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知事記者会見[平成18年度]

2016年12月2日

知事室 目次

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知事記者発表要旨[平成18年4月19日]

◆日時 平成18年4月19日(水) 午後3時〜3時20分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1.富山県立大学と富山経済同友会及び株式会社廣貫堂との連携した製品開発について
 (1)あいさつ(石井富山県知事)
 (2)経緯(中尾富山経済同友会代表幹事)
 (3)大学支援(中島富山県立大学学長)
 (4)製品説明(塩井廣貫堂代表取締役)
※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2.質疑応答

【あいさつ(石井富山県知事)】

記者会見で挨拶する知事 それでは、最初に私のほうからご説明申し上げます。皆さんご承知のように、富山県立大学は今から16年前の平成2年に県民の皆さんの強い期待のもとにできたわけですが、創立当初から、もちろん大学ですから知の拠点ですけれども、地域に貢献する大学というのを標榜してきたわけであります。以来、いろいろなことをやりましたが、2年前に地域連携センターというものを作りまして、従来以上に産学官で地域に貢献しようと。ここにいらっしゃる経済同友会の中尾代表幹事のご尽力もありまして、今ではこの研究協力会の会員企業214社、それから個人で30人入っていらっしゃいますので合わせて244。私は全国的にも恐らくこれは本当にトップだと言っていいのではないかと思うのですが、そういう大変地域の企業と大学が密接に協力しあうという関係ができております。

 そういうことの一つの成果だと思うのですが、今回詳しくはこの後、お話がありますけれども、「からだよろコンブゼリーだよ。」という、大変いいネーミングの新商品が開発されたということで、私も大変喜んでおります。特に昆布ロードの拠点であります北海道の昆布、富山の深層水、それから沖縄のモズク、この三つをうまく組み合わせて、それに県立大学がいろいろ知恵も出してお手伝いさせていただいたということであります。後ほど、中尾代表幹事、それから中島学長、廣貫堂の塩井社長からお話があると思いますが、大変ありがたいことだと思います。

 これからも県立大学と県内の産業界、それから私どもの工業技術センター、デザインセンターとかいろいろなものがありますが、産学官連携して共に富山県を盛り上げていきたいという気持ちでおります。以上、私が前口上を述べさせていただきました。よろしくお願いします。

【経緯(中尾富山経済同友会代表幹事)】

記者会見で説明する中尾富山経済同友会代表幹事 経済同友会の中尾でございます。今、知事さんからもう概ねお話がございましたが、富山同友会では、この4月29日に昆布祭りをやります。これについては、もうすでに皆さんのお手元にパンフレットが届いていると思いますけれども、北海道の昆布が富山の売薬の人々の手によって、ずっと南までもたらされたわけであります。そういうことにつきまして、交流をもういっぺん深めようということで、この4月29日に沖縄の経済界、それから北海道の経済同友会、あるいは近隣の飛騨等からもお集まりいただいてシンポジウムをする予定です。それにつきましても、何かもっといろいろないかということで検討していたわけでありますが、たまたま知事さんからお話がありましたように、経済同友会の企業、会員が中心となりまして、県立大の協力会を組織いたしておりまして、特にここのおもしろいのは、卒業論文のテーマを、企業側から大学に投げると。大学側では基本的に学生がそれを見て、「これはいい」と採択をして、それをテーマにする。これはだんだん数が増えてきて、今年は恐らく100くらいのテーマが企業から寄せられると思います。

 そういうことがベースになって、産学連携というものをもっともっと進めていこうという機運の中で、今度の祭りのことを考えますと、昆布であると。それを媒介したのは、薬を売る人たちである。そこで、廣貫堂の社長が県立大と共同で何かを作ろうということで、沖縄のモズク、富山の深層水、北海道の昆布と。昆布の交流とぴったりのこの連携が、この研究の中から出てきて、今日その新製品を皆さんにお披露目できることを、大変我々は幸せに思っているところでございます。

 これが爆発的に売れればいちばんいいのですが、こういうことが契機になって、次に第二弾、第三弾と連携が成果を上げていくことを、私は心から期待をいたしております。

【大学支援(中島富山県立大学学長)】

 今回、富山経済同友会、廣貫堂および本学が連携いたしまして、こういう昆布祭りにちなんだ製品が生まれたことを、大変喜ばしく思っているところです。本学はこの4月に工学部をリニューアルしまして、2学科から4学科に改編いたしましたけれども、その中でも生物工学科は新しく設立されたわけです。生物工学科を作るときに、いろいろな産業界のご意見をお聞きしようということで、私も塩井社長ともお話ししたこともあるのですけれども、その際に、やはり薬もあるのだけれども機能性食品でいいものはできないだろうかと塩井さんから言われたことを、非常に今も思い出すわけです。

 そういうこともありまして、やはり機能性食品に関連するような研究室を作ろうということで、そういう講座を今回作って、あとで話があるかもしれませんが、榊教授に就任していただきました。そして、その中で何か富山らしいものが作れないかといろいろ相談をしていただいて、今回こういったような形のものが、まず第一弾ということでできたわけです。

 その相談の際に、本学の先生の方からいろいろなアドバイスもして、富山県の素材としてはやはり深層水を使ったらいいだろうと。それから、ゼリーについては、市販でもたくさんのいろいろなゼリーが最近出されていて、どちらかというとカロリー補給や栄養補給という視点で考えられているのですが、今回は人間のいろいろな機能の調整といいますか、腸の働きをよくするとか、あるいは老化に何らかの役に立つとかといったようなことで、食物繊維やビタミンCを配合したようなものがいいのではないかと、そういったようなアドバイスをしたというふうにも聞いております。それから、味についても、ほかのゼリー飲料との差別化を図るということで、富山県でも採れています柚子を一つ味付けの材料にする、そういったようなこともいろいろ相談をしたと聞いております。

 そういったようなことで本学の先生も経由する形でこういう製品が生まれたということは、非常に意義深いと思っております。

 先ほど知事からありましたが、地域連携センターを窓口にして、やはり公立大学ということで地域産業の発展に貢献をする、役立つということを一つの大きな使命にしておりますので、今後とも研究協力会、中尾代表幹事に会長になっていただいておりますけれども、そういった企業等ともいろいろな連携を取りながら、地域の活性化に役立つようなものを、本学の知的財産等も生かしながら作る努力をして、本学としての役割を果たしていきたいと思っております。

【製品説明(塩井廣貫堂代表取締役)】

記者会見で説明する塩井廣貫堂代表取締役 今回のこの「からだよろコンブゼリーだよ。」に関しましては、まずもって私は廣貫堂というよりも、富山経済同友会の、ちょうど1年前でございますが、昆布祭りを主管する昆布祭り特別委員会というものがございまして、その委員会の副委員長をいたしております。私が担当しております委員会のミッションは、沖縄と北海道、そして富山の、商品や人を中心とした経済交流を図ろうということでございまして、そうした役割を担うに当たりまして、一過性のイベントでこの昆布祭りを終わらせることなく、富山経済同友会が沖縄や北海道の経済界のご協力をいただいてこのような昆布祭りの事業を行なったということが、しっかり後々まで残るものをということで、この製品の開発を始めました。

 ご存じのように、富山の主要産業でございます富山のくすりは、300年前に北前船と、そして北前船が運んだ昆布によってもたらされたものです。例えば古くからの富山のお薬には六神丸や熊膽圓などがございますが、これからの処方は、それぞれ今から500年前、600年前に組まれたものです。こういった薬の処方が、北前船を通じて中国、琉球、薩摩から富山へと伝えられ、そして六神丸や熊胆の原料である牛黄(ゴオウ)や麝香(ジャコウ)、蟾酥(センソ)、熊胆(ユウタン)など、いわゆる和漢薬の原料が昆布の物々交換の品として中国から入ってきた。そんな北前船の昆布のおかげで富山の薬産業の礎ができたわけです。そのことを一つの主題とした昆布祭りを行うに際して、北海道の函館のほうで取れる「がごめ昆布」、その「がごめ昆布」から取れるフコイダンを主原料とし、そして沖縄のモズクからもフコイダンが取れる。これを合わせて富山の深層水でコーディネートするといいましょうか、くるんだ、そんな製品としてできたのが、この「からだよろコンブゼリーだよ。」でございます。

 今日のお手元の資料にフコイダンの働きが載せてありますが、最近いろいろな健康雑誌を見ましても、がん細胞のアポトーシスを促進する、つまり、がん細胞の自殺を促進する成分として注目を浴びており、我々健康な者にとっては病気に対する抵抗力を高める、免疫力を高めるといわれています。これがフコイダンの役割でございますし、何といっても人間のからだの60%は水分なわけで、それに絶えず必要なミネラル分を、富山湾の海洋深層水が補給してくれると。そんなフコイダンと深層水。そして、昆布のぬめりから出てきます食物繊維で、結果として食物繊維の量が非常に多くなります。食物繊維が多くなるということは、からだの中に残ってはいけない不要なものが、食物繊維と一緒に排泄されていく。最近の言葉で言うとデトックス、解毒作用を促進する働きを食物繊維が果たす。これは決して医薬品ではございません。機能性を持った、健康を維持するための健康食品を、北海道と沖縄と富山の三つの素材を元に作って、今後ますます地域の交流に役立てていきたいと、そんな思いで作られた製品でございます。

【質疑応答】

●記者
 製造者は、廣貫堂でよろしいのですか。

●塩井代表取締役
 はい、そうです。

●記者
 それから、販売地域ですが、どの地域で販売するのですか。

●塩井代表取締役
 4月24日を発売日といたしまして、富山県内から北陸四県、そして沖縄と北海道を皮切りに考えて、スタートしようと思っております。

●記者
 県内を含めた北陸四県。それから沖縄と北海道で販売をする。それ以降は、全国に拡大する予定なのでしょうか。

●塩井代表取締役
 ぜひそうしたいと思っています。特に今回、昆布の販売店、いわゆる昆布屋さんにも、昆布エキスを抽出したものということで、今後販売していただくということにもなっております。

●記者
 どこで買えるようになるのですか。

●塩井代表取締役
 デパート、コンビニ、スーパーです。

●記者
 年間の販売目標はどれくらい。

●塩井代表取締役
 全く新規の商品なので、数量的にはとりあえず当面の北陸四県と先ほどの北海道、沖縄で、当面の3か月間で20〜30万個を目指そうというところです。

●記者
 その製品を開発されるに当たって、難しかったところなどはあったのでしょうか。

●榊教授
 我々が廣貫堂さんから相談を受けたのは、どういう成分をどれくらい入れるかというようなところですね。フコイダンの量ですとか、海洋深層水といいましても、そのまま入れるとしょっぱくなってしまいますので、それをどういう形で入れるのか。今回のものは、ミネラル脱塩水ということで、カルシウムやマグネシウムがけっこう残るような形で入っているのですが、そういういちばん不足しやすいミネラルが残るような形で塩分だけをうすめたい。

 それから、味に関しては、最初はりんご味の商品をということだったのですが、私どもは昆布ですからかんきつ類のほうがいいのではないかということで、最終的にはゆずに落ち着いたわけです。りんご味のほうがよかったのかどうかは分かりませんし、実際どういう年代が買うかといったことにもよるとは思うのですが、子どもだったらりんご味のほうがよかったかもしれないけれど、これは少し健康に気を使いだすような年齢層をターゲットにしているということで、大人の味というか、昆布とゆずは相性がいいということで、ゆず味にしたということです。

 それから、栄養機能食品という表示が欲しかったということもありまして、普段不足しがちなビタミンCを入れています。その辺の、どういう成分をどういうバランスで入れていくか。今回の商品はけっこうバランスよくいろいろなものが入っているということで、非常にいい感じに仕上がっていると思うのですけれども、そのあたりはこれからいろいろな可能性があると思いますので、そういうところは改善商品として、成分とか量とかというところを考えていければいいなと思っております。

●記者
 皆さん、一口飲んでみてもらって、感想をお聞きしてよろしいでしょうか。

●知事
 少しゆず味もして、いい味だと思います。私がこんなことを言うのはという感じですが、もう少し、例えば抗がんということを強調したらどうかという議論もしたのですが、そうすると昆布味が強くなりすぎて売れ行きがどうかという話もあって、榊教授や中島教授がずい分知恵を出されて今の味になっています。もちろん廣貫堂さんのノウハウとかいろいろなことがあったと思いますが、県大の先生がたにもずいぶんいい知恵を出していただいて、味にもなかなか工夫のあとがあるなと、嬉しく思っております。

●中尾代表幹事
 あまり経験したことがない味ですね、これは。変わっています。子ども用というよりも老化によさそうで、何となくやみつきになりそうな感じですね。

●塩井代表取締役
 いい味に仕上がっていると思います。あまり原料の味を強く出しすぎるとおいしくなくなったり、くせが出てきますので、その辺もよく考えてあります。

●記者
 同友会と県大と廣貫堂の三者で、結局だれがどう開発したのですか。廣貫堂が県立大学と同友会の支援を受けて開発したということでしょうか。

●塩井代表取締役
 そう思っていただければよいと思います。原材料の開発に約1年間かかり、かなりお金もかかりました。この資金の負担を経済同友会と廣貫堂がいたしました。そして、今お話しされた県大の榊先生のところで材料の配合や成分、そして期待できる効果といったことを検証していただいたということです。

●中尾代表幹事
 私は、非常に曖昧な性格なものですから、ここは連携でやったというのがいちばんいいのではないかと思っています。

よろこんぶゼリー商品の展示

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