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知事の県政レポート【〜平成17年度】

2016年10月24日

知事室 目次

県政レポート第18号 [平成17年12月20日]

(その1)

 こんにちは、富山県知事の石井隆一です。

 今年の富山の初雪は、12月3日でした。長期予報では暖冬傾向ということでしたが、この2、3日の降雪をみると、どうも様子が随分違うようですね。県庁前公園もすっかり白くなって、いよいよ冬本番の到来です。
 最近、幼い子どもを狙った凶悪な事件が頻発しています。県内でも女子中学生誘拐事件が発生し、子どもたちや保護者の皆さんに不安が広がっています。 
 この4月から「富山県安全なまちづくり条例」を施行し、各市町村ごとに1ヵ所ずつ「安全なまちづくり推進センター」を設け、さらに小学校(又は中学校)単位に1ヵ所「地区推進センター」を設けて、学校安全パトロールや地区内防犯パトロール、地区安全マップの作成など防犯に関する情報の収集・提供を行ってきています。(県政レポート第16号参照)しかし、まだ、未整備の地域もありますし、こうした防犯活動をやっていても安全面で万全とはいえないのが現実です。
 県教育委員会と警察本部では、緊急に対応策を検討し、子ども達の安全を確保することにしました。県民の皆さんも、地域の子ども達の安全確保に目配りをお願いします。県警本部のホームページに「『不審な声かけ事案』に注意!」のタイトルで情報が掲載されていますので、是非、ご覧ください。

県議会政策討論委員会で発言する知事 11月15日午前は、「県議会政策討論委員会」に臨みました。これは県議会議員間で重要政策課題について議論を戦わせるもので、今回のテーマは「少子化対策」。少子化は将来の富山県の活力を維持する上での重要な問題との認識から、子育て支援施策の財源としての新税導入の是非、親の経済的負担の軽減措置方策、職場での取組みの促進、教育費の支援のあり方などを巡って様々な意見や討論がありました。最後に、私から議員相互のご熱心な議論に敬意を表しますとともに、「仕事と子育ての両立支援が必要。そのため、育児休業制度を実効性ある形で定着させること」、「子育てに取り組む若い世代のニーズに応じた多様な保育サービスの提供が重要であること」、「結婚、出産、育児等は個人の価値観に関わることだが、男女が共同して家庭を築き、子育てを行うことの大切さ等について、家庭・学校・地域における様々な体験等を通じて理解が深まるよう、行政としても努力していきたいこと」及び「経済的負担の軽減については、所得再配分政策に関わるので、国の取組みが基本であり、児童手当制度の拡充や所得税算定の際の税額控除制度の導入等を行ってもらう方向で政府に積極的に働きかけたいこと」などを申し上げたところです。

とやま企業立地セミナーで富山の優れた立地環境をPRする知事 午後には上京し、首都圏の企業約100社、約140名の方々にお集まりいただき、「とやま企業立地セミナー」を開催しました。私から、「勤勉で積極進取の気性に富む県民性」、「三大都市圏や環日本海諸国への交通アクセスのよさ」、「災害や犯罪の少なさ」、「多様で高い水準の産業集積」、「学術研究機関の充実」、「教育水準が高く支え合いの心のある地域社会」、「豊かで美しい自然、多彩な文化」など、富山の優れた立地環境をPRいたしました。 
 私が企業誘致説明会に出向くのは、8月の大阪、10月の京都に続いて3回目ですが、それぞれに参加された方々には大変熱心に聴いていただき、富山に関する理解や関心が高まり、手応えがあったと感じています。

 16日早朝、東京で日本海沿岸地帯振興促進議員連盟世話人会が開催され、私も出席いたしました。

ふれあい対話で出席の皆さんと意見交換する知事 17日夕方、富山市(旧大沢野町)万願寺の「ピースフルハウス はぐれ雲」で、ふれあい対話を行いました。代表の川又直さんは妻の佳子さんとともに、17年前、ニートの若者の共同生活と自立を支援する施設「はぐれ雲」を立ち上げ、これまでに約270人の若者を社会に送り出してこられました。現在も、県内外の22名の若者が地域の人々の協力や支援を得て、農作業やアルバイトをしながら共同生活をしています。訪問したとき、丁度、当番が夕食の準備中で、これも規則正しい生活習慣を身に付けるための日課の一つであるとのことでした。また支援者や職員の皆さんにも同席していただき、こうした先進的で素晴らしい取組みを始められた経過や基本の考え方などをお伺いし、あわせて運営上の課題や行政への意見、要望などをお聴きしました。その際、県のニート対策が各部課ごとに縦割りでわかりにくいので、一本化して欲しいとの要望をいただきました。
 県内には約4千人のニートがいると言われています。県としても積極的な取組みを行うとともに、窓口の一本化が必要だと考え、早速、部局を横断した県庁内の連絡会議を設置し、支援策などの検討を開始しました。

とやま起業未来塾で塾生が中間発表をしている様子 19日(土曜日)は、「とやま起業未来塾中間発表会・交流会」が行われました。塾生のうち10人が、これまでの学習を踏まえて練り上げてきたビジネスプランを発表し、中尾哲雄塾長や八島健三・田中一郎両顧問、私などが審査や助言をしました。来年3月が最終ゴールですが、実際に起業・創業することは容易なことではありません。チャレンジ精神を失わず、情熱をもって、努力を続けて欲しいと思っています。

学平上海市人民代表大会常務委員会主任と懇談する知事 さて、20日から24日まで、「富山−上海線就航記念富山県友好訪問団」の団長として、中国の上海市と北京市を訪れました。今回の訪中では、上海便開設でお世話になった中国の関係者等にお礼を申し上げるとともに、上海市との具体的な交流の進め方について話し合ってきました。予想以上に温かく迎えていただき、実りの多い訪問になったと考えています。
訪問団の活動状況及び成果は、以下を参照ください。

 24日から2日間にわたり日本海と黄海の海洋保全計画の活動計画を定める「NOWPAP第10回政府間会合」が東京以外では初めて富山市で開催されました。私は夕方のレセプションで挨拶し、富山県としてもNOWPAP(北西太平洋行動計画)の活動支援を行うことなどをお話しました。会合には、日本、ロシア、中国、韓国から政府の実務担当者が集まり、海岸の漂着ごみの削減を進めるためのガイドラインの作成を行うことが決定されました。日本と中国、韓国との政府間の関係に難しい課題があるようにみえる昨今、この政府間会合が日本海等の環境保全に関係国が真剣に取組む契機になればうれしいことです。

 25日午前中、北陸経済連合会主催の北陸、特に富山の物流を考える講演会に出席し、講師の寺島実郎氏や北経連の新木会長などと懇談しました。

五箇山合掌造りのラベルを貼った缶ビールを手に、溝口南砺市長らと記念撮影する知事 午後には、五箇山合掌造りのラベルを貼った缶ビールをPRする「世界遺産ラベル実行委員会」(委員長は、溝口南砺市長)が知事室を訪問されました。五箇山の合掌集落が世界遺産に登録されて今年で10年、それを記念してキリンビールが合掌集落の幻想的な雪景色のラベル缶を製造しました。県内の酒販店や駅、空港の売店などで販売されています。富山県の素晴らしさをPRする絶好のアイテムだと感じましたので、さっそく29日の名古屋で開催する先端産業懇談会で活用することにしました。
 同日夜は、バイエルン放送交響楽団の演奏をオーバードホールで聴きました。五嶋みどりさんとの競演によるヴァイオリン協奏曲二短調(シベリウス)は特に印象深く感じました。

 26日(土曜日)の夕方、宮腰衆議院議員の農林水産副大臣へのご就任の祝賀パーティが魚津市であり、会場の大きな熱気の中で、私からも祝辞を述べさせていただきました。

 28日午前、日本航空の新町社長が県庁に私を訪問され、経営上の理由により富山―東京便から撤退したいとの申入れをされました。3年余前に日本航空の方から乗り入れについて積極的な申入れがあり、県のほうでも受け入れ体制を整備した結果、全日空とのダブルトラックとなり県民の利便性も向上したという経緯もあり、今回の突然の申入れは、まことに遺憾といわざるを得ません。今後、路線維持と県民の皆さんの空の脚の利便性の確保のため、日本航空はもとより国土交通省等にも働きかけていくことにしています。

 午後、県内商工4団体(商工会議所連合会、商工会連合会、中小企業団体中央会、商店街振興組合連合会)の代表が知事室を訪問され、中心市街地の活性化対策の充実や広域的な視野で大型店の立地を判断できる仕組みづくりなどを要望されました。私は、先月11日の全国知事会議で概ね同様の考えを関係大臣に提案しているところです。今後とも「県広域まちづくり商業振興懇談会」で議論を重ね、また、国にも引き続き働きかけを行うこととし、商工団体の方々をはじめ幅広い県民の皆さんのニーズや期待に応えていきたいと考えています。

 またこの日午後、県が発注した建設工事について、高い品質や優れた技術力を発揮した受注業者の方々を表彰しました。

 29日は、名古屋市で「先端産業懇談会」を開催し、愛知県内の自動車など輸送機械や飲料などの分野の代表者10名にお集まりいただき、富山県の優れた立地環境を説明し、進出を呼びかけました。東海地区は現在、自動車産業を中心に国内で最も経済発展を続けている地区です。平成19年度中には東海北陸自動車道が全線開通し、富山−名古屋が3時間で直結されるなど、一層、本県と東海地区との結びつきが強くなると予想されます。また、富山県の港湾は、東海地区と環日本海諸国へのゲートウエイとしての役割が高まると期待されます。
 富山県や県内企業と関係の深い企業人や取引関係のある企業も多いことから、出席者の方々からは具体的な意見や提言もいただきました。

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