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知事記者会見[平成20年度]

2017年6月8日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成20年11月26日]

◆日時 平成20年11月26日(水)午後2時30分〜3時15分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)平成20年度12月補正予算(案)について
◇環水公園スイート・イルミネーション2008点灯式の紹介
※配付資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事 それでは、記者会見をやらせていただきます。
 今日のメインテーマは、12月の補正予算ということであります。お手元に資料がありますけれども、今回、補正の規模は3億5,900万円ほどになっております。これは、一見、昨年に比べますと、確か去年は12億3,000万円ぐらいでしたのでちょっと少なく見えますが、去年は、実は人事委員会勧告の給与の分が5億3,000万円ほどありまして、それを除くと昨年はちょうど7億円ぐらいでした。それから、今回、非常に景気が悪くなりまして、例えば公募型の投資信託なんかの売り上げが非常に減りまして、個人住民税の配当割なんかが非常に減ったんですね。これが減ると、その6割は市町村に渡しているものですから、県の収入を減らすと同時に、そういう市町村への交付金の減額の分なんかがありますので、3億5,900万円となっています。そういう特殊な要素を除くと規模としては7億円ちょっとあると。昨年よりむしろ実質若干上回っていると、こういうことであります。
 あと、財源のところを見ていただきますと4億円ほどの一般財源が減収となっていますが、これは県税を約50億円減額したということであります。代わりに減収補てん債を、国にお話をしましてそういう特別な起債を40億円出させていただいた。あと、地方税等減収補てん臨時交付金というのも7億1,700万円ほど出すと。これは例の4月、道路財源の暫定税率を延長する法案がひと月ずれましたね。あの分の減収を、これは国が責任を持って交付金で補てんするとなっていまして、その分が7億1,700万円入っております。ですから、県税50億円減らして、減収補てん債の40億増やして、あと国からの補てんの交付金7億1,700万円と相殺すると4億円余りと、こうなるわけでございます。
 あと、特別会計も下にあるとおりですが、特に電気事業会計から昨年12月から初めて一般会計に1億円繰り出すという実績がありますが、幸い今年も企業局は頑張ってくれまして1億円出してもらうということでございます。
 
 1枚おめくりいただきますと、12月補正予算のポイントですけれども、12月補正としてはかなり盛りだくさんの内容になっております。
 一つは、何といっても景気・雇用対策、また、原油・原材料価格高騰等への緊急融資でありまして、1のところを見ていただきますと、中小企業融資制度の拡充ということで、まず、緊急経営改善資金(借換資金)とございますが、これを拡充すると。一つは、融資限度額、今まで4,000万円でしたのを8,000万円にする。また、融資期間は7年以内だったのを10年以内にする。また融資の要件も、売上高の減少率、今までは5%以上というふうに言っておりましたのを3%以上の売上減というふうにして要件を緩和しております。
 それから、対象資金ですが、県の制度融資の資金だけではなくて、それ以外の貸付資金であっても、県の信用保証協会が保証したものについては対象に追加するというふうにいたしました。これが、相当効果が大きいだろうと思っております。
 ちなみに、県の融資制度による残高が980億円ぐらいある、また、県制度融資以外の保証付き残高というのが1,700億円以上ありますので、こうした中で資金繰りが非常に大変だというところは、こういった要件に当たれば積極的に借換えに応ずる、緊急経営改善資金を供給するということで、今日も県議会の自由民主党の皆さんからのご要望もありましたし、先般、商工会議所や商工会、中小企業団体中央会といった経営3団体の要望もありました。あれからもちろん私ども商工労働部等通じまして、また、私自身も直接いろいろな県民の皆さん、企業の皆さんからのご要望をいただいて、今に至るということであります。
 それから、その下の経済変動対策緊急融資の拡充ですけれども、これは9月に、昨年12月から初めてできました原油・原材料の高騰対策のための緊急融資を名称変更して、経済変動対策緊急融資とした経緯がありますけれども、この金利を今の諸情勢に鑑みまして、今まで年1.9%以内でしたのを年1.65%以内ということに引き下げるということにしております。これは、全国的に見ても非常に低い金利にしたということでございます。
 それから、設備投資促進資金の融資は、既に10月1日から年2.1%を1.9%にしております。これは、前向きの設備投資も促進していくということでありまして、これで今の非常に深刻な経営状況、政府のほうでも一次補正予算でももちろん対策を講じていただいておりまして、今は二次のいわゆる生活対策というのを、補正予算を国会に出すかどうかが議論になっているわけですけれども、私のほうは、いずれにしても、県としてできることは、できるだけ速やかにやろうと。9月議会に引き継いで12月議会でも県内経済情勢の現実を踏まえて、速やかな対策を講じたということであります。
 それから、その下に緊急雇用対策支援員配置事業費とございますが、有効求人倍率が5ヶ月連続で1倍台を切る状態になってきておりますので、求人開拓を行う緊急雇用対策支援員という者を2人配置して、企業を回って、もっと求人を積極的に出してもらおうと。これは、労働局のほうは窓口でやっていただくわけですけれども、先般も、8月から9月にかけまして、もっと求人を出してほしいということで、企業アンケート、県の要請で労働局にアンケートをしてもらって、結果としてかなりの新たな求人を出してもらったんですが、さらに積極的に企業回りをしようということであります。
その下の省エネ対応、施設園芸用設備及び農業機械の整備への補助ですけれども、これは、国が燃油・肥料価格高騰対策というのを打ち出しておりますが、これに農業団体等が国の補助対象になるように県の予算も関連で計上したということでございます。
 
 それから、その下の環境保全の推進、医療・教育の充実ですが、まず、環境保全としましては、住宅用の太陽光発電システム導入促進事業補助金ということで、これは国の助成制度も今度補正予算で拡充されましたが、これに協調しまして、県単独で定額5万円の補助をしようと。補助する先はとやま環境財団ですけれども、財団には拡充された国の補助金も来ることになっていますが、さらに上乗せをしまして、積極的に地球温暖化対策の一環としての住宅用太陽光発電システムの普及を図りたいと。これは初めて県として踏み切るわけであります。
 それからあわせまして、字が小さいのですが、県融資制度「住みよい家づくり資金」の融資対象に既存の住宅への太陽光発電システムの設置を追加するということにしております。
 その下も、環境保全、地球温暖化対策の一環ですが、森林吸収源対策モデル事業ということで、国のお金もいただいて、CO2削減のための森林整備を促進するということでございます。
 
 もう1枚おめくりいただいて3ページですけれども、新型インフルエンザ対策の施設整備事業を進めると。これは、抜本的な法制度の改正とか財源措置を別途国には全国知事会等の場でも私からも要請していますが、それはそれとして、今回の国の補正予算分については県としても対応していこうと。これは、基本的には国の補助率2分の1、国・県2分の1でやるということにしております。内容的には、県内に感染症指定病院というのが4つありますので、これらの病院に人工呼吸器でありますとかあるいは防護服、マスク、こういったものを整備していく、それに対して助成するということで、人工呼吸器が20台分、個人防護具が6,600人分と、こういうふうに計上しております。
 それから、地域医療・福祉連携シンポジウム開催事業とありますが、医師の不足の問題とか福祉人材の確保の問題とか、あるいは、いずれにしてもこれからは在宅福祉、在宅医療ということを進めていくということもございますので、医師の方あるいは福祉関係の方々とのシンポジウムを開いて、県民の皆さんと今後の方向を考えて政策を進めていくということでございます。
 それから、教育関係では、富山ろう学校の管理教室棟の改築を行って、特に耐震性が低いものですから、防災の観点から管理教室棟の前倒しの改築をするということです。

 それから、3番目が地域の活性化、基盤整備ということで、一つは、富岩運河で運航するソーラー船の建造費、9月で設計費を組み、今度は建造費をいよいよ計上させていただきました。40人乗りのソーラー船ですが、まず中島閘門まで、いずれは岩瀬まで運航するということにして、観光バス1台のお客さんが乗れる規模。あるいは、環境教育なんかに児童生徒の方に使っていただく規模ということで、40人乗り規模ということであります。この規模のソーラー船というのは、確か国内にはないということですから、まさに、今、環境先端県を目指すと言っていますけれども、観光振興、交流人口の拡大とあわせて、環境先端県を目指す富山県の心意気をこれで示していくということで、来年7月に竣工しましたら記者クラブの皆さんにもぜひ乗っていただきたいなと、こういうふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
 それから、その下はお祭りフォトラリー・フォトコンテストの開催準備ということで、県内にはお祭りが、これはお祭りの定義にもよりますが、一応教育委員会、文化関係の皆さんが調べてくれたのでは210ぐらいあると。そのほかに獅子舞みたいなものは実に1,170あるというふうに言われていますが、それぞれ大変由緒があったりおもしろいんですけれども、案外県内の人自身もご存じないし、これを県内のお祭り、イベントの参加者から写真をそれぞれ撮っていただいて、10カ所以上のお祭り、イベントの写真を撮ってもらう。それで抽選をして景品を差し上げるといったようなことをやる。あわせて、それでは物足りないという人には、できるだけ芸術的、文化的なフォトを撮ってもらって、このコンテストもやるということにしております。今12月で、来年21年度にやるんですが、今から準備しないと、この春のお祭りから間に合いませんので、まず来年1月から2月にかけて全市町村にも声をかけて、そういうことなら、うちのお祭りをぜひ対象にしてくれということで手を挙げていただいて、対象のお祭りやイベントを決めて、それを4月から12月までの、まずは、21年度は実際に10カ所以上写真を撮ってもらって、その中から抽選で選ぶ。もう一つは、コンテストのほうは、これはなるべく芸術的・文化的な写真を撮ってもらって競い合いをしてもらうと。こういうことで、県内のいろいろなお祭りやイベントに、県民自身がもっと幅広く、地域の方だけではなくて、みんなが参加するようにしていきたいのと、あわせて、もちろんこれは県外からのお客さんにも関心を持ってもらって、日本でもお祭りや何かが多いのでは有数の富山県ですから、ぜひこういうことで交流人口、観光振興にもつなげたいということでございます。
 その下の県営富山球場のスコアボードリフレッシュ事業費とありますが、これは、この間、皆さんのご支援もあって、サンダーバーズがBCリーグで優勝をいたしました。また、その上では惜しくも優勝は逸しましたが、大変すばらしい成績を上げていただいたわけで、鈴木監督さんから、富山県民の皆さんに応援していただくのは大変うれしいけれども、もっと監督の名前だけじゃなくて、選手の名前を覚えてもらえるように県も支援してほしいというお話もありました。私は、ほかのいろいろな方のご意見も聞いてみたんですが、皆さん、そういうご要望が多いので、とりあえず県営富山野球場のスコアボードをリフレッシュしまして、選手の名前の入ったパネルをつくりまして、ちゃんとスコアボードに載るようにするということと、また、富山野球場のスコアボード、やや古くなって数字や何かが見えにくくなっているという話もありますので、この際、非常にきれいにリフレッシュして、県民の皆さんがもっと積極的にサンダーバーズを始めとして、富山野球場に来て楽しみやすいようにしたいと、こういうことでございます。
 それから、その下は、春の首都圏向け観光PR事業でございますが、JR山手線の車体広告、去年2回、去年の11月頃と今年の春やったんですけれども、いずれも大変高い評価をいろいろな方からいただきました。名古屋とか東京あたりの全国区の観光の関係者からも大変お褒めをいただいたり、県内のホテルとか観光業、いろいろな方に聞きますと、東海北陸自動車道のことで利便性がよくなって非常にお客が増えたということと同時に、山手線の車体広告を見て富山県に来たという人がなかなか多いという、ぜひあれを続けてほしいというご要望もいただきましたので、山手線の車体広告を来年3月中下旬ぐらいから4月の中旬ぐらいにかけてひと月ほどやりたいなと。それからあわせまして、せっかくやるんですから、いきいき富山館も含めまして、富山の観光のキャンペーンをあわせてやりたいと。まず、この1,900万円は、基本的には年度内に準備をして、そういったことをやる経費をここで積ませてもらったということであります。
 それから、その下は、先ほど申し上げた、企業局からの1億円の地域貢献の分でございます。一旦、これは一般会計の地域振興基金に積みまして、また来年当初の予算編成のときに貴重な財源として使わせてもらおうと思っております。

 それから、公共・主要県単独建設事業ですけれども、一つは一般公共ということで、南砺などに集中豪雨がございましたが、特に流木止め等の砂防事業で急ぐものがありますので、国補正関連でやると。かなりのものは9月補正で組んでいるのはご承知のとおりであります。
 それから、ソーラー船は、これは再掲ということですね。
 それから、道路補修についてのゼロ県債、これは例年12月補正でやりまして、冬の間に損傷した舗装の補修、区画線の引き直しなど、年度間の切れ目のない発注、計画執行ということであります。
 それから、災害救助の欄を見ていただきますと、南砺市の大雨被害に係る災害援助資金の貸し付けということでありまして、被害を受けた方、住宅に被害を受けた方に対して南砺市が被災者に貸与する災害援護資金の原資、これを国3分の2、県3分の1で南砺市にお貸しするということでありまして、これは災害救助法の対象になった市町村に対して、こういう手厚い仕組みがあるわけであります。こうして見ると、救助法の適用になったというのは南砺市やその前の入善なんかもよかったなと思いますが、国の負担と同時に県の負担もふえますけれども、災害対策は大事でありますので、やっていきたいと思います。
 
 その他のところは、特別職の退職手当の減額でございまして、今年度の第1期分のものでございます。引き続き財政再建、行政改革もやっていくということで、そういう姿勢を示させていただいた次第です。
 
 もう1枚おめくりいただくと、県税の減額補正でございますが、さっき総括的に説明しましたように、景気低迷の影響で、法人2税で例えば約30億円税収が減るとかいったようなことで、それから暫定税率の失効分とか足しますと、約50億円税収が減るわけでございます。それに対して、さっき申し上げた減収補てん債40億円、また、道路の暫定税率関係のひと月分については臨時交付金7億円、こういったもので対応することにしております。

 それから、もう1枚おめくりいただいて、5ページはその関係の部局別を整理したものでございます。それから、6ページは公共事業費の内訳を整理したものでございます。これはご覧いただきたいと思います。
 
 それから、お手元に資料があると思いますが、今日の夕方4時40分から富岩運河環水公園でイルミネーションの点灯式を行います。昨年はクリスマスツリーを天門橋の上に立てたんですが、今年は、スターバックスコーヒーのすぐそばで、イルミネーションで飾ります。また、今回はそれとは別に、泉と滝の広場で点灯式をやりたいと。なでしこ保育園の園児の皆さんとともに点灯式をやりまして、合唱やハンドベルの演奏などもやって、一足早いクリスマスを楽しんでいただくということであります。県政記者クラブの方には是非取材で来ていただくとありがたいですし、取材はしないという方も、誰かお友達と一緒に来ていただくとか、ぜひ参加していただくとありがたいと思います。
 以上です。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 知事2期目就任直後の補正予算なんですが、知事のカラーはどこに出ているのか、またどこに心を砕いているのでしょうか。

○知事
 私は、やはり12月補正でどうしてもやらないといけないと思ったのは、残念ながら景気が悪くなっているということで、特に中小企業の皆さんは注文や売り上げが随分減って、資金繰りが大変だということをあちこちでお伺いしております。選挙の期間中もそういう声が聞こえておりましたが、その後も改善していないと思います。そこで、9月には国に先駆けて、ご承知のようにここで言う経済変動対策緊急融資を拡充したり、設備投資資金の利率の引き下げをしたのですが、今回色々実情を聞きまして、緊急経営改善資金(借換資金)の思い切った拡充をした、と。これは、内容は先ほどご説明したとおりでありまして、金利を低くしたとか、貸付限度額を引き上げた、要件を緩和したということもありますが、おそらく、中小企業の皆さんから見ると、県の制度融資資金を対象にするのはやる以上当然ですけれども、それ以外のものまで、信用保証協会の保証付きであれば支援するというのはおそらく画期的で、皆さんに相当喜んでもらえると思います。こういう緊急事態ですから、中央政府にももっとしっかりしてほしいなと思うのですけれども、それはそれとして、県は必要なことをしっかりやっていく。緊急雇用対策支援員配置もそういう考え方でありまして、本当は労働行政だから労働局しっかりやってくださいよと言っていれば良い面もありますが、やはりそういうことではなくて、県として一歩でも二歩でも踏み込んで、県民の皆さんの雇用の確保の努力をいたしたい。これが基本です。また当面の緊急経済対策・生活対策もさることながら、中長期で考えて富山県の地域活性化、もっともっと元気にしていきたいということでありますし、それから同時に地球温暖化対策も大事であります。元気にするという点では、先ほど申し上げた富岩運河のソーラー船の建造等を挙げさせていただいたり、お祭りフォトギャラリー・フォトコンテスト、またせっかくサンダーバーズも良い成績を挙げていただいて、県民の皆さん、特に野球ファンを中心に大変盛り上がっておりますので、県もできることを精一杯応援しようということで、野球場のスコアボードのリフレッシュ事業もやる。また幸いこの経済変動の中でも、旅館やホテルでお店により差はありますけれども、以前に比べると活況を呈しているところが多い。必ず2つ挙げられるのは、東海北陸道の全線開通と、県がやった山手線の車体広告や名古屋の巨大広告の話で、喜んでいただいておりますので、是非引き続きやろうと。地球温暖化対策については、せっかく国も太陽光発電システムを応援しようという補正予算を組んでくださいましたので、県も呼応してやろうと。また医療福祉も大事でありまして、シンポジウムも年度内にやります。これは単発ではなくて、来年度に当初予算に向けて色々イメージを持っているから、今12月補正にこれをやっていこうということでありまして、こうした点は逐次大きな戦略を頭に描きながら進めていきたいと思います。

○記者
 前回の会見に、税収が7月調定の段階で72億円減という話がありましたが、最終的にいくらになる見通しなのでしょうか。もしわかれば。

○知事
 税収は9月の段階でどうもこのままでは、72億円ほど減ると思っていましたが、その後の情勢を見ると、72億円減るのは確実だなと。ただ、私は正直もう少し落ちるのではないかと思っておりまして、今の段階で具体的な数字は申し上げられませんが、72億円から更に十数億円落ちざるを得ないと思っております。しかし今精査中でありまして、今の時点でいくらというのはご容赦いただきたいと思います。いずれにしても、そうなった場合に備えて、中央政府とも交渉しながら、予算執行がしっかりできるよう財源確保をしっかりして、21年度の予算編成に支障がないよう努力していきたいと思います。

○記者
 景気対策に関連して2つ質問をしたいと思います。1つは政府・与党の2次補正案、それからもう1つは道路特定財源の一般財源化です。まず、2次補正予算案ですけれども、これには色々含まれておりまして、知事が今回の予算の中でも盛り込んだ中小企業支援、それから色々問題になっている給付金も入っています。ただ、この2次補正予算案は、麻生首相は来年1月の通常国会に提出すると表明しました。また自民党と民主党の対立で、金融関連の法案も宙に浮いたような状態になっています。その結果2次補正予算の成立が来年2月にずれ込むのではないか、また来年度予算そのものが年度内成立は難しいという見方もでてきております。明後日、党首討論も予定されておりますが、県民生活を守るという観点で、今国政にどんなことを望まれるでしょうか。
 また、道路特定財源について、首相は1兆円を移すという考えを表明し、これに対して知事は、全国知事会議で(地方道路整備臨時交付金とは)別枠で1兆円に出すようにと要請されましたけれども、地方が使える交付税が1兆円交付されるとなると、人口比率で言うと富山県には100億円ぐらいなのかなという勘定にもなりますが、交付税として交付されたら、何に使いたいとお考えでしょうか。

○知事
 前段の方は、2次補正予算とかあるいは金融機能強化法に関連して、どう望むかということだったと思いますが、今の景気は、アメリカ発の金融危機が、各国の実体経済にも影響して、気をつけないと世界同時不況になりかねない。ただ、幸い今中国も大型の内需拡大をやるという話になっているようですし、アメリカやヨーロッパでもかなり思い切った政策を、このひと月ふた月、紆余曲折ありましたがそういう方向になっております。そこで、世界の経済大国の中の重要な一国であります日本もしっかり見識を持って、世界同時不況にならないように各国と連携してやってほしい。それにはやはり、それぞれ立派な政党、国会議員の先生方は、国民に選挙で選ばれた選良の方ですので、それぞれご主張あると思いますが、党利党略的、政局的な考えではなくて、今一番国民に何が必要か、やはり私はそれは緊急経済対策、生活対策だと思うんですね、ですから、駆け引きではなく、金融機能強化法は早く通してもらわないといけないと思いますし、また1次補正予算は国会で成立して執行段階にきているわけですけれども、これは我々も予算で受けとめてあるものは早くやりますし、また2次補正予算も早くやって欲しいなという気持ちであります。その際、国会その他の場で、もちろん色々な政党もあることですから、政治の世界ですから駆け引き的なこともあると思いますけれども、是非国民にとって必要な政治、そのために今どういう政策を早くやらなければいけないかお考えいただいて、汗をかいていただきたいなと。我々はとにかく精一杯やるということを検討してやりますが、そういうことであります。
 
 また、後段の1兆円増えたら何に使うかという話は、1兆円だけではなくて、道路の財源はいくら来るのか、その全般を見ないと、例えば交付税が増えても、他で当然もらうべき補助金がどんどん減ったり、あるいは税収も今後の経済動向いかんですけれども、非常に減ってくるということになると、そうした当然もらうべきものが減ったものの補てんみたいなことにも使わざるを得ないことにもなるかもしれませんので、今の段階で1兆円もらったらどうかということはお答えにくいのは理解していただきたいと思います。いずれにしても、無駄遣い的なことではなくて、地域の活性化、県民の皆さんの生活に切実な、緊急度が高いもの、重要なものにやはり重点的に充てていきたいと思います。それにつけても、私は知事会の場でも総理にお願いしたのですが、今の地方財政の危機、地方がおしなべて本当に元気がなくて地方切り捨てのような状態になっている根本原因は、国から地方への3兆円の税源移譲が確かにあったが、それに対応して4兆円の補助金が減らされて、ここまではともかくとして、その上、交付税を5兆円も減らされたということで、差し引き6兆円の穴があいてしまったと。これは並の行革では対応できることではないので、従って富山県も職員給与の引き下げをやったり、職員を1割減らすとか色々努力しているのですけれども、原因がそこですから、論理的に考えて1兆円ぐらい返してもらって然るべきだと思います。本当は6兆円削られたのだから1兆円ぐらい戻して欲しい。その他に、道路財源についても、現実に今まで自らの税収と合わせまして3.4兆円ありまして、1兆円あるからとそちらを減らされたのでは、道路ももちろん本当に重要なものをやっていくとしても、今全国で、都道府県ですと4割しか特定財源が入っていない、市町村だと確か34%ぐらいしか入っていないのですから、道路事業を5〜10%減らしたとしても財源が足りないわけで、この3.4兆円というのは減らしてもらっては困る。そういうことを中央政府でお考えいただいて、ただし、もちろん国の財政が厳しいのも承知しておりますので、そうした総合的な諸情勢を熟慮していただいてしっかりとしたご決断、なるほどと皆が思う立派なご決断をしていただきたい。

○記者
 麻生首相が、定額給付金の制度を発表して、所得制限については市町村長の判断ということですが、全国町村会は所得制限を設けないことで全会一致、また市長会もそのような意見が多いようなんですけれども、結果的に全世帯の家庭に対しての経済支援になりそうなのですが、この制度について知事はどのような評価をされていますでしょうか。

○知事
 これは1人の国民としてというのもあれですが、必ずしも富山県知事としてではなくて申し上げれば、大元この定額給付金の話は、最初はご承知でしょうけれども、まず定額減税をやるという話からスタートしたんですね。最初はやはり景気浮揚ということだったと思うのですけれども、しかしそうすると税金を払っていない、そこまでの所得がない人達はどうするのか、という話になって、給付金になってきたと思うのですが。経過から言うと。確か麻生総理もそういう発言を知事会の場でもおっしゃっていましたが。そうなるとやはり基本は、景気対策としての給付金ではないかなという気がするのですが、定額減税をやれば、定率減税と違って、一番低所得者の人に相対的に手厚くなるのですけれども、しかしたくさん税金を納めている人もその定額の分だけ、当然減税の恩恵が及ぶわけですね。論理的に当然。そういうこととプラス、しかし税金を納めるまでの所得がない人にも光を当てようと給付金にされたとすると、普通に論理的に考えると所得制限はなくてもいいのかなと。景気対策ということであればね。ただし、非常に所得がたくさんある方が、国家財政が厳しい中で、いずれはこれは国民負担の話になっていくわけだから、私は遠慮するという人がいてもそれは良いんじゃないかなと。ただ、制度論として、景気対策ならば、所得制限はどうかなという気がします。ただこれが低所得者対策、生活支援だというなら話は別ですよ。ただ流れから言うと景気対策というように思いますので。ただし、私はこれは富山県知事としてなかなか言いにくい、1人の国民としての意見に近いのは、政府がこれをどういう趣旨でやるのかはっきりしてほしいわけで、景気対策ということで出されるのであれば、今私が申し上げたようなことじゃないでしょうかね。

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