタニティサポートダイアリーをお配りして活用してもらおうと考えています。母子健康手帳そのものは、妊娠したときに主として医者が定期的に検査をして所見を書くものが多いのですが、これはどちらかというと妊婦さんご自身が受診を受けたときの記録や、あるいは妊娠中にお子さんといろいろ対話をしたことや、その間の健康チェックや自分の感想や子どもへの思いなど、いろいろなことを日記風に書き込めるようになっており、そういう意味では、後から読み直す楽しみもあります。そのほかに、主な特徴が五つ挙がっておりますので、こういう効果があると思います。県内では、毎年9000人ほどが妊婦になられますが、これを1万部作り全員に配布したいと考えています。評判がよければ、来年以降も継続していきたいと考えています。
 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 北陸新幹線は好転してきていると思いますが、今度は並行在来線に関することですが、JRの関与、できる限りの協力として、JRに資本参加を求めるようなお考えがあるのでしょうか。協力とは、具体的にどのようなものを想定されているのでしょうか。

○知事
 これは、まだいろいろな可能性があると思っています。旧政権時代の政府・与党合意では、新幹線ができれば並行在来線は切り離して、それぞれの地元で責任を持つとなっています。従来の例を見ると、できあがった新幹線は基本的に黒字で、それなりの黒字幅が出ています。一方、切り離された並行在来線は大体どこでも赤字で、それも相当大きな金額で、なかなか維持するのは大変です。
 これは、先行する新幹線が全部国のお金でできて、かつ経営もJRが行い、収益もリスクもJRが背負うことに比べると、最近の整備新幹線の資金繰りは、利益はJRのところに入り、基本的には、並行在来線の赤字だけ地方が負うという意味で、非常にバランスを欠いた仕組みになっていると思います。かねてよりこれを改善してほしいと言っていましたが、その解決策としては幅広い考え方があると思います。
 一つは、並行在来線の経営が非常に大変ですから、新幹線の利益から、JRが国に貸付料を払うことになっていますが、その相当部分を並行在来線の経営安定に使うやり方もあります。それもJRの協力や支援の一つだと思います。そういう方法を含めて、地元の、例えば富山県や市町村、経済界などでつくる第三セクターなどにJRも参加してもらうこともあると思います。それから、一部の方が時々おっしゃっていますように、例えば、少なくとも当分の間はJRが運行して、それに地元自治体が協力するなど、かなり幅広く考えられます。
 この点については、私は会長県の立場ですから、関係の沿線県のご意見なども伺いながら、もちろん国のお考えもいろいろあると思います。JRは多分今のルールが一番いいと思っていらっしゃると思いますので、そういった関係方面と十分に論議を尽くして、県民の皆さんから、少なくとも従来の仕組みよりはよくなったと思ってもらえるように努力したいと思います。

○記者
 永住外国人の地方参政権についてお伺いします。昨年の12月議会では、反対する意見書を国に出していると思いますが、知事ご自身としては、地方参政権の付与に賛成か反対かということと、もし、これが付与されることになった場合に、自治体に与える影響はどのようなものでしょうか。

○知事
 地方参政権の問題は最高裁判決も出ましたが、その読み方の問題もあります。それから、最高裁判決もだいぶ以前のものもありますので、いろいろな考え方があります。歴史的経緯も含め、日本に長年永住されて税金の負担などもされているので、地方参政権、少なくとも投票する権利ぐらいは認めてもしかるべきではないかというご意見もあれば、やはり、本当に選挙などに参加したいのであれば、門戸は開かれているわけですから、日本国民としての国籍を取って行使をされてはどうかという考え方もあります。これは、基本的に国全体として考えるべき性格の問題だと思います。私は知事という立場ですから、今の時点で、こうすべきではないかという私の意見を申し上げるのは差し控えたいと思っています。

○記者
 新潟県の新幹線認可に関する問題で、提訴の期限が今日で、このまま提訴は見送りになると思われますが、その点について、知事のお考えを伺いたいと思います。

○知事
 最終的にどうされたのかという連絡はまだいただいておりませんが、私の受け止め方としては、1月21日に4県知事会議、その後に国交省やJR、鉄道・運輸機構も入った関係者会議にもご出席になり、その際のご発言を見ても、また昨年の秋以来、年末にかけて最近までのご発言を聞いておりますと、北陸新幹線については、特に平成26年度末までの金沢開業は既定の方針なので、いろいろな考え方があろうけれども、この開業に悪い影響を与えることがないように十分配慮してほしいという、私ども富山県を含め、沿線県の知事や住民の気持ちが十分に伝わり、金沢開業に影響を与えないように留意しながらやっていこうとお考えになっていらっしゃるのではないかと受け止めておりまして、そのこと自体は歓迎したいと思います。
 このテーマは、今後も多少は力点の置き方に違いがあると思いますが、なるべく沿線県が心を一つにしてというか、もちろん知事である以上は、自分の拠って立つそれぞれの県民の意見や利益を最優先に考えるのは当然だと思いますが、ただ、同時に北陸信越地域全体の活性化や振興、あるいはその地域住民の幸せの充実など、幅広い観点に立った考え方や行動が大切だと思いますし、そういうことについては、この間にお互いに理解が深まってきているのではないかと思っています。今後も努力をしていきたいと思います。

○記者
 知事が重要性を強調していた国と地方の協議の場の政府案が明らかになってきましたが、評価はいかがでしょうか。

○知事
 まだ政府案もきちんと見ていないので、今の時点ではお答えしにくいです。議論はされていると思いますが、例えば、国と地方の場といっても、かなり幅がありますので、もちろん何もないよりは法律で位置付けをしてやっていただくことは大きな一歩ですが、もう少し具体的な中身を見た上で意見を申し上げたいと思います。

○記者
 地方は議長に首相を求めていますが、官房長官になるのではないかということで不満の声も挙がっています。

○知事
 全体の中身が分からないと、そこだけを取り上げて言いにくいのですが、かねてより鳩山総理は地域主権型の国づくりをする、地域主権が1丁目1番地だとおっしゃっていますので、いずれにしても、そういう総理のお気持ちがきちんと生かされた法案になってほしいと思います。まだ内容を見ていないので、部分的にはお答えしにくいのですが、中途半端なものにならないようにしてほしいと思います。

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