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知事の県政レポート【平成18年度】

最終更新日:2016年10月24日

県政レポート第24号[平成18年5月26日]

 こんにちは、富山県知事の石井隆一です。

 来月、世界的なスポーツ大会であるサッカーワールドカップ大会がドイツで開催されますが、先日、その日本代表に射水市出身の柳沢敦選手が選ばれました。3月に右足甲を骨折し、一時は選出が危ぶまれましたが、ジーコ監督の信頼を得て2大会連続で代表選手の座を射止めました。柳沢敦選手が世界中の注目を集める大舞台でゴールを連発し、日本チームが快進撃することを心から楽しみにしています。

 さて、大型連休も過ぎて気候が徐々によくなり、連休中に限らず県内でもいろいろなイベントや催し物が開催されました。私は、そうしたものも含め、できるだけ県内各地を見て歩く機会を多く持ちたいと考えていますが、皆さんはどんな所にお出かけになられたでしょうか。

 それでは、前回レポートしました4月24日以降の主な仕事や出来事について紹介します。

 4月29日(土)、富山経済同友会主催の「とやま昆布祭りフォーラム」に参加しました。このイベントは、かつて富山と北海道、鹿児島、沖縄の経済や文化をつなぐ重要な航路だった「昆布ロード」を検証し、今後の地域間交流につなげようとするもので、作家の津本陽さんが講演された後、「昆布ロードの未来、新たな交流の時代へ」をテーマにパネルディスカッションが行われました。このパネルディスカッションに、高橋はるみさん(北海道知事)、尚弘子さん(琉球大学名誉教授、元沖縄県副知事)、徳永和喜さん(鹿児島県歴史資料センター調査史料室長)とともに、私もパネリストとして参加しました。また、コーディネーターは経済同友会代表幹事の中尾哲雄さんが務められました。

パネルディスカッションで発言する知事 私からは、まず偉大な先輩たちがチャレンジ精神を持って北前船による昆布産業を興したこと、また、当時、特に他藩の人の出入りについて厳しかったとされる薩摩藩も含めて、富山の売薬商人が、北前船も利用しつつ、全国的なネットワークをつくって活躍したことなどが、越中の地域経済の基盤づくりに大いに貢献したことを紹介しました。さらに、目下、(1)「元気とやまづくり」のために、こうしたチャレンジ精神をしっかりと受け継いで発展させていきたいと考えていることや、現在、(2)富山の食の魅力を発信するために、越中料理の伝統の継承や創作などを通じてそのブランド化や食の街道づくりに取組んでいること、(3)新たに県内で「東廻り」、「西廻り」及び「ノーベル街道沿い」の「昆布街道」(仮称)を作ることも検討していることをお話しました。
 今後、このイベントも一つの契機として、「昆布ロード」をはじめ富山の魅力が国の内外に発信されるよう努めるとともに、先人のチャレンジ精神を呼び起こし新たな地域間交流を進めるなど、富山県の新しい未来づくりを目指していきたいと考えています。

南砺市のツキノワグマの出没現場を視察する知事 県では春のクマ対策として、3月17日と4月21日の2回、「春のクマ情報(ツキノワグマによる人身被害防止対策について)」を提供し、市町村やテレビ、ラジオ、新聞を通して県民の皆さんに注意喚起をしてきましたが、4月28日(金)に南砺市土山地内(福光)で71歳の女性が山菜採りに来て子連れのツキノワグマと遭遇し右足を負傷され、今年初めての人身被害となりました。また、翌日29日(土)にも同市才川地内(福光)で親子のツキノワグマが発見されたので、5月1日(月)午前、関係部課長等と南砺市才川のクマの発見現場を視察し、同日午後にはツキノワグマ緊急対策会議を開催し、クマ対策の徹底や県民の皆さんへの注意喚起について改めて対策を講じることを確認しました。
 今春の特徴としては、昨秋の山の実りが豊作であったことから、例年以上に子連れのクマが多く、また、冬の降雪が早かったため、比較的人里に近い山際に冬眠するケースも多かったことから、今後も人家の近くにクマが出没することが考えられます。現に5月5日(金)にも魚津市松倉地内で58歳の男性がクマに遭遇し右目を失明されるなど重傷を負われました。県ではホームページで「クマの目撃・痕跡情報」など最新の情報を提供しますので、今後も、山に入られる際には十分注意していただきたいと思います。

 教育については、県政の中で県民の皆さんの最も関心の高い事項の一つです。私は、これからの教育のあり方を考えるためにも、学校現場で子供たちや教員と交流し、現場の状況を直接見聞したいと考え、5月12日(金)にはしらとり養護学校と大門高校を訪問しました。しらとり養護学校では、あいにく小学部の児童は遠足のため不在でしたが、高等部でのげたや土鈴づくりや中学部での草花の名前を覚える理科の授業などを見学しました。障害のある生徒たちが、他の生徒たちと一緒に先生の親身な指導の下に一生懸命勉強したり作業している様子を拝見し、うれしく思い、感心しました。

しらとり養護学校を視察する知事

 また、大門高校では、「総合的な学習の時間」において、卒業後の進路について考える授業やパソコンと携帯電話を各々使ったメールの出し方、それぞれの使い勝手の良さなどについて話し合う「情報」の授業に参加しました。進路について考える授業では私の考え方を問われましたので、「世界経済の中で東アジアが大いに発展しつつあることに伴い、環日本海地域、ひいては富山県のポテンシャルが今後大いに高まっていく。加えて、富山県には、現に世界的な企業やある分野では国際的にも高い評価を受けているオンリーワン企業がいくつもある。皆さんには何といってもまず各々生きがいのある充実した幸せな人生を過ごしていただきたい。進路については、卒業後、仮に県外の大学に進学しても、いずれは富山県に戻って活躍していただく道を選択する人が皆さんの中から多く出てくださることを期待している」と申し述べました。
 その後、代表の生徒たち6人と昼食をとりながらお話をしましたが、養護学校でのインターンシップや生徒会活動、部活動、将来のことなどについて親しく話を聞くことができました。昼食を一緒にとった代表6人のうち1人は障害があり移動には車椅子に頼らざるを得ない生徒さんでしたが、皆で親しく会話をする中で、「自分は障害を持っているので、将来はそんな障害を持っている人達のために働きたいと思っています」と話してくれました。この生徒を先生方やほかの一般の生徒たちがとても温かく見守り、支えている姿とあわせて、とても感動しました。また、「知事になるにはどうしたらよいか」、「どんな映画を見ましたか」など、皆さんから質問をもらい、大変楽しく印象深い一刻でした。

大門高校を視察する知事 また、15日(月)には高岡市の博労小学校を訪問しました。高岡市では今年度から小中学校で「ものづくり・デザイン科」の授業が始められていますが、この日、博労小学校では6年生が地元の般若剛さんなど伝統工芸士の方々から指導を受けながら高岡漆器のお盆作りに取組んでいるのを拝見しました。絵に立体感がでるようにしたいのですが、子ども達には深く彫るのが中々難しく、皆一所懸命に取組んでいて、うれしく思いました。また、5年生の皆さんと一緒に給食をいただき、会話したことも印象深く思いました。色々将来楽しみな子どもたちでしたが、例えば、将来ピアニストになりたいという夢を持ち、その夢に向かって努力している児童がいることにも感心しました。

高岡市立博労小学校を視察する知事、生徒たちと給食をとる知事

サンリッツ入善工場の竣工式で関係者と手を組む知事 5月17日(水)の午前10時30分から入善町で、サンリッツ入善工場の竣工式があり、出席して祝辞を申し述べました。同社は液晶ディスプレイ用のプラスチック偏光板の製造販売では世界第2位とのことです。約100億円の設備投資で雇用も地元採用約140人も含め約200人ということであり、成長力の高い最先端の企業に、研究開発部門も含めて立地していただき、誠にうれしく思いました。
 同日午後、入善町で青年農業者の皆さんと「ふれあい対話」を行いました。当日は入善町椚山で中核的な農業経営を行っておられる農産物生産会社「ドリームファーム」を訪れ、入善町、朝日町で稲作や園芸に取組んでおられる36歳以下の青年農業者組織「APG黒東」(会長 鍋島慎一郎)の会員など約30人の方々とお会いしました。皆さんからは、稲作、畜産、チューリップ栽培などの様子や農業にかける夢などを語っていただきました。また、農薬散布用のヘリコプターや大型田植機を見学するとともに、実際にトラクターにも乗せていただき、操作方法なども説明していただきました。
 今後の農業のためには、意欲ある担い手の育成、特に経営体の跡継ぎの方などを若手のニューリーダーとして養成していくことが重要です。以前からこの地域の青年農業者の方々は非常に活発に活動しておられると聞いていましたが、実際に皆さんのお話を伺ってみて、改めて若い農業者の皆さんが意欲を持ち、前向きに取組んでおられることに感心しました。私としても、こうした方々が希望をもって農業に取組めるようこれからも積極的に支援していきたいと思いました。
 この日はこの後、舟川ダム予定地や入善町内の県道、海岸防災林などの整備状況についても視察しました。

入善町のふれあい対話でトラクターに乗りながら青年農業者と話をする知事、参加者の皆さんと対話する知事

公的病院長らとの意見交換会で挨拶する知事 5月18日(木)、第2回目の終末期医療に関する主な公的病院長、県医師会長との意見交換会を行いました。この場で、4月に実施した県内全ての病院に対するアンケート調査の詳細報告と医務課に相談窓口を設置することなどを厚生部からお話しました。また、私から川崎厚生労働大臣などへの要望、申入れの結果をお伝えするとともに、大臣がガイドラインの策定を急ぐと言って下さったのは大きな前進だが、実際の策定には年度末ぐらいまでかかる可能性が高い。それまでの間、県内各病院が内容のかなり異なるガイドラインを各々つくるといった状況になると、かえって患者や家族、医師、県民等に不安を与えるおそれもあるので、暫定的な措置として、県内の公的病院で当面の「自主的な申し合わせ」のようなものをつくっていただけないかとお話したところ、公的病院長協議会の場で検討していただくことになり、うれしく思いました。

 5月21日(日)、小泉純一郎総理大臣が河合隼雄文化庁長官とともに来県され、高岡市の山町筋と伏木北前船資料館を視察されました。小泉首相の来県は平成15年に相倉合掌造り集落などの視察以来2回目です。今回は、昨年文化庁が公募した「私の旅プラン」で岐阜県や富山県の古い町並みを訪れるルートが選ばれたことから、総理自らがそのルートをたどり、PRしようとするものです。当日は、私も県選出の萩山衆院議員、野上、河合参院議員、米原県議会議長、橘高岡市長などの方々と同行しました。小泉総理には、山町筋で当日特別に出された高岡御車山祭りの山車や国の重要文化財になっている菅野家をご覧いただき、伏木北前船資料館では北前船の歴史などの説明をお聴きいただいた後、市内で唯一残る望楼に登って、伏木港など外の景色をご覧いただきました。地元の方々とも気さくに触れあわれる中で、高岡市の歴史や文化を改めて感じていただいたのではないかと思っています。

小泉総理大臣を高岡御車山祭りの山車や菅野家、伏木北前船資料館に案内する知事

 また、富山空港から帰京される際に、同空港内で小泉総理と懇談する機会がありました。そこで、北前船を通じて北海道からもたらされた昆布が富山の売薬商人を介して全国各地に独自の食文化を発達させてきたことをお話しました。さらに本県では、現在県内各地の昆布を使った独自の料理や加工食品をモチーフとした「とやま昆布街道」(仮称)を、「東廻り」、「西廻り」及び「ノーベル街道沿い」といった3つのコースの設定を行う方向で検討していることを紹介しました。小泉総理からは、かつてプライベートで富山を訪れた際の思い出を踏まえて、「ホタルイカもおいしいので、昆布と組み合わせてコースに取り入れたらどうか」などと助言・激励をいただきました。また、国・地方の歳入歳出改革の一環としての地方交付税の見直し論議に関連して、本県が国の示した地方公務員定数のマイナス4.6%をはるかに上回る徹底した行政改革に取り組んでいること、依然として地方団体間の税収格差が大きいことを説明し、今後の地方歳出や地方交付税の見直し問題の検討にあたっては、税収の少ない地方の切実な声にも配慮していただけるようお願いしました。


県東部地域の市町村長・県議会議員との意見交換会で挨拶する知事 県で今年度策定する予定の新しい総合計画について、5月23日(火)には県東部地域、24日(水)には県西部地域の市町村長・県議会議員との意見交換会を開催しました。新しい総合計画については、これまで県民アンケートやパブリックコメントなどを通じて県民の皆さんからのご意見をお伺いし、また、県総合計画審議会(会長 山田圭蔵・北陸電力(株)相談役)と4つの部会に節目節目にお諮りしながら検討を進めています。今回、中間報告の取りまとめを行うにあたって、県内各地域の事情や意見をお聞きするため開催したものですが、出席された方々からは、県と市町村との役割の明確化が必要、道路整備の推進や教育施策の充実、公共交通の支援、子育て支援などを計画にできるだけ明確に記述すること、県内の圏域ごとに将来ヴィジョンや相応の方向づけを示すべきなどの意見が出されました。
 こうした意見については、5月26日(金)に開催された県総合計画審議会の総合部会(部会長 西頭徳三・富山大学長)に報告し、部会ではそれらも踏まえて中間報告の取りまとめの方向について審議されました。

 なお、その他のものを含め、この間の仕事や出来事を一覧表にしてまとめましたので、ご覧ください。

<4月25日から5月26日までの概況>
4月25日(火) ・公社営林経営改善検討委員会
・中日本高速道路(株)への感謝状贈呈式(南砺市西赤尾地区土砂くずれ関連)
4月26日(水) ・高志リハビリテーション病院視察
・富山県看護職員の養成のあり方検討会
・第3回未来とやま戦略会議、観光・交流部会、活性化・まちづくり部会合同会議
・「おもろい女」歓迎レセプション(森光子さん他)
4月28日(金) ・富山ライトレール・富山港線開業式典
・知事の係長ヒアリング(農林水産部)
4月29日(土) ・富山県中央メーデー
・とやま昆布祭りフォーラム
4月30日(日) ・黒部川附近の公共施設等の視察
5月1日(月) ・ツキノワグマ出没現場視察(南砺市)
・バイアスロン競技田中珠美選手の表敬
・ツキノワグマ緊急対策会議
5月8日(月) ・春の叙勲伝達式
5月10日(水) ・富山商工会議所幹部との懇談
5月11日(木) ・平成18年度「とやま賞」贈呈式
・県女流書道展来賓のペギー葉山さんなどと介護福祉のあり方などについてパネルディスカッション
・県女流書道展開幕パーティ
5月12日(金) ・知事の学校現場視察(しらとり養護学校、大門高校)
・海フェスタとやま実行委員会第3回総会
・富山県立大学研究協力会
5月13日(土) ・美しいまち並みづくりシンポジウム(草野満代氏ほか)
・ (社)富山県サッカー協会設立祝賀会
5月14日(日) ・県婦人会総会・大会
5月15日(月) ・知事の学校現場視察(高岡市博労小学校)
・伏木けんか山出発式(高岡市)
・北前船資料館視察(高岡市)
・高岡市博労小学校で給食懇談
・菅野家視察
・北陸地方整備局長との懇談会
5月16日(火) ・全国知事会・地方分権推進特別委員会 (東京)
5月17日(水) ・サンリッツ入善工場竣工式(入善町)
・知事のふれあい対話(入善町)
5月18日(木) ・終末期医療に関する主な公的病院長、県医師会長との意見交換会
5月19日(金) ・華麗なる美「加山又造展」開会式(水墨美術館)
・とやまの森づくり推進方策・財源検討委員会最終報告書及び提言書提出
5月21日(日) ・黒部市新市誕生記念式典(黒部市)
・天真寺視察(黒部市)
・小泉総理大臣県内視察対応(高岡市)
5月22日(月) ・県赤十字有功会で講演
5月23日(火) ・市町村長会議
・新総合計画に係る市町村長・県議会議員との意見交換会(東部地域)(富山市)
5月24日(水) ・新総合計画に係る市町村長・県議会議員との意見交換会(西部地域)(高岡市)
・県安全なまちづくり推進本部
・県体育協会評議員会
5月25日(木) ・とやま森の祭典(高岡市)
・第3回県食育推進会議
・日本伝統工芸富山展審査員を囲む懇親会出席(高岡市)
5月26日(金) ・美術館連絡協議会2006総会
・県総合計画審議会総合部会

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