富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成20年度] > 知事記者会見要旨[平成20年8月6日]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成20年度]

2017年6月8日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成20年8月6日]

◆ 平成20年8月6日(水)午後1時30分〜2時15分
◆ 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)東海北陸自動車道の全線開通効果と今後の取り組みについて
(2)平成20年度富山県総合防災訓練の実施について
(3)「環水公園夏まつり」について
(4)職員へのマイカー通勤自粛の協力について
※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事 それでは、記者会見をやらせていただきます。
 第1点は、東海北陸自動車道の全線開通によってどんな効果があったかということと、今後の取り組みについて簡単にお話をしたいと思います。
 東海北陸自動車道が全線開通しまして、率直に言って、私どもなり、特に高速道路の専門家の皆さんの一般的な予想よりは随分交通量が増えたなと思って大変喜んでいるところであります。
 お手元の資料のように、休日は、東海北陸自動車道、白川郷−五箇山までですとこの一月間の土日の平均が10,700台、その前は2,200台くらいでありましたから、ほぼ5倍近い数字になっております。特に確か7月20日でしたか、1万6,300台くらいまできまして、2,200台であると7倍くらいになったということであります。
 もっとも能越自動車道のほうもご覧いただきますように、高岡−福岡インターで62%増、氷見のほうでも21%増。それから、大変うれしく思っていますのは、県の東部のほうですね、富山西−富山でも35%、滑川−魚津34%、黒部−朝日でも32%アップということで大変大きな効果があるのではないかなと。
 また、平日については、元々交通量が比較的多いこともございまして、倍率は少しおとなし目でありますが、それでも白川郷−五箇山で3.3倍、それから、能越、北陸自動車道でもご覧いただきますように10%台前半の伸びになっておりますので、大変よかったなと。
 よく専門家の中に、福光あたりで今3,000台くらい走っているんだけれども、あるいは2,000台半ばなんだけれども、これが5,000台にいけばまずまずではないかといって、そういう予測をする方もいらっしゃったのですが、休日は1万台を超している、平日でも6,000台にもう少しで届くというような数字になっていますので、よかったなと思います。
 同時に、五箇山とか福光とか、高岡、氷見等が相当増えるということは元々予想していたんですけれども、富山とか魚津、黒部、こういったところも大変交通量が増えておりまして、よかったと思います。
 1枚おめくりいただきまして、それで、さらにどういう効果が実際に個々のお店等であったのかということになりますけれども、詳しくはまたこの資料をごらんいただきたいと思いますが、例えば氷見の海鮮館では7月の入館者数は対前年比45%増、売り上げも48%増で、大体5割増しということであります。それから、宿泊客も、特に中京方面からの宿泊客が前年に比べて2倍くらいになったとか、また、日帰り客も大変ふえているということであります。
 以下、高岡、五箇山等もこういうふうに効果があり、特に五箇山観光協会が7月20日〜22日に実施しました調査によりますと東海ナンバーの自動車交通量が前年に比べて7〜8倍になったということで、これは実際我々の実感とも合っているなと思います。
 それから、県の東部のほうで、例えば魚津市の海の駅に私も自ら行ってみたんですが、これはまだ入館者、売り上げが4〜5%増ということでありますけれども、今後、実際に11月以降、中京方面からの予約も結構入っているということでありまして、また、宇奈月温泉等も、これはホテル、旅館の営業政策にもよりますから一概に言えないんですけれども、中京方面からのお客さんが15%増というところもあれば、2.5倍になったというところもありますし、いろいろであります。いずれにしてもそれなりの効果はあったなと。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、高速バスの利用状況でありまして、これは個々のバス会社の名前は残念ながらバス会社のほうで勘弁してほしいということでございますけれども、従ってA、B、C、Dと書いてございますが、それぞれここにあるような時間短縮効果もあるわけですが、一番上の四角にありますように、全線開通前は大体4月から6月まで4社平均の乗車人員が10人くらいだった。それが平均で15.7人に増加しているということであります。5割増し以上ということになります。
 なお、これはいろいろな計算があるのだと思うんですが、いわゆるバス会社としての損益分岐点、会社によっては1台11人くらい乗れば大体とんとんになるというところもあれば、もう少し14、15人くらい乗らないと、というところもあるようですけれども、15.7人ですので、いずれにしてもかなりいい形になっているのではないかと思います。
 それから、企業進出については、今のところすぐにこれで大型案件があるというわけではありませんが、中小規模の進出が現に予定されておりまして、今後に期待したいなと。
 それから、次のページをご覧いただきますと、今後に向けた取り組みで、今の段階ではっきりしているものだけ申し上げますと、旅行雑誌に富山県の記事も掲載していただいて、また、あわせて13の宿泊施設が独自に広告を出されるということになっております。
 また、名古屋市では、8月8日が名古屋市の市章が八と書いて丸、これが名古屋市の市章だそうで、前から8月8日というのを「まるはちの日」としていろいろなイベントをされているのだそうですが、そういうところに出展をさせていただいて富山県の魅力をアピールするとか、また、JR名古屋駅の中央コンコースに巨大広告というのは5月に出して、大変高い評価をいただいたんですが、管理会社との調整がなかなかつきませんで、あそこは空きがないものですから、8月はコンコースの中央の柱のところに集中広告を49本出す、こういうふうにしております。
 また、企業誘致関係でも、とやま立地環境体験会というのを8月26、27日にやりまして、今のところ20社、23人くらいの中京地区の企業のトップクラスの方が来ていただけるというふうに聞いております。
 また、メッセナゴヤでも富山県ブースを出しますし、また、小矢部、氷見、高岡の3市で名古屋でのセミナー、これは7月2日に県主催のものはやっておりますので、今度は3市が共同でおやりになる。これも県として支援していきたいと思っております。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、8月22、23日と全国街道交流会議を高岡でやりますし、また、全国産業観光フォーラムを9月に富山でやる。また、これは全線開通を念頭に置いてということではございませんけれども、日中韓ロボット研究者交流ワークショップというのを宇奈月のセレネでやる。また、とやまの「みち観光」というのを、全線開通も念頭に置いて昨年から準備してまいりましたが、道路から美しい景色が見えるビューポイントを「パノラマ富山発見ルート」─「パノラマキトキト富山に来られ」というのと関連しているわけですが、パノラマ富山発見ルートというふうにして繋ぎまして、既に南砺・砺波ゾーン、立山ゾーンは6月中に完成しておりまして、また、氷見・伏木ゾーンは8月中に、新川ゾーンも今年度中に作って、観光に来る皆さんに楽しんでいただくというふうにしております。
 なお、もう1枚おめくりいただきますと、これはこれまでの取り組みということでありまして、さっき申し上げましたJR名古屋駅での大規模広告ですとか、岐阜県との連携、広域観光マップとかスタンプラリーとかということ、それから、「とやまに来られ!キャンペーン」とか、サービスエリアでの観光展、また立地環境説明会、工業団地訪問セミナーとか東海県人会にバスツアーで来てもらうとか、いろいろなことをやってまいりました。また、富山・岐阜との連携協定、中日本高速との包括協定、こういったいろいろな取り組みが予想を超える東海北陸自動車道の利用状況になっているのではないかと思いますが、さらに取り組んでまいりたいと思います。
 もう1枚、ちょっと資料が飛びましたが、「みち観光」の「パノラマ富山発見ルート」の場所がここにあります。またご覧いただいて取材を賜ればありがたいと思います。

 次に、20年度の富山県総合防災訓練の実施についてということであります。
 9月6日にやることにいたしております。
 今回は、被害想定は砺波の法林寺断層を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生した。また、高岡市を中心に県西部で震度6強を観測した。また、暴風雨とか波浪で、伏木沖で高波が発生した、小矢部川流域で増水したといったような想定をとっております。
 主な特色はここに書いてあるとおりでございますが、能登半島地震とか岩手・宮城内陸地震等の大規模地震を想定した訓練をやらせていただくということで、特にアンダーラインしているようなところが新しい取り組みでございます。
 また、本年2月に高波が発生したので、入善、黒部とか朝日、あるいは射水等で災害が起こったのは皆さんご承知のとおりですが、そうしたものも想定した住民の皆さんの避難訓練ですとか、また、負傷者の搬送、海難救助、また、ヘリによる被災状況の伝達といったようなことをやることにしております。
 また、今年7月に集中豪雨が発生して南砺市中心に大変大きな被害が出ているのは皆さんご承知のとおりですが、こうしたことに備えた避難広報、避難訓練とか水防訓練、また、流木の除去訓練ということもやることにしております。
 また、広域応援協定等で国土交通省なり、石川県、福井県の防災ヘリを使わせていただく。また、自衛隊等や県警との連携ですね。また、中日本高速とは協定を結んでいることもございますので、緊急通行路を確保してやるというようなことを新たにやることにしております。
 1枚おめくりいただきまして、参加機関は50機関でございます。北陸地方整備局も今回防災ヘリを1機出していただきますが、これは3年ぶりであります。
 主な訓練内容は、その下の5のところに書いてございますが、アンダーラインしたようなところが特に今回新しく力を入れてやっていくことでございます。
 もう1枚おめくりいただきますと、特に今回新しくやる訓練ということで記者の皆さんにもできれば取材をしていただきたいということで、例えば孤立集落を想定したような防災行政無線と衛星携帯電話を併用した情報伝達、従来から衛星携帯電話はもちろん使っておったんですが、防災行政無線と組み合わせて、なるべく実際の災害が起こった場合に役に立つやり方をしていこうと。
 それから、流木除去、今回も大分流木が流れましたけれども、今回除去の、特に流木が例えば橋にひっかかって、それが水の溢水につながったというようなこともありますので、そうした流木の除去の訓練もやろう。また、大きな地震等が起こりますと高齢者や外国人の方の避難ということが大切になるんですけれども、今回外国人も対象にした避難訓練をやろう。
 また、緊急交通路の確保ということで、大災害が起こりますと、特に地震等が起こりますと、一般の車両がインターチェンジなんかに殺到し、実際なかなかスムーズに高速道路に乗れないとか、場合によっては道路が寸断されるということもありますので、今回、中日本高速道路株式会社と相談をしまして、呉羽パーキングエリアから、一般道路から北陸自動車道に緊急に、例えば消防ですとか警察とか、あるいは日本赤十字とか、そういったような車両が被災地に急いで行く緊急通行路を確保するといったような新しい取り組みもやることにいたしております。
 次のページは実際にやる場所で、ちょっと呉羽パーキングだけはここに入っていませんけれども、ご覧いただきたいと思います。

 次に、「環水公園・夏まつり2008」でございます。
 富岩運河環水公園につきましては、できるだけ県民の皆さんに親しんでもらおうということで昨年から四季折々に様々なイベントを開いており、今年は2回目になりますが、夏まつり2008ということで開催させていただきたい。今回の特色は、9月下旬に出店予定のスターバックスコーヒーさんに特別協力を得て、テイスティングイベントを実施いただけることになっています。
 それから、もう一つは、地球温暖化対策ということで、リユースカップのモデル導入とか、また、ごみの分別も大切なことですから、分別ごみステーションの設置など、なるべくごみが出ないような配慮をして進めたいと思います。
 また、イベントの中身は、資料の5のところに書いてございますが、デイタイムについてはスタンプラリーやお子さんに楽しんでもらうパワーパドラーという水上遊具、それから、カヌーの体験教室。またサンセットタイムではキャンドルナイト、スティールドラム・ワークショップ、夜はYOSAKOIや水と花火のファンタジーということでやらせていただきますので、ぜひ取材をされたり、参加していただければありがたいと思います。
 2枚目は、今回の皆さんへの環水公園のPR、3枚目は、それぞれの場所を示したものでございます。

 最後に、もう1点、今回、10月1日から県の職員にマイカー通勤の自粛を協力要請するということにいたしました。これは県の地球温暖化対策推進本部というのを既に先般設置させていただいたんですが、そこでも議論になったのですが、まず県庁なり県職員がなるべく率先して努力しようということで、これまで職員のノーカーデーというのを毎月第2、第4水曜日にやっておりましたが、これに加えまして職員のマイカー通勤そのものを自粛するということで協力要請をするということであります。
 10月1日からと考えておりまして、対象の職員は、最寄りの鉄軌道駅まで近距離(2キロメートル未満)にある勤務公署に勤務する職員ということで、これは事務当局で推計してもらいますと1,900人ぐらいの人が対象になるということであります。
 協力要請の内容ですが、一つは、自宅から最寄りの鉄軌道駅まで2キロメートル未満の職員、これは公共交通機関や自転車等による通勤の協力をお願いする。これはざっと400人ぐらいの方がいらっしゃるのではないか。それから、自宅から最寄りの鉄軌道駅まで2キロメートル以上の職員につきましては、パークアンドライド方式による協力を要請しよう、こういうことでありまして、こちらの対象になる方が約1,500人ということであります。
 ただ、子供さんとか要介護の方の送迎などに使って、そういう方を送った上でマイカーで通勤しているとか、また、交替制勤務であるとか、また、公務のときに私有車を例外的に使うことにしている場合があるわけですが、そういうような場合とか、やむを得ずマイカーを使っている職員は対象外にしようということでございます。
 なお、とりあえずは一般行政部門ということですけれども、教育委員会、県警本部にも要請をしておりまして、それぞれ知事部局、一般行政部門に準じてやりたいということで今準備をしていただいておる次第です。
 全国をざっと調べた感じでは、どの県庁も月に1回とか月2回くらいマイカーを自粛しましょうというふうにやっているケースはかなりあるんですけれども─そもそもやっていないという県も多いんですが、月1回とか2回とかという県は18県くらいあるように思いますが、基本的にマイカー通勤を自粛しようというふうに協力要請してやろうというのは富山県が全国で初めてということになると思います。地球温暖化対策にまじめに取り組もうという、県民挙げて取り組むのですが、そのためにも県職員が率先して努力しよう、こういう趣旨でございますので、ぜひご理解を賜りたいと思います。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 燃油高騰が続いていますけれども、このことについての県の対応をまずお伺いしたい。特に漁業関係では国が対策を示しました。県漁連は基金の取り崩しなど求めていましたが、国の対策を受けて県自体はどのような対策を打ち出されるのか。政府も補正予算の対応が決定していると聞いています。9月補正予算で県自身が何か燃油対策を打ち出されるのかどうかお考えをお聞かせください。

○知事
 燃油高騰対策ですけれども、これは私も含め知事会としても強く国に要請しまして、今回、水産庁をはじめ国として高騰対策を打ち出すことになったことは大変うれしいことであります。それを受けて、まず県の漁業組合とか漁業者の皆さんが、できるだけ富山県の漁業振興や危機にある漁業をカバーするためにそれをどうやって活かすかの検討を、今、行っていただいております。その上で、それであれば当分いける、ということになるのか、例えば今ご質問にあったように基金の取り崩しを考えてくれということになるのかは、まずは漁業者の皆さんの考え方を少し整理してもらったらと思います。基金の取り崩しという話は、現にこの間話に出ていたのは事実ですけれども、どうもやはり、漁業者と言っても、私が前から申し上げていますように、確かに遠洋漁業をやっている方は燃油高騰の影響が非常に大きい、それから沖合漁業の方もかなり大きい、しかし例えば沿岸漁業で定置網をやっている方々は、あれは元々エコスタイルの漁法ですから、燃油高騰の影響は比較的少ないとも言えるわけですね。そうすると、同じ漁業者の中でも、基金を取り崩してやるとなると、今まで他のものに充てていたものが、そのために取り崩した時は良いけれども、その後は運用益が減るということになりますので、それについて、漁業関係の方の中で円満にそれでいいというようになるのか十分にご議論いただく必要がある。またあれは、確か農林水産公社の中にある基金ですから、多分決めるときには農業や林業の方も理解を示す必要があると思いますので、そういった意味で、まずは、漁業者の皆さんの中で十分論議いただくことが第一かなと。私の方はそうした議論を踏まえて、もし県として何か対応すべきことがあるということになれば、ここ数ヶ月大事な課題の一つとして検討してきたことですから。ただ、幸いまず国が対策を、少なくともこれまでに比べれば相当思い切った対策を打ち出してくれたので、それをいかに活かしていくか、次に漁連内部で、それならば当面いいじゃないかと、それなりの対策ができたということになるのか、更にこういうことをしたいということになるのか、これは、もう少し時間を頂いて見極めていきたいと思います。

○記者
 お盆が近づいてきました。夏休み知事はどのようにお過ごしになられるのか。今年は特別な夏ということもあって詳細に教えて頂ければと思います。

○知事
 なるべくお盆については休みたいと秘書課にもよく頼んであったのですが、いつの間にか、これだけは、というものが前にも後ろの方にも段々詰まってきましてね、弱ったなと思っているのですが、できるだけ、私はまず職員には、知事政策室長も含めて率先してなるべく夏休みを取ってもらって、やっぱり部長さんや課長さんが取らないと職員は取りにくいと思いますからそれはお願いしているのですけれども、私自身も、どうもこの情勢だと、まとまって取るというのも難しい感じがしてきましたが、できるだけ、五月雨的にでも休暇を取りたいもんだなと思っておりますので、是非記者クラブの皆さんにおかれましてもご協力をお願いしたいと思います。

○記者
 入善町で中学生の自殺がありました。その件について、昨日教育委員会に確認しましたら、統計がまとまっている最近の5年間で、中高生で6人の皆さんが自殺で亡くなっています。県も自殺予防の取組みをやっておられますし、子どもの自殺予防の取組みということになりますと、当然県教委が中心になってやっておられると思いますが、数が多い少ないではなく、自殺があること自体問題だと考えております。このことについて知事としてはどのように考えて、どのように行われるおつもりなのかお考えを教えてください。

○知事
 お子さんの自殺は本当に悲しく、残念なことでありまして、何とか無くしていかなければいけない。今回の事件については県教委に聞きますと、いじめ的なものがあったから、ということでは無さそうだということですが、さらに今県教委でも色々調べていただいているのではないかと思います。一つは、小中学生のいじめ問題が自殺の原因になったりすることがありますので、皆さんご承知のように、今年度の予算では、中学校だけではなく、小学校にも大規模校を中心にカウンセラーを20校に置くことにしました。また中学校1年になった時に不登校が増える、いじめが増える、これは実際そういう数字が出ておりますので、そこで今年から中1学級支援講師という制度を作って、確か32人非常勤の講師を置いて、私も現場で拝見しましたが、それなりの効果を上げているのかなと。もちろん、その他、小学校にも専科教員を置いているということもございます。また学校現場だけでなくて、例えば児童の虐待ということもありますよね。そこで今年は児童福祉司を富山と高岡の児童相談所に1名ずつ、今ご承知のとおり毎年定数削減をしておりまして、4年で1割職員を減らしている中なのですけれども、児童相談所には児童福祉司の定員を2人増やしたという努力もしております。それから、自殺全般論については、小中学生のような方、社会人の若い方、また中高年になって自殺を選ばれるという方もあるわけで、もちろん個々に事情は違うということももちろんあると思いますけれども、やはりライフステージに応じた自殺に至る世代毎の一種の特色みたいなものもあると聞いておりますので、そうしたライフステージに応じた自殺対策を充実して、やはり色々な難しい問題、悲しい問題や辛いことがあっても、それからしっかり立ち直ってまた勇気を持って生きていくことが大事だということを、これは県庁だけでできることではありませんので、もちろん市町村や医療機関、福祉、学校教育、幅広い意味での社会教育とも関連しますので、幅広くしっかりと取組まなければいけないと思っております。

○記者
 県の消防防災訓練について、これまで地震がどうしても想定の中心だったと思いますが、今回の雨の被害などがあり、想定が増えたと思います。今回の訓練の意義について改めてお聞きしたい。

○知事
 富山県は幸いこの10年、20年は全国的に見ても災害が非常に少ない県だと言われてきたと思いますし、またそれなりの努力も、社会資本整備の面やソフト面でもやってきたと思いますが、ご承知のように、今年2月に寄り回り波、高波被害が県内各地で起こったと。また集中豪雨も南砺市で起こったということを考えますと、やはり地震だけではなく、他の事象によっても時には亡くなる方もいる。また、幸い亡くなる方はいなくても、相当広範に、家屋の床上・床下浸水や半壊、工場・事業所に大きな災害をもたらす、農地、農業用水路にも大きな災害をもたらすことが現実に起きて、例えば一時的にしろ、孤立する集落も出たわけですから、これをしっかりと対策を講じる。その対策の中でも、もちろん起こらないようにするという努力ももちろんこれからも必要なのですが、そうは言っても万一起こった場合に備えて、初動作が大事で、まずは人命が大切ですから早く安全なところに避難してもらう、また不幸にして孤立した場合は、ちゃんとした連絡がついて、防災ヘリその他で必要な物資を送る仕組みを作るとか、また流木の問題も改めて課題として出ていましたので流木除去の訓練をするとか、また地震の場合、中日本高速と連携して緊急通路、例えば呉羽PAからぱっと高速道路に乗れるようにする。特に緊急の消防や警察、医者を乗せた車など交通渋滞や道路が途中で寸断されて現地に行けないと対応が遅くなりますから、そういうことをしっかりやる。富山県は割に危機管理を一生懸命やっている方だと思いますが、さらにしっかり取組んでいくという姿勢を示すものだとは思います。また県民の皆さんにも企業も含めて参加していただいて、実際に役に立つ訓練をしたいなと思っております。

○記者
 新幹線の富山駅予定地の土地の問題について、強制収用を行う予定はあるのか。
○知事
 なるべくなら、土地収用ということではなくて、話し合いで解決したいわけですけれども、これまで報告を受けている限りでは、ご要望に応じて代わりの土地を探すなど随分現場でいろいろなことをしているが、どうしても理解が頂けないと。かといって、最後、費用の出所は県民の皆さんの税金なので、県民の皆さん全体から見て理解いただけない対応はできないわけです。お一人ご理解をされない方がいるからと言って、これだけの国家プロジェクトであり、また40年来の県民の皆さんの悲願でありますから、これが実際にどんどん工事が進んで他は全部できたのに、そこだけのために、6年後開業できないとなると大変なことになりますので、そういうことのために土地収用法があるわけですから、場合によってはそれを活用できるように準備を始めたということではないかと思うのですが、今の段階ではなるべく話し合いで解決したいというふうに私はもちろん思っております。

○記者
 先日、徳洲会の病院の件の控訴審で棄却がありましたけれども、上告された理由についてお伺いしたいと思います。

○知事
 以前に病院をつくりたいというご申請がありまして、当時何度か申請は出たのですが、書類の不備だとかといったようなことがあって、なかなか審査が進まない。そうこうしているうちに、確か他の病院等からの申請があって、結果的に時間がかかったと。それで県の勧告がおかしいのではないかという案件だったと思いますが、それぞれもちろん原告は原告の意見があると思うのですけれども、従来から、県側に原告の方がおっしゃるような瑕疵はないという主張をしてきておりまして、私もそのように報告を受けておりますけれども、最高裁でしっかりとしたご判断をいただくべき案件ではないかということで上告させていただいたということです。

○記者
 先日南砺市などを襲った集中豪雨により、国道156号などが寸断され通行止めの箇所が多いのですけれども、復旧の見通しと、現段階での新たな支援策が考えられるのか、もしあるとしたら教えていただきたいと思います。
○知事
 確か、昨日か一昨日、孤立集落になった所は解消できたわけで、残りも、あと何日かはこの場では承知していませんけれども、一日も早く通行止め等が解消されるよう、今土木部、国の助言なり連絡もとりながら全力でやっております。それから新たな対策という点ですけれども、前回の入善町の時の教訓もあるので、災害救助法の適用もいち早く、災害が起こった翌日には厚生労働省と話し合って、災害救助法の適用をするということにしましたし、また、現場での応急対策、例えば農地が流木で埋まっている、地元企業の、幸い建物そのものは残っているのだけれども、土砂が相当床上に入ってきて機械がなかなか稼働できないという現状もありますので、こうした所には、長期の低利融資を別枠でするとか、特に3年間は無利子にするなど、その辺の対応は、多分類似の災害が起こった場合と比べれば極めてスピーディーに対応したと思いますし、だいたいやれることはやっているかなと。全県的には考えられることはやり尽くしたと思うのですが、また南砺市とも相談しまして、きめの細かい対策を地元の市としておやりになるのならどうぞ、ということで、そういう連携ももちろんしながらやっております。だいたい今のところ、対策としてなすべきことは着実に進んでいるのかなと。それから職員の派遣も一昨日出発式がありましたが、これも週末になってご要請があったので、土木部、農林水産部の職員を派遣しております。応急対策、中小企業対策はそういうことでありますが、本格的な復旧工事は現場を全部チェックしてどういう対策工法がいるかを整理したうえで、国の災害査定をなるべく早く受けてそれから着工ということになります。これはある程度時間がかかるのはご理解いただいて、いずれにしても土木部、農林水産部などの関係部局は非常に精一杯がんばってくれていると思うが、また記者の皆さんでお気づきの点があれば教えていただきたい。なお、例えば二次災害、今はとりあえずこれで治まっているけれども、また雨が降ったりするとちょっと危ないから心配だという話は、翌日現地を見ましたので、そういう声があるところは土木部、農林水産部の職員を派遣して更に現場でチェックをしてできるだけ早く手を打つということにしております。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム