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知事記者会見[平成17年度]

2016年12月2日

知事室 目次

知事記者会見要旨[平成17年7月2日]

◆日時 平成17年7月2日(土)午後5時35分〜6時00分
◆場所 富山空港会議室

【目次】

1.知事からの説明事項
 (1)上海定期便の開設について
※配布資料は関連ファイルをご覧ください。

2.質疑応答

【知事からの説明事項】

記者会見で説明をする知事 今回の訪中は、大きく言えば二つありまして、一つは遼寧省と友好県省関係になってから21年目でございますし、昨年11月に就任しましてから、一度遼寧省にも来てほしいというようなお誘い、お手紙等も頂いておりましたので、ぜひ今回、遼寧省に行って友好県省の交流をさらに深めていくとともに、現地にもいろんな富山県の企業が進出していらっしゃる、それから、これまでの県なり皆さんのご尽力で富山ファン倶楽部というのも昨年結成されておりますので、私も知事になりまして、ぜひそこで皆さんにお会いしたいと。それから、企業の皆さんから、中国ビジネスについてはいろんな苦労もあるという話をよく聞きますので、いろんな率直な話も聞いて、という気持ちで行ったわけです。

 大連についても大体そういうような気持ち、同時に、大連の場合、ご承知のように7年前に大連便ができて、かつ、この3月末から3便が4便になっていますから、そういうこともあり行ったと。

 それから併せて、瀋陽、遼寧省全体がそうですし、大連についても、こちらから出向くだけではなくて、富山県にもぜひ仕事の面あるいは観光の面で来てほしいということをアピールしたい、富山県も非常にいいところですよということをアピールしたいと、これが一つの目的だったわけです。

 もう1点は、これに併せて、北京の中央政府、それから上海市と上海航空に出向いて、かねて懸案の上海便の定期便開設についての富山県の熱意を示したいということで参ったわけです。

 前段のほうも皆さんいろいろご関心があるかもしれませんが、これを簡単に申しますと、私、中国に足を踏み入れるのは13年ぶりになったわけですけれども、大変に、この十数年で中国が発展しているというのは、本当に改めて実感として感じましたし、それから進出企業の皆さんのご苦心等も聞くことができた。また、中国人の方々中心に富山ファン倶楽部に百数十人集まっていただいて、富山県についていろいろ関心を持ったり、富山県に愛着を感じていらっしゃる方のすそ野が広くなっているということを非常に実感してうれしく思いました。

 特に県には技術研修員という形で、昨年までで165人だったか、受け入れをして、今年度も2名受け入れるということもありますけれども、そういった方々が中国に戻って、それぞれ遼寧省なり、場合によっては北京なりでいろいろ活躍されている、こういう交流の輪が逐次広がっていくというのは非常にいいことだと実感いたしました。

 それから、特に今日皆さんがお集まりになっているのは上海便の関係だと思いますが、今回、上海や北京に出向くことにつきましては、時期があまりよくないのではないかと心配してくださる向きもございましたが、私の、むしろ感覚としては、日本と中国の関係は皆さんご承知のように今ちょっとぎくしゃくしている面がありますし、また国レベルの日中航空協議が、今年の1月、また今回の6月と2回にわたって結局物別れになってしまったと、こういう状況がいろいろと厳しいときこそ、やはり富山県の熱意というものをしっかり示しておいたほうが、むしろ意味があるんではないかというのが私の考えでありまして、そういうことで参ったわけです。

 最初に、日程表をお手元に配ってあると思いますけれども、7月1日に中国の民用航空総局の楊国慶さん、副局長でありますが、これは日本でいうと副大臣ということでありまして、この方にもお会いして、私は、富山県の、中国から見た場合の一つのセールス・ポイントといいますか、富山県が特に日本の中でもこういう特性があるということの一つの柱は、こういう国と国の関係が難しいときであるからこそなおさら、日中国交回復以前から生涯を日中友好にささげられた故松村謙三先生のふるさとであると。そういうこともあるから、21年前から遼寧省とも友好県省ということで非常にお互いに努力をして、友情関係を深めて、かつ、経済交流もやってきたと。そういう成果が富山ファン倶楽部であったり、現実にいろんな企業が大連をはじめ遼寧省に進出している、あるいは上海にももう既に進出している、そういう成果につながっているということも申し上げまして。こういう国際環境にいろいろと課題が多い中で、あえてむしろ訪中した富山県の姿勢を評価してほしいと、熱意を評価してほしいということをまず率直に申し上げました。

 併せまして、日中航空協議がなんで流れるのかという原因を、私も知事就任以来折に触れて国土交通省の航空局長さんとか、いろんな方と話をしてきたんですけれども、結局2度ともですね、いろんな理由はあると思うんですが、一つの有力な理由は、日本側は、富山県のように熱心に中国への新しい便が欲しいと言っている県もあるんですけれども、中国側のほうは、輸送枠が上海航空は満杯なんだけれども、ほかの有力な航空会社がみんな輸送枠をかなり余らせているという実態が一つあるわけですね。

 ですから、中国側としては、慌てて今、航空交渉をして、そして日本に新たな輸送枠、ポイントをあげましょうと、ひいては中国もこういうポイントが欲しいという交渉をする、その場合に、いろいろお互いに交渉事ですから主張があるんですけれども、中国側の、ぜひここの地域を飛びたいというような原則論を曲げてまで、どうしても妥結しなければいけない客観情勢にないわけです。率直に言って、中国側から言えば成田とか羽田に飛ばしたいと、そういうところをどうしても飛びたい。一方、皆さんご承知かと思いますが、成田や羽田は空けようにも当分枠がないんですね。無理をして空けようとすれば国内便を減らすようなことになるけれども、これは皆さん、富山空港に限らず、例えば羽田などはもっと飛ばしたいぐらいの地方空港も多いわけですから。それから成田も国際的に見て、もっと飛ばしたい国が多い。そうすると、なかなかこれは、私がいろいろ考えてみると、そう簡単にはまとまらないなと。

 そこで、そういうことがまとまらないということになって、一体どういう方法があるのかと。そこで考えてみますと、上海航空は枠がないけれどもほかは枠を持っているんですから、余っていると言っては何ですが、その枠をね、再配分していただくわけにいかないかと、特別に調整をして、というふうに考えたわけですが、ただこれはですね、気をつけませんと、中国側の、いわば中央政府なり関係者のいろんな利害もあるわけですから、不用意に富山県としてそういうことを言うのもいかがなものかと。そこで、国土交通省ともいろいろ相談のうえで、私としては先方に失礼にならないような表現で、ぜひ中国側の輸送ポイントの活用状況を踏まえた特別の配慮というものをしていただくわけにいかないんだろうかということを、精いっぱい訴えたということです。

 これに対して中国側の方ですね、これは私のかってな想像ですけれども、今、国と国との関係がちょっとぎくしゃくしていますが、やはり本当は中国も、日本もそうなんですが、要するに仲よくしたいわけなんですね。本当のことを言って、日本と中国がぎすぎすしていてプラスになることはお互いに何もないんです。ですけれども、お互いに譲れない原則論みたいなものがあって、なかなか国レベルの交渉がまとまりにくいと。

 しかし、ここに松村謙三さん以来の非常に日中友好に熱心で実績もある富山県のリーダーで、大中国から見れば、国の政策をうんぬんするような問題ではなくてね、配慮可能な範囲だなと受け止めてもらえたのかなと、私も逆にその点をそういうふうに扱ってもらえる可能性があるんではないかと思ったから申し上げたということですけれども。そこで結果としては、そういう配慮をしてくれたと。私は、そういう意味では、富山県に対する配慮ということと、同時に、中国側の中央政府ですから、いろんな判断をしてもらったのではないかと思っております。

 ただ、これは結果として、今申し上げておるのでございまして、出発前には、やはり率直に言って、そういう輸送枠の調整などというのは、ある意味ではウルトラCの話ですし、また下手な切り出し方をしますと失礼にもなることですから、だいぶ熟慮もしたうえで失礼にならない表現で申し上げたつもりですが、結果としては本当によかったと思います。

 あまりうまくいく確率というのは、そんなに高くないと思っておりましたので、感覚的に言うと本当に2割ぐらいかなと。しかも、覚書までいくんではなくて、そういう方向で検討しますよというところまで来ればね、大変いいんではないかという気持ちでおったのですけれども、こういう結果になったわけです。

 併せまして、そういうことで中央政府での民航総局の判断を頂いたものですから、これは非常に重要なことですので、私は、本当にそのことを、そういう配慮をしてもいいということを上海航空に言っていいですねと、重ねて確認して、いいと言ってくれたので、その日の午後、上海に出向きました。市人代の朱副主任さんや唐副市長さんとの会談もございましたが、ここでももちろんそれなりに上海便についての当県の熱意とかいろんなお話を、それから観光のアピールなどいろいろしてきました。

 上海航空の周赤さん、董事長というのは、皆さんご承知のように日本でいうと会長に当たります。それから周暁娥さん。範(鴻喜)さんという総経理(社長)さんは実はアメリカに出張されていまして、本人、どうしても本当は会いたかったんで、もう1日いてくれないかという話もあったんですが、明日は起業未来塾の開校の日なものですからそういうわけにもいかないと。この周暁娥さんというのは、しかしなかなか実力者の副社長さんで、このことを実務的には取り仕切っている方でしたので、このお2人に両方お会いできたわけです。

 このお2人に、先ほど申し上げたような経過で、中国の民用航空総局が、上海航空さえ富山便を飛ばしたいという意思を明確にしてくれて申請があれば、そういう配慮をしてもいいということを言ってくれたということも申し上げまして、正直言って、私は中国の民航総局がそこまで配慮をすぐにしてくれたということ自身も本当に感激いたしましたし、ここまで富山県として努力した、これは別に私一人というのではなくて、齋田副知事にもこの5月に中国に行ってもらいましたし、私が就任してからも航空対策課長といいますか、参事を兼ねているような人が2度、ですから私で4回目になりますかね。それ以前にもちろん中沖前知事さんのころにも、皆さんご承知のようにいろんな経過があったわけですけれども、そういう経過の中でここまで富山県も努力をし、誠意を示し、熱意を示して、中央政府も配慮すると動いてくれたのだから、ぜひこの秋に上海−富山便を定期便として飛ばすという決断をしてほしいと、非常に強く申し上げた次第です。

 いろんなやり取りがありましたけれども、最終的には上海航空も富山県がそこまで努力をしてくれたのであるから、また上海航空も、私は前からこの範社長さんが、枠さえあれば飛ばしたいというようなニュアンスのことを言っておられたということも、その場でも申し上げましたし、その点は、齋田副知事が行ったときもそういう趣旨のことを範さんは言っておられましたので。

 そのときは、彼らは、日中航空協議がまとまって、富山便を飛ばせる新しい枠が、必要かつ十分な枠が取れれば飛ばしますと言っていたんですが、ただそのときの一抹の不安は、枠が取れてもやはり関西空港のほうをもうちょっと増やしたいということになるおそれがあって、それも大変実は心配、例えば、日中航空協議がまとまってもそういう問題があったわけですね。

 ですけれども、今回、よかったなと思いますのは、枠の調整というのはまさに富山県の熱意のためにそこまでやってくれたということですから、逆に言うと上海航空としてはほかに回しますという話にはならないわけで、彼らもそこまでの環境整備を富山県側が努力をしてやったということで、そのことについてはやはり上海航空としても感じるところもあったと思います、分かりました、ということで、いろんなやり取りはありましたけれども、飛ばすことになったと。

 そこで、お手元に覚書をお渡ししていますが、見ていただければお分かりだと思いますけれども、簡単に解説しますと、まず1番の「2005年冬から2006年の春までにおけるダイヤとする」というのは、2005年冬、冬ダイヤというのは10月最後の日曜日からスタートするわけです。ですから、この表現どおりだと、10月の最後の日曜日からスタートするということになるわけです。「なお、条件が整えば、早めることができる」ということで、場合によってはその前にチャーター便でも飛ばそうかとか、あるいは政府と話をしてもうちょっと早くなる可能性があるかどうか。順当なところは10月の下旬、10月30日ということになります。

 それから、機材はB737-800ですから、乗員が158人ということです。

 便数は週3便。これは3便のほうが観光に行くにしてもビジネスに行くにしてもあれで、小松は2便ですから少し欲張りかなとも思ったのですが、その方向で今やっているということです。

 4番目は、上海航空から、いずれにしても中国の民用航空総局に早く申請を出してもらわなければいけませんから、それは早期に、速やかにやるということが書かれています。

 5番目は、同時に、上海航空のほうで日本の法令に基づく手続きが要りますので、これは最後を今詰めておりますが、その申請を行うのに3か月ぐらい要るという考え方が多いんですけれども、もうちょっと早まるのかどうかはこれからの詰めになります。

 それから、少なくとも定期便を飛ばすわけですから、上海航空の方が富山に来て視察をし、市場調査なども当然行うことになると思います。

 それから、今後の詰めの担当者もこの際明記をし、日本側は総合交通政策課課長の日野君がやるということです。

 大体そういうことでございまして、同行された記者の皆さんも深夜に及んでお気の毒でありましたが、特に富山にいらした記者の方には、もう少し早く結論が出れば県の広報課等を通じて連絡がしやすかったんですけれども、なにしろ決着したのが昨日の現地時間で11時を回っているぐらいでしたから、日本時間でいうと12時を過ぎておりましたので、それから県庁にファクスで送っても、どんなに仕事熱心な記者クラブの方もいらっしゃらないだろうということで、それはしなかったということでご理解をいただきたいと思います。

 大体そんなことですが、なお、こういう覚書ができて非常に大きく前進したとは思いますけれども、やはり中国は日本とは少し国の事情も違いますので、これからさらに気を引き締めてですね、実際に本当に10月下旬、少なくとも年内には定期便が開設できますように、富山県庁を挙げてしっかりした推進に取り組みたいと思いますし、また、もちろん県議会の皆さん、それから経済界の皆さんにも随分喜んでいただいているようですけれども、それからもちろん旅行業の方、こういった皆さんにも今回の交渉の結果も詳細に説明しまして、富山県側の経済界あるいは旅行業の皆さんも含めた推進体制をしっかり図って、せっかくここまで来たんですから、現実に飛ばないといけないので、そのために全力を尽くしていきたいと思っております。

記者会見で記者と質疑応答する知事●記者
 ほかの会社の余っている枠を調整してもらうというのは、他にそういう前例があるのかどうか、その点はいかがでしょうか。

●知事
 これは前例があるかどうかはちょっと確認できませんね。ただ、私がうわさとして聞いているのは、以前は少なくとも全く例がなくはなかったのではないかと想像しています。ただ、最近はほとんど例がないというか、ないのではないかと思いますが。そういうことが気楽にできるようならもっと早くね。だけど、それはなかなか中国もだんだん市場経済の時代になっていますから、そういうことは普通は気楽にしないんだと思いますね、というか普通はないんだと思います。

 ただ、私は、先ほど申し上げたように、なぜ日中航空協議が長引くというか、まとまらないのかということを考えてみたときに、結局その原因は何かということを突き詰めて、その障害を乗り越えるのに、じゃあほかに道がないのかというふうに考えて、国土交通省にも非公式に打診をしましたら、失礼にならないような言い方をして、知事の責任でやられるのならいいのではないか、ということでしたので。

●記者
 交渉の中で、上海航空側から逆に富山県に条件というか、何かこういうことをやってもらいたいというようなものはありましたか。

●知事
 細かいことはいろいろあるんだと思うんですが、ただ、実際に飛行機が飛びますときに向こう側が気にしているのは、飛び方にもいろいろあるんですが、例えば総代理店みたいなものを、日本側にだれか引き受ける組織なり、会社なりがあって、そういうところがしっかり営業努力をしてほしいとか、場合によっては一定の搭乗率になるように努力してくれとか、いろんなことがあるんだと思うんですが、これは県が直接当事者の話ではありませんので、その辺のことについては、私の前任の中沖知事さんのころからそういう話がある程度あったようですから、民間側の観光業の皆さんのグループと上海航空とで、事実上いろんなお話がされていると思うんですが、基本的には民民の話ですから。ご相談があれば協力するといいますか、意見を言ったりということはあると思うんですがね。

 大体、しかし私の受け止めとしては、富山側でこの問題に熱心な旅行業の皆さんから見て、とんでもないというような条件はないんではないかと受け止めています。むしろ今までいろんな議論をされてきて、私が知事に就任する以前からいろんな議論をされているようですから、そういうことからすると十分成り立つ話に落ち着くんではないかなと思っております。ただ、これは民民の話ですから、あんまり県庁が先走って、「ああしろ、こうしろ」とか、「それはいいんじゃないか」とかと言うのは避けたいなと思っています。

●記者
 ほぼ大枠は固まったような感じがあるんですが、今後のスケジュールで、もし分かっているものがあれば。

●知事
 一つは、まず中国側に最低限急いでもらわなければいけないのは、上海航空が正式に中国の民用航空総局に富山便を飛ばしたいと、週3便とか、機種はこれというような申請をしてもらうということですね。これは、急いでやりますと向こうも言っていますから、速やかにやってくれると思います。

 併せて、これは国交省と法令上の解釈を詰めなければいけないのですが、上海航空は既に関西空港に飛行機を飛ばしていますから、改めて富山便を開設するのに国交省の許可は要らないというふうにも法律の解釈ができるんですが、やはり改めて取らなければいけない可能性もあるのかなという議論がずっとあったもんですから、これは、残念ながら今日は土曜日ですので、週明け早々確認をして、いずれにしてもね、国交省そのものは、この富山便については非常に理解を示しており、私も何度も航空局長とお話ししていますし、好意的に扱ってくれるんではないかと思っています。

 法令の話ではその二つが中心で、あとは先ほどご質問の出た民間の富山側の旅行業の方と、実施面でのいろんな詰めね、これは当然あって、早く決定いただかなければいけない。そんなところだと思います。

●記者
 早ければ10月30日に就航も可能と。

●知事
 早ければね。

●記者
 知事は第1便にお乗りになる予定は?

●知事
 富山県政いろんな課題がありますから、そういうことになるかどうか分かりませんが、これは今後スムーズに進むかどうかという、進まなければいけないわけですけど、と同時に県議会などともご相談しながら対応したいと思います。

●記者
 上海航空側が決めた、その決め手というか、富山県のどういう部分が魅力的だと感じたとお考えですか。

●知事
 一つは、やはり去年実績として、2月から11月に43便のチャーター便を飛ばして、87%の平均搭乗率だったというのがね。もちろん富山県としても随分旗を振ってという面もあるとは思いますけれども、上海航空としたらやはり、ああいうチャーター便を飛ばして、どこでもそれは努力をするから普通高くなるんだけれども、それにしても87%というのは大したものだと思うんです。その点は向こうも一つの安心材料として思っているでしょうし、それから、企業の名前を出していいのかどうか分かりませんが、上海航空の皆さんには、例えば日本の代表的な企業であるYKKとか、随分いろんな企業が現に上海にもう進出しているじゃないかと。

 それから、例えば、台湾だけでも、去年、入り込み客が4万人ですよと、富山県に来た人がね。これはやはりこれからいろいろやればもっと増えるでしょうと。そういったことを考えると、台湾の人口は2000万人ですからね、上海は上海市だけを考えれば千数百万だけれども、周辺の、例えば隣の浙江省は一つの省だけで四千数百万です。そういうような中国の人口とか、マーケットとか、しかもこの10年間でGNPが3倍以上になるという地域なんだから。2010年には上海で万博もあるし、2008年には北京でオリンピックもあると。

 北京に行っても、上海に行ってもね、まずよほどの人でない限り、しょっちゅう中国に行ってビジネスをやっている人以外はね、大概上海に行っても、北京に行っても、お互いにどっちかにまた寄るんですよ。上海に行った人は北京に寄って帰るし、北京に用があった人は上海に寄って帰るしと、そういうことを考えると。それからまた、台湾の人や韓国の人もね、非常に富山県の雪の大谷とか、五箇山とか、いろんなことに関心を持って来てくれていると。おわらとか、ホタルイカの話もしましたが。

 非常にそういうことは彼らもですね、ビジネス面と、5年後、10年後を考えると、中国はやはり観光が相当増えてくると思うんですね、受け入れるほうじゃなくて行くほうもね。そうすると、富山のこういう美しい豊かな自然というのは確かに魅力だなと。やはり中国で改めて思ったのは、富山みたいにそれぞれ素晴らしい海と山がね、一望に見渡せるという、しかも水がうまい、酒もうまい、食もうまいとか、そういうのは珍しいわけで、彼らも「なるほど」という、そこは分かってくれたと思うんです。

 チャーター便の実績と、台湾から4万人も来ているというのも効いたと思いますね。2000万人の台湾の人が4万人来ていると。上海一円を考えたらあっと言う間に周りに1億人ぐらいになる。そういうところから、3年後、5年後、10年後を考えたら、こちらから出掛けるだけじゃなくて、帰りもけっこう楽しみがあるんではないかということも申し上げたら、それはそうかなと思ったんではないでしょうかね。私は、皆さんご承知のとおり、製造業も、IT・バイオ・深層水とか、もっと発展させると同時に、観光振興も産業政策の一つの柱に育てていこうと思いますので、その点も相当熱を入れてアピールをしたつもりです。真剣に聞いてくれましたね。

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