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知事の県政レポート【平成18年度】

2016年10月24日

知事室 目次

県政レポート第26号[平成18年7月26日]

 こんにちは、富山県知事の石井隆一です。

 今年の梅雨は、後半に入ってから大雨の日が多くなり、7月としては平年の2倍以上の降水量を記録しています。いつもなら7月中旬には北上する梅雨前線がまだ日本列島付近に停滞したままとなっており、平年は7月22日頃の梅雨明けも月末にずれ込みそうな状況です。九州などでは、浸水や土砂崩れによる死者や行方不明者を出すなど大きな災害となっています。本県では幸い大きな災害は発生していませんが、行楽地や農業などに徐々に影響が出始めているようであり、ここ当分は注意が必要なようです。

 それでは、前回レポートしました6月26日以降の主な仕事や出来事について紹介します。

 6月27日(火)午後、米国オレゴン州のセオドア・クロンガスキー知事を団長とする州政府代表団を県庁にお迎えしました。富山県とオレゴン州は、1991年10月19日に友好提携を締結し、本年で15周年を迎えたところであり、今回は、州知事のほかボブ・リパイン経済地域開発省長官などの州政府関係者や大学、民間企業などから22名の方々が来県されました。県庁では、米原蕃県議会議長にも出席いただいて代表団の皆さんと懇談を行いました。私から、「今後は、文化、教育分野だけでなく産業、観光など経済分野でも交流を広げたい。かねてご厚諠をいただいている二階経済産業大臣からも先程オレゴン州との交流に関するお電話をいただいたところです。」と申し上げました。クロンガスキー知事からも「富山はオレゴンと似てとても美しい。お互いに観光振興に協力できる。また、ハイテクやバイオの分野でも協力したい」との回答をいただきました。この15周年を機に両県州の相互理解と友好交流を一層進めようとお互い気持ちを新たにいたしました。
 同日夕方には、富山全日空ホテルで友好提携15周年記念レセプションを開催しました。レセプションには、オレゴン州の皆さんのほか、県内でこれまでオレゴン州との友好交流に関わった方々など約120人の出席があり、オレゴン産ワインなどで交流を深めました。

米国オレゴン州の政府代表団を前に挨拶する知事、団長のセオドア・クロンガスキー知事に記念品を渡す知事、記念レセプションでの記念撮影

谷本石川県知事と懇談する知事 6月29日(木)午後、石川県野々市町で石川県の谷本正憲知事との懇談会を開催しました。谷本知事とは全国知事会議や中部圏知事会議などでお話する機会は多くありましたが、両県知事だけでの懇談は今回が初めてでした。懇談会では、北陸新幹線の整備や広域観光、産学官連携の推進など幅広いテーマで意見交換を行い、今後、北陸新幹線開業後の並行在来線にかかる旅客流動調査などの情報交換、韓国や中国、台湾に共同アッピールするなど国際観光面での協力、両県の工業技術センターや県立大学の連携などで協力することを確認しました。今後はこの懇談会を年1回程度開催し、次回は富山県で開催することになりました。

 6月30日(金)午後、県立近代美術館で「第8回ポスタートリエンナーレトヤマ2006」の授賞式・開会式が開かれました。このポスター展は、日本で唯一の国際公募のポスター展として、これまで1985年の第1回展から3年に1度開催されてきました。最先端の世界のポスターデザインが数多く展示されており、今や世界5大ポスター展の1つに数えられています。8回目の今回は、世界52カ国から過去最高の3,632点の応募があり、最高賞のグランプリに、スイスの女性デザイナー、アニク・トロクスラーさんの作品が選ばれるなど16点の入選作品が選ばれました。応募作品の審査については、日本のトップデザイナーで国際的にも活躍されている永井一正氏、福田繁雄氏、松永真氏や世界のポスターデザインのリーダー的な存在であるオランダのラルフ・シュライフォーゲル氏、オーストリアのステファン・サグマイスター氏などにお願いしました。授賞式では、私及び関係者から入選者の皆さんに賞状やメダルなどをお贈りするとともに、引き続く開会式で、ご挨拶を申し述べました。
 このポスター展を応援する事業として、富山商工会議所の皆さんが「ポスターの街・とやま」(実行委員長・朝日重剛富山商工会議所副会頭)を推進されるなど、多くの方々にご支援をいただいていることは有難いことです。

来賓の皆さんとテープカットを行う知事、開会式で挨拶する知事

とやま起業未来塾で塾生に対して講話を行う知事 7月1日(土)午後、富山技術交流センターで開かれた「とやま起業未来塾」(座長:中尾哲夫経済同友会代表幹事)で2期生33人を対象に講話を行いました。「とやま起業未来塾」は昨年7月に創設した創業、新分野への進出などを行う人材を育成する「実践塾」です。講話では、こうした未来塾をつくろうとした背景や理由、県がどういう課題に直面していて、どういう方向に向かおうとしているのかを中心に、15年前に私が静岡県庁で勤務した時代に取組んだ静岡未来塾と比べての問題意識の違いなども織り込みつつ、お話し、あわせて塾生に対する期待を述べ激励しました。塾生の皆さんがこれからビジネスや地域づくりに取り組まれるに際の参考になれば幸いです。

 7月2日(日)から4日(火)まで、観光客誘致の促進に向けた県や観光連盟、民間企業からなる訪問団の団長として韓国を訪れました。2日には富山空港からソウル市に入り、県の観光CMが流れる街頭ビジョンやバス停の広告を視察しました。街頭ビジョンはソウル市のメインストリートの太平路など3箇所に設置されており、大画面に雪の大谷など富山の魅力的な映像が映し出されていました。また、バス停広告には横133cm、縦187cmの大型カラー写真で黒部峡谷や瑞龍寺などが紹介されていました。バス停で県の広告を眺める男性がいらっしゃったので、直接お話を聞いてみたところ、「韓国にはない素晴らしい景色で行ってみたいが、日本のどこにあるのかわからないし、観光などを検討したい人がどこに連絡すればよいかが書いてない」との指摘を受けました。私から県の観光パンフを広げ、富山の紹介をするとともに、指摘された事項は誠にごもっともであり、早速、バス停広告に連絡先を明示するよう見直しを指示しました。

韓国ソウル市内で県の観光広告を視察する知事

 3日午前には、まずロッテ観光開発を訪問し、愈東秀社長から富山の知名度が上がってきており、富山ツアーの満足度も高い。本年(2006年)のロッテ観光が行う韓国からの富山県への観光客の送客目標については当初の5,000人から2,000人上乗せして7,000人としたいとのお話をいただきました。これは、昨年富山県を訪問されたロッテ観光開発の金会長が2005年は3,000人に、2006年は5,000人にしたいと言明されたペースをさらに上回るものです。そこで、別途、夕方、金会長と懇談した際に、そのご尽力にお礼を申し上げるとともに、近い将来、数万人の送客をいただけるよう期待していること、また、グレードの高いプラチナ・ツアーを企画、提案する(なお、近くYKKの産業観光もスタートする)ので、是非検討していただきたい旨をお話しました。さらに、今秋に予定しているソウルでの富山市、南砺市、飛騨市の飛越観光のPRに続いて、来年以降も高岡市をはじめ他地域のニーズを踏まえた観光イベントを、ロッテ観光と連携協力しながら進めたいことをお話しました。
 次に、昼食をはさんで韓国内の大手旅行業者20社に対する観光説明会を行い、各社との意見交換を行いました。
 また、同日、午後、アシアナ航空を訪問し、姜柱安社長とお会いし、富山県の観光振興などについての協力をお願いしました。姜社長からは、今春から週5便としたソウル便の搭乗率は、これまでのところ必ずしも期待どおりではないが、プラチナ・ツアーの提案など県の今回の誘客活動を高く評価すること、富山・ソウル便の搭乗率60%台回復を何とか実現していきたいので、今後も連携協力したいことについてお話がありました。
 今回の訪問を通して、韓国において富山への関心が高まりつつあることを実感できましたので、今後は観光客の受入れ体制の改善や多様なツアーの企画などを行い、一層工夫をこらして誘客に努めたいと考えています。

ロッテ観光を訪問する知事、韓国大手旅行業者への観光説明会で挨拶する知事、アシアナ航空を訪問する知事

北朝鮮ミサイル発射に係る庁内関係部局長会議の様子 7月5日(水)未明から夕方にかけて、北朝鮮から合計7発のミサイルが発射され、日本海に着弾しました。県では、テレビでミサイル発射を知った宿直職員からの連絡を受けて、午前5時30分頃、直ちに消防・危機管理課の職員が登庁して、情報収集などの対応にあたりました。私には、午前5時45分頃に第一報があり、私からは情報収集等を行い被害等を確認するとともに市町村、消防、警察などの関係機関と連携を取るよう指示しました。8時30分から県危機管理連絡会議、さらに、9時20分からは庁内関係部局長会議を召集し、県内への影響や被害状況について情報交換をするとともに今後の対応について話し合いました。会議では、農林水産部から日本海で操業していたイカ釣り漁船の安全が確認されたことや県警で警備対策室を設けて対応にあたることの報告がありました。私からは、北朝鮮のミサイル発射は重大な問題であり、誠に遺憾であることを述べ、今後とも、国の危機管理情報に十分留意しながら、本県の漁船の安全の問題なども含め、今後各部局において各々関係方面との連絡を密し、また部局間相互の連絡、調整も十分行うよう確認するとともに、引き続き情報収集にあたるよう改めて指示しました。
 危機が発生した場合には、初動対応が非常に重要となります。特に地震、台風等の自然災害と異なり、他国によるミサイル発射などに際しての国民保護の問題は、情報がまず国に入ることが通例であるため、国の責任のある危機管理体制の確立が大切です。今回、国からの情報がやや遅かったように感じましたが、今後とも国と連携して平常時より様々な訓練を行い、危機管理システムについて必要な見直しを行うことにより、一層実効性のあるシステムを構築していくことが重要です。また、県民の皆さんにも、万が一の事態が起こった際にどのように行動したらよいのかについて広く周知するよう努めてまいります。

PETセンター整備会社設立発起人会で挨拶する知事 7月6日(木)、県のPET(陽電子放射断層撮影装置)センターを整備する株式会社の設立発起人会が富山第一ホテルで開かれました。近年、県民の死亡原因のトップががんであり、県民の健康面ではがん対策が最重要課題になっています。PETは、従来の検査では困難だった小さながんの発見が可能で、がんの早期発見や転移などの診断に威力を発揮するものです。PET施設を各医療機関などがバラバラに整備するのでなく、県、市町村、民間が共同出資する株式会社により整備しようとするもので、その点では全国でも先駆的な取組みであると考えています。発起人会では、新会社の名称を「とやま医療健康システム株式会社」とし、発起人総代を県知事が務め、会社設立時の資本金は6億3百万円、最終的には15億円とすることとなりました。今後は、平成19年秋のセンター開設を目指して、今月末に正式に株式会社を設立する予定です。

日露文化フォーラムのパネルディスカッションでコーディネーターを務める知事 7月7日(金)、河合隼雄文化庁長官をお迎えし、日露文化フォーラム記念特別講演会とパネルディスカッションが富山市民プラザで開かれました。日露文化フォーラムは、その第4回が今年8月、富山県で開催されることになっていますが、今回の催しは、その記念として日露文化フォーラム委員会の日本側委員である河合文化庁長官、演出家の鈴木忠志氏及び私が出席して開催したものです。まず、河合長官が「文化の力−地方発の文化と世界」と題して講演された後、私がコーディネーターを務め「文化で富山を元気に」をテーマに3人でパネルディスカッションを行いました。
 河合長官は、「本来のグローバリゼーションとは、文化の一極集中ではなく、人々が世界規模でコミュニケーションできるようになること。そのためには人々が地域の文化に誇りを持ち、その魅力を世界へ発信し続けることが大切。文化には国や世代を超えて人々の心をつなぐ力がある」として「グローバル化の時代こそ、文化の東京一極集中を廃して、多様な地域の文化力を高めなければならない」と述べられました。鈴木氏は、自ら活動拠点を利賀村に移した経緯を話され、「厳しい大自然の中にある利賀村の暮らしには、人間の生きる原点があり、そのことが住む人に元気をくれる。演劇は精神力をみせる活動だから、利賀は演劇の最高の土壌といえ、今後も世界に発信できる舞台芸術の拠点としていきたい。」と述べられました。
 私からは、「例えば、立山には自然の豊かさや景観の美しさだけでなく女人の救済を掲げた布橋灌頂会など奥行きの深い歴史・文化がある。万葉集には、大伴家持が越中守時代に詠んだ歌が223首もあり誇りに思う。シモン・ゴールドベルクを顕彰する『こしのくに音楽祭2006』が、県も支援することにしているが、基本的に民間の熱意によって開催される運びとなっているのも有難いこと。地域の文化の振興とは、突きつめるとそこに住む人間の振興だと思う。人間力が育つことで、富山の風土を活かした文化芸術がパワーアップし、街も元気になっていく。経済のみでなく、文化でも世界に発信できる富山県を創りたい」と申し述べました。

県民会館での県防火推進大会の様子 7月8日(土)午後、県民会館で「富山県防火推進大会」が開かれました。この大会は、県内の人口当たりの出火件数が15年連続で全国最小となったことを記念し、今後とも火災予防、防火体制の強化に資するために開催されたもので、片山虎之助日本消防協会々長、板倉敏和消防庁長官のほか、長勢甚遠内閣官房副長官をはじめ県選出の国会議員の皆さんなどをお招きし、消防関係者の方々約1,200人にご参加いただきました。式典では、県消防協会(上田信雅会長)と県自治会連合会(窪田菊次郎会長)がそれぞれ日本消防協会会長表彰、消防庁長官表彰を受けられました。私からは、人口当たり出火率が連続15年全国最小という偉業達成について感謝するとともに、6月初めの富山市の中心商店街の火災や7月5日の北朝鮮によるミサイル発射という事態にも触れつつ、一層の防災・危機管理体制の充実をお願いする旨の式辞を申し述べるとともに、長年にわたって火災防止に貢献のあった消防団、市町村、関係団体等の皆さんに感謝状をお贈りしました。その後、劇団「ふるさとキャラバン」によるミュージカル「地震カミナリ火事オヤジ」や交流会も行われ、大会を通じて安全で安心な地域づくりに向け、意気込みを新たに防火対策の推進を誓い合いました。

とやま子育て家庭応援企業・団体連絡会の設立会で挨拶する知事 7月10日(月)、「とやま子育て家庭応援企業・団体連絡会」の設立会が県庁で開かれました。県では、子育て家庭の家族のふれあいやコミュニケーションを深め、企業や地域など社会全体で子育てを支援する機運を高めるため、「とやま子育て家庭優待制度」を10月から開始する予定です。この連絡会は、同制度の円滑な運営を図るため、民間の事業者、経済・農業団体などの参加を得て設立されたもので、会長には、宮正紹 県生活衛生同業組合会長・県料理業生活衛生同業組合理事長が選ばれました。
子育て家庭優待制度では、18歳未満の子ども連れの家族が飲食店やガソリンスタンド、スーパーマーケットなど協賛店や施設を利用した場合、飲食料金や入場料等の割引などのサービスを受けることができるもので、10月の「とやま家族ふれあいウィーク」が始まる第3日曜日(10月15日)から実施したいと考えています。また、子育て家庭、協賛企業をはじめ、県民の皆さんに親しみを持っていただけるよう、優待制度の愛称とシンボルマークを広く募集していますので、関心のある方は是非応募してください。

東京の農林中央金庫本店に上野理事長を訪れ、挨拶する知事 7月11日(火)午後、東京の農林中央金庫本店に上野博史理事長を訪れました。農林中央金庫では、6月末の総代会において、来年7月に既存の金沢支店を移転し、北陸3県の総括店舗として富山支店を開設することが決定されました。上野理事長に、こうした決定をしていただいたことについてお礼を申し上げるとともに、県としても農林中金と連携して県内農業の振興に努めたい旨を申し上げたところ、上野理事長からは、富山県について農業の先進県との印象を示され、支店開設を通じて富山県との連携を強化し富山はもとより北陸の農業振興に寄与したいとお話しいただきました。

全国知事会議の様子 7月12日(水)、13日(木)の両日、全国知事会議が島根県松江市で開催され、羽田空港から出雲空港へ直行し出席しました。会議には、冒頭、竹中平蔵総務大臣も出席され、「骨太方針2006」等について意見交換が行った後、今後の地方分権改革のあり方等について協議が行われました。私も発言の機会をいただきましたので、三位一体改革に関しては、「国と地方の税源配分は現状の6対4から1対1にすることが、地方分権の大義からは望ましいが、さらに4対6と目指すとすることは地域間格差を一層拡大することになるので避けるべきである。また、1対1とする場合にも、地方公共団体間の税収格差が拡大しないよう、偏在性の少ない地方税体系を構築する必要がある」と申し述べました。また、骨太方針2006に関しては、「地方交付税の法定率が堅持されても依然として、今後毎年度地方財政に数兆円の財源不足が生じると推計されるので、結局、地方交付税が削られただけにならないよう、地方から本来の意味の地方分権と地方税財源の確保の働きかけを盛り上げていく必要がある」と申し述べました。
 次に、道州制の導入についても議論がありました。私からは、道州制は地方分権を進めるための一つの選択肢ではあるが、現段階で導入の結論を出すことについては、時期尚早であること、すなわち、(1)これまでの地方制度調査会等の議論では、21世紀における日本の国のかたちをどうするかの議論が全く不十分であること、(2)巨大な道州は住民自治という観点からデメリットが大きく、これを上回るメリットがあるのか十分議論すべきこと、(3)地制調の区割案をみると、道州間の財源格差が大きく地域間格差の更なる拡大が避けられないと見込まれること等から、これらの諸課題について十分論議を尽くし、国民的な議論を行ったうえで最終的な判断をすべきことを、本県のみでなく、福島、茨城、静岡、滋賀、奈良の6県知事を代表する形で申し述べました。こうした趣旨に賛同し、又はこれに近い考え方を表明する意見が少なからず出され、道州制についての議論が深まったことはうれしく思いました。
 2日間の会議でしたが、「地方分権推進・一括法」を中心に据えて第二期改革に取り組むことで合意が得られるとともに、地方分権の今後の進め方について具体的な活動方針を定めることができるなど、相当の成果があったと思います。

 7月15日(土)、伏木富山港を主会場に「海フェスタとやま」が開幕しました。「海フェスタとやま」は、「海の日」にちなんで開催される、海や港への関心を深める全国イベントで、23日までの9日間、「あいの風 あいの人 あいの海」をテーマに県内の海や港を舞台に多彩な催しが実施されました。初日の15日には、海王丸パークに係留中の初代「海王丸」のほか、一昨年に富山港沖で座礁した国航海訓練所の練習帆船「海王丸」や大阪市練習帆船「あこがれ」も寄港する中で盛大に開会式が開かれ、私も出席し、主催者を代表して挨拶を申し述べました。
 また、「海フェスタとやま」の開催に合わせ、18日(火)から2日間、秋篠宮殿下に来県していただきました。殿下を18日午前に富山空港にお出迎えし、富山市岩瀬の北前船回船問屋「森家」をご覧いただいた後、富山全日空ホテルで私から県勢の概要についてご説明申し上げました。19日(水)には、秋篠宮殿下にご臨席いただいて富山国際会議場でメイン行事となる記念式典が開かれました。式典では、殿下から「日本海交流の中心地として栄えてきた富山で皆さんとお会いできたことをうれしく思います。人々の海への関心や理解が深まることを願います」とのおことばをいただきましたほか、松村龍ニ国土交通副大臣からもご祝辞もいただき、主催者代表としてうれしく思いました。その後、富山全日空ホテルに会場を移して祝賀会が開かれ、越中おわらなど県の伝統芸能が披露される中、国や県、市町村の関係者、民間の港湾や海事関係者等約430人の出席者とともに楽しく歓談していただきました。
 このほか、殿下には、射水市の海王丸パークや氷見市海浜植物園、富山市のデイサービス「このゆびとーまれ」、滑川市の深層水体験施設タラソピア・ほたるいかミュージアムも視察していただくとともに、各所で歓迎のため集まった県民の方々に笑顔でこらえられ、交流を深めていただきました。

海フェスタとやまで挨拶する知事、式典会場前で秋篠宮殿下をお迎えする知事

秋篠宮殿下がこのゆびとーまれ、ほたるいかミュージアムを視察される様子

北陸新幹線建設促進大会で挨拶する知事 7月20日(木)午前、東京で「北陸新幹線建設促進大会」が開かれました。大会には、北陸新幹線建設促進議連会長の森喜朗前総理や長勢甚遠内閣官房副長官をはじめ、県選出の国会議員、関係県の知事など沿線自治体の関係者約300人が参加しました。大会では、北陸新幹線の全線整備が一日も早く実現されるよう、5項目の要望事項を決議しました。引き続き、北陸新幹線建設促進同盟会総会を開催し、同日午後には、総理官邸、自民党本部、与党関係議員、国土交通省、総務省、財務省などに要請活動を行いました。

とやまファン倶楽部の会員交流会で挨拶する知事 7月20日(木)夕方、東京で富山県ひとづくり財団が主催する「とやまファン倶楽部」の会員交流会が開かれました。「とやまファン倶楽部」は富山県を全国から応援するネットワーク組織であり、この日は、代表世話人の川田忠樹川田工業相談役や長勢甚遠内閣官房副長官をはじめ国会議員の方々、中沖豊前知事など、各界から約170人の方々が参加されました。私も出席し、ご挨拶を申し述べました。会場には、夏マグロやますずし、かまぼこ、氷見うどんなど県内各地の味覚や富山の地酒が並ぶなか、賑やかに歓談の輪が広がり、楽しい交流の集いとなりました。

 7月21日(金)午後、黒部市で「YKK産業観光」オープニングに出席しました。「産業観光」は歴史的文化的価値のある産業文化財や生産現場、製品等を観光資源としてものづくりの歴史や産業文化を国の内外に広くアッピールする新しい観光分野です。私としても、ものづくりの伝統のある本県においてこの「産業観光」を定着させることは意義のあることだと考え、一昨年11月の知事就任以来、各方面に働きかけてきました。YKKの吉田代表にも昨年新春にお会いした折、積極的に取組んでいただくよう要請いたしましたが、この度、YKKにおいて、黒部市のホテル・アクアからスタートし、生地観光の後、YKKの黒部事業所で世界に誇るファスナーや建材技術に触れ、さらに吉田科学館や百年の森などを見学するツアー(復路「魚の駅」立ち寄り)を企画され、この8月から、一般観光客の受入れをしていただくことになりました。年間の受入れ客数は約12,000人を予定していただいています。世界的な企業であるYKKのこうした取り組みは、本県の「産業観光」を代表するモデルケースとして大変意義深く、吉田代表をはじめ、YKKの関係者の皆様のご見識とご尽力に心から敬意を表し感謝申し上げる次第です。

YKK産業観光のオープニングで吉田代表らとテープカットを行う知事、吉田代表から説明を受ける知事

立川志の輔氏に「とやま大使」の委嘱を行う知事 7月22日(土)、富山県民会館で、越中座公演の幕間をお借りして、落語家で旧新湊市出身の立川志の輔氏への「とやま大使」の委嘱式を行いました。「とやま大使」の委嘱は、県出身又はゆかりのある方で各分野において全国的、国際的に活躍し、多くの人々から敬愛されている方に、富山県の良さをアッピールしていただく大使になっていただき、とやまブランドや富山県の魅力の全国発信に協力していただこうという趣旨のものです。これまで、「とやま科学技術大使」の田中耕一氏や「とやま漫画大使」の藤子不二雄A氏など10人の皆さんに就任していただいています。立川志の輔氏には「とやま落語大使」として委嘱文が記された楯や名刺などを贈呈しましたところ、志の輔氏からは「ふるさとをできるだけ紹介したい。これからは大使と呼んでください」と述べられ、周囲を笑わせておられました。

活力とやま創造経済懇談会で挨拶する知事 7月24日(月)、富山第一ホテルで、知事と主要企業の経営者が懇談する「活力とやま創造経済懇談会」を開催しました。懇談会には、永原功北陸電力社長、要明英雄三協・立山ホールディングス社長、宮地秀明インテック社長など県内15社の社長や会長の皆さんに参加していただき、イノベーションの創出や創業・ベンチャーの促進、労働力の維持・確保などについて意見交換をさせていただきました。出席者からは、「質のよい人材の確保に不安がある。少子化の中で不足する分野も出てくるので、長期的に人材育成を考えていく必要がある」、「ベンチャー企業との出会いや商談の場をより充実してほしい」などの意見が出されました。

 7月25日(火)、日本ゼオン(株)の新工場建設に伴う記者会見が県庁で行われました。記者会見には、日本ゼオン(株)側からは古川直純社長、関連会社の(株)オプテスの梅澤佳男社長、行政側からは私と堂故茂氷見市長が出席しました。日本ゼオン(株)は県内では昭和31年から高岡工場が塩化ビニール樹脂の製造などを中心に操業してきましたが、事業内容の転換、再構築を進め、最近では液晶テレビなどディスプレー向けの透明樹脂フィルムでは世界70%のシェアを占める研究開発型の優良企業となっています。今後、大型化が進む液晶テレビなどの需要が当初の予測を大きく上回る見通しとなっていることから、今回、新しい生産拠点として氷見市上田子に新工場を建設しようとするものです。新工場は、敷地面積約170,000・、建物延床面積約22,000・で第一期の総投資額は約100億円。今年9月の着工予定で来年9月の完成を目指しており、操業開始時の人員は約30人で3年後は約150人まで増やす予定となっています。発表にあたり吉川社長は、全国で検討した複数の候補地のうち氷見市を選んだ理由として、県の熱心な誘致があったことと、勤勉で優秀な人材が多いことを今年で50周年を迎えた高岡工場で実感していることなどをあげられました。この間、商工労働部の事務責任者の地道な努力はもとより私自身も日本ゼオンの東京本社に赴きトップセールスを行うなど、種々努力してきましたが、こうしたことがようやく実を結び、うれしく思いました。

日本ゼオン新工場建設の記者会見を行う様子、古川社長ら関係の皆さんと手を組む知事




県高等学校安全振興会の設立記念祝賀会に出席する知事 同日夕方、財団法人富山県高等学校安全振興会(藤井久丈理事長)の設立記念の講演会及び祝賀会が開催されましたので、私も出席し、祝辞を述べました。本県の高校PTAの皆さんは、平成4年以来、富山県高等学校PTA安全互助会として生徒の怪我、病気、障害等に関する互助事業を通じ、高校の教育環境の向上に多大なご尽力をいただいてきました。とくに昨年11月には県内の全高校に、子どもたちの命を守るための自動体外式除細動器(AED)をご寄贈いただく(全部で68台)といったタイムリーな事業を進めてこられました。昨年4月に成立した改正保険業法を受けて本年3月7日に閣議決定された政令により、従来からの見舞金活動が事実上困難になるという事態を受けてPTA安全互助会を、この際、発展させ、高校における生徒の安全の確保と教育活動の円滑な運営を期するため財団法人化したもので、藤井理事長をはじめ役員、会員の皆様の並々ならぬご熱意とご尽力に、心から敬意を表する次第です。また、短時日での財団設立については県教委の実務責任者も深夜まで必要な作業を行ったとのことで、地道な努力の積重ねの成果をうれしく思いました。

北日本新聞社の創造の森、越中座の完成祝賀会で挨拶する知事 7月26日(水)午前11時頃、富山市婦中町に完成した「北日本新聞社 創造の森 越中座」の施設見学をさせていただきました。従来全40頁、うちカラー版16頁であったものが、全44頁、うちカラー版40頁となり、1時間に18万部印刷できるという最新鋭の機器を導入した新たな制作拠点であり、様々な展示・体験スペースが確保されているほか、自然や環境にも配慮がされており、大変素晴らしい施設だと思いました。今後とも、この施設を活用され、県などの行政と県民の皆さんとをつなぐ架橋としての役割を担っていただくことを期待しています。
 正午から全日空ホテルでその完成祝賀会が開かれ、県内各界から約800人が出席し、新施設の門出をお祝いしました。私も出席し、お祝いを申し述べました。

第4回未来とやま戦略会議で挨拶する知事 7月26日(水)午後、県民会館で「第4回未来とやま戦略会議」を開催しました。この会議は、北陸新幹線などの整備を見据え、本県の活性化に向けた取り組みについて考えるため、昨年6月に設置したものです。これまで私が議長役を務めるとともに、「観光・交流部会」(部会長 八嶋健三・富山商工会議所会頭)、「活性化・まちづくり部会」(部会長 新木富士雄・北陸電力会長)を設け、1年余りにわたって検討してまいりました。今回は「未来とやま戦略アクションプラン」の最終案について、委員、専門委員の方々からご意見をいただきました。
 最終案では、北陸新幹線開業などを起爆剤に本県地域を活性化させるため、「観光産業の振興と交流人口の拡大」、「人が集まる魅力的なまちづくりと地域活性化」の2つを基本戦略とし、「新たな観光資源・ルートの開発」、「新幹線駅を拠点としたまちづくり」、「優れた立地環境を活かした産業振興」など9つの取り組み方向について、約200項目の具体的な取組み内容(例)を提示しました。また、今後の進め方として、民間やNPO、市町村の具体的な取組みを進めるとともに、新たな取組みの掘り起こしや優先的・重点的に支援していく事業の選択などアクションプランの一層の推進を図ることとしました。
 会議では、最終案の内容については了承していただきましたが、今後の進め方として、「主役が民間であることをはっきり打ち出すべきだ」との意見をいただく一方で、「ある程度の県の主体性は失わないでほしい」との意見もいただきました。
 今後は、若干の手直しを行った上で、「未来とやま戦略アクションプラン」を早急に公表し、できれば8月中には「プラン推進プロジェクトチーム」(仮称)を設置して、プランの実効性を高めていきたいと考えています。

 なお、その他のものを含め、この間の仕事や出来事を一覧表にしてまとめましたので、ご覧ください。

<6月26日から7月26日までの概況>
6月26日(月) ・6月県議会本会議(討論・採決)
・富山県商工会議所連合会通常総会及び懇親会
6月27日(火) ・米国オレゴン州セオドア・クロンガスキー知事の表敬
・富山県・オレゴン州友好提携15周年記念レセプション
6月29日(木) ・富山県・石川県知事懇談会(石川県)
6月30日(金) ・土地改良区の施設の視察と水土里ネット関係者との懇談会
・キリンビール(株)のキャンペーン実施に関する表敬
・第8回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2006授賞式・開会式
7月1日(土) ・とやま起業未来塾(知事講話)
・中斉忠雄氏叙勲祝賀会
7月2日(日)〜4日(火)午前 ・韓国訪問(誘客促進に向けたトップセールス)
7月4日(火)午後 ・井村健輔・県行政改革推進会議会長から集中改革プラン案の審議結果についての報告
7月5日(水) ・北朝鮮のミサイル発射に係る緊急部局長会議
・富山新聞主催の「安全なまちづくり」紙上対談
7月6日(木) ・県PETセンター整備会社設立発起人会
・定例記者会見
・県自治会連合会総会
・永年勤続職員表彰式 
7月7日(金) ・日露文化フォーラム記念特別講演会で河合隼雄文化庁長官、鈴木忠志氏とパネルディスカッション
・ブラジル・サンパウロ州立大書道留学生の表敬
・県職員労働組合結成60周年記念レセプション
7月8日(土) ・県防火推進大会
7月9日(日) ・中川農林大臣・宮腰副農林大臣への説明・要望
7月10日(月) ・とやま子育て家庭応援団企業・団体連絡会設立会
・平成18年度全国高等学校総合体育大会等出場選手激励会
7月11日(火) ・富山県北陸新幹線対策連絡協議会・北陸新幹線建設促進富山県民協議会合同決起大会
・平成18年度富山県北陸新幹線対策連絡協議会総会
・農林中央金庫本店に上野博史理事長を訪問(東京)
7月12日(水)〜13日(木) ・全国知事会議(島根県松江市)
7月13日(木)夕方 ・大永尚武、堀田稔、太田晴久 三氏の叙勲お祝いの会
7月14日(金) ・がんばれベンチャー企業シンポジウム、パネルディスカッション
7月15日(土) ・海フェスタとやま開会式(射水市)
7月18日(火) ・秋篠宮殿下御来県対応
7月19日(水) ・海フェスタとやま記念式典
・海フェスタとやま祝賀会
7月20日(木) ・北陸新幹線建設促進同盟会及び北陸新幹線建設北信越五県議会協議会並びに北陸経済連合会の合同中央要請(東京)
・とやまファン倶楽部会員交流会(東京)
7月21日(金) ・YKK産業観光オープニング・視察(黒部市)
7月22日(土) ・立川志の輔氏への「とやま落語大使」の委嘱式
7月23日(日) ・桂湖視察
7月24日(月) ・活力とやま創造経済懇談会
・定例記者会見
・台湾工商協進会 黄茂雄理事長の表敬
7月25日(火) ・第2回食のとやま「越中料理」ブランド化推進懇話会
・日本ゼオン(株)の新工場建設に伴う記者会見
・(財)富山県高等学校安全振興会設立記念祝賀会
7月26日(水) ・「北日本新聞社 創造の森 越中座」完成祝賀会
・未来とやま戦略会議

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