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知事記者会見[平成18年度]

2016年12月2日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成18年5月9日]

◆日時 平成18年5月9日(火) 午前11時30分〜12時
◆場所 県庁特別室

【目次】

1.知事からの説明事項
 (1)とやま森の祭典の開催について
 (2)ツキノワグマによる人身被害の発生と対応について
 (3)富山大橋の工事着工について
 (4)県営スキー場の取扱いにかかる最近の動きについて
※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2.質疑応答

【知事からの説明事項】

記者会見で説明をする知事 まず第1点の「とやまの森の祭典」の開催ですけれども、5月25日に予定しておりまして、場所は高岡市の福岡町地内であります。ご承知のように、高岡市と福岡町が昨年合併されましたので、合併記念行事の一環としても位置づけられているものです。主催は県と高岡市、それから社団法人のとやま緑化推進機構です。今のところ、約2500人くらいの方々の参加が見込まれております。

 特色としては、台風被害森林の復旧とサクラの名勝地づくりということで、特に平成16年の台風23号でずいぶん森が被災しましたので、この再生を目標にして、コナラとかケヤキを植えるとか、あるいは次世代のサクラの名勝地を目指したピクニック緑地にサクラを植樹するといったようなことであります。

 また、森林サポーターとか、さくら守などボランティアのかたがたのご協力を得てやろうと思っております。また県外からも岐阜県の飛騨地域の林業関係者の方々にご参加をいただくとか、幅広く交流しながらやっていきたいと思います。

 それから、「とやま森林・林業・木材展」コーナーを設けましたり、今、森づくりを県民運動としてやっていこう、そのための森林環境税も作ろうじゃないかという議論も検討されているわけですが、こうした動きもありますから、幅広く県民の皆さんに参加していただいて、この森の祭典委員会を作ります。

 なお今回、高岡市のほうでは伏木で5月17日にプレ植樹祭というものもおやりになることになっているようです。

 それから、二つめはこの森づくりに関連しますけれども、ツキノワグマによる人身被害の発生と対応ということでありまして、昨年8月に「ツキノワグマ保護管理暫定指針」を作ったり、またこの3月、4月に「春のクマ情報」を出したり、あるいは4月にツキノワグマ連絡会議を開いたりしてまいったのですが、ご承知のとおり、4月28日に南砺市の土山地内で71歳の女性が、あるいは5月5日に魚津市の松倉地内で58歳の男性が、それぞれ、子連れのツキノワグマと遭遇して負傷されたということであります。また、ほかの地域でも目撃情報が寄せられています。

 こうした状況を踏まえまして、ツキノワグマ保護管理暫定指針に基づいて、ツキノワグマの出没警報も4月28日、5月5日と2回発令をしましたほかに、5月1日に緊急対策会議を開かせていただきました。また、現地にも、私も含めて視察等もして体制強化に努めたところであります。

 今後もできるだけ迅速に情報提供もいたしますし、県のホームページにも掲載しまして、県民の皆さんの注意喚起を図っていきたい。また市町村と協力して、できるだけこういう人身被害が起こらないように努力をしていきたいと思います。

 特に今年の春の特徴ですけれども、昨年の秋は非常に山の実りが豊作でありましたので、子連れのクマが例年以上に多いということが一つ。もう一つの特色はご承知のように12月に大変雪が早く降りましたので、普通は冬眠するときは奥山に行ってやるのですが、これまでの常識からいうとかなり人家に近いところで冬眠をしたクマがいるということです。そこで、子連れのクマは特に親グマのほうが人を見ますと攻撃的になる場合がありますので、今後とも山菜採りを山地で行われるような場合、十分に注意していただきたいと思っております。

 資料として、「第2回ツキノワグマ出没警報」がついていますが、ここにありますように、入山地域のクマの出没状況を確認して、安易に山に入らないとか、ラジオ、鈴、笛などで人の存在をアピールするとかいったようなことを、十分気をつけてやっていただきたいと思います。また県も努力しますが、できるだけマスコミのかたに取り上げていただければ、ありがたいと思う次第です。

 第3番目は富山大橋の工事着手であります。富山大橋につきましては、平成14年から地元のご協力も得ながらやってきたのですが、いよいよ橋梁本体の建設工事に着手するという見込みになりました。これは富山市と高岡市を最短経路で結ぶいちばんの大動脈であります。現在の神通川をまたぐ橋は、2車線道路でありまして、日常的に交通渋滞が発生しています。通勤時間には2.6kmくらいつながるというようなことであります。

 それからもう一つは、この富山大橋は昭和11年に供用開始していますから、ちょうど70年経っているわけでありまして老朽化も著しい。そこで、これを架け替えて4車線化をする。安全で円滑な交通を確保するということと、この橋梁の部分につきましては、今路面電車が単線なのですが、これを複線化したいと考えております。そうすることによって、今ライトレールが大分県民の皆さんの関心を呼んでいますが、富山駅の南側にいろいろな構想を富山市さんもお持ちで、県も補助金を出したりして応援をしていますが、将来これを延伸するということになったときには、単線だとせいぜい6分間隔でしか電車が走れないのですけれども、複線ですから3分間隔ぐらいにできます。今でも富山駅から南富山の間は、通勤時間では3分から5分間隔で電車が走っているのですが、ここを今回複線化していきますと、将来ライトレールを延伸するような場合に、有効活用ができるということであります。

 なお、この資料の中ほどを見ていただきますと、延長約1.3kmで、総額約250億円の事業ですけれども、行革の時代ですからなるべくコスト縮減にも努めてもらうようにも言ってありまして、元々約300億円と概算していたのを、約250億ですみました。この右側のパネルを見ていただくと、現在の橋は、橋桁を支える支点が三つになっておりますが、二つで十分だという計算もしたりして、安全はもちろんきちんと守りながら、合理化できるところ、簡素化できるところはして、コスト縮減に努め、いろいろなことが積み重なって、約50億円の節減ができたということで、大変嬉しく思っております。

 なお、平成23年には新しい橋が供用できるのですけれども、事業完了が25年度となっていますのは、古い橋をその後撤去するために2年ほどかかるということであります。いずれにしても、遅くとも平成26年度末までに新幹線が開業します。それに合わせて連続立体交差事業が進んでいきまして、その後在来線でさらに橋上化するものもあるから、全部終わるのは、今の予定ですと28年度末になると思いますけれども、ちょうどそういった新幹線の開業とか、連続立体交差事業が完全に終了する。これを念頭に置きつつ富山大橋の4車線化を進めているわけでありまして、さらに新幹線などの工事を前倒しできないかと思っているのですけれども。いずれにしてもこういう形で県都富山市、あるいは富山県全体の公共交通網、道路網の整備を積極的に進めていきたい。こんなふうに考えているわけであります。

 それから、第4点目が、県営スキー場の取扱いについての最近の動きですけれども、経過としては昨年の春以来のいろいろな経緯が、さかのぼればもっと前からありました。その後、昨年の3月、議会で私がこういった答弁もしまして、その後富山市さんとも公式、非公式にご相談をして、9月1日には行政改革推進会議の緊急提言なんかも出たという経過がございます。それから、この3月末には県営としての事業の廃止も行っております。

 富山市さんとの協議も大変煮詰まってまいりまして、ご承知かと思いますが、この3月末には地権者など、地元の関係者に対する説明会も開催させていただいております。またこの4月の26日には富山市さんも同席をして地権者説明会を開催しているわけであります。

 市のほうが引き受けていただく前提としては、地代を県営のときより少し下げて欲しいとか、契約期間は10年め以降当然に更新されるものではないとか、あるいは借地終了後の問題とか、三つくらい条件があります。そういった富山市さんの受け入れ条件も踏まえて、地権者に理解をいただくように今お話をしております。

 今後の取組みとしては、5月下旬を目途に、スキー場存続のために必要となる、富山市さんが引き受けるということのために必要となる協力について、地権者の合意が得られるように努力していきたいと思っております。もちろんまだ地元の一部に厳しいご意見があるのも事実でありますけれども、全体としてはずいぶん理解が深まってきており、なんとか5月下旬を目途に、合意が得られるように努力をしたい。また、そういった努力の結果として、県・市において、地権者の合意書のとりまとめ状況等を踏まえて、スキー場の取扱いについて最終的な判断をいたしたいと考えているわけであります。大体、こちらからの説明は以上4点であります。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事●記者
 富山大橋ですが、今回着工ができるようになった理由、着工の時期、その二つをお願いいたします。

●知事
 富山市内、都心に近いところから順次、用地交渉とか物件の移転などを交渉してきたのですが、大体その辺がめどがたってきて、いよいよ着工できる段階になりました。これは、本当に明るい話題で県民の皆さんに喜んでいただけると思います。

●記者
 用地買収のめどがたったのは、全部ですか。

●事務局
 工事について必要なところについては、終わったということです。

●知事
 直接橋が架かる部分は、全部終わりました。関連のところで、若干残っていますけれども、それは工事に差し障りが当面ないものです。

●記者
 8月着工でいいのですか。

●事務局
 8月から9月に契約をして、洪水の時期をはずして秋から冬にかけて着工する形です。

●記者
 2点伺います。1点目は、県議会の定数見直しで、自民党案として13選挙区、定数を5減という形で提示したのですが、今後、他会派との協議もありますが、自民党案について知事はどのように考えられているのかというのが一つ。
 もう一つは、集中改革プランで、富山県のほうは7月というふうに伺っておりますが、特にその場合の定員の適正化について、現時点で知事の目標、その辺のお考えをお聞かせください。

●知事
 まず、前段の議員定数の件ですけれども、これは自由民主党のほうでマイナス5というふうにお決めになった、そしてお話のようにこれからまだ他会派とのご相談もあると聞いていますけれども、議会でお決めになることですから、私がいろいろなことを申し上げてはいけないと思います。基本的には、こういう行政改革とか、市町村合併も進むとか、いろいろなことを踏まえて、大変真摯に努力をされたと、敬意を表したいと思っております。

 それから、二つめの定員適正化の問題ですけれども、私がもともと県の行政改革とか定員の適正化というのは、国に言われてやるようなものじゃないと思っています。現実に私自身はご承知のとおり、昨年からも始めておりまして、知事部局については5年で10%ということで着々とやって、この3月末ですでに4%分達成しているわけであります。ですから、そういうスタンスですけれども、しかし、教育委員会とか警察も含めて、やはり全体としての行革をさらに進めたいと思っております。県の行政改革推進会議もご承知のように昨年4月にスタートして、これまで公の施設とか外郭団体とかいろいろなことをやってきましたが、ここで知事部局だけではなくて、教育委員会、警察も含めて、今後5年どうするかというのは、やっぱりこの機会にきちんと決めたいと思っております。

 今ちょうどいろいろな議論を検討しているところでありまして、もちろんそれぞれの今後の行政サービスといいますか、県民の皆さんのいろいろなご希望に沿いつつ、行政改革をしっかりやるということですから、そんな簡単な問題ではありませんけれども。国がマイナス4.6%と言っていますが、私はそれよりは削減幅を大きくしたい。もともと知事部局でははるかにそれを上回るレベルでやっております。ただやっぱり教育行政とか、今、安全・安心なまちづくりとかいうことは、これはこれで重要なテーマですから、そういったことを念頭に置きながら、全体としては私の気持ちとしては、国が言っているマイナス4.6%を上回る目標を立てるべく今いろいろと努力をしている。そういうことであります。

●記者
 経済同友会の道州制のからみで市町村数はもっと少なくできるのではないか、全国で300あれば十分ではないかというさらに大胆な提言がされています。同友会の試算によると、小選挙区制300人に対して、およそ30万人に一つ自治体があれば十分だろうという提言をされているのですが、そういった動きに対して、知事はどうお考えでいるのでしょうか。

●知事
 私は経済同友会のご報告をあまり詳細に読んでいませんが、経済団体の方、あるいは政治の世界でもかつて、市町村数は少ないほうがよくて、例えば300というような議論もあったことは承知しております。ただ、私は自治体の数、市町村の数というのは、やっぱり今地方分権というのも大きな一つの流れになっているわけですけれども、地方分権のいちばんのコアの一つ、大切な核心の一つは、住民自治だと思うのです。ですから、あまり住民から距離が離れすぎてしまう大きな基礎的自治体ができるということについては、住民の皆さんが最終的にそれを望んで、そのほうがいいと判断されれば、もちろんそれでけっこうなのですけれども、経済合理性や効率の面だけで、数が少ないほうがいいというふうに、そういった感覚で論じられているという動きがあるとすれば、私は経済同友会のことを直接申し上げているつもりはありませんが、この問題はよく真剣に考えなければいけないと思います。

 富山県について言いますと、35の市町村が15になって、全国でもっとも市町村数が少ない市町村になりました。南砺市のように八つの町村が一緒になったとか、富山市さんのように七つの市町村が一緒になったとか、射水郡と新湊のように五つの市町村が一緒になったとか、一緒になって今いろいろその中で、新しい市としての一体感をどう出すか、ずいぶん皆さん苦心惨憺されているわけでありますので、そういった状況も見ながら対応していきたいと思います。

 いずれにしても市町村の数、自治体の数が少なければ少ないほどいいというのは、いかがなものかなという感じはしますね。

●記者
 6月15日を目途に歳入・歳出の一体改革が示されようとして、そういう議論の中で、交付税の改革、見直しの議論も大変活発になってきています。特に交付税については、国税配分の法定率の見直しについて、それを選択肢として示すかどうかというのは、一つ焦点になっているのですが、その辺を踏まえて、現在進んでいる交付税の見直し論議について、知事なりのご理解をお聞かせください。

●知事
 そうですね。国、地方を通じて財政が非常に厳しいわけですから、地方だけがよくて、国の財政赤字が多くてもいいというような考えは、私はとりません。全体として国も地方も健全になっていかないといかんと思います。大切なのは、特に私は最近の議論、特に交付税について懸念していますのは、例えば東京なんかに比べて財政力が弱くて、自前の税だけでやっていけないから、国が例えば仕送りをしているといいますか、あるいはお小遣いを上げているという感覚で交付税を捉えていらっしゃる方が、例えば経済界などにもいらっしゃるのかなという気がするのです。それはちょっと違うのではないでしょうか。

 地方交付税制度には長い歴史があり、戦前からまさにいろいろな経過があるのですけれども、戦後のシャウプ勧告とか、いろいろな日本全体を民主化していこうという動きの中で、たとえどんな地域で生まれ育っても、ちゃんとした義務教育が受けられるとか、あるいは、お年寄りになったら、社会保障、社会福祉のサービスを受けられるといったような、日本国民として必要な最小限度の行政サービスは確保すべきだと。それに必要な財源は、理想としてはすべて地方税で賄えればいちばんいいのですけれども、残念ながら、例えば首都東京とそれ以外の地域では、どうしても財政力格差があるので、地方税として取ると極端に、東京とか大都市だけに税収が集って、ほかのところでは小学校や中学校にも影響があるということになりかねない。そこで国税として税金を、今だったら、所得税、法人税とか消費税とかそういう国税5税の一定割合を地方交付税ということで確保して、それを一定の算式で、できるだけ公平な算式で配って、国民の皆さんがどんな地域に生まれ育っても一定程度の行政サービスが受けられるということを保障していこうということで、仕組みができているわけです。

 ですから、最近知事会の地方分権の委員会でしたか、昨日新聞でも取り上げておられましたが、元々は地方交付税というのはある意味では地方共有税なのです。そういう性格のものであるのに、何か国が自立できない自治体に恵んでやるという感覚で考えているとしたらとんでもない間違いで、戦後のいろいろな改革をむしろ後戻りさせるようなことになっては困ると思います。また、この10年来地方分権を一生懸命進めてきているわけですけれども、そういった本質的なところをしっかり見据えたうえでの、しかし財政も厳しいから国も地方もやっぱりさらに行政改革を努力しましょうとか、あるいは国民の皆さんの理解が得られるような、税財政の仕組みにしていこうとか、こういうふうに考えていかないといけない。例えば国も財政が厳しいからと、赤字のツケを地方に回すというような感じになると大変困る。そういった点については、県民の皆さん、または幅広い国民の皆さんの理解も得ながら、政府に対して言うべきことはしっかり今後も言っていきたい。

 これまでも私はそういう努力を微力ながらやってきたつもりですけれども、これからも今非常に大事な時期に来ていると思いますから、さらに全国知事会の場、あるいは政府、竹中総務大臣も含めていろいろな大臣もお話しをする機会もありますし、国会方面も含めて、できるだけ努力をしていきたいと思っております。

●記者
 スキー場のほうなのですが、地権者に協力要請とのことですが、来シーズンに間に合わせるために、県としてはどのようにされるのですか。

●知事
 先ほども申し上げましたけれども、来シーズンに間に合わせるように、スキー場を例えば富山市さんに引き取っていただいて、スキー場として存続しようとしますと、いろいろなことを考えますと、やはり5月末くらいにはなんとか地権者のご同意をいただいて、当然これを県営として廃止するということはもう決めたわけですけれども、実際に例えば富山市さんに移管するということになりますと、議会等にも関連の予算措置、例えばこれまでの30数億の赤字は県として処理をするというふうにして、これは富山市さんには引き継がないとか。それからスキー場の中の一部老朽化したようなところ、大幅な補修が必要なところは、これは県としてきちんとしますといったことも言っているわけですから、必要な予算措置等もございますので、できれば5月いっぱいくらいで、地権者のご同意が得られるように、最大限努力をしたいと思っております。

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