富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事の県政レポート【〜平成17年度】 > 県政レポート第14号[平成17年9月12日]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事の県政レポート【〜平成17年度】

2016年10月24日

知事室 目次

県政レポート第14号[平成17年9月12日]

 9月に入って、風がさわやかに感じられるようになりました。越中八尾風の盆に始まり、城端むぎや祭、五箇山麦屋まつり・こきりこ祭り、福岡つくりもん祭りなど、9月は県内各地で、情緒豊かな伝統の祭りが繰り広げられます。富山生まれの米「てんたかく」の刈入れも始まりました。秋は収穫の季節、何となくうれしいですね。

第1回総合計画審議会の様子 さて、9月1日は様々なことがありました。
 まず、これからの県政運営の基本指針となる新たな総合計画を検討する「富山県総合計画審議会」の第1回目の会合を開きました。県内各界各層の代表者や県内外の学識経験者、そして公募委員も含め48人の方々に参加いただきました。地方分権が進展する一方、国・地方ともに極めて厳しい財政状況に直面し、地方自治の枠組みや地方財政のあり方が大きく変化しています。国と地方との関係はもとより、行政と民間との役割分担や連携協力のあり方も相当に変化しつつあります。社会経済情勢や国際情勢の変化が激しく、将来を見通すことは大変難しい時代ですが、20年先の富山県の姿や取り巻く環境を展望しながら、今後10年間の富山県が目指すべき大きな目標、方向性や、タテ割を排した総合的・体系的な施策のあり方などについて議論していただくことにしています。
 来年2月までには計画大綱を策定し、県議会はもとより、タウンミーティングやパブリックコメントなどにより県民の皆さんのご意見も十分お聴きし、18年度秋乃至19年新春までには計画策定すべく、審議、検討を進める予定です。

行政改革推進会議の井村会長から緊急提言書を受け取る知事 午後には「行政改革推進会議」が開かれ、「緊急提言」がまとめられました。
 会議終了後直ちに、井村会長と大森会長代行が知事室に私を訪ね、提言書の提出をいただきました。緊急提言は、県の公の施設のうち学校などを除く102施設と、外郭団体のうち県が25%以上出資しているなどの一定の要件に該当する37団体について検討した結果をとりまとめたものです。
 提言では、県営施設については、らいちょうバレースキー場、山野運動広場、青年の山研修館、出資法人については、財団法人とやま国際センターTIC日本語学校の廃止を求め、37の公の施設と17の外郭団体については、課題があり引き続き検討するとしています。また、8月31日に報告のあった「県立社会福祉施設のあり方懇談会」の報告を尊重し、対応すべきとしています。私からは、「提言を真摯に受け止め、最大限尊重したい」とお応えしました。

古田岐阜県知事と懇談する知事 夕方、岐阜県の古田知事が来庁されました。岐阜県とは、かねてより飛越協議会を設けて、交通基盤整備や観光事業などの広域連携を進めています。古田知事とは約2時間懇談し、(1)愛知万博終了後の観光客誘致に向けてお互いに協力すること、(2)JR高山線の早期復旧や東海北陸自動車道整備促進については協力して働きかけを行うこと、(3)富山―上海便の活用を岐阜県、特に飛騨地方の方々にお願いしたいこと、(4)ツキノワグマの保護管理や森林整備にはお互いの連携協力が重要なことなどを確認し合いました。

 夜、風の盆の八尾でおわらを古田知事と一緒に拝見しました。八尾小学校に特設されたおわら演舞場で福島支部の皆さんのおわらを鑑賞したり、諏訪町、東町、西町などで町流しの三味線、胡弓、太鼓の音色、唄と踊りの幻想的で哀調を帯びた光景に見とれ、あらためて「おわら風の盆」のすばらしさに感動いたしました。

 2日は、県の「行財政改革推進本部会議」を開催し、前日の行政改革推進会議からの緊急提言等について協議しました。その結果、8月9日に開催された行政改革推進会議委員・専門委員合同会議において、緊急提言案がすでに示されて議論、検討がなされていたこともあり、「廃止すべきと提案のあった公の施設3施設、外郭団体の1事業について、提言の実現に向け取り組むこと」「県立社会福祉施設については、『県立社会福祉施設あり方懇談会』の報告の趣旨を尊重し、適切に対応すること」を決定しました。

日本学生トライアスロン選手権新湊大会兼富山新港・海王丸トライアスロン大会で選手たちが水泳する様子 3日土曜日の夕方、新湊市で開かれた「日本学生トライアスロン選手権新湊大会兼富山新港・海王丸トライアスロン大会」の開会式に出席しました。学生選手権はトライアスロンの国内最高レベルの大会で、予選を勝ち抜いてきた男女214人が参加登録、水泳1.5キロ、自転車40キロ、長距離走10キロで競い、来年スイスで開かれる世界大会出場権を争います。新港・海王丸大会は、県内外の市民アスリート68人が参加するミニ・トライアスロンです。
 私は参加される学生選手の皆さんに、「世界にはばたくチャンスであり、存分に力を発揮し、また選手相互の交流を深め、記憶に残る大会にしてほしい」と激励しました。

 翌日4日、日曜日の学生選手権大会には男子154人、女子57人が出場し、男子は平松幸紘選手(立命館大)、女子は長谷川麻弥選手(東北大)が優勝しました。世界大学選手権に参加する皆さんには、新湊大会での実績を励みに全力で頑張ってもらいたいと思います。

 5日午前、「県安全なまちづくり推進本部」を開き、3月の県議会で可決・成立し、4月に施行された「安全なまちづくり条例」に基づき、住宅や道路、公園、学校、観光施設など身近な施設の構造、管理に関する「防犯上の指針」を取りまとめました。例えば、一般住宅の場合は、玄関や窓などの構造や施錠のあり方、不審者の侵入を防ぐ手立てなどを具体的に示しています。
 この指針は施設の整備や管理上の防犯の観点からの留意事項をまとめたもので、県民の皆さんに義務を課すものではありませんが、今後、自宅を新築又は改修される場合やPTAや町内会で防犯活動を実施される場合には十分に活用していただきたいと思います。指針の公表は10月1日ですが、関連リンク「安全なまちづくりのページ」に案が掲載されていますのでご覧ください。

科学技術交流会で講演する田中耕一さん この日午後、ノーベル化学賞受賞者で名誉県民の田中耕一さんをお迎えして、「とやまの未来を拓く科学技術交流会」を開きました。交流会は、企業や大学などの研究者の交流によって新しい研究開発の芽を育てるものです。田中さんは、現在取り組んでいる研究開発(タンパク質の解析法)の現状と課題、展望について講演され、聴講者から相次いだ専門的な質問にも丁寧に答えていただきました。他に、富山医科薬科大学の水口峰之助教授とインテック・ウエブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス富山研究所の柴垣ゆかり主任の講演がありました。
 田中さんは相変わらずご多忙のようで日帰りのハードスケジュールでしたが、この5月に「とやま科学技術大使」を引き受けていただいたこともあり、今後ともご自分の専門の分野で富山県内の研究者、技術者の皆さんと交流し、支援を続けることをお約束いただきました。田中さんとの交流をきっかけに、富山で画期的な発明や発見があることを期待しています。

上海便を育て発展させる会の設立総会の様子 午後3時からは、「上海便を育て発展させる会」の設立総会が開かれました。県内の経済団体等が設置した、上海便についてのいわば民間側の応援団ですが、私からは、席上、「上海航空が国土交通省に認可申請を行い、10月23日就航の見通しとなった」ことを報告させていただきました。また、事業計画には機材は150人乗りボーイング737−800で、火、木、日の週3便運行となっていること、7日から上海航空の調査団が空港施設や県内観光地の調査に訪れることも説明しました。総会では、上海からの観光客の誘致支援、訪問団派遣などの就航記念事業の実施、搭乗率向上策などが協議されました。上海便は、当初冬ダイヤ開始日の10月30日の就航を予定していたですが、1週間前倒しすることとなり、喜びもひとしおです。

 6日午前は、早朝から「婦翔会メイプルメイツ‘95・ベトナム・フォーティエン村小学校訪問団」(石黒志保子団長)が知事室を訪問され、フォーティエン村の小学校に教育用備品などを寄付されたとのご報告をいただきました。「メイプルメイツ‘95」(1995年の県女性の翼事業でアメリカ・カナダを訪問した団の愛称)の坂井尚子団長もご一緒され、9人のメンバーの方々とお話できましたが、皆さんの教育面での国際貢献の地道な取組みに感銘を受けました。

 その後、「県日中友好団体連合会総会」に出席しました。富山県は日中友好の礎を築いた松村謙三先生のふるさとであり、また県と遼寧省の21年に及ぶ交流は、国際交流のモデルといえるほど内容豊かなものとなっています。私も6月末から7月初めの訪中では、行く先々で富山県と中国との長い交流の積み重ねを実感しました。役員改選があり、中沖豊会長から私が会長職を引き継がせていただくことになりました。上海便の就航も目前となり、各方面で、今後、一層の交流を進めることが大切だと感じています。

 午後は1時30分から、第2回目の「文化審議会」(吉田忠裕会長)に出席しました。日程上、途中退席せざるを得ないため、冒頭、私から、先般の文化に関する県民アンケート結果も踏まえつつ、富山県の文化振興について日頃感じている課題や今後の方向について、ご審議の際に参考にしていただければと思い、お話いたしました。文化審議会の皆さんには、県の文化政策の柱となる新しい文化振興計画の策定についてのご審議をお願いしています。

上海航空調査団団長の周副総裁と握手を交わす知事 7日、周副総裁を団長にした上海航空・富山空港施設調査団が来県されました。副総裁は、私が7月1日に上海航空を訪問した際に、範総裁が外国訪問中のため、周赤董事長(会長)とともに協議・交渉の相手方になられた方です。副総裁は、(1)中国の民用航空総局との間の就航に必要な手続きはすべて完了した、(2)国土交通省にも許可申請を出しており、7月に交わした覚書通りに順調に進んでいる、(3)今後とも双方が協力して進めたい、と述べられました。私からは、国土交通省の審査がスムーズに進むよう県からも後押しし、間違いなく10月23日に1番機が到着するようにしたいと話しました。調査団には、11日まで空港施設の確認をしていただいたほか、立山黒部アルペンルート、高岡瑞龍寺、五箇山などを視察してもらいました。

 7日午後遅くなりましたが、滑川市にある(株)スギノマシンの新川工場を訪問し、杉野芳宏会長、杉野太加良社長をはじめ皆さんから、国際的にも高く評価されているウオーター・ジェットの技術などの説明をいただき、大変勉強になりました。

自然と人間との共生シンポジウムでC.W.ニコルさんが熱く語る様子 11日は、ツキノワグマとの共生や森づくりを考える「自然と人間との共生シンポジウム」を開催しました。昨年のツキノワグマの異常出没をきっかけに、野生動物との棲み分けや森林の整備・再生について県民の皆さんの関心が高まっています。
 最初に長野県の荒廃した森の再生に長年取り組んでいるC.W.ニコルさんが基調講演され、「高度な産業社会でありながら、クマなど大型の野生生物が生きる自然を残している日本はすばらしい。皆さんが努力すれば、地球上で最も美しく健康な森を作ることができる」と熱を込めて語られました。パネルディスカッションでは、「県ツキノワグマ等保護管理検討委員会」委員長の三浦新潟大学教授や「とやま水と緑の森づくり検討委員会」委員長の長井元富山大学教授などをパネリストに迎え、クマとの共生のあり方や「とやまの森」をみんなで保全、再生する方策について議論していただきました。
 当日は総選挙の投票日で、朝から大雨が降るなど出足を心配していましたが、約450名の皆さんにお集まりいただき、この「自然と人間との共生」などの問題に関する県民の皆さんの意識の高まりを実感しました。

県選挙管理委員会開票集計の様子 さて、総選挙ですが、県内の小選挙区投票率は71.16%と前回衆議院選挙を11ポイントも上回り、有権者の関心の高さを示しました。結果については皆さんご承知の通りですが、各政党、各候補者の主張に対し、国民の厳粛な審判が示されたものと思います。
 まずは県民の大きな期待を担って当選された議員各位に、心からお祝いを申し上げます。その上で、我が国を取り巻く内外の諸情勢はきわめて厳しく、重要課題が山積している中、議員の皆様には各課題への果敢な対応と国民の幸せの充実に向けて一層ご活躍されますよう、心から期待しております。また、本県は、「元気とやまの創造」に向けて、北陸新幹線などの社会資本整備、産業の活性化、子育て支援、医療・福祉の充実、環境保全など様々な重要課題に直面しており、格段のご尽力をお願いするものです。

 12日には、地震等による大規模災害発生時における廃棄物処理等に関する協定を(社)富山県産業廃棄物協会(橘正則会長)、(社)富山県構造物解体協会(同左)及び富山県環境保全協同組合(中篠忠雄理事長、当日は上田勝朗副理事長が代理)と各々締結しました。3分野の団体と協定を締結するのは本県が全国初めてとのことです。

 明日13日から9月定例県議会が始まります。災害復旧やアスベスト対策などの緊急対策、上海便就航への対応、とやまの森づくり、子育て支援、身近な道路整備等の県単独事業の推進など総額84億68百万円の補正予算案などを提案することにしています。
 また、日本スポーツマスターズ2005富山大会が22日から始まります。県内からも大勢の選手が出場されます。県民の皆さんのご参加、応援をお願いします。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム