富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成19年度] > 知事記者会見要旨[平成19年8月3日]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成19年度]

2016年12月2日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成19年8月3日]

◆日時 平成19年8月3日(金) 午後1時30分〜2時10分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1.知事からの説明事項
(1)富山駅周辺地区の景観基本方針及び景観デザイナーの公募について
(2)第1回地域公共交通の活性化方策に関する調査研究会の開催について
(3)平成19年度普通交付税の確保について
(4)インターネット公有財産売却システムの導入について
(5)平成19年度富山県総合防災訓練の実施について

※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2.質疑応答

【知事からの説明事項】

記者会見で説明をする知事 まず、第1点ですけれども、富山駅周辺地区の景観基本方針、また、景観デザイナーの公募についてご説明を申し上げたいと思います。
 富山駅周辺につきましては、ご承知のように新幹線の駅舎は鉄道・運輸機構がやりますし、また、在来線の駅舎は富山県、駅前広場は富山市が中心になってやるということですけれども、これをできるだけ調和のとれた統一的なデザインにしていく。また、今後50年、100年の富山県の顔になるところでありますから、後世、なかなかいいものをつくったなと言われるように今から努力しなければいけないということでやっております。
 お手元にありますように、基本理念としては、「自然・文化・未来がひびきあう、明るく開放的な交流拠点〜100年後に伝える富山の顔づくり〜」ということであります。
 また、基本目標としては、賑わいと交流とか、あるいは富山の自然・文化・伝統・産業を印象づける景観、また、富山のまちのシンボルとなるといったようなことが挙げられております。
 景観デザイナーにつきましては、ここにありますように公募型プロポーザル方式で募集いたしまして、応募者の略歴とか、類似業務の実績、取り組みの方針、着眼点、また、駅舎のデザインイメージのスケッチ等を提出していただいて、検討委員会の中に設置した専門部会(部会長:西村東大大学院教授)で議論していただき、決めていただこうと考えております。
 8月4日に、景観デザイナーの公募を開始しまして、9月中旬に締め切って、10月中に提案書を出していただき、11月までに景観デザイナーの選定をいたしまして、来年春には景観デザイン計画の取りまとめをいたしたいと思っております。
 資料の次のページに基本理念とか、あるいは基本目標、景観整備の基本的な方向といったことが挙げてあります。それぞれ3つの項目について、さらに3点ずつ、基本的な考え方、方針を示してあります。
 私は、富山駅周辺は、全国の一流のデザイナーにとっても、「よし、やってみるか」というチャレンジ精神を呼び覚ますいい材料ではないかと思っております。新幹線の駅になるということもありますが、環日本海時代の日本海側の拠点でありますし、また、駅周辺では、今、ライトレールが大分ブレイクしていますが、この間もある文化人にお見せしたら、「あの富岩運河環水公園は大したものだ。うまく運用すれば、日本どころか、国際的にも知られる空間になる」とおほめをいただきました。
 そういった気持ちでやっていますので、そういう富山県の立山連峰の雄大な美しい景観とか、神秘の海、富山湾とか、いろいろな組み合わせを考えますと大変優れた場所になる、十分なポテンシャルがあると思いますので、ぜひしっかり取り組んで、また一流のデザイナーに応募していただいて、すばらしいものにしてまいりたい。ぜひマスコミの皆さんにもご協力いただいて、いろいろな方に応募していただくことを期待しております。

 それから、第2点目でございますが、地域公共交通の活性化方策に関する調査研究会の開催でございまして、少子化、高齢化ということもございますし、また、モータリゼーションがますます進むということもあって、公共交通機関の利用者はこの15年をとりますと4割以上減っているといったようなこともございます。それがまた公共交通のサービス低下を招いて、したがって、利用が不便になってまた利用者が減る、こういう悪循環があるという面もございます。
 一方、今まで自家用の車に頼っていた方も、ある程度以上の年齢になられますと、ちょっと危険だということで事実上車を運転できないといったような方も出てきております。やはりこの公共交通というものをどういう形で今後持続可能なものにしていくか。また、できるだけ利便性の高いものにしていくかということは大いに議論すべき時期にきたなと改めて思っているわけであります。
 新幹線に関連しての並行在来線については別途検討の場がありますが、それ以外の鉄軌道やバス路線等について、概ね4つくらいの観点から検討していきたい。
 1つは、富山県は全国でも有数の鉄軌道ネットワークが現に存続している県でありますから、そうしたものもしっかり活かしながら、これまでよりもできるだけ利便性もさらに向上させる、また、観光振興、まちづくりと噛み合わせをする。また、新幹線の駅、あるいは空港などとのアクセスと地域交通とのアクセスを強化する。また、環境の観点から、自家用車から公共交通への利用転換といったような問題も当然あるわけであります。
 また、かねて実務的に勉強してきました交通ICカードシステムも、できるだけ利便性の高いものとなるように、また、まちづくりや地域商業の活性化等と関連するように、また、福祉とかといったような足回りとも噛み合うようにやりたいと思っております。東洋大学の石井晴夫さんに座長になってもらって始めようということであります。

 3番目ですけれども、先日、今年の普通交付税総額が決定されました。交付税総額が削減傾向にある中で、1,186億円が確保できてよかったなと思っております。
 この中で、特にご説明しておいた方がいいかなと思うのは、新型交付税についてですが、昨年これを導入するということで、地方自治体や県民の皆さんにかなり心配する声がありました。企画振興費といったような経常経費、それから、河川費、高等学校費、社会福祉費、農業行政費といったような投資的経費、合わせて18年度ベースでいうと297億円ほどのものが廃止の費目になり、これを新型交付税の算定において、本当に単純な人口や面積で配分だなんていうと、富山県は激減する恐れがありますので心配しておったのですが、おかげで、いろいろ努力もしまして、新型交付税に転換した包括算入分と地域振興費を足し合わせますと、19年度、300億2,600万円という基準財政需要額を確保できまして、差し引きでは2億8,800万円の増となりました。
 実は、2億8,800万円というと、県財政から見たら大したことないということになるかもしれませんが、地方財政計画で投資的な経費は9.8%減とされたり、経常経費もほとんど横ばいということでしたから、放っておくと、少なくとも13億円ぐらいは減るかなと心配をし、また新型交付税という名のもとにさらに削り込まれたら大変なことになると思っておったわけですけれども、13億円削られるどころか、3億円弱ですが、増加できたというのは大変うれしいことであります。
 皆さん方からいうと実感がわかないかもしれませんが、職員の皆さんにご理解いただいて給与の引き下げをやりましても、年間27億円しか浮かないわけですから、本当に私としてはうれしい。財政課の諸君にも頑張ってもらったと思いますが、私も、菅大臣あるいは総務省の局長さんクラスと何度も話し合いましたが、富山県の考え方というものを生かしてもらったと思います。
 また、富山県は行政改革に一生懸命取り組んでおるということは理解してもらいまして、ここの下の方にありますように、歳出削減率は全国8位、税の徴収率は全国11位、実質的にはもっと富山県は努力していると理解してもらってもいいように思うんですが、一応評価してもらいまして、この点でも6億1,400万円ほど交付税が確保できたということであります。
 次のページを見ていただきますと、普通交付税総額は、基準財政需要額から基準財政収入額を引いて計算されますので、富山県の場合にはおかげ様で企業立地も進んでおりまして、税収が全国の平均よりは伸びておりますので、収入額が4.2%伸びたということもあって、交付決定額はマイナス5.2%となっております。当初予算当時想定しておりましたものからいうと、それなりに金額が確保できて、干天の慈雨といいますか、よかったなと喜んでいる次第であり、こんな地道な努力もやっているということをご説明しておきたいと思います。

 次に、第4点目ですけれども、インターネットの公有財産売却システムということでありまして、なるべく県有地で未利用地であって、将来とも公共的な利用に供する見込み、予定のないものについてはできるだけ売却をしたいということで進めておりますけれども、なかなか買い手がつきにくいという物件もあります。そこで、今後は全国規模で入札者の参加を呼びかけて売却していく必要もあるのではないかと考えまして、他県で既にそういうことを手がけているところもありますので、今回インターネット公有財産売却ということを始めたいと思っております。
 ただ、今まで県が持っておりました財産ですから、まずは県民の皆さんの入札参加を優先して、新規に売却するものは、まずそういう県民の皆さんへの売却の機会を設ける。そういう機会をつくってもなお買い手がつかなかったものについて、こういったインターネットの公有財産売却システムを活用して、この12月くらいから、今から準備しましてやっていきたいと思います。このシステムに参加するためには、会計規則の改正ですとか、あるいは手数料とか予算化が必要でありますので、今から準備しまして、12月くらいから取り組みたいと思っているわけであります。

 それから、第5点目の説明ですけれども、19年度の富山県総合防災訓練の実施ということであります。
 今年は、9月8日に、射水市の5つの会場で、富山県と射水市の主催によりまして総合防災訓練を実施したいと思っております。
 被害想定としましては、呉羽山断層を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生して射水市で震度6強を観測、建物の倒壊とか、同時多発火災とかライフラインの被害等、あるいは多数の負傷者も出たといったような想定をしてやりたいと思います。また、前日からの大雨で河川が増水する、あるいは庄川の堤防が一部決壊する、富山湾に面しておりますから、津波の恐れもあるといったような想定でやりたいと思っております。
 ねらいとしましては、言うまでもございませんが、先般新潟県中越沖地震もありましたし、3カ月前には能登半島地震もあったということで、それを踏まえまして、自主防災組織による被災者の安否確認、あるいは災害時の要援護者、ひとり暮らしのお年寄りとか障害のある方とかといったような方々の避難支援を盛り込んだ訓練をやる。また、この地域で地震が発生しますと、埋立地等もございますから、場合によっては液状化ということも考えられるわけで、そうしたことによる被害を踏まえた訓練、また、当然、他県の応援ヘリとか、広域緊急援助隊による消火・救助救出訓練も行います。
 私も、東京で消防の責任者をやっていましたから思うのですが、いざとなると、応援に行こうと思っても、受け入れる体制がきちっとできていないと、応援がスムーズにいかないというような問題もありますので、そういったこともきちんと訓練をいたしたい。また、今回もそういうことがあったようですが、災害の救援のボランティアに行きたいという方々がたくさん出られるわけですが、これがまた受け入れのシステムがうまくいきませんと、せっかくの善意が生きないということになりますので、災害救援ボランティア本部の運営訓練等も行います。
 参加の機関数55機関、参加人員2,200人、車両100台、ヘリコプター4機、固定翼1機といったようなことを考えております。
 また、皆様方に報道等していただきまして、訓練の5会場は次のページに入っておりますが、歌の森運動公園とか、また、堀岡や大島小学校、あるいは大門総合会館、下村公民館といったような周辺で実施することにいたしております。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 まず、参院選が終わりましたので、富山選挙区の結果について、全体的な所見はどうか。
 それから、参院では民主党が第一党になって、言ってみれば与野党逆転という状況ですが、この後の国会等では混乱するといいますか、いろいろな法案がすんなり通っていかない、時間がかかるという状況があるかもしれません。地方分権の推進であるとか、財政的な課題というものを知事会等でも議論されていますが、そういったものの遅れにつながる可能性もある。そういったことにどう対応していかれるのかというのが2点目。
 最後が、ちょっと早いですが、知事のお盆の過ごし方について。以上です。

○知事 
 参議院選挙についてでありますけれども、まずは今度の参議院選挙で当選されました富山選挙区の森田さん、また、比例代表では又市さん、また、本県出身の山田俊男さんには、それぞれ心からお祝いを申し上げたいと思います。
 国政の場でも、また、我が富山県でも、少子高齢化の進行にどう対応するかとか、また、地域経済、産業の活性化をどうしていくかとか、あるいはもちろん北陸新幹線の問題とか、医療、福祉の充実とか、地域間格差の是正の問題とか、様々に課題がありますので、それぞれ国政の場でぜひご尽力をいただきたいなと思う次第であります。
 また、参議院選挙についての受けとめというご質問ですけれども、新聞あるいはテレビ等々で、皆様も自らお書きになったり、お読みになっているようにいろいろな議論があるわけですけれども、私は今回の選挙で思いますのは、政治家、政治に携わる者は、常に国民の意見、国民の皆さんが本当はどう思っているかということを真摯に受けとめて、国民の声に耳を傾けながら政治に携わるべきであるということを深く、改めて痛感したところであります。
 特に今回は、中央政界では、衆議院では圧倒的多数の自由民主党など与党に大変厳しい結果になったのですけれども、やはり私は国民の皆さん、県民の皆さんもいろいろな改革は必要なことだと思っていらっしゃると思うのです。しかし、それは理解されつつも、例えば東京、あるいはトヨタ自動車のある愛知といったようなところと一般の地方との格差がどんどん拡大しているのではないか。あるいはこのままだと、地方がいわば切り捨てられるようなことになるのではないかといったような不安を持っている方が少なくなかったのではないかと思います。そこに年金記録の不備の問題とか、政治とお金の問題とか、また、閣僚の立場にある方の不適切なご発言とかいろいろなことが重なって、ああいう結果になったのかなと思っております。引き続き安倍総理も続投されるやに聞いておりますけれども、こうした結果を踏まえて、立派な国づくりをしていただきたいなと思っております。
 特に私は、昨年来、まだあまり地域間格差のことをマスコミの皆さんがお取り上げになってなかった去年の春くらいから、これは大変なことになるということをいろいろな場で申し上げてきました。それから一部の、当時はまだ小泉政権の時代でありましたが、例えば経済財政諮問会議における民間委員の主張などを見ますと、改革の名のもとに、要するに自治体の歳出はどんどん削れば削るほどいいんだ、地方交付税は減らせば減らすほどいいんだというのに近いような、そういうふうにも受け取れるかのようなご発言が結構あったように思います。こういうことでやっているとこれは大変なことになるなと言って、当時から微力でございますが、警鐘も鳴らし、また、全国知事会の一員としても、できるだけもっと地方の厳しい現実、国民の皆さんの生活の実際、こういうことを踏まえた議論をしていただくようにお願いしてきました。
 今後、そういう、今回の選挙の結果も踏まえて引き続き総理がやられるようでありますので、立派な国政運営をしていただくように、また、我々地方の声が届く政治をしていただくようにお願いしたいし、また、私も富山県知事として、また、全国知事会の一員として、例えば税制、税収の格差といった格差問題なんかについては、これは毎度、微力ながらいろいろ努力していすが、これからも努力をしてまいりたいと思います。
 それから、お盆の過ごし方ですけれども、いろいろな公式行事が既に入っておりますが、それから、ご承知のように来週は7日に発ちまして11日まで中国に行ったりしておりますので、お盆もなかなかゆっくりできないなとは思うんですけれども、なるべく休暇もとれるものはとりまして、いろいろ時代も変わっておりますから、改めていろいろ県政の課題等についても、どう進めていくかも含めて頭の整理もしたいと思いますし、また、できれば休暇もとるものはとって、英気を養いたいな、こういうふうに思っております。

○記者
 参院選について、知事ご自身の行動についてですけれども、公示後、自民党公認候補の集会に出られて、それについて連合から抗議があったと思いますが、その後も同じ候補の事務所を訪ねられたりされたと思うんですけれども、改めて、連合の抗議をどう受けとめられたかということと、ご自身の行動について、それ以降改める形がありましたら、お願いします。

○知事 
 私は、最初に知事選挙に出たときには四党のご推薦とか、連合さんからもご推薦を賜ったと思いますし、できるだけ幅広い県民の皆さんのご意見に耳を傾けて、そのご意見を活かしながら県政運営をしたい、この基本的な私の考え方とか姿勢というのはいまだに全く変わってないと思っております。
 ただ、当時、野上候補の事務所をお訪ねしたり激励したりということは、財務大臣政務官におられたときとか、財政金融委員会の理事というお立場で、子育て支援の問題、私はかねて北陸新幹線なんかの問題ももちろん大事でありますが、子育て支援、税制の問題とか、例えば仕事と子育ての両立ということでいうと、事業所内保育所を企業がつくった場合の税制上のメリットとか、いろいろなそういう地道なことをきちっとやってほしいということをお願いしていたのですけれども、野上先生は、今言った財務大臣政務官とか財政金融委員会理事といったような立場で、大変ご熱心にそうした問題、北陸新幹線の整備促進とか、子育て支援の問題とか、熱心に取り組んでいただきましたので、そういうことについては感謝の気持ちも含めて激励にまいったということであります。

○記者 
 連合の抗議に関することは。

○知事 
 そういうご意見もあるようですけれども、基本的に幅広い県民の皆さんのご意見に耳を傾けて県政運営をするという私の姿勢は変わりませんので、そういったご意見についてもよく受けとめてやっていきたいなと思っております。

○記者
 県単独医療費助成制度の件でありますが、いよいよ議論も大詰めを迎え、また、自民党からも申し入れがあったということでありますけれども、今の大詰めを迎えた状況、どのように受けとめて、今後どうされるのか。

○知事 
 県単医療費の問題は、さかのぼりますと、たしか一昨年の12月から検討していただいておるわけですけれども、その間いろいろなご意見があり、また、実務的にももう少し詰めなければいかん、また、そうした実務的な課題も踏まえた上で、実際の窓口は市町村ですから、市町村長さんのご意見も伺わなければいかんということで議論が進められてきたわけで、伺いますと、きょうたしか3時ごろからの会議で、市町村長さんに対するアンケート結果といいますか、調査ご意見を取りまとめたものもきょうの検討会の場で説明があるようですし、そうしたものを踏まえて、意見を取りまとめていただけるのではないかと思っております。
 私としては、そうした取りまとめの結果をよく承りまして、この医療費助成制度のあり方懇談会ということで、金岡会長さんを初め委員の皆さんにはお忙しい中何度も議論していただいているわけですから、できるだけそのご意見を尊重する。また、きょう自由民主党の県議団からもご意見をいただきましたが、最終的には県議会、また市町村、また県民の皆さんの声に耳を澄ませまして適切に対応したいと思っております。
 なお、私は前から言っておりますように、県単医療費助成制度そのものは、県民の皆さんから見たら大切な制度であり、私もそう思っております。ただ、この制度を存続させるには、やはり少子高齢化もどんどん進む、人口減少時代に入る、国も地方も財政が大変だといったようなことをいろいろ考えますと、いろいろな工夫をして必要な見直しもするということがこの制度を持続可能にしていく道だと思いますので、むしろ県単医療制度の根本をしっかり維持していくためにも必要な見直しは要るのではないか。ただ、その見直しの内容については、せっかく懇談会で随分議論していただいておりますし、また、今申し上げた県議会、市町村、また、幅広い県民の皆さんのご意見に耳を澄ませてしっかり対応したい、このように思っているわけであります。

○記者
 先ほど参院選について、知事は国民の声に耳を傾ける必要があるという思いを新たにしたとおっしゃいましたけれども、富山選挙区では支持する県会議員とか市町村議員が圧倒的に多い野上候補が、それらが非常に少ない森田候補に破れました。支持組織の集票力に頼りがちだった富山県の選挙も変化の兆しがあらわれたという見方もありますが、富山県における選挙のあり方の変化について、ご所見をお聞かせください。

○知事
 選挙のあり方というのには、県知事である私が言うのはどうかと思いますけれども、いずれにしても、先般の参議院選挙がああいう結果になったのは、私が先ほど申し上げたようなことが一つあるのではないかなと思うんですね。つまり県民の皆さんの間に、やはり改革は必要なんだけれども、それが地方切り捨てみたいなことになっては困る。あるいは東京とその他の地方の格差がどんどん広がるということでは心配だという懸念の声があって、そこに例えば年金記録の不備の問題とか、あるいは政治とお金の問題とか、閣僚の方々の不適切な発言とかいろいろなことが重なって、ああいうことになったのだと思います。
 そうしたことを踏まえて、私はやはり常に、私であれば、県民の皆さんの本当のお気持ち、ご意見というものにいつも耳を澄ませて、そしてまた、しかし、それをただ聞いているという意味ではなくて、こちらの考え方も率直に申し上げてそして対話して、本当に中身を深めていく中で県民の皆さんと幅広い合意を形成しながら、県政運営をしていくということが大切だということを改めて痛感した、こういうことであります。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム