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知事記者会見[平成19年度]

2016年12月2日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成19年6月7日]

◆日時 平成19年6月7日(月)午後1時15分〜1時55分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1.知事からの説明事項
(1)さけ・ます漁船のロシアによる拿捕について
(2)「いのちの授業」の実施について(小中学校課)
(3)平成19年度とやま夏期大学の開講について
(4)「我が家の食育メニューコンテスト」の実施について
※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2.質疑応答

【知事からの説明事項】

記者会見で説明をする知事 第1点は、さけ・ます漁船のロシアによる拿捕の問題ですけれども、既に皆さん方に報道していただきましたが、先般、月曜日(6月4日)に上京しまして、水産庁長官、農林水産事務次官、また、外務大臣、外務事務次官等に直接お目にかかりまして、ぜひ富山県の「豊進丸」、あの時点ではまだ、一応拿捕ということがあって、ロシアの港へ連行中というような情報だったわけですけれども、どういう事態が起こったから拿捕されたのかははっきりしないけれども、人道上の見地から、早期に解放してほしい、また、船体もできるだけ早く返してほしい、こういうようなお願いをしたわけであります。
 外務大臣等からは、漁船が港に着くのにあわせて、ウラジオストク総領事館の館員を派遣して、健康状態も含めて安否を確認し、早期解放に精いっぱい努力しますというご返事をいただいたところでありまして、実際にも、先ほど入った情報ですと、今日午前中にロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキー港に接岸をしたということです。
それで、ウラジオストク総領事館の職員が船員と面会し、そして健康だといったような模様であると、こういうような話も聞いております。無事であるということについては一安心したのですが、できるだけ早く解放していただきたい。
 また、もちろん、なぜ拿捕に至ったかも確認してもらわなくてはいけませんが、いずれにしても、これから、もちろんロシア側の調査結果といいますか、何らかの説明もあるのではないかと思いますけれども、どんなことがあり得るか、予断は持っていませんけれども、5月の末から操業を始めて7月末まで2カ月間の漁期があるので、今の時点で割り当てられた漁獲量を上回って漁獲していたということはちょっと考えにくいので、どういうことがあったか。一部では、不実記載とかそういうことではないかというようなことが言われていますけれども、できるだけ早期に解放していただきたい、こういうことであります。
 なお、県内の漁業者の方には、こうしたこともありますので、他国の水域内、あるいは周辺水域に出漁して操業される場合は、安全操業ということと国際協定許可内容の遵守、これに注意していただくように要請をしたところでございます。

 それから、2つ目、「いのちの授業」の実施ということでございますが、本県は平成19年度いじめ総合対策事業の柱としまして、「いのちの教育推進事業」というのを進めることにしているのですけれども、その一環として、皆さんよくご存じでしょうが、聖路加国際病院の名誉院長でいらっしゃる日野原先生に「いのちの授業」を県内でやっていただきたいとお願いをしまして、7月10日に滑川市の寺家小学校、高岡市の下関小学校でやってもらうとことになっております。
 私はかねて、日野原先生は大変立派な方で、数年前から比較的親しくさせていただいておりまして、また、先生のいろいろなお話、御本も拝見する機会がありますが、直接、次代を担うお子さんたちに話をしていただく。また、その後、PTAの方や学校の先生等を含めて、講演もしていただくということで、その成果に期待をしている次第であります。

 それから、3番目は、とやま夏期大学の開講でありまして、昨年、第1回目をやって、まずまずの評価だったのではないかと思うのですけれども、今年2回目ということで、昨年に引き続き神野先生に、今回は「脱格差社会」ということでお願いしていますが、そのほか田中優子先生は江戸文化とかメディア社会学とかの分野で著名な方ですし、また、上田紀行先生は、「現代人の救いと仏教」とか「生きる意味」とかいろいろ大変高いご見識の方です。茂木健一郎先生は、最近テレビでもキャスターをされている方ですが、コンピューターサイエンスとかいろいろな分野で大変評価の高い方でありますので、県民の皆さんはもとよりですけれども、首都圏を初めいろいろなところからご関心のある人は来てもらえるのではないかと思っております。
 こういう方々の話の内容も大変いいと思いますし、こういうことをきっかけに、県の内外からいろいろな方が富山県に来ていただいて、富山県の良さも味わってもらう、そういう効果も期待しているわけであります。
 なお、ちょっと神野先生だけはどうしても都合つかなかったのですが、昨年参加した皆さんのご希望が多いものですから、本来の講義ほかに、希望者については夕方、交流会もして、さらに親しくいろいろ議論、懇親を深めていただく機会を設けるということにしております。
 余談ですが、私も時間さえあれば、お四方ともじっくりお話を聞きたいような方々ばかりで、大変楽しみな企画だと思います。

 それから、4点目は、「我が家の食育メニューコンテスト」です。富山県は全国に先駆けまして食育推進条例をつくった県でありますが、食育推進計画もつくっております。その中で、富山型食生活の確立を打ち出しておるのですけれども、昨年の「食祭とやまin射水」で、その先駆け的なモデルメニュー料理を出したのですけれども、今回、主食、主菜、副菜、デザート、この4部門につきまして一種のコンテストをやりまして、幅広いいろいろな皆さんに参加をしていただいて、富山型食生活の確立に資するということにしております。
 これで最優秀賞や優秀賞をとったものについて、モデルメニューとして推奨し、またレシピ集などに盛り込んで、幅広く県民の皆さんにご紹介していくということにしております。
 今日から募集を始めまして、8月末までの公募期間でございます。いろいろな分野がありますから、県政の記者さんの中にも腕に覚えのある方はぜひご参加を賜りたいと思います。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事●記者
 先日、北日本新聞の掌編小説というものを募集しておりまして、そちらに県の椎葉厚生部長の「命日」という先用後利を題材にした小説がありました。その小説の中で、越中売薬の、非常に顧客第一に考えている先用後利の精神で富山の薬を全国に広めたことを紹介しております。資源はあまりなくても、人材がいて、アイディアで認められるというのは現代にも通じることだと思いますが、これについてどう思われるか伺いたいと思います。

●知事 
 私も椎葉部長さんの小説を拝見しましたが、なかなか、私も素人ですけれども、よく書けているなと。特に、もともとは「反魂丹」、歴史上、岡山藩の御殿医さんから伝わったと記されているわけですけれども、これを当時、10万石の小藩であった富山藩が一生懸命努力をして、藩主はもちろん、その所管の担当の藩士もそうでしょうし、それから商人や様々な方々、職人さんとか、みんなが本当に汗をかいて、知恵を出して、心を砕いてああいうものをつくり上げた。同時に、今お話のあるように、先用後利といいますか、まず薬を置いてきて、使っていただいたものだけ後でお金をいただくと。これは本当にすごいシステムだなと、現在においても思うのですけれども、そういう仕組みを江戸時代につくり出した。すごいことだとかねて思っているのですが、あの短い短編小説の中で、そういうところに光を当てて書かれたということと。
 最後にご住職が出てきて、その方の言葉として言われているのですけれども、何もなくても、人がいれば、新しい産品とか経済の発展とか、地域の活性化ということは可能なのだと、人が大切なのだという。それはまた、当時の越中人を評価した言葉でもあるのですけれども、ああいったところは大変印象的で、県の部長が忙しい公務の合間にああいうものをまとめてもらったというのは、私としては大変うれしいことで、そうした越中人の長い伝統といいますか、進取の気性に富んで、勤勉で粘り強く、いろいろなことにチャレンジしていく。
 それから、よく言われるのは、当時ほとんど日本全体が鎖国でしたが、その中でも特に二重の鎖国であった薩摩藩まで入り込んでいくという、あの辺のバイタリティーですね、これは現代の我々も学ばなければいかんなと。
 そういう意味では、私も椎葉さんの短編小説を読みながら、改めて越中の諸先輩の偉大さというものを痛感しましたし、そうしたものをまた現代に生かして、富山県をもっともっと元気な県にしなければいかん、世界に羽ばたく県にしなければいかんと、こういうふうに思っております。
 当時でいえば、ああいう時代ですから、越中からよその藩に、特に薩摩藩とか、そんなところへ行くというのは、日本から中国へ行ったり韓国へ行ったり、そういうようなことと同じぐらい、あるいはそれ以上に大変なことだったと思いますので、そういった点は大いに学ばなくてはいかん、それを今の県政に生かしていかなければいかん、こういうふうに思います。

●記者 
 北陸電力の臨界事故隠しについて、2点伺います。
 1点目は、県議会の経営企画委員会が志賀原発の現地視察をしました。その際に、自民党議員団を含めてですが、北陸電力の富山県民に対する説明責任は不十分だというような意見が相次ぎました。確かに、北陸電力が富山県民に直接説明するというような機会はないわけですけれども、北陸電力の富山県民に対する説明責任について、知事は今のこの現状をどう認識していて、今後どうあるべきかということがまず1点。
 2点目は、それに関連して、県議会の方では参考人招致の動きがあります。県議会と同様、県民の代表である知事として、参考人招致についてはどのような認識でおられるのか、この2点をお願いします。

●知事 
 最初の点については、これは一つの独立した会社ですから、私がああしろこうしろというのはなかなか言いにくいのですけれども、私企業とはいっても、電気事業というのは非常に公益性の高い事業でもありますから、コンプライアンスとかいろいろなことが言われる時代ですので、北電さんもこれまでも努力はされているのではないかと思いますけれども、いろいろな機会をとらえて、北電としての前回の事故を踏まえた今後の取り組みについて、幅広い県民の皆さんの理解が得られるようにいろいろと努力されたり、工夫されたりということが、恐らくいろいろ検討されているのではないかと思いますけれども、そうあったらいいなという感じはします。
 ただ、北電さんとすると、まずは立地しているのが石川県ですから、まず立地した場所の市町村、すぐ隣の市町村とか、県がどうしても優先順位が高くなるのは、これはやむを得ないのではないかと思いますけれども、富山県の県境からも20キロメートルぐらいですか、そんなようなことを考えますと、今までも努力されていると思いますが、これからもいろいろとご努力されるのではないかなと推察しております。
 それから、県議会に参考人招致すべきではないかということについてどう思うかということについては、これは県議会の中でいろいろ議論があるようには聞いていますけれども、議会で論議して決められるべきことで、私が知事の立場で、今こうあるべきだとかというのは、やはり差し控えるべきではないでしょうか。

●記者 
 県議会で北陸電力の方がお話をされるというのは、県民に対する説明責任を果たす場だというふうにはお考えになりませんか。

●知事 
 県民の皆さんに説明されるというのは、いろいろなやり方があると思うのですね。例えば、私なんかは、これは地方自治法というか、原則ですから、予算とか条例を出すときは当然県議会でご審議いただく。また、ご質問があればお答えする。直接の審議事項ではなくても、当然ご質問が出たらお答えするというだけではなくて、やはり幅広く県民の皆さんに意見をお聞きしたい、また、こういう点が疑問だというようなことも聞いてもらいたい。その方がかえって積極的に説明できるということで、ご承知のとおり、タウンミーティングもやってきましたし、地域小企業の皆さんとの対話もやってきましたし、また、子育てミーティングとかふれあい対話とか、この間、実務の皆さんが計算してくれたら、全部で延べ5,000人以上になったということになるようですけれども、いろいろなやり方があると思うのですね。それから、ホームページで、こうであるという説明するということももちろんでしょうし。
 それから、県も広報をいろいろ、報道の関係の皆さんともご相談をして、必要なコストを負担しながら広報をやるという場合もありますし、北陸電力さんも公益性の高い企業ですから、いろいろなことをお考えになるのではないでしょうか。

●記者
 そういう意味では、議会で説明するというのも一つのやり方だというふうな認識でよろしいですか。

●知事 
それは、ですから、議会で実際やられるかどうかは議会の方で議論してお決めになることですが、いろいろな選択肢の中であり得ること、方法の一つでしょうね。

●記者
 昨日もあったのですけれども、県立近代美術館で魅力向上検討委員会が開かれていると思います。知事ご自身は、どうなることが魅力向上したということだと思われているのか。
 あともう一つは、委員会の中では、具体的にレストランを新設するだとか、老朽化施設の更新みたいなものも具体的に提案が上がっていて、委員会は、できるのかできないのか、県の明確な回答が欲しいという声も出ているのですけれども、その辺についてはどのようにお考えですか。

●知事 
 ちょっとまだ審議の詳しい中身まで報告を得ていないのですけれども、近く、いずれにしても、私自身がこの委員会を必要だと思って立ち上げたわけですから、また詳しく聞いて検討したいと思います。
 もともとこの近代美術館魅力向上検討委員会をつくった方がいいなと思いましたのは、近代美術館について、かねてどうもちょっと入りにくいとか、それから絵は20世紀の美術という目で見ると大変立派なのだけれども、何となく、大方の県民の皆さんがすごく親しみを感じて、たくさん入場されるということにもなっていないのも事実でありますので、こういう大変厳しい時代でございますから、今、近代美術館を抜本的に建て直すとか、そういうことは少なくとも当面の問題としては難しいと思いますけれども、できるだけ県民の皆さんがもっと近代美術館に親しみを持てるように、明るい、入りやすい雰囲気にするとか、オープンスペースをもう少し広げるとか、今、レストランの話が出ましたが、そういった点も含めて、もう少し工夫できるのではないかと思っております。
 それから、展示方法等についても、来年、日展の100年記念展をやることにしておりますし、AIGグループとも相談をしまして、19世紀の印象派の、これは世界的にも相当立派なコレクションだと思いますが、こういうものも近代美術館で展示して、県民の皆さんに見てもらおうと思っているのですけれども、そうした努力はもう既に先行してやっているのですが、当面例えばもう少し入りやすくするとか、スペースが持てるような運営をするということについて、幅広い県民の皆さんのご意見を聞いて、当面こういうことをやったらどうかということをぜひ議論してもらおうと思っています。
 もう一つは、すぐにはできないかもしれないけれども、中長期的にこういうことも検討したらどうかといったようなことを、大所高所から議論してもらったらいいなと。そこで、なるべく、たしか事務方の案では7月ごろまでにまとめてもらえばと言っていますが、7月にこだわる必要はないと思いますけれども、当面こういうことをなるべく急いでやった方がいいということで、私どもが一方で行政改革もしっかりやっている時代でありますから、そういう中で対応可能なことはできるだけ実施していく。また、今すぐはなかなか難しいけれども、中長期的にしっかりこれは考えなければいかんということにつきましては、改めてそういう中長期的な課題については別にもっと掘り下げて、さらにそれぞれの見識の高い専門家も入れた場をつくっていくようにするとか、いろいろなことが考えられると思います。
 いずれにしても、近代美術館は、昨年も日露文化フォーラムのときに、ロシアのシュヴィトコイ文化・映画庁長官が来られて、本当にすばらしいコレクションだと高く評価をしていただきましたし、シモン・ゴールドベルクさんの夫人の山根さんから19点の作品を寄贈していただいたのも、富山の皆さんや精神風土に魅力を感じたということと同時に、近代美術館のコレクションならば、この19点を寄贈するにふさわしい美術館だと思っていただいたためと伺っている。そのように内容のある近代美術館ですから、今よりもできるだけ魅力をアップしたい。ただ、当面、何とか対応可能なことと、少し時間がかかるけれども中長期的に考えていくこととあると思いますので、そういったことの整理をしてもらったらどうかなと、こういうふうに思っております。

●記者
 先日、富山市の森市長が定例会見で、県の行革について苦言を述べたようですが、それについて知事の感想というか、何か反論などございましたらお聞きかせください。

●知事 
 私は、市長さんのご発言というのは新聞でちょっと拝見しましたけれども、直接その場でお聞きしたわけでもないので、それについてどうこうということは特にございません。
 ただ、行政改革というのは結局、例えば富山県でいいますと、平成12年から私が就任した翌年の平成17年度決算で比べると、歳入が約1,000億円落ちているわけです。その中で、地方税、地方交付税、国庫支出金、この3つは借金ではなく、全部キャッシュですが、このキャッシュの部分が、確か私の記憶では970〜980億円だったか、いずれにしても1,000億円近く落ちている。だから、歳入は落ちているわけですね、地方債が減ったというのではないので。
 そういうことを考えますと、従来の行政のやり方、歳出、財政支出のままでは、いずれにしても持続可能でないことは明らかなので、長期借入金も1兆円近いということを皆さんよく新聞にもお書きになっているとおりなので。
 そこで、どんな企業でもそうですが、経営が厳しくなれば、自治体もいわば一つの経営主体ではあるので、幾ら公共団体とはいっても、経営が成り立たなければ夕張みたいなことになって、もっと市民の皆さん、県民の皆さんに迷惑かけるわけですから、やはり選択と集中といいますか、これはどんなに苦しくても、県民の皆さんのためにやらなくてはいかん。これは優先してやろうと、次に何をやろうと。また、これはお金がたくさんあったら続けてやりたいのだけれども、これはやはり時代も変わったし、ひとつ我慢しましょうと。あるいは、中には、もともとここまで行政がやるべきだったかというものもあるかもしれません。そういったものを仕分けをして、そして見直しをしていくことが、長い目で見て県民の皆さんのためになるわけであります。
 私は、そのことは、特に県の財政が厳しいという、比率でいうと15、16%歳入が落ちて、しかも平成17年度から平成19年度の2年間はさらに110億円ほど、今言ったような地方税や交付税、補助金が落ちている。これは、市町村長さんもご存じだと思うのですよ、だんだん理解が深まってきている。市町村も財政が大変でしょうけれども、お調べになれば、県ほど落ちているかどうか、見ればわかります。
 そうすると、やはりこういう時代ですから、みんながお互いに議論して、理解し合ってやっていくということが大事なので、行政改革についても、各論についてはいろいろ意見、見方はあるでしょう。ただ、私は姿勢として言うと、やはりこういう行政改革というのは、県民の皆さんにとって何が一番大切かという物差しでもっていろいろな政策を総点検して、そして我慢するものはしようというふうにする。また、本当に苦しい中でも、積極的に伸ばすものは伸ばすという判断、決断をしていくものですから、それは県も、市町村もやはり程度の差はあっても、また市町村によっても財政事情が違いまして、同じ市町村でも本当に大変なところもあるし、いろいろですよね。それから、国の財政も大変だと。その中で、よくお互いにお話し合いをし、理解し合うということが大事、そういう気持ちでやっていかなければだめだと思います。
 昨年、市町村長さんとも、もともと市町村長会議というのはあったのですけれども、これだけではどうも不十分だなと。県民の皆さんとは随分タウンミーティングなんかを積み重ねてきていますが。そこで、県内4ブロックに分けて、市町村長さんと個々にお話をするとか、いろいろな努力をしてきております。
 ですから、私は、非常にいろいろな意味で理解が深まっていると思いますし、これからもそれぞれ、富山県だと富山県全体、県民の利益、各市町村はまず、市町村長さんであれば地元の市町村にとって何が一番いいかというような判断で、多少力点の置き方が違ってくるところはあるでしょうけれども、よくよく理解し合ってやっていきたいなと、こういうふうに思います。

●記者
 コムスンの問題で、介護保険の指定は都道府県がやっていると思いますが、コムスンが事業を子会社に譲渡するという発表をしたのですけれども、譲渡先の会社から、都道府県に介護保険の指定をしてほしいというような、そういうことがあった場合、県としてどういうふうに対応されるのか、今の時点でお考えがあれば。

●知事 
 これは仮定の議論というか、コムスンさんが今やっているものをいろいろなところに譲渡したいということを言われたというような報道は拝見していますけれども、具体的にどうこうというご提案があったわけではありませんから、ちょっとコメントはしにくいのですが。
 ただ、一般的に考えると、なかなか大きな会社で、利用者もたくさんいらっしゃるわけですから、それが一定時期に来たら事業ができなくなるということになるわけですので、それまでの間はもちろん法令の趣旨に沿ったしっかりしたサービスをやってもらうと同時に、更新ができなくなった時点では混乱が起きないように、他の事業者等に肩代わりというか、引き継ぐというようなことは、普通に考えると必要なことだと思いますから、問題はそれが適正な引き継ぎになって、利用者の方に不利益にならないような、また、皆さんが安心して利用できる、そういうことが大切ですから、今後、そういう具体的なご相談があれば、そういう点を基本にして対応していくべきではないかと思っております。

●記者
 (合計特殊)出生率についてですが、全国的には数値は上がりましたが、富山県はわずかですけれども数値が下がったようです。それで、県としても、去年からいろいろ取り組みしてこられましたが、結果についてどんなふうに見ておられるでしょうか。

●知事 
 正直、それは上がってほしかったなと思いますけれども、目先の出生率、出生率が変動するにはいろいろな事情があると思いますから、1年、2年の数字の振れにあまり一喜一憂してもどうかと思います。いずれにしても、できるだけ県民の皆さん、特に若い世代の皆さんが健全な出会いをして、人生を共にされる。そして、次代を担うお子さんを安心して産み育てられる、そういう環境をつくっていくというのが大事です。
 昨年、一昨年、予想と比較してどうというのは難しいですが、私の認識としては、富山県は相当熱心に子育て支援をやっている県だと思いますので。また、平成19年度もご承知のように、男女の健全な出会いサポーター制度だとか、シニアの方に子育てに参加してもらう制度とか、いろいろな仕組みも取り入れておりますし、また、不妊治療費なんかの補助は、この財政難の富山県ですけれども、日本一の充実した制度になっていると思いますし、できるだけ子育て支援については、重要課題ですから力を入れてやっていきたいなと思っております。

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