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知事の県政レポート【〜平成17年度】

2016年10月24日

知事室 目次

県政レポート第6号 [平成17年4月2日]

新規採用職員辞令交付式で挨拶する知事 昨日から平成17年度が始まり、4月1日付で知事部局・各種委員会等で2,005人の人事異動を行いました。このうち、私からは幹部職員の大幅な人事異動(365人)やフレッシュな新規採用者(105人)についての辞令交付、訓示などをグループごとに行いました。「財政再建」と世界に羽ばたく「元気とやまの創造」との両立を目指すため、県職員の知恵とエネルギーを一つに結集したいとの思いを込めた新年度のスタートの日でもあり、改めて気を引き締めたところです。

 顧みますと、昨年11月9日に知事に就任して以来、あわただしく日々が過ぎ、本当にあっという間に5ヶ月近く経ったと感慨深く思います。

 去る3月24日には2月28日から開催されていた定例県議会が終了しましたが、私にとって初めての通年予算案を審議する議会で、「行政改革のあり方」や「元気とやま創造のための各分野の政策」まで多岐にわたる充実した議論をしていただいたと思います。お蔭様で、予算、条例などの知事提出議案142件について全て可決又は承認していただきました。

タウンミーティング新川会場で質問に答える知事 議会閉会後の3月26日は黒部市・宇奈月町合併協定調印式や新川地区でのタウンミーティング、27日は滑川市での行政改革・経済活性化に関する講演会、28日は富立大橋開通式や東京の総理官邸での地域再生計画の認定式、29日は黒部市・宇奈月町合併申請書提出、30日は高岡市での中小企業の皆さんとの緊急対話にそれぞれ出席させていただくなど、引き続き様々な日程が目白押しでした(この間、23日にくも膜下出血で突然倒れた大原県理事兼商工労働部次長が28日の朝に死去するといった全く予期せぬ悲しい出来事もありました。故人のこれまでの富山県へのご尽力に感謝するとともに、心からご冥福をお祈りします。)。

地域再生計画の認定書を手に小泉総理大臣と握手を交わす知事 3月28日の地域再生計画の認定式は、内閣総理大臣が、地域再生計画を申請した地方公共団体の首長に直接、認定書を交付するものです。「地域再生計画」とは、地域経済の活性化と地域雇用の創造を地域の視点から積極的に推進するために、地方公共団体が自発的に立案し、自立的に取り組む事業計画を国が全面的に支援する仕組みです。28日夕方、首相官邸で行われた認定式では、にこやかな笑顔の小泉総理から認定書をいただき、久しぶりにがっちり握手もいたしました。元気とやまの創造のために、本県経済の活性化や飛躍に向けて全力を尽くそうと決意を新たにしたところです。

 今回富山県が受けた認定は、「とやま創業ベンチャー活性化計画」に対するものです。この計画は、IT、バイオ、深層水などの成長産業をはじめ、健康・福祉・環境等の地域貢献型事業など様々な分野で創業、ベンチャーを振興することを目的に、多様な支援策を総合的に展開するものです。特に、県が、人材育成のため、若者、女性、熟年者などの創業を支援する「とやま起業未来塾」を創設するとともに、資金面については創業者、ベンチャー企業の資金調達を支援するほか、出資もできることにしています。「地域再生計画」として国の認定を受けると、さらに、この計画に合致した事業を行う創業者やベンチャー企業に対する日本政策投資銀行の低利融資や国民生活金融公庫の融資条件の緩和などが支援措置として行われます。

パロの訪問を受ける知事 さて、3月29日、珍客が知事室を訪問しました。癒し系ロボットの「パロ」です。

 パロは本県出身の柴田崇徳博士(独立行政法人・産業技術総合研究所の主任研究員)が開発したアザラシ型のロボットです。人とのふれあいの中で人の心にやすらぎや楽しみを与え、心の豊かさを創出する「メンタル・コミット・ロボット」の一つで、世界一癒し効果が高いとしてギネスブック(セラピー用ロボット部門)にも認定されています。2001年から高齢者福祉施設で導入実験が行われ、心理的、社会的、生理的効果が高く、介護者の負担の軽減にも役立つことが実証されています。

 この3月から個人向けの販売(1体35万円)が開始され、用意した200体が瞬く間に売り切れたそうです。また愛知県で開催されている愛・地球博の日本政府館でも、入館待ちでいらいらしている観客の癒し役として大いに活躍しているとのことでした。(ちなみに、欧米での発売も近いとのことです。)

 私もすっかりパロとお近付きになりました。見かけも大変愛らしいのですが、撫でたり、声をかけると甘えた鳴き声を挙げて、瞬きしたり、顔や前足、尻尾を動かしたりします。柴田博士は、北米に生息するタテゴトアザラシの赤ん坊の生態を観察してパロの動作をつくり上げたそうですが、本当にいとおしくなる可愛らしさです。「認知症のお年寄りなどについて治療効果が期待できるのでは」と伺いましたら、「そのとおり」ということでした。

 パロの製造、販売などは、柴田博士の出身地である南砺市(城端)に設立されたベンチャー企業が携わっています。世界一の癒しロボット「パロ」は、富山生まれなのです。パロは、県内企業が企画・製造した工業製品で機能性、デザイン性も優れているものに与えられる「富山プロダクツ」の認定も受けています。

 なお、パロの200体完売記念ということで、「夢が現実に!ロボット新時代」という本を県内全小中学校に配布できるようにと315冊寄贈いただきました。この本は、パロなど暮らしを豊かにする様々なロボットを紹介しています。富山の子ども達は、パロやこの本にふれて、科学技術分野に大きな夢を思い描いてくれるのではないでしょうか。

 市街地にも3月下旬まで名残りの雪が降りましたが、すっかり春めいて富山市の松川辺りや高岡市の古城公園などの桜の見頃も間近かになってきました。

 年度末に、前述のような悲しい出来事もありましたが、小泉総理による県の地域再生計画の認定や、パロの成功といった明るい話題も続き、また、タウンミーティングなどを通じて県民の皆さんから率直なご意見や激励もいただきました。今年を「財政再建元年」とするのみでなく、「元気とやま創造元年」にもしたいとの思いを強くしているところです。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム