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ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成20年度] > 富山県と中日本高速道路との包括的連携協定に関する共同記者会見要旨[平成20年6月6日]

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知事記者会見[平成20年度]

2017年6月8日

知事室 目次

富山県と中日本高速道路との包括的連携協定に関する共同記者会見要旨[平成20年6月6日]

◆日時 平成20年6月6日(金) 午前11時〜11時40分
◆場所 県庁特別室

共同記者会見で挨拶する知事○知事 
 皆さんおはようございます。今日は、高橋社長をはじめとしまして、中日本高速道路の首脳の皆様にも足をお運びいただいて、記者会見をさせていただきます。高橋社長、お忙しいところありがとうございます。
 皆さんご承知のとおり、富山県民が久しく待望しておりました東海北陸自動車道が7月5日に全線開通いたします。もうあとひと月を切ったわけであります。これまで飛騨トンネルをはじめ、多くの難工事に熱心に取り組んでいただいて、立派に完成いただいた中日本高速道路の皆さんに本当に感謝を申し上げたいと思います。
 私は東海北陸自動車道が全線開通いたしますと、かねて申し上げておりますけれども日本海側と太平洋側を結ぶ、日本でもこういう形で日本海と太平洋を結ぶ高速道路は初めてと言っていいと思いますので、富山県をはじめとする北陸、東海地方にもすごくインパクトがあると思います。富山県の中を見ましても、2年ほど前から東海北陸自動車道の全線開通を見越した形での企業立地も進んでおりますし、また伏木富山港も、これは日本海物流がこの10年ほど中国や韓国の発展に伴って活発化していることの影響もありますが、国際コンテナの取扱量、この10年で3倍前後になったということもありますから、東海北陸自動車道の全線開通でその物流の面でも良い点があると思います。またもちろん、観光振興、交流人口の拡大の点でも大変大きな効果が期待できるわけでありまして、皆さんもご承知のとおり、既に富山県側でも民間の会社が高速バスを富山から名古屋に運行しているということもあるわけであります。今年の5月の連休、立山黒部アルペンルートに来た国内外のお客さんは4割増になりました。その中でも台湾とか韓国とか外国から来たお客さんは前の年に比べて8割増になったわけで、全部合わせて106,800人になったのですけれども、私はこの東海北陸自動車道が全線開通したことで、これからまさに観光の面でも広域国際観光圏が形成される。富山県の観光振興のためにも北陸だけでなくて中部圏全体を見越した戦略とかを考えていく。また、お互いに東海地方ともWin-Winの関係で連携・協力し合って地域の発展を考えていく時代になったと思います。
 中日本高速道路さんは、この後高橋社長からもお話があると思いますが、お聞きしておりますと、地域に貢献する会社であろう、また地域に親しまれる会社であろうという大変熱心なお気持ちで経営されているように承っておりますし、また私は東海北陸自動車道が全線開通ということで、既に岐阜県知事とも話し合って観光振興のPRをやるとか、また名古屋で企業立地セミナーをここ2、3年やっているとか、いろいろなことを企画しておりますが、できれば中日本高速道路さんと色々な協力関係を深めたいと思っていましたところ、中日本高速道路さんの方から、是非色々なサービスエリア、パーキングエリア等々活用して連携しませんかといったようなご提案もいただいて、これはありがたいことだということで今回協定を結ばせていただくことになりました。内容は、色々災害対策とか観光振興とか盛り込まれていますが、特にお願いして、今回の協定は全国で4番目になるとのことですが、先行する3県の協定に更に加えまして、子どもさんとか青少年の健全育成の分野、また環境対策ですね、県産材の有効活用みたいなことも含めて、そういう趣旨も盛り込んだ協定にしていただくことができました。高橋社長をはじめ、中日本高速道路の皆様方のご配慮に感謝を申し上げたいと思っております。こういうことでありますが、これを機会に中日本高速道路さんとも連携しながら富山県の活性化、くらしたい国づくりを一生懸命やっていきたいと思います。どうかそういうことで今日、協定を結ばせていただきますので、県政記者クラブの皆さんにも是非ご理解とご支援を賜ればありがたいと思います。今日は高橋社長、本当にありがとうございます。

共同記者会見で説明する中日本高速道路(株)高橋社長○中日本高速道路株式会社 高橋社長
 おはようございます。中日本高速道路社長の高橋でございます。本日は石井知事はじめ、富山県の関係の方々のご尽力を賜りまして、無事に弊社と包括的連携協定を結ぶ日を迎えることができました。誠にありがとうございます。感謝申し上げます。
先ほど石井知事からもお話がありましたように、契機になりましたのは東海北陸自動車道の全線開通であります。最近の状況をご報告させていただきます。日本で2番目に長い、10.7kmの道路トンネルであります飛騨トンネルが、残っております25kmの区間の最大の難所でございまして、地下1,000mのところを10.7kmのトンネルを掘るとのことで、なかなか前もっての調査ではわからない地質の複雑さというか難しさに遭遇しまして、3月末の開通を延期することを余儀なくされました。そのことによりまして、富山県をはじめ関係の皆様にご心配とご迷惑をおかけいたしましたけれども、現在のところ順調にその後の作業は進んでおります。飛騨トンネルの防災設備、これは水噴霧設備スプリンクラーだとか監視用のテレビカメラ、こういうものの設置は既に終わっておりまして、連動、調整の試験を行っております。この後防災の訓練も行いながら、最終的な仕上げの工事を進め、予定通り7月5日には開通を迎えたいと思っております。
 もう既に開通の前から北陸地方と東海地方の交流が色々な分野で活性化しておりまして、6月4日には健康をテーマとした企業の交流が名古屋市で開催され、1,500件の商談が行われたということもお聞きしておりますし、それ以外にも高速バスの運行だとか、観光面あるいは経済面での交流が既に活性化しているということでありまして、私ども、安全で快適な高速道路の空間を創出することによって地域の発展に貢献したい、これが経営理念でありまして、それが開通前から具現化しているということを実感いたしまして、これ以上の喜びはないところでございます。その分、開通した後も快適で安全な道路空間を提供するために、私ども最善の努力をしなくてはいけないという責任の重さも改めて痛感しているところでございます。このような中で私どもが富山県とこの度、包括的な連携協定を結ばせていただくのは、私どもが持っている資源と、富山県の豊富な色々な自然環境も含めた資源を有効に連携し、シナジー効果で双方が今後益々発展でき、私どもの方からいいますと、お客さんに多様なサービスを提供し、快適なドライブを楽しんでいただけるように努力するきっかけにしたいと思っております。これはあくまでキックオフでありますので、色々なプランを双方出し合って実現していきたいと思いますし、開通のイベントも、双方話合いが進んでいると思いますが、適切に実行してまいりたいと思います。協定自体は一応5年ということでありますが、発展的にいくらでも長くしたいと思っておりますし、マスコミの皆さんのご支援あるいはご意見を賜ってよりよいものにしていきたいと思っております。これを機会に是非私どもにご支援をいただければ幸いに思います。本日は富山県の皆さん本当にありがとうございました。

<包括的連携協定の概要説明>

○寺林知事政策室長
 お手元に配付してございます配付資料1〜3について順にご説明したいと思います。配付資料1はこの後署名をしていただきます包括的連携協定書そのものでございます。今ほどのご挨拶にもありましたが、冒頭にありますように、双方の連携を強化してまいりたいということを前文で謳っております。第1条につきましては責務であります。甲(富山県)と乙(中日本高速道路)は、双方の資源を有効に活用した県内の産業振興と地域社会の活性化や高速道路等利用者の利便の向上等に関し、相互に情報及び意見の交換に努めるとともに、その後具体的に述べておりますのは、一つは地域の安全・安心の確保、観光やブランドの振興、さらに3つ目、これは本県の特徴を出させていただきましたが、子どもや青少年の育成支援、環境対策、また5つめとして高速道路等の利用促進など、共同で取り組むことが可能な案件の発掘及び推進に努めるものとする、という責務を謳っております。
 第2条でございます。個別の協議ですが、甲と乙は、本協定に基づき、個別の案件を共同で実施することについて合意しましたときは、具体的な推進方法、役割等に関し、別途協議の上、取り決めるということで、これは既に作業を進めております。
 第3条は有効期間でございます。有効期間につきましては、平成20年6月6日、本日から平成25年3月31日まででございます。ただし、期間終了の1か月前までに両者間で書面による合意があったときは、本協定は更に5年間更新されるものとし、以後もまた同様でございます。
 第4条は疑義の決定でございます。疑義等が生じた場合については、甲乙協議して定めることとしております。
 資料2と3は同時にご覧いただきたいと思います。個別の内容につきまして検討を進めておりますものも含めて、既に実施済みのものもございますが、資料の2にまとめてございますが、時間の関係もございますので、資料の3の取組事例を中心にご説明させていただきます。
 地域の安全・安心確保の例としまして、例1をご覧いただきたいと思いますが、災害発生時の連携協力を謳っております。1にありますとおり、緊急車両の通行、孤立地域の迂回路の確保ということで、参考にありますとおり、平成18年1月の大規模地すべりによる国道156号の通行止めの際には、迂回路としまして東海北陸自動車道が無料開放されたという事例がございます。また2番目としまして、サービスエリア等の防災拠点等としての活用もいざという時に考えられるということで話を進めております。
 例2としまして、応急復旧の相互協力を謳っております。技術的支援、あるいは通信機器等の提供、さらに復旧業務に必要な情報交換のことを謳っているところでございます。
 それから大きな2つめとしまして実際の観光・ブランド振興の例としまして例3に挙げております。とやまブランド情報等の発信ということで、サービスエリアあるいはパーキングエリアビジョンによる情報の提供という形で本県の観光情報をそれぞれのサービスエリアあるいはパーキングエリアで映像情報を提供していただくことを考えているところでございます。
 次に例4であります。子どもや青少年の育成支援の例を挙げておりますが、富山県が実施しております「とやま子育て応援団」への参加という形でサービスエリア内の店舗で買い物をした子育て家庭に対しまして優待制度を実施するといったようなこともご検討いただくということで話を進めております。
 また例5としまして、環境対策の例でございますが、県内サービスエリア・パーキングエリアにおけるうるおい環境づくりでございます。うるおいのある環境づくりとしまして、サービスエリア、パーキングエリア等におきまして、花と緑にあふれる安らぎと憩いの空間を整備するといったようなことも考えておりますし、さらに本県が進めております、「水と緑の森づくり税」の例もございますが、県産材のベンチを設置しまして交流の場を更に盛り上げていきたいと思っております。
 ここまでが本県の説明の分野でございまして、この後については、中日本高速道路さんの方から説明いただきます。

○中日本高速道路株式会社 日野金沢支社長
 お手元の資料を見ていただきたいと思います。まず高速道路等の利用促進、利用者サービスの向上、地域の活性化としまして、観光振興と高速道路等の利用促進に関する相互協力ということで資料2に5点ほど書いてございます。
 資料3の事例6「観光振興と高速道路利用促進」には、富山県、観光客、中日本高速道路の三者の相互関係が書いてありますが、そのような形で促進していきたい。
 その次に事例7「東海北陸道全通企画割引(ETC周遊プラン)」とありますが、お手元に周遊プランのチラシもありますが、内容的には東海地方名古屋地区から東海地方又は北陸地方に2泊又は3泊で自由に周遊いただける、逆に北陸地域の方から中部・東海3県の方に自由に周遊いただけるという4つの例が書いてございます。
 それから、「北陸道春まつり・秋まつりの実施」というのをやっておりますが、事例8に書いてございますとおり、連携してより充実したものにしたいと思います。
 それと事例9ですが、東海北陸道全通関連イベントの共同実施をしていきたい。近々でいきますと、平成20年7月19日から21日までの3日間、東名高速道路の上郷サービスエリアで、富山県、岐阜県、NEXCO中日本が連携してイベントをやっていきたい。
 それから、サービスエリア、パーキングエリア等での富山県産品の販売充実ということで、オンラインショップの「ONLINE MALL」がございますが、富山県産品の販売を充実していきたい。事例10に今「ONLINE MALL」に出ております産品の例を4点ほど掲載しております。
 それから、サービスエリア、パーキングエリア等で販売する商品の共同開発ということで、より一層の商品の充実をしまして、富山県産品を活用した商品などを共同開発していきたいと思います。以上でございます。

<包括的連携協定の締結>

包括的連携協定書に署名する知事と中日本高速道路(株)高橋社長

<質疑応答>

共同記者会見で記者と質疑応答する知事と中日本高速道路(株)高橋社長○記者
 高橋社長にお伺いしますが、御社がこういう形で提携なさっている他の県はどことどこでしょうか。その上で、富山県を新たに提携先に選ばれたのは、東海北陸自動車道の全通というのはわかるのですが、一番のメリットはどこにあるとお感じでしょうか。
○高橋社長
 順番でいきますと、最初は岐阜県、平成17年に結びました。それから2番目は山梨県です。また、包括的連携協定以外に災害時の協定ということで静岡県と結んでおります。なお、弊社以外では、東日本高速道路さんが宮城県と包括的連携協定を結んでいる例があります。それで今回富山県と結ばせていただきました。特に優先度ということではないのですけれども、先ほど申し上げましたように地域との連携だとか、地域への貢献という意味で、私どもすべての県とこういう形で何らかの協定を結んで作業を進めていきたいと思っておりますけれども、何かのきっかけということでこういう話をさせていただくのが一番よかろうということで、今回の東海北陸自動車道全線開通ということに相成りました。岐阜県の場合は、随分工事の点で、岐阜県内で東海北陸自動車道の事業が残っておりましたので、そこで色々な面でタイアップする必要があるということで最初に、たまたまというか、岐阜県とそういう話になったということであります。

○記者
 御社の道路網がある管内の県とはいずれすべて提携を結びたいということでしょうか。
○高橋社長
 提携したいと思っておりますが、私ども守備範囲が広うございまして、東は東京都、神奈川県から、西は滋賀県まで入っております。我々の色々なアイディアを地元に発展的に活用していただけるような、そういうことと連動していきたいと思っておりますので、いきなり全部というのはなかなか体力的にもできないところがありますので、色々状況を踏まえて、今度特に私どものエリアで言いますと、新東名高速道路が愛知県、静岡県、神奈川県とオープンしていきますので、そういうタイミングをとらえてそういう県とも、こういうお話をさせていただきたいと思っております。

○記者
 知事にお聞きします。改めて今回の包括連携協定を結ばれて、どのように高速道路会社と地域の発展を進めていきたいとお考えでしょうか。

○知事
 私は前から、例えば、東海北陸自動車道全線開通ということで、ご承知のとおり岐阜県の古田知事とは一昨年来、もう3年前になりますかね、準備をしまして、道路開通を記念して共同の道路マップ、外国人の方も使えるようなマップを岐阜県と富山県共同で作ろうとか、色々なお客さんに来ていただくのも広域的、国際的な呼び方をしなければいけないので、両県で連携してイベントをしようとか、スタンプラリーをやろうとか、色々なことをやっているのですが、それにつけても高速道路を運営管理される中日本高速道路さんとそういう協力をしたいとかねて思っておりました。
個別には、既に先ほどの資料3にありますけれども、例えば、平成18年1月に大規模な地すべりが国道156号でありました時には、迂回路として東海北陸自動車道の無料開放を、中日本高速道路さんにお願いして、快くそういうようにやっていただいたという経緯もありまして、非常に中日本高速道路さんがかねて地域に貢献するという視点を大事にされているということを承知しておりましたので、是非やりたいと。ポイントとしましては、高速道路は色々な所とのネットワークの手段として非常に大事ですから、まず私どもの立場で言いますと、一番基本的な災害発生時の連携とか安全・安心ですね、災害・応急対策、高速道路に伴う事故だってあるわけですから、そういうことをきちっとお互いにやりたい。それから先ほどご説明しましたような観光振興等をこの際図りたい、それから富山県のアピールをもっともっとしたいと思っておりますので、中日本高速道路さんが持っていらっしゃるサービスエリアとかパーキングエリアの空間に多くの車両が入って色々な人が出入りする、そういう場所をお持ちだというのは、私どもから見ますと大変魅力的でありますので、是非富山県の色々な面でのアピールに使わせていただきたい。そのことも中日本高速道路さんにとってもプラスになるんじゃないかという面もあるかと思います。
それからあわせまして、企業立地とか物流は当然のことでありますが、環境問題とか、あるいは少子化時代に入りまして、子育て支援とか青少年の健全育成、これは富山県だけでなくて日本全体で取り組まなければいけない大きなテーマですから、こうしたことも、今までの例を見ますとはっきりと書いていないようですけれども、そうした環境対策、県内のサービスエリア、パーキングエリアでうるおいのある環境づくり、例えば県産材のベンチを置くとか、花と緑にあふれる安らぎ空間にするとか、あるいは子育て応援団を富山県はやっておりますが、そうしたものにご協力を賜るとか、というようなことを特にお願いしております。またもちろん中日本高速道路さんの方から今ご説明がありましたが、県産品の販売、アピールはもちろんですし、また富山県をはじめとして沿道で色々なお祭りとか様々なイベントが既にありますから、そうした時のPR等にも利用させていただきたい。一例を挙げれば、富山県には利賀村に鈴木忠志さんがいて、世界的な舞台芸術の拠点になっておりますけれども、東海北陸自動車道が全線開通すれば名古屋とか静岡の人はものすごく便利になりますよね。現状でも名古屋どころか静岡あたりから見に、車で来る方が非常に多いので、今度東海北陸自動車道が全線開通しますとそういう面でもすごくメリットがあると、こういうふうに期待している次第です。

○記者
 高橋社長にお伺いしたいのですが、地元では東海北陸自動車道に対する期待は高まっているのですが、改めて御社として東海北陸自動車道にどのような期待とか役割を果たしてほしいか、ということを伺いたいのと、もう一つは県内区間の4車線化ということについて、見通しは、お話しできる範囲で、あればお伺いしたいのですが。

○高橋社長
 東海北陸自動車道が全線開通しますと、小矢部砺波ジャンクションと一宮ジャンクションとの距離が185kmですから、物理的に非常に短い、最短ルートで直結できるということがひとつ、それから、もう一つは、北陸自動車道でつながってはいるのですけれども、高速道路がネットワーク化される、2本の高速道路で日本海側と東海地方がつながるということで、災害を含めてリダンダンシーと言いますけれども、そういう能力が非常に向上するということが、私ども安全・安心で快適な高速道路空間を提供するという意味合いでいうと、非常に強化されるということが一番大きなことだと思います。
 それから、もう一つの4車線化の方ですけれども、東海北陸自動車道は、特に今回開通するところも10.7kmのトンネルを対面通行でいいのかと安全・安心に対するご心配をいただいております。現在できる限りの安全対策を講じておりますけれども、やはり本来4車線化を目指すべきだと思っております。残念ながら富山県側は4車線化の計画はございません。岐阜県側につきましては今、瓢ヶ岳というところまで4車線になっておりますが、それから北に白鳥までを21年度までに4車線化をしたいということで鋭意工事をしておりますし、この7月中に何とか瓢ヶ岳から郡上八幡までは4車線化をしたいということで、突貫作業中です。
 なぜできないかと言われると、私ども、日本高速道路保有・債務返済機構というところと協定を結んでおりまして、4車線化をしてもそれに投下する費用に見合っただけの収入が期待できないということで、私ども単独ではなかなか財政的に許されないという状況ですので、今道路財源の話が日本中で話題になっておりますけれども、一般財源化された後でも是非そういうものを活用して4車線化の道を求めて、国に対してお話をしていきたいと思っておりますし、そういう意味では富山県の石井知事と連携して働きかけたいと思っております。

○知事
 関連でお話ししますと、何とか私どもは4車線化を実現したいと思っておりまして、私はそういう意味では、7月5日の全線開通は、4車線化に向けての新たなスタートの日だと思っておりますが、できればやはりトンネルも2本目を掘ってもらわないといけないと思っておりますが、今高橋社長からも言っていただいたように、高速道路の経営面から言いますと、やはり一定の台数以上に自動車交通があるという見通しがないとなかなか取り組みにくいということもあると思いますので、私の方は、まず先ほど申し上げた観光とか物流とか、企業立地とか、色々な富山県内の活性化を図る動き、こういうものが自動車交通の増加にもつながって4車線化を進めていくフォローの類にできるのではないかと期待しておりますのと、今道路財源の一般財源化問題もおっしゃいましたが、道路を巡る色々な動きがありますけれども、日本海側と太平洋側を結ぶ、日本で唯一と言ってもいい南北の立派な高速道路でありますので、いつまでも暫定2車線というのはいかがなものかと、国全体の立場から、いきなり全部4車線でなくても、順次4車線化を進めたい。そのことについては岐阜県の古田知事ともお互い連携しながらやっていきましょうと言っておりますので、これからもしっかりと取り組んでまいりたい。また高橋社長も度量の大きい方でありますから、国にも働きかけながら、中日本高速道路さんともこれからも相談をしていきたいと思っております。

共同記者会見で握手する知事と中日本高速道路(株)高橋社長

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