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知事記者会見[平成15年度]

最終更新日:2007年3月28日

知事記者会見要旨[平成15年11月17日]

◆日時 平成15年11月17日(月) 午後2時〜3時5分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1.知事からの話題
 (1) 新国民生活指標(PLI)方式による平成15年試算結果について
 (2) 「富山さくらの名所」の決定について
 (3) 「第23回日中経済知識交流会」富山県開催について

2.質疑応答

【知事からの話題】

 まず、新国民生活指標(PLI)方式による平成15年試算結果に基づく富山県の姿についてご説明します。

 試算の目的ですが、本県では、富山県民新世紀計画(計画期間:平成13〜22年度)を定め、「2010年の県民指標」や、前期事業計画における「2005年の目標」の設定などを行ってきています。

 しかし、これらの計画の個別事業では、本県が全国の他の府県と比較してどのような状況にあるかを、総合的に示すことにはならないわけです。本県の特性や長所・短所を探り、全国における本県の位置、順位などを把握するといった視点から、とらえていくことが必要であると思います。

 かつては、旧経済企画庁(現内閣府)により、新国民生活指標(PLI)が都道府県別に計算、公表されていましたが、いろいろな議論がありました。例えば全国の順位の大変悪い県から苦情が出ました。本県はいつも大変いい結果になっていますから、私は黙っていたわけです(笑)。しかし、悪い県の方からは、これが必ずしも豊かさの全貌を示すものではないとか、いろいろな意見があって、結局、発表は廃止になっています。しかし、本県では、富山県の姿を表す一つの目安として、更新可能なデータを収集し、PLI方式に則って試算を行ってきました。

 本県による試算は、平成11年、13年に続いて3回目になりますが、このほど結果がまとまりました。

 その概要ですが、今回の試算結果では、活動領域別、生活評価軸別、ともに指数値を単純平均した総合順位で、富山県が1位になっています。

 何でも私が全国1位になることが好きだからなっているわけでは毛頭ありませんので、客観的な資料の結果がこういう数字になってきているということを、ご理解をいただきたいわけです。

 また、八つの活動領域、四つの生活指標軸のすべてが、全国平均を上回る指標値になっています。しかし、本県のPLIの視点からの課題も浮き彫りになっています。いい面ははっきり出ていますし、悪い面も若干出てきているということです。そこで、今後はこうした結果を踏まえて、富山県民新世紀計画の各種施策を推進し、県民の皆様にも知っていただき、さらに県民の皆さん方の積極的なご尽力もお願いしたいと思います。

 八つの活動領域別ですが、八つというのは「住む」「費やす」「働く」「育てる」「遊ぶ」「癒す」「学ぶ」「交わる」です。「住む」「費やす」については指数値が上昇し、順位は1位となっています。「働く」は、指数値は上昇したが、順位は同じ。「育てる」「学ぶ」は、指数値、順位とも下げた。「癒す」「学ぶ」は、指数値、順位とも上げた。「交わる」は、指数値は低下したが、順位は同じです。

 その状況が下の表で、指数値と順位が書いてあります。平成15年の総合評価は、単純平均で、富山県は54.08で全国1位になっています。

 四つの生活評価軸別では、「安全・安心」「公正」「自由」「快適」という四つの分野がありますが、「安全・安心」「公正」は指数値が上昇し、順位は「安全・安心」が1位、「公正」は6位となっています。「自由」は、指数値が低下したが、順位は2位で変わらず、「快適」は指数値、順位とも下げています。

 下の表に、指数値と順位が出ています。平成15年の総合評価では、富山県は54.65で全国1位になっています。

 そこで活動領域別に、八つの領域、四つの生活評価軸別のバランスは、そこ(資料)にあるような形になります。総じて言えることは、いずれも非常にバランスが取れているということだろうと思います。でこぼこがなく丸い形、あるいは四角い形になっていて、本県はバランスの取れた形で発展している。全国1位であるといっても、非常にバランスの取れた形であるということです。その点を特に強調しておきたいと思います。

 そこで、別紙の「新国民生活指標(PLI)方式による平成15年試算結果」ですが、八つの活動領域別の詳しい内容が挙がっており、例えば「住む」分野では、建物火災出火件数や、1人当たり畳数という細かい調査の結果の数字がでてきていることを示してあります。

 以下、「費やす」「働く」「育てる」「癒す」「遊ぶ」「学ぶ」「交わる」という内容が挙がっています。

 四つの生活評価軸については、「安全・安心」についての細かい内容と「公正」「自由」「快適」という内容が挙がっています。これが平成15年の試算結果です。

 それでは平成5年、10年前との対比ではどうかということが(本体資料の)3ページにあります。PLI(People’s Life Indicators)の平成5年と平成15年の状況をここで対比しています。

 平成5年は、経済企画庁の資料で100の指標を取っていますが、平成5年に富山県は全国1位になりました。私も大変うれしかったわけですが、当時1位になりました。

 今、平成15年になって、その100の指数内容も、現在の時点から見てもっと精査しなければいけない面もあるのではないかということで、精査をさせましたが、やはり平成5年の指標で精査しても、本県は全国第1位です。そのことをはっきり、まず申し上げておきます。

 平成5〜15年、10年たってどのように指標が変わってきたかという点を申しますと、指数が改善されてきている、一層向上してきているという結果が出てきています。

 つまり、「住む」「費やす」「働く」「育てる」「学ぶ」「交わる」の6領域では、指数値・順位が上昇し、「癒す」「遊ぶ」の2領域では指数値・順位が下がっているという結果が出ています。そこにグラフも出ていますが、いずれにしても、この10年間で指数値は随分改善し、向上してきていることをここで表しています。

 その具体的な内容は、「参考」として「新国民生活指標(PLI)方式試算による平成5年、15年の比較」という資料をご覧いただきたいと思います。そうすると、活動領域においては6領域で、指数値・順位が上昇していることが出ています。

 活動領域別に見る変化は、「住む」「費やす」「働く」「育てる」「癒す」「遊ぶ」「学ぶ」「交わる」の詳しい内容が出ています。変化の状況がここに出ていますから、これもご覧いただければ大変ありがたいと思います。

 いずれにしても、全国順位は平成5年当時でも1位でした。現在、もう一度点検し直しても1位であるということ、平成5年から現在まで、指数値が改善されてさらによくなってきているということを、皆さん方に申し上げておきます。

 以上ですが、富山県の皆さんは、あまりお国自慢をしないわけです。それはそれで一つのあり方かもしれませんが、事実だけは率直に、口コミでよその県の皆さん方にもお出しいただくとありがたいと思います。オーバーに言うと嘘がばれますが、事実を素直に正直にお話しいただければ、富山はこういうよい点があるということが分かってもらえるということで、県民のプライド、誇りもまたさらに増えていくのではないかと思います。その点は、ひとつ県民の皆さん方にもぜひご理解をいただき、また皆さん方にもいろいろPRをお願いしたいと思います。

 もちろん、まだまだ直さなければならない点があります。例えば女性の管理職の登用に至りましては40位台です。小・中・高等学校の校長等への登用については、富山県は全国トップレベルですが、それはこの中には入っていません。あくまでも、女性の管理職登用というのは民間における企業の管理職登用ですから、それはやはり依然として低いということです。そのような点などは、まだまだ是正をしなければいけません。これから是正をしなければならない点も、この結果によってはっきり出てくるということですので、その点はご理解をいただきたいと思います。

 次は、「富山さくらの名所」の決定についてです。

 趣旨にありますように、本県を代表するサクラ並木などを「富山さくらの名所」として選定したいと考えました。

 県単位でさくらの名所を選定するのは全国で本県が初めてです。なお、県内においては、名所の関係では、昭和63年に「とやま花の名所」、昭和62年に「とやま森林浴の森」などの指定を行っています。

 富山県のサクラの特徴は、まず一つは観賞期間が長期にわたるということで、3〜7月まで、サクラの花を楽しむことができます。また、種の豊富さなど優れた点があります。日本に自生する野生のサクラは9種類ですが、県内にはそのすべてが確認されています。3番目に、コシノヒガンザクラ、フタカミザクラは富山で発見され、全国に知られています。そういう特徴も、ぜひ県民の皆さん方に知っていただきたいと思います。

 名所選定の考え方ですが、古くから人々に親しまれていること、富山らしいサクラの特徴があること、サクラの自生地で自然環境と一体となっていることなどを、基本理念として選定しました。

 選定にあたっては、市町村から推薦をしていただき、また普及啓発、環境教育などの各分野の委員10名による「富山さくらの名所選定委員会」を設置しました。ここで現地調査なども行い選定しています。選定のための会合も開いています。

 名所の選定箇所は、今回は50か所を選定しました。並木22か所、群生17か所、単木8か所、点在3か所となっています。

 特に注目すべき箇所は、呉羽丘陵(富山市)、明日の大桜(宇奈月町)、神通川さくら堤・塩の千本桜(八尾町・大沢野町)です。このほかにも、この50か所全部に特色があるということで、ぜひPRもお願いしたいと思っています。

 そこで、特にこれからは維持管理、普及啓発が大事です。一つは「さくら守(もり)」を養成したいということで、技術の指導、伝承、桜の普及啓発を行ってもらいたいと考えています。これから3年間で、30名を養成したいと考えています。ぜひ「さくら守」に、たくさんの皆さん方に希望していただければ大変ありがたいと思っています。

 次は、ガイドブックの作成ですが、カレンダー、マップ、名所ごとの解説、保全対策マニュアルなどを策定し、来年2月ごろに刊行したいと考えています。

 今後の検討事項が二つありますが、もっと手入れをしてもらわなければならないということです。弱っている木もあるかもしれませんので、これから徹底的に管理を進めてもらわなければならないと思いますし、サクラも老木が目立ってきていますから、若いサクラを植えていくことも考えなければならないのではないかと思います。

 それから、しっかりした解説板を作ることが必要ですし、例えばサクラの木の下で観賞したり、一杯飲むというような景観の場所も作る必要もありますし、そこへのアクセスの問題もあります。場合によっては、ライトアップをしたいというところもあるかもしれません。そういう地域づくりに関連したことも進めなければならないと思います。

 苗づくりの問題などもあると思いますが、手入れをすることなど、これからもいろいろ進めなければならないと思います。

 実は、あまり今日発表するのは適当な時期ではないと思いましたが、これから予算編成の問題がありますので、県の「さくらの名所」に対する支援策などを、16年度の予算に組み込まなければならない。今申したようないろいろなことを、施策として打ち出さなければいけないということも思いましたので、今回皆さん方に説明を申し上げました。富山でも大いに、さくらの名所を増やしたいと思います。

 ソメイヨシノは割に淡泊できれいなのですが、八重桜、ヤマザクラの系統も、私は非常にいいと思っています。渡辺淳一の『桜の樹の下で』という小説を読んで、サクラというのはあやしい雰囲気があると書いてあって、僕は、サクラというのは非常に淡泊なものだとばかり実は最初思っていましたが、こういう見方もあるのかということも初めて分かって、以来、非常に悩ましく、サクラを見るようになりました(笑)。桜もいろいろな見方があると思いますね。

 次に、「第23回日中経済知識交流会」の富山県開催についてです。「日中経済知識交流会」は、中国政府から日本政府への要請があり、1981年に設立されました。それ以降、毎年、年次会が開かれ、また分科会などで調査研究活動も行われてきています。

 最近の状況で申しますと、前回は中国の昆明(雲南省)で開かれています。前々回は神戸市で開かれています。今回、第23回の交流会が富山県で初めて開催されることになりました。本県としては、積極的に支援、協力をしたいと思っています。

 また、本県の中国との経済交流についても、本県の大原商工労働部理事の方から発表をしたいと思っていますし、YKKの黒部事業所を視察してもらうことになっています。こういうことで、環日本海地域の中央拠点を目指す本県をアピールしたい、上海便などについても十分PRをしたいと思っています。

 交流会の開催日程については、11月30日(日)〜12月2日(火)です。全体日程は資料に書いてあるとおりです。

 主催は日中経済知識交流会ですが、中国側は中国国務院、つまり日本の内閣に相当する、直轄の研究・政策提言とコンサルティングを担当する機関である中国国務院発展研究センターと日本側の両方の主催になっています。

 中国側の代表の王さんは、日本の旧経済企画庁長官に相当する人だそうです。来賓者は日本・中国合わせて43名、約50名ぐらいになりますが、本県の経済界などの皆さん方にも、いろいろとご協力をお願いしたいと思っています。
 私からは以上、3点を申し上げました。

【質疑応答】

●記者
 9日の投・開票で衆議院選がありましたが、今回の衆議院選の当選者に期待することは何かが、まず第1点です。

 2点目が、今年は選挙イヤーで、統一地方選でも投票率が過去最低を記録しました。再び衆院選についても過去最低になったということで、若者を中心に政治離れが叫ばれていますが、この低投票率について知事はどのようにお考えなのか。印象を聞かせていただきたいと思います。

 それから、10月末に16年度の予算要求方針が示されました。税収も厳しい状況の中、今後どのような心構えで編成作業に取り組んでいかれるのか。

 最後に、来年11月8日が知事の任期ですが、任期まで1年を切りました。今後、県政運営に向けての意欲と所感を伺いたいと思います。以上4点です。

●知事
 最初に、先般の総選挙で当選されました皆さん方への期待ですが、まず、県民の負託を受けて当選をされました皆さん方に、心からお祝いを申し上げたいと思っています。

 今後とも、健康で、国政について大活躍をされ、また県政についても、市町村、あるいは県内のいろいろな課題も含めて、積極的にご尽力をいただきますようにお願いをしたいと思っています。

 国政については、現在たくさんの課題があります。当面、景気・雇用対策もありましょうし、少子・高齢化、地方にとりましては地方行財政の充実の問題がありますし、また外交問題など、本当に問題が山積していると思います。

 県政についても、北陸新幹線や高規格道路の整備、県内産業の振興や総合的雇用対策の推進、そのほか福祉・医療など、たくさんの課題があります。

 そうした国政・県政の問題について、これからも大いにご活躍され、ご尽力いただきますように重ねてお願いを申し上げます。

 2番目は、投票率の低下の問題ですが、今回の総選挙は、政権の選択の問題とか、あるいは各党がマニフェスト(政権公約)を掲げて、非常に積極的な議論も多かったわけです。このようなことから、今回は投票率が上がるものと期待していたのですが、残念ながら、富山県においても投票率が低下をしたということです。全国においても、過去2番目に低い数字ですし、富山県においても、平成8年の投票率は62.98%ということで過去最低でしたが、今回は59.24%とさらに下がって、過去最低の投票率になりました。今回、選挙管理委員会などでも随分、PRの努力をしたと思っていますし、不在者投票も増えましたから、若干投票率も上がるかと思っていましたが、そのような状況となり、率直に言って非常に残念な結果になっています。

 そこで、これからどのように考えればいいかということですが、技術的には、この間の市町村長会議でもお話しがありましたので、私は例えば投票所を増やすことなども一つの方法だということを申し上げました。投票をしやすいように投票所を増やすことは、投票率を上げる一つのやり方だと思いますが、根本的には国民・県民の政治離れをなくすように努力をしなければならないと思います。

 特に若い皆さん方には意識改革もしていただいて、積極的に国政・県政に参画してもらうことが非常に大事だろうと思っています。だれが当選をされても、自分の生活には関係がないのだ、ということではなくて、若い皆さん方の将来のことに影響も出てくるわけですから、積極的に国政・県政に参画していただきたいと思います。

 実は、私もこれまで選挙をして投票率が低いときがあったので、どうにかして投票率を上げる方法はないだろうかと、昔は投票率との戦いのようでもあったかと思いますが、非常に苦心をして、市町村長さんがたにも投票率アップについてお願いしたことがありますが、根本的に、若者を含めて県民の皆さん方に、県政に積極的に参画してもらう仕組みを考えることが大事だと思っています。

 昔、コンサルタント会社に、そういう仕組みについての委託調査もしたことがあるのですが、うまい名案がないのです。そのときもいろいろな意見が出てきたと思いますので、もう一度改めて、県民の皆さん方の県政への参画の問題、特に若い皆さん方に積極的に県政に参画してもらう問題について、一生懸命に取り組んでみたいと思っています。

 今のところ、その程度にしかならないのですが、非常に大事な問題ですから、皆さん方からもいい意見がありましたら、どんどん提案をしていただきますようにお願いします。また、PRもお願いします。

 3番目は、予算編成についての心構えですが、平成16年度の予算編成がこれから進んでいきますが、非常に厳しいということを、まず申しておかなければなりません。国の予算編成も大変厳しい状況になっていると思いますし、国の予算の中での地方財政の問題についても、三位一体の問題などは明確ではありませんし、これからもっと厳しくなるのではないかと心配しています。

 県の予算編成についても、今はまだ景気の状況は厳しいものがありますから、収入についてもなかなか大変で、県税収入についても確保が大変であるということを率直に申し上げておかなければなりません。

 そんなことで、平成16年度の県の予算編成は、大変厳しい状況になると覚悟しています。しかし、そうした厳しい状況の中にあっても、私どもはメリハリのある予算編成をしたい。そして、県民の皆さん方に夢や希望も持っていただけるように、最大限の努力をしなければいけない。最小の経費で最大の効果が上がるように、そして富山県の発展や県民の皆さんの幸せにつながるように、全力を尽くさなければならないと考えています。

 具体的に申しますと、一つは、人づくりの施策を積極的に進めることが大事だと思っています。

 2番目には、社会資本の整備です。特に、北陸新幹線や高速道路の整備の問題などに取り組んでいかなければならないと思います。

 3番目には、環日本海の交流の施策、特に来年にはNOWPAPの活動も出てきますので、環日本海交流のいろいろな施策を積極的に進めなければならないと思っています。

 当面は、産業の振興・発展、雇用の確保・安定にも努力をすることが必要ではないかと思います。メリハリの「ハリ」のほうは、今申したような点に努力をしていきたいと思っています。

 なお、技術的な面では、例えば県債の管理について、さらに徹底を図るということ、人件費の抑制を進めるということ、こうした義務的経費の問題に取り組む必要があります。

 いろいろな政策について、先般、施策の評価も打ち出しましたが、その評価をもとに、重点的に施策を進める必要があると思います。また、施策の効率化についても、さらに努力をしたいと思います。ですから、大きいメリハリの「ハリ」の面では、先ほど申したような点に努力をしたいと思いますし、「メリ」の面でも、今申したような技術的な点に、いろいろ留意をしていかなければならないと考えています。

 いずれにしても、大変厳しい内容ですが、私どもとしては知恵も汗も出して、またさらに頑張る。そして富山県の発展や県民の皆さんの幸せのために、全力を尽くすということを申し上げておきます。

 最後は、私の任期に関連して、今後の県政運営の問題についての意欲はどうかというお尋ねがありました。私の任期は、来年の11月初めまでです。先ほどお話がありましたように、1年を切っているわけです。

 私としては、これまで、富山県の発展や県民の皆様の幸せのために全力を尽くしてきました。県政を進めるに当たりましては、県民奉仕の精神、あるいは開かれた県政の推進、さらには分かりやすい県政を進めることにも努力をしてきています。私なりに少しオーバーに言いますと、実際に私はそう思っているのですが、まず、私心をなくすことが大事だと思っています。それから、ある意味では命がけで頑張ることが大事だと思っています。そういうことで、これまでも私心をなくし、命がけで全力を尽くすことなどに努力をしてきたつもりです。

 ただ、これからどうするかという点については、今、予算編成などにも努力をしますが、私は出処進退を誤ってはならないというのが、日ごろの信念です。私は出処進退を決して誤ってはならないという気持ちを持っています。ただ、今申しましたように、富山県のために、また県民の皆様のために一生懸命に頑張っていますので、最後を決めていただくのは、県民の皆様だと思います。県民の皆様に、最後は決めてもらわなければならない。非常に抽象的な言い方で恐縮ですが、そういうことであるかと思います。出処進退は決して誤らない。最後は県民の皆様に決めてもらいたいということだと思いますので、ご了承をいただきたいと思います。

●記者
 最後に「県民の皆様に決めていただきたい」という言葉があったのですが、我々がこれを報道する場合に、ある程度の説明もしないと県民の皆さんには理解をしていただけないような気がするのですが、どのように理解をすればいいのでしょうか。

●知事
 これはしかし、いろいろなことを決めるのは最後は県民ですものね。素直にそう言ってもらえばいいのではないでしょうか。最後は、県民の皆様がお決めになるということです。字句どおりにお取りいただければどうでしょうか。

●記者
 先週の金曜日に高岡市の佐藤市長は、今4期目を務められていますが、来年の春の市長選には出られない、今期限りで引退という表明をされたわけですが、それを中沖知事としてはどのように受け止められましたか。

●知事
 私は、佐藤市長は、これまで市政に一生懸命に取り組まれたと思いますし、本当に全力投球をしてこられたと思います。いろいろな施設も造られたし、いい施策を随分積極的にされたと思います。

 また、佐藤市長は人柄も非常にまじめで誠実な人で、本当に信頼できる人です。ですから、私は佐藤市長の手腕と人柄を大変素晴らしいと前々から思っていました。お付き合いも十分させていただいたと思っています。

 今度、家族の方の健康問題やいろいろなことがあったのだと思いますが、決断されたわけです。今まで、本当にご苦労をされたと思いますので、改めて敬意を表し、お礼も申し上げなければならないと思います。私は、本当に素晴らしい人だと思いますので、これからもいろいろな面で、佐藤市長には活躍をしていただきたい。健康で、さらにひとつ活躍をしていただきたいと思っています。

●記者
 知事の先ほどのお言葉に鑑みて、私なりに考えてきたのですが、県民が決めてくださいということですから、県民が知事の続投を望むのであれば、考えることもやぶさかではないというニュアンスと、取ってもよろしいのでしょうか。

●知事
 どういう形で県民の意思が出てくるのかというのが、まず一つ問題だと思います。いろいろな声が出てくると思いますので、私なりに率直に、そうした県民の声に耳を傾けて、最後の決断をしなければならないと思うわけです。よろしいでしょうか。

●記者
 市町村合併のことでお聞きしたいのですが、1万人未満の市町村が、2005年の合併特例法期限後に残るようになった場合は、知事の役割が強化されて、知事が勧告なり発令をすることで、1万人未満の市町村を収れんしていこうという方針が出されたということです。知事の役割を強めるというようなやり方で、市町村合併を強力に推し進めようとしている政府なり国のやり方はどう思われますか。

●知事
 市町村合併は、例えば市町村の行財政基盤を強化するとか、住民サービスを推進とか、そういう面などで、やはり長い目で見れば、これからも進めなければならない事業だと思います。

 ただ、市町村合併を進めるに当たって、県の関与をどのようにするかということについては、いろいろな意見があると思います。地方制度調査会は、県の関与を強めるような意見のようですが、富山県では前々から、市町村合併については、住民の意思をもとにして市町村が自主的に決めることであるという方針でいます。

 これまで住民の意見をもとにして、市町村が合併について取り組まれ、全国トップレベルと言うと語弊があるかもしれませんが、今では、法定協議会も随分できて、いろいろ合併についても進んできていると思います。それに対して、県は自主的な活動に対して支援をしてきているわけです。

 ですから、私は、知事が、あるいは県がもっと関与するということについては、決して望ましいやり方ではないと思っています。富山県では、自主的に市町村が決定しても、ちゃんと市町村合併は進んできているわけです。いい形で進んできていると思いますし、また、そういう市町村の自主的な合併活動に対しては、県としても支援をしてきていますので、そういう方向が一番いいのではないかという考えを持っています。

 昔、市町村合併について、国なり県なりがいろいろ口を挟んだというか、言葉が悪いかもしれませんが、いろいろと関与をしたことがあったかもしれませんが、決していい形になっていないと思います。市町村合併というのは、例えば好きな者どうしが結婚するということなのです。やはり、好きな者どうしがよく話し合って、納得しなければだめです。外からいろいろなことを言うと、かえってうまくいかないと思うのです。

 だから、住民の意思をもとにして、自主的に市町村が合併を進めていくという、今の富山県のやり方が一番いいのではないかと思いますし、そういう市町村の自主的な活動に対して、県は支援をする、関与ではなしに、支援をするという考え方であることを、この際、はっきり申し上げておきます。私は、そういう方向でいけばいいのではないかと思います。

●記者
 先の衆議院選で、小選挙区制度になってから初めて、民主党の国会議員が比例代表区で県内から誕生したということで、これを知事は、どういうふうに見ていらっしゃいますか。今、二大政党という話も出てきていますが、これまでは自民党中心で、富山においては、少なくとも小選挙区は、自民党が占めているわけですが。

●知事
 二大政党化は進むと思っています。そうした中で、本県の第一選挙区で民主党の候補が当選されたわけです。やはり、これは県民の意思も表れているわけでありまして、心からご当選をお祝い申し上げておきたいと思っています。

 大変若くてお元気ですから、これから国政でも活躍され、特に県政については、いろいろとご尽力をいただきたいということをお願いしておきます。

●記者
 県政への影響などは、どうでしょうか。

●知事
 それはいろいろな面で、協力をしてもらわなければいけないし、指導をしてもらわなければいけないし、いろいろご尽力をお願いしたいということです。

●記者
 上海便開設に向けた今後の予定をお聞きしたいのですが。

●知事
 上海便については、これから事務的ないろいろな折衝を進めていかなければなりません。まず今後のスケジュールについて、私どもの航空対策課のほうで、いろいろ中国側と打ち合わせを進めたいと思っています。その状況を踏まえて、中国側から、例えば東方航空公司の皆さんが、調査に来るということが出てくると思っています。富山空港の状況などを含めて、いろいろ調査をされると思いますので、その調査について十分協力もし、打ち合わせも進めていかなければならないと思います。

 その結果もあると思いますが、東方航空のほうで、いろいろと準備を進めてもらう必要が出てくるかと思いますが、その準備についても、県としてできるだけ協力をし、支援をしなければならないと思っています。

 一方、県としては、前々から、チャーター便を上海に飛ばすということを申し上げていますので、これから県内の旅行業者などの皆さんと相談をして、チャーター便の運行について努力をする必要があります。冬場になって大変なんですが、旅行関係の皆さん方と十分話をして、チャーター便の適切な運営について努力をしていきたいと思っています。

 そうしたいろいろな準備があって、具体的に、いつ第一便が富山空港へ来るかというようなことなどが、だんだん決まってくるわけです。その日が早く来るように、第一便が一日も早く富山へ来ることを心から願っていますし、一生懸命に頑張るつもりでいます(笑)。ぜひ、皆さん方にも応援をお願いします。

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