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知事記者会見[平成15年度]

最終更新日:2007年3月28日

知事記者会見要旨[平成15年4月3日]

◆日時 平成15年4月3日(木) 午前11時40分〜12時40分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1.知事からの話題
 (1) 平成15年4月における組織機構等の見直しについて
 (2) 近代美術館リニューアル・オープン等について
 (3) 富山県が授与された賞状等の展示について 

2.質疑応答

【知事からの話題】

 平成15年度も始まりましたが、本年度も皆様方の一層のご指導、ご協力をお願い申し上げます。

 最初に、「平成15年4月における組織機構等の見直しについて」ご説明をいたします。

 行政改革を積極的に進めてまいりましたが、特に皆様方には組織機構につきまして今日あらためてご報告を申し上げたいと思います。

 まず、「本庁・出先機関の見直しについて」です。

 そこ(資料)にありますように、1番目には、県のイメージアップを推進するために広報課に「イメージアップ係」を、それから県民相談業務等に係る体制を充実するために、県民の生の声にも率直に対応したいということで、「県民の声係」を設けることにいたしました。

 2番目には、富山駅周辺等の拠点整備を促進し、特に連続立体交差事業に取り組むために、「駅周辺拠点整備班」を都市計画課に設けております。また、都市計画課には、景観条例の施行に伴い、具体的な積極的な運営を図るため、「景観係」を設置することにいたしました。

 教育行政につきましては、今後、教育ルネッサンス、あるいは高校再編その他いろいろ多くの課題があるわけです。それで、「総務課」が「教育企画課」、「指導課」が「学校教育課」に再編されることになっています。

 出先関係ですが、情報機器等の活用等の問題に対応するため「情報工房」と「マルチメディア情報センター」を一元化し、「ITセンター」を設置することとしました。

 農林技術全般の横断的課題に対応したいということで、「農業技術センター」、「畜産試験場」、「種畜供給センター」、「病害虫防除所」を統合することにしています。

 業務の廃止等によって組織を見直ししていますが、車両センター以下、出先機関を廃止することにしています。出先機関の数は、今年の3月31日現在は115あったわけですが、4月1日には105になりまして、差引10減少になります。

 それから、外郭団体の見直しです。

 平成14年度、平成15年度の2年間を見直しの推進期間としていますが、特に団体の統廃合、業務執行の効率化に努力しました。

 統廃合しました団体については、まず、富山県教育記念館と富山県未来財団を統合し、富山県ひとづくり財団を設置することにしたわけです。富山県は人材の輩出県でありますし、ノーベル化学賞を受けられました田中耕一さんのこともあり、人づくりをこれからも積極的に進めていきたいと考えております。

 2番目が、農林水産業への支援として、活動を強化するために、富山県農業公社、富山県森林公社、富山県水産公社の3つの公社を統合し、社団法人富山県農林水産公社を設置することにしました。富山県森林公社が統合の母体になりましたので、社団法人になっているわけです。

 3番目は、東京における富山県の情報機能の強化等を図るために、富山県赤坂会館と富山会館を統合することにしました。また、アンテナショップ「いきいき富山館」の効率的な運営も図ることにしています。

 以上によりまして、今年の3月には52ありました25%以上県が出資する外郭団体は、4月には48になり、4つ減少することになっています。

 なお、富山県福祉事業団の老人保養センター春日荘、舟戸荘については営業をとりやめることにしています。一部売却なども進めています。

 2番目が、「近代美術館のリニューアル・オープン等について」です。

 まず、近代美術館の常設展示スペースの拡充等のリニューアル・オープンについてですが、近代美術館においては、現在あります本館と別館(旧富山県社会保険診療報酬支払基金事務所)を一体化するための整備を進めてきましたが、このほど整備が終わり、4月5日にリニューアル・オープンを行うことにしました。すでに皆様方にも内覧をしていただいているところですが、現在あります本館の館長室、学芸員室などを別館の古い方に移し、これら館長室等だったところを新しい常設展示室に切り替えるという画期的な改装をしました。

 主な改修内容を具体的に申しますと、常設展示室は現在1室960平米ありますが、これがさらに4室増えて5室になり、390平米の増加となるいうことです。

 その中身ですが、その下に書いてあります「常設展示室の展示内容」というのがありますが、「常設展示?」は、「20世紀美術の流れ」をたどる作品の展示。「常設?」「常設?」は、日本を代表する作家、郷土の作家などの展示。「常設?」は、県出身の瀧口修造の作品展示。「常設?」は現代ポスターや椅子のコレクションの展示ということにしています。

 ご案内のように、ポスター展をこれまで何回もやってきましたので、大変すばらしいポスターがたくさん県立近代美術館にあります。世界でも誇るポスターの内容であろうと思っています。

 また、椅子を収集するように以前から美術館と相談していまして、大変歴史的な非常におもしろい椅子をたくさん収集しましたので、それをいつまでも倉庫に置いておくというのは適当ではありませんので、それも展示して、一部実際に座って活用してもらうということを考えています。

 それから、キッズコーナーを新設し、鑑賞用教材、絵本、映像システムを設置して子ども向けの教育普及を図ることにしています。

 また、「子どもアート・ワークショップ」を別館において進めることにして、子どものアート教育、芸術教育の普及事業を積極的に進めることにしました。

 こうした内容については、お手元に「県立近代美術館の常設展示室の新装拡大オープン」という1枚紙がお渡ししてあると思います。この裏をご覧いただきますと、新装施設の案内の内容が載っていますので、県立近代美術館へご訪問の節には見ていただければと思っております。【資料省略】

 いずれにしましても、現在の近美の館長はじめ職員は、21世紀になって、県立近代美術館を県民に親しまれる美術館にしたい、また、この美術館の内容をさらに充実したいといろいろ考えてきたわけです。現在、市町村の美術館に県の収蔵作品を貸し出す、あるいは学校に巡回展示をする、県の施設に対しても美術品を貸し出すということをしています。ここにあるような作品も県立近代美術館の作品で、特別一級品は持ってきていませんが、かなり高い程度のものを県庁に持ってきているということです。超特Aは美術館から出さないことにしているわけですが、すばらしい美術品は県庁にも持ってきているということです。美術館としては、これまで県民に対する美術活動を積極的に行ってきましたが、今後さらに常設展示の部分においても充実したいということで、今度思い切ったリニューアル・オープンしたということをご理解いただきたいと思っております。

 近美においては、資料の2にありますように、「奥田元宋展」を4月5日から5月25日まで開催することにしました。奥田元宋先生は、ご案内のように、去る2月15日に急逝されました。90歳、卒寿の年に亡くなられましたが、亡くなられて最初の展示会になったわけで、これはぜひ県内外の多くの人に見てもらいたいと思っています。先生は、日展の理事長、文化功労者、文化勲章なども受賞しておられます。大変すばらしい作品を残しておられるわけですが、近美においても先生の作品を2点所蔵しておりまして、今度展示することにしています。奥田先生についても資料をここに付けておきましたので、できるだけPRもお願いしたいと思っています。【資料省略】

 水墨美術館において「下保昭展」を4月4日〜5月5日まで開催します。下保先生については、ご案内のように、砺波市で生まれられ、独自の水墨画で画壇の注目を集めておられるわけです。日本の水墨ではトップの一人であるということをご紹介申し上げます。

 水墨美術館は、下保先生の作品が梶川さんを通じて寄贈されるということから水墨画を展示する美術館として建設されたという経緯があります。今回、過去10年間の集大成としての新作を含む作品を展示することになります。なお、下保先生は、今年の秋、中国でも個展を開かれるということが予定されていまして、ぜひ多くの皆様方にご覧いただきたいと思っています。

 なお、この機会に皆様方にもお願いしておきますが、例えば水墨美術館は芝生の中に桜がありますが、ちょうどこれから見頃になる時期です。会議などは近美、あるいは水墨美術館の部屋をご活用いただいて差し支えないと思います。非常に雰囲気の良いところで行うわけですから、我々も硬いところばかりで会議をしないで、もっと美術館など、あるいは県の外郭団体でいろいろ活躍している団体もありますので、そういう現場で実際に会議をすると県民の皆様方にもいろいろなことを知っていただける機会にもなると思いますので、ぜひ皆様方にも美術館を含めていろいろな施設を会議などでご活用いただければ大変ありがたいと思います。経費はほとんどかかりませんので、ご安心いただきたいと思います。

 3番目、「富山県が授与された賞状等の展示について」です。

 本県の優れた事業実績を広く県民の皆さんに知ってもらいたいということで、全国的、国際的な賞を受けたものについて授与された賞状等を展示することにしました。場所は、本館の2階で、入りまして右手側の禁煙室になっている県民サロンに展示しています。

 展示する賞は19点ですが、これまで最近10年程度の間の主な賞が51点、実際はもっとあるのですが、この51点の中から厳選し19のものを掲げています。

 ご覧いただきますと、次に資料として紹介していますが、例えば(資料番号)3番の広報というのがあります。これは全国広報コンクールに4年連続して入選していますが、そういうものを含めてここに出しているわけです。

 7番に、県民総ぐるみの雪対策ということで、自治大臣表彰をもらっています。地方自治法施行40周年、自治制公布100周年の記念でもらっているものです。

 10番には、チューリップの育種について、これは、これまで富山県の野菜花卉試験場が大変苦労して約20種類くらいのチューリップの新しい品種の開発をしているわけですが、松下幸之助の花の万博記念財団から賞をもらっています。

 12番、とやまのみちフレッシュアップ事業が賞をもらっていますし、17番、インターネット市民塾は、インターネットの活用が大変すばらしいということで、これは内閣総理大臣賞をもらっているということです。

 実は、4月9日に富山県が環境保全の取り組みを評価されまして、地球環境大賞、優秀環境自治体賞というのをもらうということになっています。環日本海の環境協力、日本海学という面で大変努力しているということです。受賞式が終れば、そこにまた一つ追加するということです。9番に書いてあります。

 (最近の)51の受賞の内容は別の紙に書いてありますが、この中にもずいぶん良いものがあります。例えば1番目の「まちのかおづくり事業」です。これは日本建築学会から賞をもらっていますが、「まちのかおづくり事業」というのはあまり皆さんに十分評価していただいていないかもしれませんが、実に良い事業をたくさんあちこちで行っているわけです。世界の名建築家になってくるような方々に相談をしていろいろな作品を作ってもらっているもので、大学の建築科の学生諸君は富山へ来てこういうものを勉強することが多いということも聞いているわけです。

 そのほかにもいろいろあると思いますが、今後、賞を貰いますならば、良いものはこれからもきちんと展示をするようにしたいというように思っています。ただ、非常に場所も狭いことがありますので、今後どこにいろいろなものを展示したらいいのかまたいろいろ検討したいと思いますが、この機会に、市町村や各種団体で賞をもらっているところがたくさんあると思います。そういう賞が隅っこにあって、日の目を見ていないのではないかという感じがするわけです。この機会にそういうものを広く県民の皆さんに見てもらえるようにしてもらったらいいのではないか。それから、県民の皆さんの中にもたくさん賞をもらっているところがあるわけです。花と緑や科学、文化などいろいろな賞をもらっていおられますから、県民、特に児童生徒の皆さんの賞を全県的にPRする必要があるのではないか。インターネットでも紹介してもいいと思っていますし、いろいろなことを考えなければならないと思っています。みんなが元気にこれまでやってきているのだと、富山県は県民を含めてすばらしい人材がたくさんいる、いろいろなすばらしいことをやっているということを、もう少しみんなが知り合ったらいいのではないか。「なーん、何もないがだちゃ」と、そんなことは絶対にないわけですから、もう少し自分たちを率直に評価してもいいのではないかと私は思っていますので、いろいろな賞の例を皆さんに知ってもらう必要があると思っています。ですから、先程、広報課に「イメージアップ係」を作るということを申し上げましたが、今後いろいろなイメージアップを進めていきたいと思います。これこそ皆様方に厳しくいろいろ指導してもらわなければならないと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

【質疑応答】

●記者
 3つの項目を課題として質問させていただきます。

 まず、統一地方選なのですが、明日県議選の告示も迫っています。そのあとには市町村での議員選挙が決定されていますが、知事自ら選挙期間中に候補者の応援ないしは激励会などに出席されるご予定があるかどうかを知事の口からお聞きかせ願いたいと思います。

 2番目が中国の問題です。交流が盛んだと思われますが、県では国際定期便に上海便の誘致を進めておられると思いますし、中国事務所の設置も検討されています。今後の展望等について、お聞かせ願いたいと思います。

 それから、4月1日、一昨日開校されたTIC日本語学校があると思いますが、定員最大で60人とお聞きしていたのですが、(初年度の入校は)16人、ほぼ(定員の)4分の1ぐらいになっているということですが、今後学校の運営をどうされていくのかということをお聞かせください。

 3番目が情報公開についてです。3月末に市民団体の情報公開ランキングというのが発表されまして、富山県は昨年度よりも30位近く順位を上げておられます。県の今までの施策が功を奏したと思われますが、今後の取り組みについてもお聞かせ願いたいと思います。

●知事
 私の政治姿勢ですが、いつも申し上げていますが、県民に奉仕する公平な県民党的な姿勢であるということです。ですから、これまでも公平な県民党的な姿勢を堅持してまいりまして、例えば先般の参議院選挙、あるいは県議会議員の補欠選挙などにおいても、私なりに十分考えて行動するということを申し上げましたし、選挙の応援演説などは一切いたしておりません。今回の県会議員選挙についても、姿勢、考え方はまったく同じで、応援演説などをする考えはありませんので、その点は、この機会に明確に申し上げておきます。

 次に、中国関係の、最初は上海便の問題です。これまで富山空港は国内の主要都市、対岸地域との交流に一生懸命取り組んできました。現在、国際便としてはソウル便、大連便、ウラジオストック便があるわけで、いずれも利用率はおおむね順調であると思っています。

 そこで、中国便については、私どもは大連便をさらに北京まで延長するということも考えていかなければならないと思いますが、新しく上海便を開設することについても努力をしたいと思うようになりました。国際便で、どこの便を設けるかということについては、新規国際便の開設のための懇談会を作り、関係の皆様方に集まっていただき、どの便を進めたらいいのか検討していただいたわけです。その結果、上海は経済の中心地になってきている。また、富山県からの進出企業も非常に増えている。また、上海から中国の各地へ飛行することも便利である。というようなことから、富山県としては上海便の開設に努力すべきだというご提案をいただきました。そのことで、私どもは上海便の開設に現在努力しているところです。すでに3月下旬に私どもは森岡土木部長を北京、上海へ派遣して、関係の皆さんとのいろいろな話し合いをさせております。そして、4月の中旬には大永副知事を団長とする訪問団に中国へ行ってもらい、上海便の誘致に努力したいと思っています。県内の市町村代表、経済界の代表の皆様方にも参加していただいて、積極的に努力をしていきたいと思っております。北京で中国の民用航空総局(日本の国土交通省に相当)に要望すること、上海の方は東方航空(の管轄)ですから、中国の東方航空会社と折衝・要望するということなど、関係の皆様方と積極的に話し合いをして、上海便が実現できるように全力を尽くしていきたいと思っています。そのような状況ですが、今月の下旬には、日本の国土交通省と中国の民用航空総局との間で、日中の航空便の枠を拡大する協議がもたれると聞いております。やはりまず枠が広がりませんと、この問題の話し合いが始まりません。まず日中の政府間協議が早く始まって枠が拡大されることが前提になると思っていまして、この点についても、私どもなりに国土交通省、中国の民用航空総局にも話しをしてお願いをしているということを申し上げておきます。

 いずれにしましても、いろいろ競争もあるかもしれませんが、私どもなりに一生懸命努力したいと思っています。

 次に、中国事務所の設置の問題です。中国事務所については、中国が大変発展してきていますし、今後中国との交流の問題も非常に大事ですので、私どもは、県議会の質問もありましたし、中国事務所の設置について鋭意検討を進めていきたいと思っています。近々、検討委員会を設置し、関係の皆様方にご審議をいただこうと思っていますが、具体的内容は、必要性の問題、設置した場合の事務所の機能の問題、設置の場所の問題、設置の時期の問題などいろいろあろうかと思っています。設置の必要性については、人、モノ、情報の交流、その他いろいろな中国との交流がこれから盛んになるわけですから、各県もずいぶん中国へ事務所を設置しているような状況もありますし、私どもも中国事務所を設置する必要があるというふうに思っています。関係の皆様方の意見も十分聞きたいと思いますが、機能の面で、何をするかというのが一番問題になるわけです。やはり、進出企業との連絡、観光の連絡の問題など経済的な問題があると思いますが、そのほかに、学術、文化、スポーツといった面での交流の問題もあろうかと思います。さらには、中国の遼寧省そのほか関係の地方政府との連絡も非常に増えてきているように思いますし、連携を密にする必要もあろうかと思いますので、そのような機能が挙げられると思います。

 設置の場所については、いろいろな意見がありまして、今多く言われているのは、大連市と瀋陽市です。ただ、実は私もびっくりしたのですが、北京に置いたらどうだという意見があります。なるほどそういう発想もあるかというように思ったわけですが、そこらあたり、皆様方の率直な意見をお聞きして決めていったらいいのではないかと思っています。時期の問題は、方針が決まれば、具体的に調査をして準備を進めていくことになると思います。まず、とりあえずは検討委員会の検討を進めていただいて、早く決めていただくことが必要になりますし、県議会その他関係の団体ともよく相談しなければならないと思っています。

 TICの日本語学校の問題ですが、私どもは「ティック」と言っていましたが、「ティーアイシー日本語学校」というのが正式な名前ですので、その点もご理解いただきたいと思います。

 定員は60人に対して、今度入ってきます学生が16人で、若干少ないわけです。これについては、15年の4月からの開校ということで、今年が開校の初年度であるということでありましたし、14年度中には、認可その他いろいろな手続きの問題がありまして、あまり積極的にPRし、募集することができなかったという経緯があります。そういう経緯がありますが、私どもの国際・日本海政策課、とやま国際センターにおいては、特に中国の遼寧省の皆さんとも協議しまして、いろいろ積極的に募集活動もしました。詳しいことは正確に申し上げられませんが、約40人近くの応募があったということで、その40人くらいの皆さん方について審査をして、最終的に若干の辞退もあったりして16人になったということです。ですから、いろいろ努力もしたということも、率直に申し上げておかなければなりません。

 それからやはり、日本語学校を設置した場合には、どうしても最初の年度は、どこの機関でも入ってくる利用者の数というのは少ないのだそうです。それは(入学者が少ないことの)理屈になりませんが、概して初年度は少ないということだそうです。

 それから、私どもは、入ってくる人が良い人で、良い評判をとるようにしなければならない。TICの日本語学校は非常に良い学校だという定評をここで確立しなければならないと思っています。どこかの学校のように途中で大幅に退校があったというようになりますと、非常に具合が悪いわけですので、良い日本語学校にしたいという気持ちでいるということも申し添えておきます。

 もちろん、このままでいいということではありませんので、中国は高校の卒業が7月ですから、10月から始まる1年半のコースを設けることをすでに認可機関とも相談し、決定しました。ですから、1年半のコースも設けることを決めているということを申し上げておきます。

 それから、初年度は、とにかく急ぎましたので、遼寧省を中心にしたわけですが、遼寧省以外の中国の東北地方、北京、秦皇島、上海、そうしたいろいろなところを考えたらいいと思いますし、また、韓国、ロシア沿海地方なども将来は含めて考えていかなければならないと思っているわけです。

 そのようなことで、TICの日本学校についても努力をしているということを申し上げておきます。

 それから、中国の留学生が来まして、ここで生活が安定しないといけないわけですから、特別に中国人の生活指導員を置いて、アルバイトの斡旋や生活について積極的に相談に応じ、生活の安定についても配慮しているということを申し上げておきます。
 以上が、中国関係の問題です。

 それから、情報公開のランキングのご質問がありました。43位が14位というように大躍進をしたわけです。オンブズマン(全国市民オンブズマン連絡会議)の評価ですから一喜一憂するのもどうかとは思いますが、評価が上がったのは、一つは、知事交際費について相手先を原則として開示するということがあります。それから、コピー代を今までは1枚30円だったのを今度は10円に引き下げたということも評価されたというようにも聞いています。

 それから、新しい評価項目が結構あったようですが、例えば工事の評価についても新しく調査したと聞いています。私は具体的にどういう内容かわかりませんが、新しい項目についても富山県はきちんとやっているということで評価されているということだと聞いています。ですから、富山県のこれまでの着実な取り組みが今度のランキングの上昇につながったのだと思っています。もちろん、情報公開条例も改正して、きちんと体制も整えているわけですし、個人情報の保護の問題についても今度条例を出すということもあります。

 それから、一番申し上げておかなければいけないのは、県が50%以上出資している外郭団体については、情報公開をするように指導しまして、50%以上出資している31の外郭団体は、4月1日から全部情報公開するようになります。そういう規定を整備させまして、31の団体は県と同様に情報公開をするようになっているということも申し上げておきます。そんなことで、私どもはきちんと情報公開もしますし、また、県政のPRについてもイメージアップを含めて一生懸命取り組むということですので、格段のご支援・ご尽力をお願い申し上げます。私からは以上です。

●記者
 今言われたイメージアップの問題ですが、去年から県産米の品質が非常に低下し、良質米生産県としての富山県の地位が揺らぎかねない状況です。富山県というのはおいしい米を売り出しているというような非常にイメージの高い県であるということがあるのですが、3月の中旬に食味ランキングが特AからAにランクを落としました。農林水産部の方では、今年が良質米生産県として生き残るかどうかの正念場であるということで非常に力も入れておられます。JA等も協力して今年は、田植え時期も遅らせるということで非常に力が入っています。知事の意気込みをお伺いしたいと思います。

●知事
 これまで富山県は、おいしい米作りを積極的に進めてきていまして、まさに特Aということで、平成7年から7年連続でずっと米作りの県として非常に高い評価を受けていると思います。ところが、今回、ランクが下がりまして、農業団体の皆さんもショックを受けておられると思いますが、私どもの農林水産部も部長以下大変ショックを受けました。私もびっくりしました。それで、原因を聞いてみますと、どうも去年の夏の登熟期にあまりにも天候が暑かったということが原因であるということで、そのためには田植えの時期を5月10日以降にずらすのが一番いいのだということを皆さん盛んにおっしゃるわけです。ゴールデンウイークのときに一斉に田植えをされるわけですが、田植えの時期をもう少し遅らせるとこういう問題がほとんど解消できるのではないかと思っておりますので、ぜひ今年は農家の皆様方のご都合もあるかもしれませんが、田植え時期を遅らせることを実行してもらいたい。まず、自らが実行しなければ、県庁がいくら良い機械を据え付けて品質分析器を入れてみても、あとの祭りなので、まず自分たちで良い米を作るという意欲を持って、そのためには田植え時期を遅らせるということをきちんと実行してもらわなければいけないと思います。県は、市町村や農業団体と一緒にそういう点についていろいろ協力もするようにしますが、まず、農家の皆さん方自身が、うまい、おいしい富山米を作るのだという意欲で頑張ってもらうことが先決だと思います。だから、こういうランクが落ちるということは非常に残念なことですが、あらためて農家の皆様方にも頑張ってもらいたいと思いますし、関係の者が一致協力して努力しなければならないと思っています。そういうことで、米政策が大きく転換しようとしている時期ですし、富山のコシヒカリは新潟に次いで評価が高いわけですので、評価を維持できるようにみんなで頑張らなければならないと思います。農家の皆さん方にもよろしくお願いしたいと思います。

●記者
 今の農業の話に絡んで、WTOの農業交渉が盛んになってきていますし、大枠、モダリティが合意に至らず暗礁に乗り上げているわけですが、その後、大島農水大臣の辞任がありまして農政の足元がふらついているわけです。新ラウンド交渉の素案では、農産物に最低の45%の関税引き下げを求めていくという大変厳しい内容ですが、その後、イラク戦争をめぐって今後の交渉に悪影響が出るのではないかと言われているわけですが、政府の農業政策への注文も含めて知事の意見を伺いたいと思います。

●知事
 率直なご質問で私も非常に困るのですが、国は大きな農業政策の転換、特に米政策の転換をしつつあるのだと思います。こうした時期に、WTOとの関係で関税が引き下げられるということになれば、日本の農業、米というのはとても外国に太刀打ちできません。大打撃を受けるわけですので、私はWTOの言っているようなことをやるべきではないと思います。議長の提案も、今のところは議論が中止になったような話もありますが、依然として輸出国、輸入国、WTOの動きというのは非常に大事ですので、日本としては関税が引き下げられて、国内農業が打撃を受けるということにならないように頑張らなければならないと私は思います。農業というのは生命産業で、まさに基幹の産業だと思います。しかも、米というのは日本人の心というか文化そのものだと思います。それがだめになるということになったら、これは大変なことだと思います。大体、食料安保の状況から、先進国では日本の自給率が一番低いということは農業政策が率直に言って適切ではないという感じがするわけです。石油備蓄の問題なども言われますが、もっと食料、特に米についても自給率を高めるという努力が日本の農業では非常に大事なことだと思います。これが大前提だと私は思っていますので、そういう面で、農林水産省に大いに頑張ってもらわなきゃならない。国民が、生命産業で、しかも日本の文化である農業、米を大事にして理解するという努力が必要だと思います。私は、富山県の子どもたちに富山のおいしい米をたくさん食べてもらうという努力をすべきだと思います。だから、学校給食でおいしいご飯、温かいご飯をたくさん食べるような仕組みも考えるべきできないか。コシヒカリのようなおいしい米を、県、市町村、農業団体が通常の経費に足して、子どもたちに食べてもらうようにしているわけですが、このような政策もこれから続けていかなければならない。富山県の米、富山県の農業がもっと盛んになるようにみんなで力を合わせて頑張る必要がある。今はそういう時期だと思います。今頑張らないと、みんなへたへたとなってしまってだめになってしまうように思います。国も地方も、農業団体も、農民もみんなで力を合わせて頑張る時期だと思います。答弁にならないかもしれませんが、そのように思っています。

●記者
 統一地方選挙も終わりますと、国政選挙もありますが、来年度の知事選に向かっていろいろと詮索する動きも出てくると思います。知事は、現在のお気持ちとしてはどうでしょうか。

●知事
 だいぶん前にもこういうご質問がありまして、そのときに私が申し上げたのは、やはり富山県の発展や県民の皆さんの幸せのためには、私はやはり私よりも若くて優秀な知事が出てきて県政を進めてもらう必要があるというふうに思っています。これはもう私の信念です。

 私は、そういうすばらしい人材が早く出てくるようにいろいろ考えなければならないと思いますが、しかし、いずれにしましても、私がいつどのようにするかということを申し上げる時期については、現段階ではいつということは申し上げかねるわけです。私の任期は来年の10月ぐらいまでですから、いつどうするということを、この段階で、ここで申し上げることは遠慮させてもらいたいと思っています。ただ、私は、いつも申し上げておりますが、出処進退を誤ってはならぬ、という信念は持っておりますので、その点だけは今日は明確に申し上げておきます。それでよろしいでしょうか。

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