富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[〜平成16年度] > 知事記者発表要旨 [平成17年2月18日]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[〜平成16年度]

2016年12月2日

知事室 目次

関連ファイル

知事記者発表要旨 [平成17年2月18日]

◆日時 平成17年2月18日(金) 午後4時5分〜4時30分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1. 知事からの発表事項
  (1) 愛知万博における富山県の出展等について
    [配布資料1]−関連ファイル参照

    ※愛・地球博ホームページ−関連リンク参照
     中部千年共生村ホームページ−関連リンク参照

  (2) 芸術文化の振興について
    [配布資料2]−関連ファイル参照

2. 質疑応答

【知事からの発表事項】

愛知万博における富山県の出展等について

記者会見で説明する知事 それでは2点発表させていただきたいと思います。

 一つが愛知万博における富山県の出展ということでして、お手元の資料(関連ファイル−配布資料1参照)をご覧いただきますと、この冒頭の4行目から8行目を見ていただくと、3月25日から9月25日まで愛知万博が開かれるんですけれども、中部千年共生村というのを中部9県で共同出展することにしておりまして、6月3日には「富山県の日」というのを万博会場内で開催します。特に県としては、この中部千年共生村のテーマのコンセプトであります、「豊かな社会を1000年先の子供たちに伝えるための知恵や技術」として、最もふさわしい生命産業ともいうべき、医薬品とか農業などの分野におけるグリーンバイオ技術を前面に打ち出して、希望にあふれる富山の未来を世界にアピールしたいと。ほかの県もいろいろ工夫をしていますけれども、富山県はかなり意欲的に取り組んでいると私は考えています。

 中ほどより下に、富山県の常設展示とありまして、「千年の『いのち』〜グリーンバイオ『水と緑といのち』」というふうにありますが、具体的には、その展示内容というのをご覧いただきますと、パネル展示で、(1)稲のゆりかご、(2)チューリップテクノロジー、(3)微生物工場、(4)微生物救命隊とありますけれども、この微生物工場というのは、ビタミンBの一種でD−パントテン酸というのを、最近、平成12年ですかね、この製造技術を県内で開発して、今それを受けた製造技術が進んでいることを紹介すると。

 それから、(4)微生物救命隊というのは、深層水から発見した微生物から医薬品を開発する研究が行われていまして、具体的にはアリソスタチンというんですが、がん細胞の増殖を抑制する薬です。こういうものが実際に製品になりますと大変な効果があると思っています。なお、映像については富山BIO 〈ビオ〉ネタリウム、それからモニターテレビなども出すということになっています。

 2枚目を見ていただきますと、富山県のワークショップ、とやま薬膳カフェということで、「おいしく癒され、健康チェック」というのがありますが、ここにありますようにオリジナルな薬膳茶づくりを体験したり、薬膳デザートとともに賞味して、心と体をいやしてもらうとか。そして、産学官で開発した、貼るだけで肌の状態などが分かる機能性パッチ、これはやはり女性がいいんじゃないですかね。それから、なめるだけでストレスの度合いが分かる測定器というのもあるんだそうでありまして、皆さん、お時間がございますれば、ぜひご出張いただいて、会場で取材して、記事にしていただければありがたいです。

 6月3日からは、彫る・削る・漉くということで、とやまの匠体験、越中和紙とか井波彫刻とか、といったものをやります。それから、最後が「てんたかく」で、9月23日から25日、深層水の魅力と富山米ということで、「てんたかく」でこの締めを行うということになっています。

 それから、6月3日が、先ほど申し上げました「富山県の日」でして、私も出席することにしておりますが、富山県のPRステージ、それから会場内で市町村観光PRコーナーとか物産販売コーナー、観光情報というのもやります。富山県も今度相当観光に力を入れるということで近々予算も発表いたしますけれども、こういうところでその成果を少し見ていただけるのではないかと思います。

芸術文化の振興について

 それから、もう1点。芸術文化の振興の話をちょっとさせていただきたいと思いますが、このあいだ「新世紀とやま文化振興計画」というものをつくりますといいましたが、その際に二つ大きな方向があって、世界に発信する富山ならではの芸術文化の振興ということと、地域の多彩な文化活動の支援、すそのを広げていくというのと、両方ありますというお話をしたと思います(関連ファイル−配布資料2参照)。

 その際、まず世界に発信するほうは、利賀村に芸術文化の特区をつくるとか、EU、日本の交流でチェコにアマチュアの皆さんが行かれるとか、といったお話をしたと思いますが、今日は、地域の多彩な文化活動を支援するという観点から、大変財政状態苦しい中ではあるんですけれども、地域文化振興に資するために、お子さんと障害者の美術館の入場料等を無料化すると、企画展示、常設展示ともに通年無料とするということを決定いたしましたので発表させていただきます。

 特に目的はですね、放課後の平日でありますとか、夏休み、春休み、冬休みといった長期休暇中における児童生徒さんの芸術文化活動関連の課外活動を促進する、それから、児童生徒の皆さんの創造力や考える力、感じる力を育成する。そのために、優れた芸術文化や歴史文化に親しんでもらう、歴史、自然に親しんでもらう機会を増やしますと。それから、障害者の社会参加を促進しますと。対象施設は、ここにありますように、近代美術館、水墨美術館、立山博物館等々、それから内山邸、金岡邸まで7施設ございます。

 よく富山の、今日いらっしゃる皆さんもそうですが、小中学生のお子さんがいらっしゃる方に、特に小学生ぐらいのお子さんがいらっしゃるお父さん、お母さんにお聞きしますと、やはり家族で企画展などを見に行くと結構お金がかかるという話があるんですね。そこで、こういうものを無料化することによって、大人も気軽に芸術文化に親しんでもらえる効果も出るといったようなことを期待しているわけでございます。

 併せまして、次のページをご覧いただきますと、県立文化ホールのホール使用料の減免でありまして、今までも利用日の2ヶ月前以降の申し込みだと5割減免という制度もあったんですけれども、実態を調べてみますと、1ヶ月以内ぐらいになりますとほとんど利用者がいないんで、せっかくりっぱな施設を造ったのになかなか有効活用をされていないという面があるんで、思い切って、1ヶ月前以降の申し込みにつきましては、内容が芸術文化活動の練習等に活用するということでありましたら、7割を減免する、本来の利用料の3割でいいということにすると。

 この利用率を見ていただきますと、県民小劇場、マリエの中にあるものですね、あの小ホールは割合使いがってがいいんですが、あれでも利用率が 52%、県民会館のホールが65%、教育文化会館が44%、高岡は特別な事情があってこの年はちょっと利用率が高かったんですが、新川文化ホールがやはり 50%台というようなことでありまして、せっかくりっぱな施設を造ったのにもっともっと使ってほしいと。

 これからは箱物にお金を使う時代ではなくて、せっかくあるものをうまく使って、ソフトの面でね、レベルの高い芸術文化振興をやってほしいと。特に今回は、そういう意味で、すそのを広げるほうを、そういう決定をしましたので発表させていただきます。それなりに大きく取り上げていただくと、また皆さんそうかということで、芸術文化に親しんでいただけるようになると思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上で、発表を終わらせていただきます。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事●記者
 この無料化というのは、そもそもどういうことでこういう話になったんですか。知事の発案ですか、どういうきっかけで。

●知事
 これはやはり富山県の芸術文化振興をもっともっと、要するに、経済事情とか財政事情が厳しければ厳しいほどね、なるべく心の豊かさとか、そういうことを大事にしていかなくてはいかん。特に富山県は社会資本整備が相当進んできましたんで、これからはやはり心の豊かさとか、いやしとか、あるいは未来につながる創造的な活動とか、そういうことにもっともっと県民の皆さんが活躍してほしいなと、持てる潜在力を発揮してほしいなと。

 それから、今、少子化対策が大変だと言っていますけれど、今度、子育て支援の政策もいろいろ打ち出しますが、やはりお子さんが生まれて大学を卒業するまで結構お金がかかるんですね。いろんな世論調査を見ますと、どうして子供をあまりつくらないのかとか、あるいは一人か二人しかつくらないのかというと、やはり経済的理由を挙げる人がものすごく多いんですね、意外と調べてみると。ですから、これは本来国の政策にかかることがすごく多いんですけれども、私はそういう人の心の問題、豊かさとか、潤いとか、安らぎとか、創造力をいかに発揮するとかというのが大事だ、という時代ですから、あまりお金をかけずにですね、しかしそういうことに県民の皆さんがもっと触れて、潜在的な力も発揮できるような環境をどう整備していくかと。間接的に言えば、次代を担うお子さんを健全に育成することにもつながると考えまして、今回踏み切ったわけです。

 念のためにいいますと、こんなに行政改革をやって大変なのに大丈夫かと思われるかもしれませんが、変な言い方ですけど、美術館とか博物館の平日とか長期休暇中の利用率が非常に低いもんですから、もし今、平日にお金払って来ているお子さんたちの分が減収になると考えても、減収になる額は百数十万円なんですよ。昨年でいうと、近代美術館とか水墨美術館とか立山博物館などを全部足しても、170万円ぐらいにしかならないんです。無料化することによって、実際、近代美術館の平日なら年間2000人近い子どもが来てるんだけれども、これがタダにすることによって、2倍、3倍の人が来たらすごくいいことじゃないかと。170万円失うことによって、その何倍も、場合によっては何十倍も成果があると。これからの時代は、お金をかけずにどうやって県民の皆さんの満足度を高めるかということがテーマですから。そういうふうに、私は、行政改革の時代だから何でもお金をたくさん取ればいいというものではないんで、そういう新しい思考方法でやっていかなければいかんなと思っておりますので、多分、記者の皆さんにも共感していただける面が多いのではないかなと思っております。

●記者
 文化ホールの使用料の減免の件ですが、減免によって今の利用率をどのぐらいまで高めたいとお考えでしょうか。

●知事
 これは数字的にはね、なかなか申し上げにくいんですが。例えばお子さんの美術館などの平日利用者が、近代美術館だと1947人とか、2000人を切っているんですね。水墨美術館は比較的多くて3300人とか。こういうのが、できれば5割増しとか、2倍とか、そういうふうになるのを期待してるんですが。これはやってみないと効果は分かりませんが、しかし、普通に考えて、皆さん方もお考えになる際に、例えば小学生のお子さんを二人ぐらい連れて美術館に行くというケースを考えると、特に企画展なんかだと結構ばかにならないんですよね。お子さんの分がタダだということになると、お父さん、お母さんも安心して気軽に行けるし、ついでに軽食でも食べて帰ろうかということになるし、そういう波及効果がね。人がやはりいろんな所に行って、心が豊かになって、ちょっと満たされた気持ちになると、それがまた何らかの経済効果を生む、そういうことを期待してるんですがね。こういうふうにやってどのぐらい入場者が集まったか、1年ぐらいたったら少し評価はしてみたいと思いますが。

 それから、文化ホールのほうは、今の利用率が、先ほど申し上げたように非常に低いので、ちなみに申しますと、県民小劇場、これはマリエにあるものですが、16年の11月、12月ごろの実績で、当日の1ヶ月前以内に申し込んだというのは2件だけなんですね。それから、県民会館だと1ヶ月前以内の申し込みはゼロなんですね。そういうように、むしろ1ヶ月前以内の申し込みというのはほとんどないんです。ですから、これを7割も減免することによって、結果としてかなり利用率が、先ほど申し上げました、マリエの小ホールで52%、教育文化会館で44%ですから、こういうものが、10%、20%でも利用率が上がってくれればなというのが私どもの願いなんですがね。

●記者
 県立の施設を指定管理者制度ということで、民営化していこうという考え方がありますが、そういうことの障害とはいいませんけれども、なにかひっかかったりすることにならないかと。

●知事
 これは考え方で、例えば、指定管理者はもちろん希望する方に手を挙げてもらって審査をしたりして決めるケースが多いと思うんですが、いずれにしても、どなたがおやりになろうと、例えばこの施設は、小中学生とかお子さんはタダにしますよと、それを前提に指定管理者を募るわけですよね。ですから、その中で、そういう前提で、しかしうちはこの程度の委託費をもらえば全部やりますとか、そこを競うわけだから別に矛盾はしないと思うんですがね。

●記者
 県民の皆さんに、文化施設の無料化の意義を一言短めにお願いします。

●知事
 経済環境などもまだまだ厳しさの残る富山県ですけれども、もっともっと県民の皆さんに心豊かに暮らしてもらいたいと、それから、芸術とか文化に親しんでもらいたいと、そういう気持ちで、今申し上げた、小中学生とか児童の皆さんなどの無料化に踏み切ることにしました。 

 ぜひこれをきっかけに県民の皆さんに、今までも行きたいなと思ってても、そういう経済的なこともちょっと気になって、気楽に行けなかったという面があるかもしれませんが、ぜひ利用してほしいなと思います。そのことによって、非常に心豊かな富山県にしたい、そんな気持ちでおります。

[終了]

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム