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知事記者会見[平成18年度]

2016年12月2日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成18年9月6日]

◆日時 平成18年9月6日(水) 午後3時〜3時35分
◆場所 県庁特別室

1.知事からの説明事項
 (1)平成18年度9月補正予算案について
 (2)青少年の家(二上、黒部)及び少年自然の家(利賀)の廃止について
※配付資料は関連リンク及び関連ファイルをご覧ください。

2.質疑応答

【知事からの説明事項】

記者会見で説明をする知事 今日、2点説明しますが、その前に、皆さんご承知のとおり、今日は、親王殿下が元気に誕生されたということ、本当に慶賀に堪えない次第であります。天皇・皇后両陛下、それから秋篠宮・同妃殿下、本当にさぞかしお喜びのことと推察申し上げます。

 県民の皆さんが待ち望んでおりました本当におめでたい慶事でありまして、また、秋篠宮殿下には、皆さんご承知のとおり、先般の「海フェスタ」にも富山県にわざわざおいでいただいたわけです。県民の皆さんを代表して、心からお祝いを申し上げたいと思います。親王殿下の健やかなご成長、それから紀子様の順調な今後のお肥立ちといいますか、健康、健やかに過ごされることを念願している次第であります。

 今回の発表ですが、一つは9月補正予算関係です。お手元の資料に、「9月補正予算の概要(ポイント)」というのが来ていると思いますが、ごらんいただきますように、大きくいえば五つぐらいの項目になっております。一般会計全体では、総額92億2600万円ということです。

 一つの柱は、「健康・医療・食育等の推進」ということです。昨年来の懸案であったわけですが、この総合衛生学院については、この春から看護職員の養成のあり方検討会を設けまして議論しておりましたが、やはりぜひ早期にリフレッシュすべきではないかという中間報告を先般いただいたところです。看護師の在り方についての懇談会の中間報告はごらんいただいていると思いますが、善は急げということで、多目的ルームや共同研修室の設置、合同講義室の拡張、それから耐震補強工事、こういったものについて実施するための実施設計費を計上いたしました。できるだけ急いでリフレッシュをしたいと思っております。

 それから二つめのメタボリックシンドローム関係ですが、これは国の補助金等も活用して、健診・保健指導のモデル事業を実施して、県民の皆さんが健やかに過ごしていただくようにしたい。

 あとは、マンモグラフィや災害防疫用のトリアージテントの整備といったようなものです。なお、老人医療助成費は、先般記者発表しましたが、今回、10月の国の制度改正により、65歳以上の重度、中度の障害者等に対する制度改正があり、個人負担が増えるわけですが、重度については引き続き無料にする。また、中度については1割負担が増えることになりますが、これは国の制度改正に伴ったものであり、やむをえないのではないかということにしたわけです。65歳〜69歳の軽度の障害者も含めて、多くの市町村が12月議会に条例を出すということですので、実質的にはやはり来年の4月実施にならざるをえないだろうと。そうすると、そのうち半分は県が負担しましょうということで、それに必要な経費3200万円強を計上しているわけです。

 それから、食育については、富山県は昨年、条例も制定しまして、熱心に取り組んでいるわけです。家庭や子供向けのリーフレット、大体今のところ小・中学生向けとして、大体1学年1万人ぐらいいらっしゃるので、少し余分にしまして、10万部を作成し、漫画等を活用してなるべく朝もしっかりご飯を食べるといったようなことを含めてPRしたいと思います。また、園児と小学生の父母の方や学校、また、協力してくださる店舗等に対しては、別途11万部ほどリーフレットを作って配るというふうにしております。

 それから、二つめの柱が、「学校安全、危機管理の充実と災害対策、環境保全」ということです。ここにありますように、スクールガード・リーダーを増員するほか、学校安全パトロール隊の用具、例えば青色回転灯や防犯のぼりなどをぜひ欲しいという県民の皆さんの声が強いので、それらの購入に対して助成したいと思います。

 それから、警察関係では、まず、警察情報の流出という問題対策としまして、パソコン等を整備するため、今年度の所要額100万円を計上し、別途債務負担行為を3200万円増額します。また、交番用地をぜひ買ってほしいという話が新庄、山室であり、安全にかかわる問題ですから、厳しい財政事情のもとですが、土地開発基金で対応することにしております。

 それから、7月の大雨に伴って、流木の問題が話題になりましたが、これについても、県としてしっかり対応するために必要な経費を計上しております。

 それから、環境保全関係では、黒部市内のカドミ汚染農用地の復元計画策定のための現況調査を行うということです。

 それから、「生活道路、河川等の整備」です。タウンミーティングあるいは中小企業の皆さんとの対話など、県民の皆さんのいろいろな声を聞きますと、やはり、生活道路、それから道路交通の安全性の問題、それから災害関連の河川整備、こういったことについてのご要望がやはり多いわけで、今回、財政事情は厳しいですが何とか対応しようということで、ここにありますように、道路関係では43億6400万円、それから河川の護岸の修繕や流木撤去など災害関連で5億600万円を計上しております。そのほかに携帯電話の不感地帯の解消対策などを黒部で行うことにしております。

 それから四つめの柱が、「とやまブランドの推進、国際観光、賑わいづくりの推進」ということであります。東京のアンテナショップ「いきいき富山館」については、昨年来、新しい所はどこかないかということで随分探しました。いろいろ検討した結果、現在の「いきいき富山館」の施設を拡張しようということになり、ここにありますように物販エリアの拡張やイベントコーナーの新設、情報エリアの拡張を行います。床面積は大体現状の倍ぐらいになります。と同時に、このアンテナショップは有楽町の交通会館の地下1階にありますが、1階の非常に人通りの多い目につくところのエントランス、あるいは1階のショーウインドウも確保しまして、富山県の特産品のPR、ディスプレイや、あるいは四季折々に富山県の観光やものづくり、文化的な催しなど、そういったものを東京の皆さんに幅広くアピールしたいと思っております。

 それから、観光についても、かねてから力を入れているわけですが、この間、韓国に参りましたとき、ロッテ観光の社長さんなどから、ぜひポケットに入るような観光パンフレットを作ってもらうとうれしいという話がありましたので、早速、韓国語、台湾語、それから中国語それぞれのポケット版の観光パンフレットを作るといった経費も上げております。

 また、上海便の利用促進もさらに力を入れるということで、誘客促進等の事業、それから旅行商品の販売促進事業ということも行うことにいたしております。ちなみに、この夏の対策として国際交流を積極的に進めるということでやってみましたが、県民の皆さんのニーズが非常に高いので、こういったことも引き続き実施していきたいと思います。

 それから、その下の環水公園等の賑わいづくりは、富岩運河環水公園のことですが、約120億円をかけて、ようやく来年の春、3月ごろに概ねできます。やはり県都・富山市の駅のすぐそばであり、全国的に見てもそういう場所でバードウォッチングができるのは珍しく、いろいろ新しい可能性があるので、そこにいろいろな方が集まって憩いの場となるように、また賑わいもできるように、賑わいづくり会議みたいなものを作って検討するための予算措置もいたしております。

 それから、「森づくりの推進」につきましては、先般、水と緑の森づくり会議をスタートさせたところです。水と緑の森づくり税は、実際に均等割で税金を少し余分に頂いて、税金が入ってくるのは来年度以降ですが、できるだけ早く森づくりを進めるということで、「とやまの森づくり」総合情報システム整備のための基本設計費というものを計上しております。それから、これを話せば長くなりますが、森林簿等のデータの検索機能、地形図・空中写真等を重ねた画像化機能を備えたシステムを設計しますので、これからの個々の森づくり対策が非常にやりやすくなると考えております。

 そのほか、県民参加をできるだけ進めるために、県民参加の森づくりのパンフレット、あるいは「とやまの森づくり見学会」、こういったことも開催していこうと思っております。

 それから、これは全国的な課題ですが、県の農林水産公社の公社営林、経営的にはなかなか苦戦をしておりますので、これまでもやってまいりましたが、今回は特に利率3.5%の公庫資金の繰上償還を国が認めてくれるということになりましたので、繰上償還をして、それに対して県が貸付をする、こういう経費も計上しております。

 それから、6番目としては、行財政改革の一環ですが、県営スキー場を富山市さんに移管することになりましたが、この後10年間のゴンドラリフトとスキー場の大規模修繕にかかる費用は、富山県が負担する。あるいは、これに伴って、過去の債務は富山市に引き継がずに県が対応するというふうにしておりますので、そういった経費や企業債の繰上償還の経費を計上しているわけです。以上が、補正予算の主な内容です。

 それから二つめは、行政改革推進会議の第二次提言を受けました青少年の家および少年自然の家の県営としての廃止の問題です。去る8月29日に、県の行政改革推進会議から第二次提言をいただいて、まず青少年の家・少年自然の家については、今、5つの施設がありますが、今年の1月に第一次提言で3施設を廃止とされておりました。では、存続が適当な2施設はどれかということで、今回、砺波青少年の家および呉羽の少年自然の家であるという提言をいただいたわけです。この提言をいただいて、庁内でいろいろ議論、最終的な検討、また地元の皆さん、市町村等の意向などもいろいろお聞きしましたが、最終的にこの提言を尊重することにしまして、ここにありますように、砺波青少年の家、呉羽少年自然の家は存続することとしました。また、砺波青少年の家はこれまで厚生部の所管でしたが、両方合わせまして教育委員会の所管にするということにしております。それから、二上青少年の家と黒部青少年の家、利賀の少年自然の家の3施設については、来年の3月末で廃止することにしまして、9月議会に関係条例の改正案を提出することにしております。廃止する3施設については、第二次提言でも、「県として他の用途に転用することを検討するとともに、施設所在市において有効活用について計画・構想があれば、施設の譲渡を含めて検討することも考えられる」という提言をいただきましたので、そういった趣旨も踏まえまして、施設の譲渡も含めて、そういう構想があれば支援することにしたいと思っております。

 今のところ、皆さんご承知のように、例えば高岡市長さんは先般の記者会見で有効活用について検討するようなお話もあったようです。私は、そういう具体的なお話があれば積極的にご相談をして、必要な支援もいたしたい。また、黒部市さんについても、まだこれからだと思いますが、黒部地域の市民といいますか、いろいろな方々の中には、せっかく施設としてまだ使えますので、ぜひこれを地元で有効活用してはどうかといった意見もあるようです。この辺は今後の黒部市さんの市内部のいろいろなご議論の集約の様子も見ながら、地元のほうでぜひ有効活用したいというお話が正式にあるということになりましたら、これも施設の譲渡も含めてできるだけ支援をして、地元の皆さんが有効活用できるということになれば、大変ありがたいと思っている次第です。以上です。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事●記者
 9月補正予算案を拝見させていただきますと、上海便等の利用促進にかかわる経費ということで、ソフト事業としてはかなり大きな額かなと見ております。上海便に特化してこれだけ大きな額を補正するというのは、知事の思いとしては並々ならぬものがあると思いますので、その思いをおきかせください。また、実はその契約内容自身が、買取方式になっていて、飛ばせば飛ばすほど赤字になっていきますが、そういうような契約内容について、知事のご認識があったのかということをおきかせください。さらに、先日、寺井知事政策室次長が上海航空を訪ねていらっしゃいますが、どういう話し合いが行われたのか。その3点をお願いします。

●知事
 まず、買取方式について知っていたかどうかということですが、この点については、上海航空とその販売機関として県内の複数の旅行会社が設立した上海交易という会社が代理店契約を結んでいるということはもちろん知っております。しかし、買取方式かどうかというような具体的な内容については、これは民間のビジネス上の問題ですから、私の方から申し上げるのは差し控えたほうがいいのかと思っております。

 それから、先般、富山県側と上海航空側との間で交渉があり、県の職員が同行したことについて、どういう趣旨なのかという質問がありました。これは、基本的には航空会社と代理店との契約の問題です。見直しとかそういうことがあると思いますが、これは民民のビジネス上の問題ですから、その内容について私から申し上げるのは控えたいと思います。

 それでは、どうして県の職員が同行したかということになれば、最初に聞かれた質問に結局答えることになりますが、やはりこの上海便というのは、私が知事に就任する以前から、前の知事さんはもちろんですが、多くの県民の皆さん、企業の皆さんが、ぜひ富山−上海便を定期便として飛ばしたいということで努力をされました。その後のいろいろな経過は皆さんご承知のとおりで、そういう情勢のときに知事の交代があり、私が就任しましたので、引き続き県議会を含めていろいろな方面から、ぜひ富山−上海便を国際定期便として何とか実現してほしいという皆さんの熱い思いがありましたので、昨年6月末に中国に行っていろいろな交渉もしたわけです。いわば県民の皆さんの期待を受けて、ぜひ作ってほしい、上海便を開通してほしいという期待があってできた経過があります。

 やはりこの上海航空と上海交易さん、この関係といいますか、今のいろいろなお話の契約の問題も含めていろいろな議論がありますが、県として、とにかくこの富山−上海便というのが県民の皆さんのいろいろな熱意を踏まえて開設されましたので、これが健全に運営されるということについて非常に重大な関心をもちろん持っているわけです。そういう姿勢を県として示すために、一緒に行ったということです。しかしながら、基本的に民間どうし、民間のビジネスの話ですので、県の職員がその中身について直接関与するということはなじみません。同行した趣旨は、私が今申し上げたことだと思っております。

 それから最後に、最初の質問に戻ってお答えさせていただきます。今回、いろいろな上海便についての予算を計上していますが、いずれも上海便の利用促進にかかる経費をいろいろ工夫して、また旅行の専門家といいますか、観光関係の専門家、また経済界など、この上海便について関心の深いいろいろな方々のご意見を踏まえて、利用促進にかかる予算を計上したわけです。私は、やはり、上海便というのはいろいろな考え方があると思いますが、一つはやはり何といっても経済界はじめ県民の皆さんの期待が大きいということと、やはり上海という地域は現状でも、アジアの中枢都市の一つであり、世界の中枢都市の一つにもなりつつあります。今後、5年後、10年後、20年後というふうに考えていきますと、東アジアの発展、中国の発展、その中の経済の中心は何といっても上海です。この上海便があるということは、やはり富山県にとってある意味では一つのステータスという面もある。これからの富山県の発展、日本の中における富山県の拠点性といいますか、そういったことをこれからも高めていくにはやはり必要です。

 そうすると、例えばかつて大連便を飛ばしたときも、確か手元に細かい資料がありませんが、1年目の搭乗率は20%か30%ぐらいだったようです。2年目が43%ですか。3年目になってやっと五十数%になったといったこともあります。私は、今回、冬ダイヤから始まって、特にある意味で交渉が非常にうまくいき、予想より早めに始まったという面もあるかと思いますが、まだ1年たっていませんが、そういう条件の中でも50%近い搭乗率が大体確保できている。それから、幸い、この6月、7月、8月は、割合、上向きになっている面もあります。

 そういったことをいろいろ考えますと、私も汗をかきましたが、私以前からのいろいろな方のご努力の積み重ねでできたものですから、やはりこれをしっかり維持していくということが大切です。そのときにはやはり、いろいろな声を聞くと、もう少し利用しやすいようにしていただくといいという声があちこちでありますので、できるだけ県民の皆さんのご理解が得られる範囲で支援策を講じるということです。ご理解を賜りたいと思います。

 今回、いずれにしても、補正予算案はかなり前向きないろいろな予算が入っております。富山県の経済もだいぶよくなってきていると思いますが、ただ、やはり、一部の業種でまだまだ停滞感の強いところもあります。しかし、県財政は正直言ってまだまだ厳しい。しかし、経済の活気が出てきたので、やはりひところに比べると税収などもある程度増えてきております。行政改革、財政再建は引き続きしっかりやりながら、こういうときこそ県民の皆さんのニーズの高い分野にはしっかり目配りをして、県民の皆さんが安心して、やはり必要なことは県もきちんとやってくれるんだなと期待してもらえるよう、そういう予算編成をしたつもりです。ぜひ、皆さんも私のその姿勢を受け止めていただくとありがたいと思っております。

 いろいろな財政事情、まだまだ厳しい面もありますが、県民の皆さんの健康、それから医療の推進、学校安全、危機管理の充実、また生活道路や河川の整備、それから富山ブランドの推進、国際観光、こういったような県民の皆さんのニーズの強いところ、経済界等からもご要望の多いところ、特にタウンミーティングなどでもいろいろなご意見を聞いておりますし、県議会からもいろいろご意見をいただいております。厳しい財政状況の中ですが、こうしたものに極力積極的にこたえた予算案だということでご理解をたまわりたいと思います。よろしくお願いします。

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