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知事記者会見[平成19年度]

2016年12月2日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成20年1月4日]

◆日時 平成20年1月4日(金)午後1時30分〜2時5分
◆場所 県庁特別室

1 知事からの説明事項
 ◇ 年頭のあいさつ
(1)知的クラスター創成事業(第II期)について
(2)小水力発電について
(3)レジ袋の無料配布取り止めに関する普及啓発の取組みについて
(4)玄米色の赤い水稲新品種「富山赤71号」の育成について
※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2 質疑応答

【知事からの説明事項】

記者会見で説明をする知事 皆さん、明けましておめでとうございます。
 昨年も大変、県政記者の皆さんにはお世話になりましたが、今年は平成20年ということで、いろんな意味で私は、富山県はもちろんですが、日本全体にとっても非常に重要な年になるのではないかなと、こういうふうに思っております。
 昨年1年を振り返りますといろんなことがありましたが、県政という視点からいうと、やはり参議院選挙、また、安倍内閣の退陣、福田内閣の登場ということでいろんなプロセスがありましたが、私としては全国知事会あるいは地方六団体とも連携をとりながら、もっともっと、富山県を含めた地方の声が国政に反映されるように持っていきたいなと思いましたが、税制改革といいますか、地方法人特別税の創設ですとか、また、この4年間で6.1兆円も削減された地方交付税、これのさらなる削減に歯止めをかけて、何とか、ささやかですけれども4,000億円の増額が図れた。これは、東京都をはじめ大都市地域の税収を地方に、都市と地方の共生という意味で、再配分するという手法をとったんですけれども、これも県だけではなくて、県内の財政力の弱い市町村を中心に、富山県でいうと恐らく約40億円ほど配ることになる。これは、やはり県・市町村にもいいことですし、また、富山県民の皆さんにとってもよかったのではないかなと思います。
 もう1点、新幹線も40年来の県民の悲願ですから、何とか前進させたいと思いましたが、ご承知のとおり、整備新幹線全体では3,069億円、概算要求で満額つきましたし、また、その中で東北、九州にシフトして当然のところを、その中でも北陸新幹線は7.6%でしたか、金額でいうと64億円プラスになったということで、これもよかったのではないかなと思っております。
 残された地方負担の問題、このままいきますと、毎年200億円から300億円近い新幹線の負担ということになりますので、これは何とか軽減してもらわなければいかんと。この問題は年を越しましたが、何とかこの3月ぐらいまでにしっかりと、橋頭堡はできましたので、軽減に向けて努力をしたいと。中央政府・与党の皆さんにも、さらに強力に働きかけをしていきたいと思っております。
 そういうことで、財政再建の基盤もつくりながら、今年は私も任期の最後の年、最後の当初予算編成ということになりますので、就任以来、「財政再建」と「元気とやまの創造」の両立を目指すと言ってまいりまして、3年目の昨年の当初予算では「元気とやまの創造」に軸足を移したいと、財政再建の目途もある程度立ちつつあるのでと申し上げたのですが、今年はさらに国の、どんなに一生懸命努力して行革をやっても、国が地方に配るいろんな資金、交付税その他の資金をまたカットするといいますか、蛇口を締めるということが、毎年毎年繰り返されてきましたので、その点が不安だったのですが、今回はいろんな仕掛けもできて、それに歯止めをかけて、むしろプラスにできたということで、何とか今年はさらに「元気とやまの創造」に軸足を置いて、かつての高度成長期のようなことはもちろん無理ですけれども、県民の皆さんのいろんな切実なご要望にできるだけ応えられる予算編成をしたいと。もちろん、行革も引き続きやっていかなければいけませんが、そういう決意でおります。ひとつ記者の皆さんにも、よろしくお願いしたいと思います。

 今日の発表は4点ございまして、1つは、知的クラスター創成事業のII期であります。
 平成15年以来5年間、とやま医薬バイオクラスター事業ということを進めてまいったのですけれども、それなりに高い評価もいただいてきたと思います。この5年間の実績を踏まえて、第II期に行きたいということで手を挙げておったのですが、もちろんほかにも京都さんとか名古屋さんとか、いろいろ有力なところがあるんですけれども、年末に一応3件、I期からII期に移行するという枠を確保していただきました。
 もともとは2件だけという情報もあったのですが、何とか3件になったのはよかったなと思っております。3件で20億ちょっとだと思いますけれども、そこで、これに手を挙げるのに、よりインパクトのある手の挙げ方をしたいということで、隣の石川県、谷本知事とも相談をしまして、富山・石川連合軍でこのII期にジャンプしようではないかと。
 内容的にも、富山県のとやま医薬バイオクラスターは、ヒトの免疫機能を活用した感染症などの診断や治療システム、それから患者の体質に応じた漢方の診断・治療システムといったような、予防とか早期診断・治療、こういったシステムを目指しておりますが、石川県の方も、実は脳磁計を活用した認知症の予防と早期診断といったように、やはり同じように健康医療に関することをやっておられますので、石川県は4年目が今年で終わって、来年もう1年残してはいらっしゃるのですが、この際、県境を超えて、連合して、ぜひ国の財政支援をしっかり確保しようと。お互いに相乗効果で疾病の予防、健康増進、また、富山県の場合はさらに新しい創薬といったことを目指しておるわけですが、そういうふうにいたしたいと思います。
 特に富山県の場合は医薬バイオの技術と電子微細加工の技術を融合させて、免疫、漢方分野等の新しい診断・治療技術を開発していますけれども、漢方というのは、全国いろんなバイオクラスターがありますが、富山県だけのオリジナルでありますし、また、免疫の問題、感染症対策なんかでは、ご承知のように、昨年3月に東京大学を退官された高津先生を県の薬事研究所の所長に招聘すると。富山大学の客員教授にもなっていただくというような、布石を打ってありますので、私は、これは中央政府もきっと認めてくれるのではないかと期待をしているわけであります。

記者会見で説明する知事 次に、小水力発電の説明をさせていただきます。
 皆さんご承知のとおり、地球温暖化問題、今、もう待ったなしの時期に来ております。ご承知のように、「不都合な真実」という映画もご覧になった方も多いと思いますが、今世紀に入っても、この100年ぐらいでたしか0.74度上昇しており、これだけでも大変でありますので、何とか自然エネルギーを生かしたことをやりたいと。それで、昨年、一昨年と企業局にもいろいろ場所を研究してもらっておったのですが、幸い今回、立山町の常東合口用水・仁右ヱ門用水路で小水力発電をやれるという一応めどが立ちましたので、発表させていただくわけであります。
 これについては、常東用水土地改良区の皆さんにもご理解、ご協力をいただくことができております。また、現地を皆さんも見てもらえたらと思いますが、私も年末に行ってまいりましたが、管路1,400メートルある中で、最大使用水量2.4トンの水を、落差が24.46メートルありまして、これを使ってやりますと、年間供給電力量350万キロワットアワー、一般家庭で840軒に相当する電力が発電できるということであります。
 事業費はここに書いてあるとおりでございますが、半分近くはNEDOの補助金が期待できる。今年の4月から着手しまして、平成21年12月には運転開始をしたいと、こういうふうに思っております。
 県営の農業用水路を利用した発電所としては、全国2番目であります。また、RPS法(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法)という法律がありますが、地球温暖化等に対応するために、電力会社も一定の割合はこういう自然エネルギーを使わなくてはいけない、新エネルギーを使わなければいかんと、こうなっているわけですが、RPS法に沿って実施されます、北陸では初めての水力発電所ということでございます。
 現地へ行っていただくとわかりますけれども、なかなか、立山連峰が後ろに見えていいところで、かつ一番近い人家も100メートルぐらいしか離れていませんので、余り騒音とか、そういう問題もまず起こらないということで、地元の皆さんも大変協力的でありまして、大変よかったなと思っている次第であります。
 それから、あとは、細かく言いますと、大体、年間2,600トンの二酸化炭素を削減できると、こういう計算になります。

記者会見で説明する知事 3番目は、これにも関連しますけれども、地球温暖化問題は大変大切でありますので、皆さんご承知のとおり、昨年11月にレジ袋を無料で配布するのはやめようではないかということで、スーパー側と消費者団体、女性団体、いろんな方々のご相談が協議会の場でまとまったわけであります。
 やはり、これを4月に実施するには、なるべく県民の皆さんに周知して、なぜそういうことをやらなければいけないのかということも普及啓発することが一番大切でございます。実は、これまでもテレビですとか県の広報とか、また、私が出たラジオ番組などでも、レジ袋の削減のPR、趣旨を申し上げてきたのですけれども、今回、市町村や経済団体等、あるいは女性団体、消費者団体、いろんな皆さん、自治会とか、ご参加いただいて、レジ袋の無料配布の取りやめを徹底したいということで、県内4カ所でシンポジウムを開催をする。また、参加していただいた方には携帯用のマイバッグを進呈する。それから、あらゆる機会、自治会ですとか老人会ですとか、もちろんPTAの会合とか、経済団体の集まりとか、いろんな機会に説明をさせていただく、出前県庁的なこともこっちから積極的にやっていくと。また、もちろん市町村や各種団体にもご協力をお願いしたいと思っております。
 また、テレビ、ラジオ等で、ここにありますように、県政テレビ、あるいはテレビ・ラジオのスポット放送、広報とやま、新聞広報等々でまた普及をしてまいりますので、よろしくお願いしたいと。また、チラシにつきましては、今のところ114万枚刷りまして、そのうち57万枚は各スーパーの店舗等で配布する。また、半分の57万枚は各戸配布をするということで、一人一人の県民に徹底するように努力をしてまいりたいと思います。
 大変うれしいのは、年末から今日にかけましていろんな有力な、経済界の皆さん等々から、うちの会社は流通業ではないのだけれども、温暖化対策は大切だから協力したいといって、いろんな申し出がございます。県民総ぐるみで頑張ってきております。
 こういうチラシ(資料)を用意していますので、皆さん、またご協力をお願いしたいと思います。
 それから、この100年で地球は0.74度上昇しているということであります。大体、あと20年から25年ぐらいたつと、これがさらに0.5度から1.2度上がると、100年後には最大6.4度上がるという。100年後でいうと6.4度、海面59センチ上がるというようなことでありまして、この100年で0.74度上がっただけで、ハリケーンとか台風が大変に極大化して被害がひどくなる。北極のクマが溺れ死ぬとか、そういうようなことになっているわけで、ぜひマスコミの皆さんにもご協力をお願いしたいと思います。

富山赤71号の展示 それから、最後になりますけれども、玄米の色が赤い水稲新品種「富山赤71号」というものを発表させていただきます。
 これは、食生活が多様化する中で、健康志向にも対応する。また、おめでたい席でも、赤飯なんかをおいしく食べられるということをねらっております。
 玄米を赤色にする2つの遺伝子(Rc、Rd)をコシヒカリに取り込んだ系統を選抜しているわけであります。
 この品種の特徴としては、玄米色が赤く、従来の赤米は古代米なんかだったのですが、これに比べますと色つやや風味がいいと。それから、赤色の色素として、ポリフェノールの一つであるタンニン系色素を多く含むと言われております。ポリフェノールというのは、血栓なんかができるのを防ぐ効果があるということで、脳溢血とか心臓発作とか、こういうのを防ぐ効果があると言われているわけでありますが、こうしたものを含むということであります。そこで、健康志向の高い消費者とか、また、おめでたい席の赤飯用に使えるのではないか。
 それで、実用化に向けては、さらにコシヒカリと穂が出る時期や稲の外観が同じなので、本来のコシヒカリと自然交雑などするリスクがあるので、コシヒカリとの識別性、ここにありますように、もみや葉先に色をつけるとか穂が出る時期をずらすとか、いろいろな工夫がこれから必要だということであります。
 国とかよその県に先駆けて、この品種を早く育成したいということで、とりあえず「富山赤71号」の名称で品種登録申請を行ったということでありまして、今年現地栽培500ヘクタールぐらいやりまして試験栽培する。3年後には、品種改良の上で名前をしっかり決めまして品種登録をして、本格的に栽培してまいりたいと、こういうことでございます。
 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事○記者
 レジ袋のことなのですが、年末にも質問があったかもしれないですけれども、改めてお聞きします。
 普及啓発をめぐって、富山市長の見解と県がやろうとしていることとちょっとずれがあるというか何というか、意識の違いがあるように見受けられるのですけれども、この後4月にかけて、そのあたりどんなふうに調整してやっていこうとするのか、お聞かせください。

○知事 
 年末にも申し上げましたように、直接そのご発言を聞いていないのでよくわかりませんが、要は普及啓発をきちっと、レジ袋を削減するのは大賛成でいらっしゃるはずなので、要は普及啓発をしっかりやれという問題提起だと思いますので、しっかりやらなければいけない、まさにそのとおりだと思います。
 幸い本当に反響が多いですね。さっき申し上げたように、こちらからお願いしたわけでもないのに、非常に消費者団体、女性団体は元々熱心なのですが、経済界その他からも、ぜひ協力したいという声が次々に寄せられておりますし、ぜひ幅広い県民の皆さんと、もちろん市町村長さんや自治会の皆様なんかもそうですが、ご理解いただいて。せっかくスーパー側と消費者側と、4月1日からやりましょうというふうに決まったわけですから、ぜひこれは県としても、いろんな方とご相談しながら、連携しながら盛り立てていきたいと、こういうふうに思っております。

○記者
 小水力発電について伺いたいのですが、水力発電の歴史が非常に深い富山県として、このようなまた新しい着眼点の技術というのは、今後の可能性にも広がると思うのですが、今回の運転開始に伴って、今後更にこのような小水力発電を積極的に富山県内に設置して、導入していくという考えはおありなのでしょうか。

○知事 
 これは、今申し上げた地球温暖化問題等も大事でありますし、できるだけこういう自然エネルギーとか新エネルギーを使ってやっていきたいと思います。
 おっしゃるように、富山県は、特に電気については県営でやってきた経過がありますし、また、最近、国の方でもNEDOで、NPOとか自治体がやる場合には補助率を引き上げるといって、今回も2分の1近い補助金がもらえることになっておるわけですが、そういう施策もきちっと得て、ぜひ進めていきたいなと。
 ただ、正直、いろいろ県内水力発電については、一般の小河川とか農業用水路、いろいろ調べておるのですけれども、やはりかなりそれなりの水量が得られる、しかも非灌漑期なんかも一定の農業用水路の場合は水量があるとか、それからやはり落差が大きくないと発電が大きく出ませんので、ということになると、そう適地があっちこっちにたくさんあるというものでもないのですが、今でも既に随分調べた上で、まずここをやろうということにしたのですけれども、今後も適地がないか、また調べまして、努力をいたしたいと思います。
 ちなみに、風力発電についてもいろいろ研究しておるのですが、どうしても富山県は三方を山に囲まれておりまして、安定的に風が強いというところがなかなか見つからない。ですから、幾つかやっておられる例がありますけれども、どうしても不安定な発電になって、安定した電力が得にくいとか、いろんな難点もあるようであります。そんなこともございますけれども、さらに適地がないか、また、いい方法がないかということは、今後とも勉強していきたいと思います。

○記者
 先ほど、最後の予算編成、元気とやまにさらに軸足を移したいということですが、これはまだ大枠としては決まっていないとは思うんですけれども、総額として増額したいというふうに受けとめてよろしいでしょうか。
 それともう1点なのですが、元気とやまに軸足を移すということで、シーリングで元気とやま枠を拡充するとか、いろいろな具体例があると思うのですが、もしお考えがあれば。

○知事 
 数字的なことはまだこれからでありまして、今の段階でどうこうということは申し上げにくいわけですけれども、まず姿勢として、やはり就任した当座は、まずは400億円の財源不足をどうするかと。また、この六、七年ぐらいで、とにかく県の歳入は1,100億円ほど収入が減ったわけですから、そうした中で新幹線などいろんなことに対応しながら、どう健全財政にするか、財政再建するかということに苦慮してまいったのですが、昨年から大体、まだまだ道は厳しいけれども、こういうふうにいけば再建の道筋は立つのではないかということで、元気とやまの方に軸足を置いて、財政再建は漢方的手法でということを申し上げたのですが、再建の努力をしてもまた蛇口を国が閉めるという、この悪循環を一旦ともかく断つことができましたので、これを足がかりに、今年はさらに元気とやまの方に軸足を置きたいと。
 既に、こういうふうにうまくいけばなという願望のもとに、昨年11月に発表したシーリングでも、マイナスシーリングは例えば投資的経費マイナス10%をマイナス8%というふうに緩和するだけではなくて、従来は新幹線の負担金だけをシーリングの枠外にしておりましたが、新幹線に関連する道路整備でありますとか、それから西警察署とか黒部学園といったようなものはもちろんですが、学校の耐震化ですとか合併支援道路とか、様々に県民の生活・福祉、あるいは元気とやまづくりにどうしても必要だというものはシーリングの枠外にすることに、かなり枠外の位置づけを広げましたので、当時、何とかそういうふうに持っていきたいなという方向に今、状況を打開できつつあるのではないかと思っております。
 さらに、新幹線の地方負担の軽減も、何とか一歩二歩進めまして、富山県の財政の基盤というものをしっかり打開して打ち立てながら、県内を歩いて、県民皆さんのいろいろな切実な声も聞いていますから、これに応える予算編成をしていきたいなと思います。

○記者 
 レジ袋のことでお伺いしたいのですが、4月1日から有料化されるようになると、その有料で徴収したものというのは、事業者の方に入る収入になるのか、県の方に入る収入になるのですか。

○知事 
 これは、大変いい質問だと思うんですね。私も一番そのことを気にかけておりますが、基本的にはスーパーの皆さんも、消費者団体もみなそういうお考えでしょうけれども、有料化して収入を増やすことが目的ではなくて、レジ袋を必要とする人はお金をいただきますということでみんなマイバッグを持ってくるなり、レジ袋を使わなくなるということをねらっているのですが、結果として、一つは、有料になった分は何らかの形で地域に還元していただくとか、あるいはポイント制みたいにというか、消費者や地域に還元するとかあると思います。
 今までレジ袋を無料で配ったにしても、それはコストがかかっていたはずですから、その分はスーパーの経営にとってはコストだったわけで、その分が減るとなれば、そこに何らかの利益が生まれるわけですから、これは今でも現に一部やっていらっしゃるスーパーもあるようですが、レジ袋を要らないといった方にはポイントを差し上げて、何点かたまると何らかの還元を消費者にするとか、あるいはそういうものを地域貢献的なものに使うとか、こういうことを期待しているわけです。
 ただ、そこで、本当はそこまでまとまったのだから、こういう形で地域還元しましょうとか消費者に還元しましょうとかというふうに決めてもらうと、すっきりする感じがするのですが、ここはつらいところで、ご承知のように独占禁止法があって、そこまで申し合わせると独禁法違反になるのですね。そこで、スーパー側には当然そういうことを考えてくださいねと、それぞれのご判断でやっていただくと。私は、もうスーパーの皆様もきっとそれはやってくれると思っております。また、そういうふうに、ここまで県民運動として盛り上がってきているのですから、そういうふうにされることがまたそのスーパーの社会的信用、消費者の信頼が増すということにもなるわけだから、きっとそうしてくださるものと期待をいたしております。

○記者
 緑資源機構の問題についてお伺いします。
 このたびの政府予算で、知事ほか団体が、国の責任でつけてくれという要望されましたけれども、ほぼ補助事業も確定しましたけれども、今回のこの国の決定をどうとらえますか。それと今後、どのようにしていきたいのかをお聞かせいただきたいと思います。

○知事 
 緑資源機構の問題は、いわば緑資源機構は国に成りかわって、中山間地等の林道整備等をされていたわけですので、もし不祥事等が原因でやめるのなら国が直轄でやるとか、そういう方法もあるのではないかということで、昨年の8月ごろでしたか、かなり早い時期から林野庁、農水省にはお話ししましたけれども、確かに、大きな中央政府のスリム化、官と民の関係で規制緩和、それから国・地方の関係では分権という大きな流れがありますから、そういう流れからいうと、緑資源機構にやってもらっていた林道整備等を国が直轄でやるというのは、そういう大きな流れからいうとちょっと逆行するというふうに位置づけられる懸念もあるわけで、現に農水省の幹部の皆さん、首脳の皆さんと話すと、「いや、石井知事の言うのはもっともなのだけれども、意地悪くとらえるとすると、直轄でやると農水省は何か焼け太りになるのでないかという、こういうふうな批判もあるので理解してほしい」ということもありました。
 私は、事業の内容が悪いということではなくて、緑資源機構そのものがそういう事業を管理運営する過程で不祥事があったということだから、ちょっとそれとこれとは違うのではないか、という気もいたしますけれども、いずれにしても、そういった大きな時代の流れの中で、中央政府・与党でそういうふうにお決めになったということですから、これを前提にして、地方が今度担い手になるという場合も、補助率はなるべく高くしてくださいよとか、経過措置を設けて、仕掛かりのトンネルなんか途中で放置するのではなくて、それなりに形をつけて仕上げて渡すとか、ちゃんとやってくださいよと、こうお願いしたわけで、そういうこともある程度はやっていただけるのではないかなと。経過期間もありましたし。
 そういうことを踏まえながら、これから市町村や関係の皆さんとも相談して、緊急度の高いところからできるだけ対応していくということも考えなければいけないのではないかと、こういうふうに思っております。

○記者
 2008年がいよいよスタートしました。先ほど、県政全般にわたって、知事のいろいろ方針というものを伺ったのですけれども、個人的に今年、2008年はどんな年にしたいというふうにお思いでしょうか。政界ではいろいろと解散総選挙並びに知事にとっても改選時期が控えておりますが、どのような1年にしたいというふうにお思いでしょうか。

○知事 
 そうですね、正直、昨年はどういったらいいですか、偽装問題とか、それから閣僚の不祥事だとか、暗い話題がちょっと多かったような気がするのですね。私は「対話と創造」ということを去年から言っていますけれども、今、富山県の状況を考えますと、若干遅れたとはいっても、7月に東海北陸自動車道も全線開通しますし、整備新幹線は、今度の予算で、いずれにしても1日でも前倒ししたいと思いますけれども、金沢まで開業することが決まっている。
 また、中国など東アジアの発展に伴って、伏木富山港もご承知のとおり、10年間でコンテナの取扱量が3.3倍、その後も昨年1年でも確か10%以上伸びておりますし、いろいろ考えると、財政面ではまだまだ厳しいのですけれども、私は、改めて富山県は非常にポテンシャルのある県だなと思っております。世界文化遺産の問題もそうですし、環境問題にもまじめに取り組んできたから三大臣会合もやってもらえたとか、また、いろいろな紆余曲折もありましたけれども、PETセンターも大変うまくいっているとか、いろいろなことがあります。
 これからも、県民の皆さんと力を合わせて、富山県がもっと元気になるように、新たなものを創造する、できれば飛躍すると、こういうふうに持っていきたいなと。特に、今年はねずみ年ですよね。この苦しい中でも新しい種をいろいろまいてきて、大分芽を出して、一部花を咲かせているものもあるのではないかと思うのですが、なかなかネズミ算というわけにはいきませんが、まいた種が次々芽を出して、花を咲かせて、また実がなるものがどんどん出てくればうれしいなと、こんな気もしております。

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