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知事の県政レポート【〜平成17年度】

2016年10月24日

知事室 目次

県政レポート第13号 [平成17年8月31日]

(その1)

 こんにちは、富山県知事の石井隆一です。

 厳しい残暑が続いていますが、朝晩はめっきり涼しくなりました。今日で夏休みも終わり、宿題の仕上げに忙しい児童、生徒の皆さんも多いのではないでしょうか。
 宿題といえば、この時期、全国の小中学生から県庁にいろいろな問い合わせが来ます。県のマークは?シンボルは?特産物は?などなど。夏休みの自由研究なのだそうで、2,3年前までは手紙での問い合わせだったのに、今はほとんどが電子メール。昆虫採集や図書館での調べ物に苦労していた私の少年時代と比べると、隔世の感があります。でも、こういう機会に富山県について全国の子ども達が興味や関心を持ってくれることは、大変ありがたいことです。子ども達の目に、豊かで美しい自然、特色ある歴史文化、勤勉で進取の気性に富む県民性を有する富山県の良さがしっかり写っているとうれしいのですが。

タウンミーティングで参加者からの質問を受ける知事 さて、8月も慌しく過ぎました。
 8月6日には、富山市でタウンミーティングを行いました。それに先立ち、旧大沢野町地区にあるセーナー苑を訪問しました。ここは知的障害者等の人達の生活や社会的自立を支援する施設です。昭和41年、知的障害者を持つ親たちが、子ども達の末永い幸せを願って開設した入所型更生施設が母体で、現在は、4種別6施設となり、378名の方が入所して共同生活を送っています。
 私は、食堂や居室などの生活の場、洗濯や機織り、パン加工などの授産施設を見せていただきました。ちょうど、機織り作業室ではヨモギやハコベなどの野草で染めた糸を手織り機で織って、それを袋物や敷物に加工していました。大変細かな手仕事で、根気の要る作業です。私はゼンマイの綿を交ぜ織りした布が気に入りましたので、家族へのおみやげにポーチを買い求めました。ここの織物は「舟峅織」(ふなくらおり)という名前で、県内の特産品売り場や福祉の店で販売されているそうです。
 タウンミーティングの会場は、大沢野生涯学習センターホールで、主たるテーマは行財政改革、地域の安全対策、情報や交通基盤整備などです。約270名の方々にお集まりいただき、11名からご発言を頂戴するなど、2時間にわたり対話を行いました。詳しくは、関連リンク「知事のタウンミーティング―富山会場(平成17年8月6日)をご覧ください。

 翌7日は小矢部市を訪問し、プロ野球で活躍した400勝投手の金田正一氏をはじめ往年の名選手が構成するドリーム・チームと地元選抜精鋭チームが戦う「ドリーム・ベースボール」の始球式に臨みました。実は、当日、道すがら秘書を相手に5,6球投球練習を行い、ストライクも入ったのですが、本番では肩に力が入りすぎて、ワンバウンドとなってしまいました。試合を観戦できたのは、日程の都合で1回の表裏だけでしたが、後でお聴きしたところ、雨のため3回で中止になったそうです。スコアは1対1で、地元チームもなかなか頑張りましたね。

 球場のあと、JOMON(縄文)パークをお訪ねし、桜町遺跡の保存活用に取り組んでいるボランティア「桜町石斧(せきふ)の会」の皆さんから、遺跡や出土品などについてご説明をいただきました。石斧の会では、地域の子ども達と一緒に縄文時代の住まいや衣服、食事などを実際に復元、体験したり、石器を使って丸木舟を彫って川下りしたりしているそうで、ふるさとの歴史を誇りにされ、大切に次代に継承していこうとされていることを大変うれしく思いました。また、このパークの一角で地元の有志が栽培されているひょうたん畑も拝見しました。

世界野生生物映像祭の閉会式で挨拶する知事 この日夕方は富山市に戻り、「世界野生生物映像祭2005」の閉会式に出席しました。この映像祭は野生生物の生態をとらえた映像の国際的なコンクールで、NPO法人地球映像ネットワークの主催ですが、富山県が相当の財政支援を行っていることもあって、2年に一度富山県で開催されています。今年で7回目になりますが、今回は世界30カ国から331作品の応募があり、事前審査で選ばれた40作品が上映されました。国際審査員による最終選考を経て大賞に選ばれたのは、「象と皇帝蛾とモパニの木」という作品で、アフリカの乾燥した大地に生えるモパニと呼ばれる木を中軸にした人間も含む食物連鎖の物語です。  
 私も20本近い各賞受賞作のダイジェスト版を拝見しましたが、自然の中の野生生物のとらえ方がまことに美しいのみでなく、自然の中で生を営み、やがて朽ちていく人間と自然の共生をテーマとし、深く掘り下げた作品が多いように思いました。
 審査員長の羽仁進監督をはじめ国際審査員、作品の制作者、ボランティア、一般参加者などの方々、合わせて200人近い皆さんに地元知事から挨拶、スピーチをしてほしいということでした。そこで私から富山県は、ツキノワグマの出没をきっかけに、人の安全対策にとどまらず、クマなど野生生物と人との共生を目指して水と緑の森づくりに取り組みつつある旨をお話しました。短いスピーチでしたが、多くの参加者に熱心に聴いていただき、うれしく思いました。この映画祭については、県民の皆さんの多くに必ずしも十分に知られていないように感じますが、折角、優れた作品が世界各国から集まるのですから、2年後には、これまで以上に、多くの人々の参加を得て、より開かれた形で開催できればと思った次第です。

 8日、郵政民営化法案が参議院で否決され、これを受けて小泉首相が衆議院を解散しました。国政には郵政民営化にとどまらず、年金や医療制度の改革、少子化対策、行財政改革、地方分権・地方財政対策、外交問題など、重要課題が山積しています。9月11日に投票が行われますが、我が国の将来を決める大切な選挙です。責任ある選択をせねばなりません。

魚津のたてもん祭りの様子 さて、その夜は、魚津の「たてもん祭り」を拝見しました。海の安全と大漁を祈願して漁師町の人々がたてもん(たくさんの提灯を飾りつけた舟形のそり)を曳きまわすもので、国の重要無形民俗文化財に指定されています。特に諏訪神社境内での回しは、この行事のクライマックスです。私も大勢の観客の皆さんと一緒に、ちょっとハラハラしながら、若者たちの渾身の技を見守りました。
 そこで、沢崎市長をはじめ魚津の皆さんとともに、ロシア生まれのピアニストのイリーナ・メジューエワさんにお会いできたのはうれしいことでした。

 10日は、この10月末にも就航が見込まれる富山―上海便を民間の側から支援しようという「上海便を育て発展させる会」の設立発起人会が開かれ、私も出席いたしました。私からは、(1)先週末までに中国民用航空総局が上海航空に対し、富山便開設に必要なポイント数を許可したとの連絡があったこと及び(2)就航に向けた手続きが9月下旬又は10月上旬には完了する見込みとなったことを説明し、従って富山・上海間の週3便の定期航空路の開設がほぼ確実となったことを報告しました。また、県民や企業の皆さんが富山から上海に行くのみでなく、上海からの観光客を積極的に誘致することが必要で、そのための方策などについても説明いたしました。
 民間の皆さんからは、富山空港をヴィジット・ジャパン・キャンペーン(国が進めている外国人観光客誘致事業)の拠点にしてほしいこと、岐阜県飛騨市や高山市などとの広域連携で上海便の発展を図ってほしいこと、会のメンバーもできる限り増やすことなどの提案がありました。
 この日午後4時から、ご要請をいただきましたので、富山経済同友会の皆さんに「元気とやまの創造」というタイトルで講演をさせていただきました。

  11日には午前中、社会教育13団体の皆さんと意見交換を行ったほか、午後には射水広域圏の市町村議員の方々に対して、県政の課題と今後の方向についての講演をさせていただきました。

慶応義塾大学端艇部、早稲田大学漕艇部の代表、地元経済人の皆さんと懇談する知事 12日のお昼には瀬島龍三先生をお迎えしての「ANA懇談会」がありました。
 その日午後には、富山市岩稲の県漕艇場で合同合宿訓練をしている慶応義塾大学端艇部と早稲田大学漕艇部の代表が地元経済人とともに、知事室を訪問されました。慶大の十河(そごう)監督が元インテック漕艇部コーチ、早大の坂本コーチが八尾高校出身ということもあって、県漕艇場を利用していただいたようですが、「環境がいい」「使いやすい」との評価をいただきました。慶大も早大も実力の高いチームです。来年も是非利用していただき、各地のレースで好成績をあげていただきたいものです。

越中五箇山こきりこ唄保存会の皆さんと談笑する知事 13日は世界文化遺産に指定されている五箇山合掌集落をお訪ねしました。相倉や菅沼では合掌造りの伝統様式をしっかり守りながら暮らしが営まれていること、また、緑濃い山々や手入れの行き届いた田畑、それらに調和した集落景観がしっかり継承されていることも、印象深く思いました。越中五箇山こきりこ唄保存会の皆さんには、羽馬家(県文化財指定)のなかでこきりこ(ささら踊り)を舞っていただきました。五箇山合掌集落は、私たちの大切な宝です。今後とも地元の皆さんの熱意ある取り組みに対し、県としても応援していきたいと考えています。

県戦没者追悼式の様子 15日は終戦記念日、今年は太平洋戦争が終わって60年の節目の年にあたります。県民会館ホールで第43回「県戦没者追悼式」(県の追悼式は昭和38年から)が開かれ、戦没者を悼み多くの遺族の方々が参列されました。私は、戦争の悲惨さを次世代に語り継ぐとともに、国際交流や国際協力を一層進め、世界の恒久平和に大きく貢献するとの誓いの言葉を述べさせていただきました。県内の戦没者は、軍人軍属24,974人、国外で戦争に巻き込まれた民間人3,043人、富山大空襲の犠牲者2,738人の多きに達しております。

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