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知事記者会見[平成21年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成22年2月15日(月)]

◆日時 平成22年2月15日(月)13:30〜14:00
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)平成21年度2月補正予算(案)について
(2)イタイイタイ病資料館(仮称)の設置場所の選定及び今後の進め方について
(3)経済変動対策緊急融資の対象要件の追加について
(4)富山県独自の自殺予防週間について
※配付資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 1点目は、平成21年度2月補正予算についてです。通常、2月補正は後で追加提出しますが、先議してもらうために最初に出しています。今回の補正は、国の経済対策などを受けたもので、総額は84億円余りです。21年度は6月補正、9月補正、12月補正を行ってきましたので、補正予算額だけでもトータルで703億円に達し、結果として、一般会計は総額6149億円になります。84億円の財源内訳として大半を占めるものは、国庫支出金の73億円です。その主なものは、地域活性化・きめ細かな臨時交付金が32億円ほどで、そのほかに、さまざまな基金の積み立ての原資となるもの、公共事業関係です。
 歳出の主な内容として、一つは公共・主要県単独事業の追加による社会資本整備です。公共事業の追加が15億円ほどですが、これはすべて土地改良関係事業です。国の22年度当初予算の土地改良関係については、農業農村整備ともいいますが、実にマイナス63%という大変な減額になりました。県内の関係団体や住民の皆さんから、このままではいろいろな計画が全く進まなくなるという不安の声もありました。そこで、国と交渉し、何とか21年度の予算の中でやりくりしていただき、富山県に15億円の追加内示をいただきました。当初予算はまた発表しますが、22年度当初予算と合わせ、県内の土地改良をはじめとする農業関係者の切なる要請に少しでもお応えしようとするものです。
 
 二つ目は、主要県単独事業の追加で27億円です。また、県有施設の耐震化・改修の促進が約9億円です。これは、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を財源としており、22年度以降に予定していたものを、前倒しして21年度2月補正として計上するものです。
 2番目の各種基金の積立ては、国の2次補正予算関連です。緊急雇用創出臨時特例基金の積み増しについては、今回の国の施策を受け、28億9000万円を積み増します。内容的には、重点分野雇用創出事業、また地域人材育成事業、離職し住宅を失った方の住居手当の支給や、生活保護などを受けられている大変厳しい状況にある方の就労支援などで、雇用創出が中心です。
 子育て支援対策臨時特例基金の積み増しも2億4000万円ほどあります。これは、保育サービスなどの充実です。
 三つ目はその他で、まず新型インフルエンザ対策として、例えば、医療機関への人工呼吸器の整備などです。また、地域防災力向上で、自主防災組織の資機材を、なるべく自治会単位で整備していただこうと思っています。今回は、高岡市や射水市で熱心に自主防災組織の充実に努めていただいたので、支援をしていきます。
 また、果樹産地集出荷施設整備事業は、干柿の集出荷場の整備に関する支援で、9100万円ほどありますが、制度としては国が2分の1補助、県がそれに10分の1付け足し、富山干柿出荷組合連合会に補助するものです。来年度の国の農業関係予算が、特にこうした分野については、大変厳しいマイナス予算になりましたので、国と協議し、今年度においては、さらに追加をいただいて支援していきます。
 「緑の分権改革」は耳慣れない表現ですが、総務省の所管の委託費で、新エネルギーのビジョンを県としてつくるための基礎調査です。また、高岡市が小水力発電について調査をされますので、その分も含めて3400万円ほど計上しています。高岡市分については、国から県、県から市への再委託になります。
 公共事業の内訳としては、15億183万5千円のすべてが土地改良関係です。県内の新川中部地区の農道や大浦地区などのほ場整備、湛水防除などです。
 主要県単独建設事業は、地域活性化・きめ細かな臨時交付金なども活用させていただいており、県単独の道路橋りょう、河川、都市計画、港湾、砂防などが計上されています。農林関係も、農業農村整備の用排水関係、森林などが計上されています。また、県有施設改修費として1億円入っていますが、このうちの5000万円は道路の信号機関係で、普通は当初予算に計上するのですが、2月補正に前倒して計上しています。県立学校施設整備費として2億円計上していますが、例えば、桜井高校や富山高校の100周年記念館の外壁改修や富山西高校の第2体育館など、いろいろときめ細かく行うことにしています。
 平成21年度公共事業(ゼロ国債)は、できるだけ県民生活の安全・安心のために、公共事業を切れ目なく発注し、計画的に進めようと考えています。同時に景気対策にもなると思いますが、例年どおり、ゼロ国債を11億9100万円計上するものです。河川では、例えば坪野川の整備です。2年前に富山市速星地区で床下浸水があったのですが、そういうものを防ぐため富山西高校グラウンドに雨水貯留施設を造る、あるいは、朝日町の境海岸は2年前に寄り回り波の被害がありましたので、護岸工事を進めていきます。

 2点目は、イタイイタイ病資料館(仮称)の設置場所の選定及び今後の進め方についてです。イタイイタイ病資料館(仮称)は、かねてより設置場所をどうするのかと、皆さんからも関心をお寄せいただきましたが、イタイイタイ病関係資料継承検討会の報告書を踏まえ、関係者などの意見を十分にお聞きした上で検討を進め、このたび国際健康プラザ「国際伝統医学センター」を活用して設置することになりました。
 検討会の報告では、設置場所の在り方として、提言を三ついただいています。一つは、神通川流域の被害地域に設置することが望ましい。二つ目は、イタイイタイ病の貴重な教訓をしっかり保存して展示し、次の世代に伝えていくことが大切ですから、多くの人が訪れる施設の隣接地などに設置することが望ましい。三つ目は、公共交通機関の利便性が高く駐車スペースが十分確保できるところが望ましいということです。
 そういうことも踏まえ、また、国際健康プラザは県民の健康増進をテーマに、健やかな生活を過ごし健康づくりをする施設なので、イタイイタイ病資料館を伝統医学センターの一画に置くことが適当ではないかと結論づけました。なお、検討会の報告には、資源の再利用や簡素な行政運営という点から、なるべく既存施設の有効利用について積極的に検討すべきだという提言内容ですので、そうしたご提言にも添ったものになっていると思います。
 今後の進め方は、3月末を目途に基本構想を策定し、新年度予算に基本設計費などを計上するため、最後の準備をしています。汚染土壌の復元事業の完了が、今のところは平成23年度末とされていますので、できれば、そのころまでにイタイイタイ病資料館を完成したいと考えています。
 先般、この委員にもなっていただき、被害者団体の会長を長く務められた小松さんが亡くなられ、今日がお通夜、明日がお葬式だと承っておりますが、小松さんのご生前のいろいろなご意見を生かし、しっかりした資料館を造っていきたいと思っています。

 3点目は、経済変動対策緊急融資の対象要件の追加等についてです。これは、国が平成20年10月に緊急保証制度をつくりましたが、その後も経済環境が厳しいとして、本日(2月15日)から、緊急保証の対象要件を追加することになりました。これを受けて、県としても、年末が過ぎ1月に入り一息という感じがありますが、これからまた年度末の資金需要期に向かいますので、中小企業への円滑な資金繰りをということで、国の緊急保証制度の要件追加に合わせ、県の経済変動対策緊急融資の対象要件を追加することにしました。
 内容的には、国の緊急保証要件が、今回は従来のものに加えて、最近3カ月の平均売上高減少率等が2年前の同期比の-3%以上とされました。一昨年の秋から世界同時不況が始まり、昨年1回下がっていますので、前年同期比だけの要件では不十分なので、一昨年との比較基準を入れます。この点は県としても必要なことだと考え、同じように対象要件の追加をするものです。
 また、対象業種についても緊急保証制度で、従来も随分広く793業種となっていましたが、これをさらに全業種にするということで、これにより、医療・介護、パソコン等製造、段ボール製造などが対象になります。これからも、中小企業の資金繰りの円滑化に協力していただきたいと思います。

 4点目は、富山県独自の自殺予防週間についてです。自殺予防週間は、全国的には毎年9月10日から1週間となっていますが、県としては、年度末の3月ぐらいにも自殺が多いと伺っていますので、国の自殺予防週間に加え、富山県独自で毎年2月最終週を自殺予防週間にしようと思います。名称は「とやま いのちを守り育む週間 〜大切ないのちを守り、自殺を止めよう〜」としています。
 内容的には、街頭啓発キャンペーンを行い、啓発用のポスターの配付や番組の放映、また包括支援相談会をウイング・ウイング高岡などで実施します。前回は県民会館で行いましたが、今回は高岡で行います。また、講演会の開催、その他の取り組みも行います。記者の皆さまにも、ご協力いただければありがたいと思っています。
 なお、今日は間に合いませんでしたが、啓発用ポスターは、柴田理恵さん、まつもと泉さんの『きまぐれオレンジ☆ロード』のキャラクターの鮎川まどかさん、このお二人を起用した2種類のポスターを1000枚用意し、関係機関に配付しようと考えています。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 イタイイタイ病資料館については、健康プラザの改築に億単位の費用がかかると思いますが、報告では原因企業にも費用負担を求めるのが妥当だという考えがありました。現時点での知事の考え方と、先日のぶら下がり取材で、小松さんに対する弔意を示したいとおっしゃっていましたが、問題なければおっしゃってください。

○知事
 先般の検討会報告でも、原因企業として相当程度の協力を求めるべきではないかといったご提言もいただきましたので、先般、実務的に原因企業に検討会報告が出たということ、それを踏まえて県としてはイタイイタイ病資料館建設整備に踏みだしたいと、ついては、企業も相当程度の協力をお願いしたいと申し入れ、協議を開始したところです。ただ、現在はどの企業も世界同時不況の中で厳しい経済環境ですから、企業の方でもどう対応すべきか、いろいろと内部でご検討されているのではないかと思います。今後も、随時、話し合いを行い、しかるべき時期までに適切な企業負担について結論を出したいと思います。最終的には、私がしっかりと対応したいと思っています。
 小松さんについての弔慰は、昨年の6月7日に清流会館をご訪問した時と、イタイイタイ病資料館の検討会が4回あったのですが、1回目に小松さんに出ていただいて、このときは私も最初から最後までおりましたので、小松さんにお会いした時に、ご意見を伺いました。心からご冥福をお祈りしたいと思います。
 清流会館をお訪ねした際も、イタイイタイ病による被害状況、本当に患者の皆さんが大変な苦しみに直面したことなどについて、また、被害者団体としてどういう対応をしてきたかということなど、大変静かな語り口の中に、本当にイタイイタイ病を二度と起こしてはいけないのだという大変強いご意思を持っておられると非常に感じました。大変立派な方だったと思います。小松さんがご生前おっしゃっておられた考え方やお気持ちを、できるだけ生かした資料館になるように、報告書もいただいていますので、しっかり対応していきたいと思っています。

○記者
 政府が陣頭している国民総背番号制についてですが、この制度の導入について知事としては賛成なのか、反対なのか。もし、導入することになれば、どのような点に気を付けるべきなのか教えていただけますでしょうか。

○知事
 国民総背番号制についての論議は詳しく承知していませんが、国の財政も大変な逼迫状況で、税収が37兆円ほどしかなく、赤字国債も含め国債発行額が44兆円と、終戦直後の時期を除けば、かつてないほど大変な赤字財政になっていますし、いずれは税制を見直さないといけません。そのときに、企業も含めて国民の皆さんに公平に課税にご協力いただかなければなりません。それには、やはり、総背番号制という表現がいいのかどうか分かりませんが、個々の納税者の収入などを、それなりに正確に把握しないと公平にならないということでおっしゃっているのではないかと思います。
 私は、国民の皆さんの収入をできるだけ正確に総合的に把握することについては、国民の負担をなるべく公平なものにしていくという意味で、大きな方向としては理解できると思っています。ただ、今どういう論議がされているか、直近の話はまだ詳しく存じませんが、当然、そうしていく際に、国民の個人情報やプライバシーなど、いろいろなこともあると思いますので、そういうものとどう整合性を取り、折り合いを付けて国民の理解が得られる課税制度にできるかが課題で、それはやはり拙速ではなくて、十分に国民のご理解を得られるような形で進めていかなくてはいけないと思います。

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