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知事の県政レポート【〜平成17年度】

2016年10月24日

知事室 目次

県政レポート第7号 [平成17年4月28日]

ラジオ広報番組の収録を行う知事 こんにちは、石井です。

 色とりどりのチューリップが散居村に咲きそろう春本番を迎えました。平成17年度が始まって4週間、県庁でも新しい事業が順次芽吹きはじめています。

 まず4月7日、「とやま起業未来塾」を立ち上げました。富山県の産業を活性化させ、活力ある県づくりを進めるため、新たに起業し、又は新分野に進出しようという夢と情熱と志を持った県民の皆さんを育成し応援する塾です。詳しくは「知事記者会見」のページの4月7日分をご覧いただきたいのですが、塾を終了した方については創業資金の支援や経営ノウハウの提供、販路開拓や技術開発の支援なども用意しています。若者も女性も熟年者も、チャレンジ精神の旺盛な皆さんに、どんどん門を叩いていただきたいと思っています。(FMとやまの広報番組「元気とやま情報スクエア・知事の県政ざっくばらん」でも、この塾について私がお話しました。放送は、4月29日の午前10時50分からと午後5時20分からの2回となっています。)


 4月9日には、本県初の中高一貫教育、少人数制の学習により、優れた学力と豊かな人間性を併せ持つ人材の育成を目指す片山学園中学校の開校式に参加しました。希望に胸をふくらませた1学年80余名の初々しい生徒諸君を前にして、40数年前の自分の姿を想い起しながら、お祝いの言葉を述べさせていただきました。富山県や、日本の次代を担うこれらの生徒諸君一人ひとりの未来に向けての自己研鑽と切磋琢磨、健やかな成長、発展を心から念願した次第です。

雪の大谷を視察する知事 4月12日には、開業に向けて急ピッチで除雪作業が進む立山室堂に参りました。当日はあいにくの小雨模様の天気でしたが、高さ15メートルを超える大谷の雪の壁には本当に圧倒されました。立山は世界でも有数の降積雪地で、特に大谷は地形の関係から深い吹き溜まりができる場所だそうです。ここは少ない年でも10メートルを超える積雪となります。この大変な量の雪を狂いなく除雪するため、GPSを利用していると伺いました。17日にはアルペンルートが全面開通し、この雪の大谷を目指して大勢の観光客が訪れています。雪の壁は毎日20センチずつ低くなっていくとのことですが、6月下旬まで楽しめますので、未だご覧になっていない方をはじめ、皆さんも是非一度お出かけください。

韓国ロッテ観光開発の兪社長と握手を交わす知事 この雪の壁を見たいとやってくるのは国内のお客さんだけではありません。最近は台湾や韓国などアジアからの観光客が多くなっています。アジアからの観光客はこれまでは東京や京都、北海道、九州などを訪れることが多かったのですが、最近は富山を含め地方の観光地を訪れる人々が増えています。


 今、世界で最も経済発展が著しいとされているのは東アジアです。その東アジアからもっと多くの観光客においでいただくため、アルペンルート全線開通の機会を利用して韓国と台湾の大手旅行業の主脳や幹部を富山に招き、立山黒部や五箇山などの観光ツアーを体験してもらいました。18日には韓国の、19日には台湾の一行が県庁を訪問されましたが、富山県には魅力的な観光資源が沢山あり、是非多くの観光客を送り込みたいとの意欲、プランを積極的に表明していただきました。一方で、富山をアピールする情報提供がこれまでやや不足していたこと、韓国語や中国語の看板標記が少ないことなどの指摘もありましたので、県としてもできる限りの努力をしたいと考えています。


 台湾では日本の雪や温泉、紅葉に人気があるそうです。また韓国ではスキーやゴルフが大ブームとのことです。例えば、昨年、台湾など外国からの県内宿泊者数は大きく伸びて4万人を超えましたが、今年は現地を訪問しての観光誘致の成果もあって台湾からのチャーター便が88便(昨年は18便)も計画されているなど、もっと多くのお客さんが富山に来て下さる見通しが立ちつつあります。心から歓迎したいと思います。

県立大学で特別講義を行う知事 21日には、県立大学からお求めがあり、工学部1年生の学生諸君に対して「富山県をめぐる諸情勢と元気とやまの創造を目指して」というテーマで、特別講義を行いました。知事就任以来、北陸新幹線の建設促進、本来の意味での「三位一体の改革」の推進、極めて厳しい県財政の再建などに取り組んできたこと、新年度から「財政再建」と「世界に羽ばたく元気とやまづくり」の両立を目指して様々な重要課題に本格的に取り組むことについて説明しました。また若者こそが元気とやまの創造、未来づくりの主人公です。だからこそ、夢と情熱と志をもって様々なチャレンジをして欲しいこと、またそれを応援するためにも「未来とやま戦略会議」の設置、「とやま起業未来塾」の創設、優良な企業誘致の推進、観光振興、産学官の連携等々、様々な施策を積極的に進めていくことなどを話しました。社会人や大学院生ではなく、大学入学後間もない1年生の諸君にお話するのは少々勝手が違う点もありましたが、教室の内外で聴いていただいた教官や2〜4年生の方も含め、80分間、一所懸命耳を傾けた方が多かったとのことで、ありがたく思いました。


 県立大学は、元気とやまを支える有為な人材を養成するために創設された高等教育機関です。県民や産業界からの期待も大きく、地域に開かれた大学づくりを目標に大学改革に積極的に取り組んでいます。例えば外部評価の実施や地方独立行政法人化についての検討、産学交流サロンの開設や卒論のテーマ募集、公開講座や県民開放授業の実施などがあります。また、就職指導にも力を入れており、就職率は5年連続ほぼ100%、これは日本一だと胸を張れる実績です。大学改革は今後とも進めていきますが、時代のニーズに即して学科編成も大きく改めることにしています。現在、工学部は機械システム及び電子情報の2学科、大学院工学研究科は3専攻、短期大学部は2学科1専攻科という編成になっていますが、平成18年度には工学部は機械システム、知能デザイン、情報システム、生物工学の4学科、大学院工学研究科は4専攻、短期大学部は1学科1専攻科とする予定です。

 なお、私の出前講義は、できるだけ大学側のお求めに応じるとの基本スタンスに立って、今後とも県内の大学で実施することにしています。

チェコ国立劇場富山の日公演派遣団の結団式で挨拶する知事 22日の夜には、呉羽の富山市民芸術創造センターで開催された「2005年日本・EU市民交流年 チェコ国立劇場富山の日 公演派遣団」の結団式に参加させていただき、お祝いと激励の挨拶を申し述べました。芸術家のあこがれの舞台であるプラハ「スタヴォフスケー劇場」の公式プログラムとして「富山の日」が設けられ、可西舞踊研究所、谷井よう子舞踊研究所、生田流正派真琴会及び劇団文芸座の皆さんによる公演が行われることは誠に画期的なことです。皆さんには、日頃の研鑽の成果を大いに発揮して、富山県の優れた芸術文化をヨーロッパで大いにアピールしていただきますとともに、チェコの皆さんとの友好交流の輪を一層広げていただくよう心から祈念し、お願いした次第です。

行政改革推進本部後の記者会見で説明する知事 25日には、本格的に行政改革について議論していただく「富山県行政改革推進会議」を設置し、開催いたしました。経済が右肩上がりの時代はつとに終り、富山県のみでなく、日本を取り巻く社会経済環境が大きく変化する中で、県財政も巨額の構造的な財源不足に直面しています。行政改革と財政再建は一刻を争う喫緊の重要課題です。


 私は、前々回の県政レポート第5号でご説明しましたように、県職員の給与を、異例のことではありますが、人事委員会勧告に基づかずに3年間引き下げる措置を講ずること及び県職員の定数を5年間で10%を目標に削減(純減)することを決めさせていただきました。また、県政が各部局ごとの縦割り的な行政運営に陥らないようにし、現場を重視しかつスピーディに、未来を見据えた総合的な戦略をもって事業展開するため、「知事政策室」を設置するなどの機構改革も行いました。これらは、県政を取り巻く諸情勢を踏まえて、基本的に私が決断しました。給与の引下げや定数削減はつらい判断ですが、いずれもそれ自体が県民の皆さんへの行政サービスの低下などに直結するものではなく、県職員に誠意を持って十分説明し、その理解と協力が得られれば実現可能な分野だからです。


 しかし、今後、さらなる行政改革を推進するためには、県行政の守備範囲や運営方法を根本から見直し、A 行政が実施すべき事業か、民間に任せることが出来ないか、B 地方独立行政法人化を進めるべきではないか、C 引き続き行政が実施すべき事業であっても、住民に身近な市町村で実施すべきではないか、D さらには、県行政が担うべき性格の事業であるとしても、指定管理者制度の導入を含め民間の知恵、活力を積極的に活かすべきではないか等々、基本的でかつ幅広く掘り下げた論議が必要です。


 その結果、当該事業に関心のある県民の皆さんにご理解いただき我慢していただく事項も出てくることが考えられます。私も含め県庁の内部だけの議論では独り善がりになるおそれもありますし、幅広い県民の皆さんの幸せの充実という観点からの総合的な判断が必要です。そのため、県民各層を代表する方々、行政改革などに識見を有する方々などに幅広くご参加いただいた「富山県行政改革推進会議」(井村健輔会長)を設置し、その内容等も県民の皆さんに公開しつつ、現場や県民の目線を踏まえた叡智を集め、審議、検討を進めることにしたものです。もとより、条例改正や予算措置を伴うものは県議会の審議、議決をお願いすることになりますし、県民の皆さんのご意見はタウンミーティングなどの場で幅広く伺いたいと考えております。


 「世界に羽ばたく元気とやまの創造」のためにも、ひたすら歳出を削減するといった単なる「縮み志向」の財源不足対策ではなく、行政実務面で創意工夫を行うことはもとより、「選択と集中」により県民の皆さんの知恵とエネルギーを活かす、また、必要な場合には国の制度の改革を求めるといった本来の行政改革を実現したいと念願しております。県民の皆さんから財政再建や元気とやまづくりのため積極的なご意見、ご提案をいただけますことを期待しております。

推進本部の看板取り付けを行う知事 28日には、「富山県安全なまちづくり推進本部」を立ち上げました。近年、全国的に学校や公園など私たちの身近な場所での犯罪が増加し、治安の悪化に対する不安が広がっており、次代を担う子どもたちを取り巻く環境や県民の日常生活、社会経済活動に重大な影響を及ぼしかねない状況となっています。


 このような身近な犯罪をなくすためには、警察活動に頼るだけでなく、私たち一人ひとりが防犯意識を高め、犯罪に遭わないように行動する必要があります。また、県、市町村、県民、事業者が一体となって安全なまちづくりに取り組むことが必要だと考え、2月県議会に「富山県安全なまちづくり条例」を提案させていただきました。議会でも十分なご審議をいただき、会期末に可決、4月1日(一定のものは10月1日)に施行といたしました。


 このほど立ち上げた推進本部は、県民総ぐるみで安全なまちづくりにとりくむための中心的な組織です。今後、推進本部を中核に、犯罪の起こりにくい環境づくりや、自主防犯団体と自主防災組織との連携などを進めることにしています。

 明日から大型連休です。幸い、晴れの多い天気予報となっています。皆さんには、休日を大いに楽しんでいただきますよう祈念しております。

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