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知事記者会見[平成20年度]

2017年6月8日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成21年3月3日]

◆日時 平成21年3月3日(火)午後3時30分〜3時50分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項
(1)滝田洋二郎氏(アカデミー賞受賞映画監督)への富山県民栄誉賞授与について
※配付資料は、関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

1 知事からの説明事項

記者会見で説明をする知事○知事
 皆さん、こんにちは。今日は、滝田洋二郎さんの、アカデミー賞外国語映画賞受賞に伴う富山県民栄誉賞の授与について記者会見したいと思います。
 先ほど、富山県民栄誉賞検討委員会を開催しまして、座長には、新木北経連会長さんがなられましたけれども、6人の委員、うち、西頭富山大学学長は残念ながらご欠席でしたが、慎重審議していただきました。結論的に申しますと、皆さん、県民栄誉賞を授与することについては、大賛成であるということで、全会一致でご賛同いただき、決定をしたところでございます。なお、欠席の西頭学長からも、ご見解をいただきまして、大賛成だと、ぜひ、県民栄誉賞にふさわしいと思うので、授与してほしい、こういうことでございました。
 お手元の資料にありますように、県民栄誉賞は、平成14年12月に制定した賞であります。いきさつから言いますと、田中耕一さんに名誉県民の称号を贈呈するときに、顕彰規定の見直しがございまして、当時は該当者があったわけではありませんが、名誉県民の制度と一緒に県民栄誉賞もつくったという経緯がございます。この県民栄誉賞は、広く県民に敬愛され、県民に明るい希望と活力を与えるとともに富山県の名を高めることに特に顕著な功績があった方を、顕彰しようというものでございます。今回の受賞理由については、資料にありますように、永年にわたり映画制作にひたむきに励まされた努力が実り、映画「おくりびと」で世界的に権威のあるアカデミー賞外国語映画賞を受賞されたことをはじめとして、皆さんご承知のとおり、モントリオール世界映画祭のグランプリ受賞、また日本でも日本アカデミー賞10冠といったようなことで、まさに富山県だけではなくて、日本の若い人達や幅広い国民の皆さんに夢と希望を与えるとともに、出身地であります富山県の名前も高めていただいたと、こういうふうに思っております。
 なお、検討委員会の意見概要としては、資料に主なものが記載してあります。細かくは後ほど見ていただきたいと思いますが、皆さん県民栄誉賞にふさわしいということは全員一致でありまして、富山県の文化力を県内外、また国外にもアピールしていただいた業績は大きいとか、親子で殺人事件が起こるという時代に、親子の絆、命の大切さといったことを教えてもらったとか、また世界的な不況の中で、人の生き方の座標軸が問い直されている時代に、改めて人が死ぬこと、また生きることの価値観を問い直して、その文化的な意味合いも世界に発信していただいた、といったようなご意見がございました。また流行に流されず、あるべき姿を貫く富山県民の県民性をあぶりだしているように思うというご意見とか、日本人が死を大変に厳粛に扱っているということが外国人にも感動を与えたのではないか、といったようなご意見があった次第であります。
 功績概要については、資料の2枚目にございますが、ご承知のように、高岡市、旧福岡町のご出身でございます。略歴はご覧いただきたいと思います。功績概要も今ほど申し上げたとおりでございますので、ご覧いただきたいと思います。
 なお、3枚目に富山県の表彰制度について、その概要を載せておりますのでご覧いただきたいと思います。
 最後に、映画「おくりびと」の概要、また映画賞受賞歴等についてもまとめてございます。ご覧いただきたいと思います。
 何かご質問があればお受けしたいと思います。

2 質疑応答

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 表彰式については、今後、日程調整のうえと書いてありますが、いつぐらいになりそうでしょうか。

○知事
 今、ご本人に連絡をしまして、県民栄誉賞を授与させていただくということについては、大変うれしいということでご了解をいただきました。また、できれば、早めに授与式をやりたいなということでご相談しておりますが、具体的な日時は後ほどということにさせていただきたいと思います。今のところ、3月中旬に富山県にいらっしゃる機会があるので、その機会に授与したいなと思っております。今、このアカデミー賞受賞ということもありまして、マスコミその他で大変な人気者になっていらっしゃるわけで、わざわざ別途来ていただくのも何ですし、幸い3月中旬に来ていただく予定が別途ありましたので、その機会にお渡ししたいと。いずれにしても、アカデミー賞を受賞されたことで、県民の皆さんがうれしく、元気な気持ちになっていただいていると思いますが、先ほど、委員の皆さんの意見をご紹介しましたように、世界的な同時不況の様相を呈している中で、ともすれば県民の皆さんの気持ちがちょっと沈みがちになる面もあると思うのですけれども、本当にこうした素晴らしい世界的な評価を受けられ、アカデミー賞を受賞されたということで、いろいろな人から良かった良かったという話を、本当に多くの県民の方からも私自身も直接お聞きしております。また3日前に「おくりびと」を私自身も観て、本当に素晴らしい映画だなと思いました。なるべく早く授与する機会をつくらせていただいて、県民の皆さんとともにお祝いをして、そして、ますます元気な富山県にしていきたい、そういうことのきっかけ作りにしたいと思いますし、また滝田監督さんには、これを更なる飛躍のバネにしていただいて、もっともっと素晴らしい映画をたくさん、それこそ「おくりびと」ということで世の中に送ってもらいたい、こういうふうに思っております。

○記者
 まさに、県民栄誉賞はふさわしいと思うのですが、県民の誇りという意味では、名誉県民にしてもいいんじゃないかという声もちらほらと聞いたものですから、その辺について、名誉県民でなかった理由について教えてください。

○知事
 これは、賞を平成14年につくりました時に、名誉県民の方は、社会の発展に卓絶した功績をあげた方について、名誉県民の称号をお贈りする。具体的には、ノーベル賞受賞者などを想定している、こういうふうに当時説明をしております。そこで、当時平成14年にノーベル化学賞を受賞された田中耕一さんに贈呈しております。一方で、同時につくった富山県民栄誉賞の方は、当初から、スポーツや文化などの県民の皆さんに親しみのある分野で、輝かしい成果を上げて、県民に明るい希望と活力を与えた方、こうした方を表彰するということにしておりまして、当時としては、具体的にはオリンピックで、例えば金メダルをもらったとか、そういう方を想定していたようでございます。私は、もちろんオリンピックの優勝とか金メダルというのも良いと思うんですけれども、滝田監督の今度のアカデミー賞のご受賞は、オリンピックで言えば、まさに優勝、金メダルと同じというか、それ以上とも言えるような大変すばらしい成果でありますので、ふさわしいのかなと思っております。なお、よその県の事例も少し調べたのですが、この県民栄誉賞という賞を持っている県と持っていない県がありますが、中には、ちょっと分野は違いますが、映画の世界ですばらしい成果を上げた方にこういう県民栄誉賞をあげていらっしゃるケースもありまして、いろいろな点から考えてバランスが良いのかなと。政府も国民栄誉賞を出していますが、あれも文化とかスポーツとか、そういう世界で国民的な評価を高められた方に出していらっしゃるので、いろいろなことを考えても、県民栄誉賞というのが一番ふさわしいのかなと思っております。

○記者
 今回非常に嬉しいニュースが飛びこんできました。ロケ地になった山形県は今回の効果によって、観光客が訪れているということもあります。知事ご自身も映画「九転十起の男」でご出演されていた経緯もございますし、今後ますます富山をロケ地として誘致に力を入れていくというお考えという面ではいかがでしょうか。

○知事
 浅野総一郎さんの映画もそうですし、この6月に公開されます「劔岳 点の記」もまさに富山県を舞台にした映画でありますし、これからも県内各地、映画の舞台になってふさわしいところがたくさんありますので、こういった点については、昨年から観光・地域振興局をつくったり、また観光振興戦略プランというのもつくったり、今度の予算でも様々に富山県の魅力をアピールする予算を県議会に提出して、ご審議いただいていますけれども、富山県のすばらしい自然とか、歴史・文化とか、人情とか、食べ物がおいしい所だとか、様々な魅力を、映画とか映像、またふるさと文学とか、いろいろな点でアピールしていきたいと思います。

○記者
 賞というのは物理的に何を渡すのでしょうか。

○知事
 県民栄誉賞の表彰状と、あと副賞を差し上げることになると思います。副賞はまだ正式決定までに至っていませんけれども、田中耕一さんの時は金杯をお贈りしましたけれども、今回は芸術文化の世界でご活躍されて、県民栄誉賞を差し上げるということですから、芸術文化的なものを何か考えたらどうかと今思っております。

○記者
 先ほどの本人にご連絡されたというのは、知事から直接でしょうか。

○知事
 これはお互いなかなか時間が合わないものですから、私どもの実務の責任者からご連絡申し上げて、ご了解いただきました。

○記者
 ご本人に連絡が取れたのでしょうか。

○知事
 もちろんそうです。まあ、アカデミー賞を受賞される前からそうかもしれませんが、特に受賞された後からは、日本だけではなくて外国のマスコミからいろいろな取材があるようですし、本当に分刻みで動いていらっしゃるようですから、正直連絡を取るのは容易じゃなかったのですが、何とか連絡を取って、やはり本人のご了解をいただかないのに発表できませんので、そういう点では良かったと思います。

○記者
 3日前に映画を観られた感想は。

○知事
 亡くなられた方を納棺して送り出すお仕事ですから、なかなか最初は、一般的に言えば、どう言ったらいいか、必ずしも明るいイメージではない職業というか仕事だと思うんですけれども、そうしたことに、ひょんなきっかけから主人公がそういった立場になられて、最初はとまどいなどもあったようですけれども、やはり、そういう人が、この世にお別れをして、あの世に送り出すその場面に立会うことで、人の死というものを深く考える、またそれを、敬意を持って、愛情を持って送り出す、その納棺師の仕事に段々誇りを持ってくる、そうしたことを通じて、人の死ということの意味を深く考える、同時に、人間が生きていることはどういうことかということを改めて考える、そういう意味では、本当に感動的な物語だと思いますし、また、最初に納棺の職業に違和感を感じていた周囲の方も、そうした主人公が最初はとまどいもあるけれども、ひたむきに生きている、それから納棺師の仕事の意義を感じて、人を心から送り出していく、次の来世もあるのだという思想がどこかに入っているのだと思いますけれども、そういうことに周りの方も段々理解をし、そういう職業に取り組んでいる主人公を信頼したり、敬意を払ったりする。そういう中に家族の葛藤とかいろいろなことがあるわけですが、皆さんもご覧いただきたいと思います。ただ、非常に重くなりがちなテーマを、ちょっとユーモアも入ったりして、ちょっと観ていて、笑いたくなるというか、ジョークが入っている部分もあったりして、そういうふうにまとめられたのは、滝田監督の大変すばらしいお力だと思いますし、もちろん本木さんの演技もすばらしいと思いますし、山崎努さんも本当に存在感のある大変すごい方だと思いますし、その他出演者の皆さんそれぞれ、本当に立派な演技をされたというか、立派な映画だと思います。そういう意味では、青木新門さんの「納棺夫日記」、皆さんご承知のように、1、2、3章とありますが、特に1、2章の考え方を随所に生かして立派な映画になった、感動的な映画になったと、こういうふうに思っております。

○記者
 映画をご覧になって、涙は流された方が多かったのですが、知事はどうだったのでしょうか。

○知事
 正直、自然に何度か涙を浮かべましたね。非常に感動的でしたよ。ご覧になられている方も多いと思いますが、非常に観て良かったなと。また、県民の皆さんにもできるだけ多く観ていただきたいなと、きっかけになった青木新門さんの納棺夫日記も含めてできるだけ多くの方がご覧になっていただければよいなと思います。

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