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知事記者会見[平成17年度]

2016年12月2日

知事室 目次

知事記者発表要旨[平成17年8月23日]

◆日時 平成17年8月23日(火) 午後1時15分〜1時55分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1.知事からの説明事項
 (1)富山県総合計画審議会の設置について
 (2)上海航空公司・富山空港施設調査団の来県について
 (3)利賀芸術公園における国際的人材育成事業の推進について
※配付資料は関連ファイルをご覧ください。

2.質疑応答

【知事からの説明事項】

記者会見で説明をする知事 まず、富山県総合計画審議会の設置についてですけれども、今度9月1日に第1回の審議会を開かせていただくことにしておりまして、そのための48人の委員を今回お願いするということであります。総合計画につきましては、私が知事選挙に出ましたときも、新しい「世界に羽ばたく『元気とやま』創造計画(仮称)」を作ると申し上げておりましたが、そのために、本年5月に入って八つの研究会を立ち上げて、政策ごとに課題ですとか、目指すべき姿等を研究して、全部で今51の政策が挙がっています。各研究会では、10月上旬までに4回会議を開催しまして、研究会としての報告をまとめることになっております。ちなみに各研究会、3回目の会議が終わっておりまして、10月上旬までに4回目をやってまとめるということであります。

 この総合計画審議会は、こうした八つの研究会の成果も踏まえましてスタートするんですけれども、まず1回目、9月1日、この48人の委員の中から会長を互選で選んでいただいて、また会長代理といいますか職務代理者、部会長、副部会長の指名等もございます。会長は条例の規定で委員の互選によって決めるということになっているものですから、そういう段取りになっております。

 また、委員のメンバー表はお配りしてあると思いますけれども、前回は55人でしたが、もう少し人数を絞ったほうが踏み込んだ議論もしやすいということで、48人とさせていただいております。女性委員が15人で、女性の比率が31%ということで、3割を超えたということです。それから、県内の方が多いんですけれども、県外からも、前回は1名だったんですが、6名入っていただいて、できるだけ幅広い視点からご意見をいただくため、県内のいろんな有識者、各界の代表はもちろんですが、全国的に活躍されて幅広いご見識をお持ちの方にも入っていただく、ということにしたわけでございます。公募委員は前回0人でしたが、今回2人の方に入っていただいて、大変意欲のある方々ですので、また自由なお立場で議論していただいたらと思います。

 部会は、ここにありますように四つの部会で、一つは総合部会です。総合計画全体の構成・基本方針、また各部会でそれぞれ方向や意見が、全く違うということはないでしょうけれども、多少いろんな調整がいると思いますので、そういった点は総合部会でお願いする。また、行財政運営の在り方等は総合部会ということになるわけであります。あとは、活力、未来、安心という私の三つのキーワードに沿った部会を設けさせていただいて、議論をいただきたいと。また、別途専門委員を30人ほどお願いしまして、専門的な見地から部会の場に参加していただいて、議論を掘り下げていただこうと考えております。

 それから、配付資料の2枚目を見ていただきますと、審議会での検討事項は、もちろん計画の構成等もありますが、総論としてはやはり計画策定の基本方針、それから、富山県の目指すべき将来像、各論ではそれぞれの現状と課題、目指すべき姿(指標)、それから政策の基本方向、重点施策と。それから、計画策定の視点としましては三つ挙げておりまして、これはマニフェストにも挙げておりますが、成果志向の計画を策定すると、それから政策の選択と集中、それからなるべく実効性のある計画とする、そのためにアクションプラン等も作成することにしております。

 なお、成果志向の計画というのはどういうことかというご質問もあるかもしれませんが、例えば今までですと、公立の体育館の面積が何平米かということでは、富山県は252.6?で全国平均をかなり上回って、全国3位ですということになるんですが、では、週に一度30分以上運動習慣のある人はどうかというと、例えば男性ですと全国は32%ぐらいなのに富山県は20%を切っているとか、女性でも全国は28%だけれども富山県の場合は16%を切っているとか、そういう問題もあるので、やはりりっぱな体育館を造ることも大事だけれども、結局は県民の皆さんがスポーツを楽しんだり、健康づくりに汗をかいて、そしていつまでもお元気で長生きされるということが大事なので、そういう具体的な成果ですね、県民の皆さんの幸せ、人生の充実につながる成果のところに目標を置いた政策を進めていきたいという意味でございます。

 それから、私は就任以来、ご存じのとおり、できるだけオープンで分かりやすい県政というふうにしてきておりますが、タウンミーティングとか、ふれあい対話、中小企業との対話というのは今後も続けますけれども、そういう機会に、特にタウンミーティングでは、この総合計画そのものをテーマにして、何度か県民の皆さんの意見をお聞きする機会を設けたいと思っています。また、県政世論調査なども活かさなければいけませんし、この機会に各種のアンケート、市町村長や有識者、高校生など、いろんな方々にやってみたい。それから、ホームページとか、県内各施設に提案募集用紙などを置きまして、県民の皆さんの意見をできるだけ幅広く募集する。また、県広報やホームページなどで計画の策定状況の公表をするというようなことを考えております。

 それから、スケジュールとしては9月1日が1回目ですが、以下、今年10月から、先ほどの各研究会の報告を受けまして、各部会で審議を開始する。来年2月ぐらいに計画大綱をまとめまして、こうしたものについて県民の皆さんのご意見も幅広く随時聞いていくと。そして、春から夏に中間報告、秋以降に最終答申、18年度中に新しい計画、それを受けたアクションプランを作りたいと。なお、例えば18年の秋も深まったころに出すのか、年を越して19年の1、2月ごろになるのか、多少幅を持たせておりますのは、ご承知のように国のほうが中期地方財政ビジョンのようなものを18年中に作るというふうにいっておりますので、そういったものの動向も見ながら、なるべく実効性のある計画にしたいものですから、県としてのビジョン、県としてのいろんな計画もさることながら、やはり国全体の流れも見ながら、そこは整合性をとりながら進めていきたいと思っています。

 ちなみに、総合計画審議会でいいますと、県内にも、本当に各分野でご活躍の皆さんに入っていただいておりますが、県外で、富山にご関係の方でもありますが、早稲田大学理工学部の尾島先生とか、今度新しい富山大学の学長になられる西頭さん、東京大学の経済学部長をやっていらっしゃる神野先生など、全国的に活躍されている方、何人かに入っていただいております。また、県内各地域でいろいろ知恵を出し、チャレンジしていらっしゃる方も、積極的にこの審議会のメンバーに、例えばケアネットの惣万さんなど、いろんな方々に入っていただいて、これまでがこうだったからこうだということではなくて、できるだけ県民の皆さんの実感も踏まえたいろんな意見を出していただきたいなと思っています。

 スケジュールは一番最後に挙がっておりますが、先ほど大体申し上げましたので、それでご理解をいただきたいと思います。

 それから、二つ目の発表ですけれども、上海航空公司から連絡がございまして、来たる9月7日(水)に、周暁娥さんという、この案件の担当をされている上海航空公司の副総経理(副社長)、女性ですけれども、この方を団長とした富山空港施設調査団一行が来県するということであります。私が先般、6月末、7月初めに上海航空公司に行ったときも、董事長(会長)の周赤さんとこの副総経理の周暁娥さんと交渉したわけで、範(鴻喜)さんという総経理(社長)がいらっしゃるんですが、ちょうど外国出張中で電話で話し合ったりして連絡は取り合いましたが、担当の副社長さんが自ら来ていただけるということです。

 趣旨は、富山−上海間の定期航空路開設を基本的には前提に、あらかじめ上海航空公司の職員が来県して、富山空港なり、空港ターミナルビルの施設の調査、あるいは県内観光地を見学してもらう。それから、運航・乗務の面からの安全面などのチェックも必要ですし、同時にせっかく飛ばす以上は、上海航空公司自身ももちろんビジネスですから、マーケティングの面で、富山県に例えば中国から観光客に乗ってもらうとしたら、どういう所がいいかといったようなところを向こう自身も見たいでしょうし、また我々としても売り込みたいということがあります。

 このご一行は、上海航空は関西空港にも飛ばしていますから、大阪で少し所用を済まされまして、7日に県庁にいらっしゃる。そして県全体のプレゼンテーションもさせてもらおうと思っておりますが、8日には空港全体を視察していただく。空港関係職員と安全面等、いろんな面の意見交換をしてもらう。それから、先ほど申し上げました観光などのスポットですね、代表的な富山県の売りをいろいろ見ていただきたいということで、立山アルペンルートはもちろんですけれども、これは例でありましてここだけというわけではありませんが、五箇山、雨晴や新湊、宇奈月、八尾などいろんな所を見ていただこうと。それから、総代理店ということで予定されていますJATA富山地区会との打ち合わせといったようなこともございます。

 今、細かな点で上海航空と県内の旅行会社との間で運航条件等の協議がされておりますが、大体近々それが終わって、中国の航空当局からダイヤ等の許可が下りるという見通しになっております。そして、9月上旬には上海航空が国土交通大臣に事業計画の変更認可を申請すると。また、もう少し後になりますが、実施予定日の30日前には運賃の認可を申請する。そして、10月上旬に国交大臣から事業計画・運賃の認可が下りる。そして、10月下旬に上海便が就航するというようなスケジュールでありまして、前から申し上げておりますように、国と国との関係にいろいろ課題が多いわけですし、また中国は日本と国情も違いますから、実際に飛ぶように気を引き締めてやっていかなければいけないと思いますが、大体順調にここまではきているなと思っております。また、県民の皆さん、各地で非常に期待していただいておりますが、報道の面でご配慮いただければありがたいなと思っております。

 3番目に、「利賀芸術公園における国際的人材育成事業の推進について」ということであります。利賀芸術公園においては、かねてから劇団SCOTなどを中心に、ご承知のように世界演劇祭「利賀フェスティバル」に併せて、人材育成事業に取り組んでいただいているところであります、少し途切れたような時期もありましたが、今回、1999年に休止しました夏の「利賀フェスティバル」を今年から再開するのに合わせまして、(財)舞台芸術財団演劇人会議(理事長:鈴木忠志さん)に、平成18年度から『国際舞台芸術人材育成事業』に本格的に取り組むことを要請しております。お金もある程度かかりますので、国や財団法人地域創造といったところにもいろいろお話しして、県財政も苦しいもんですから、なるべく国等からのお金が出るように、大体の話し合いは進んでおります。

 今年度は、その第一歩として「利賀サマー・アーツ・プログラム2005」の中で国や地域創造の支援を得ながら、国際的な人材育成のための新しい事業を展開しているわけであります。17年度におけるこれまでの取り組みは、スズキ・メソッド・マスタークラス、これはロシアの俳優、本当に一流の人が集まってやったわけですが、またその成果の出し物の「リア王」などもありました。それから、中学生の鑑賞教室というものも今年初めてやっておりまして、県内9校、300人の中学生の方が鑑賞されました。また、学生演劇フォーラムというのも、これは一昨日終わりましたが、富山大学だけではなく静岡文化芸術大学、高知女子大学など、全国で7大学から43名が来ています。それから、高校生の夏期演劇講習、これは従来からやっております。

 今後の取り組みとして、ぜひ取り上げていただきたいと思うのは、日本演劇千年計画ということで、「鈴木演劇塾」というものを始めます。8月26日〜9月16日まで、全国9県から集まった26人の若手の演劇人(俳優)を対象にした、優れた芸術活動を実地に体験することを通して、芸術家の養成を図るもので、訓練、稽古、作品発表、創造のプロセスを実体験する2年間の新しいプロジェクトであります。それから、演出家コンクールというのは、以前からやっているもので6回目でありまして、これは全国的にもかなり注目されています、14名が参加します。大学生の創作ワークショップというのも今年約100名が参加されます。

 それから、18年度からは、先ほども申し上げましたように、日本で初めての「国際舞台芸術人材養成事業」に取り組みます。立体的芸術教育というのは、鈴木さんのこだわりのある表現のようですが、要は座学だけではなくて、鑑賞や訓練、制作過程への参加など、さまざまな総合的な芸術教育を行うんだという趣旨であります。

 なお、よくご存じの方もいらっしゃいますが、どうしてこのように鈴木さんが中心でこんなに世界から人が集まるのかと思われるかもしれませんが、ケンブリッジ大学が選んだ『20世紀の演劇人』には20世紀の世界の演劇界を主導した演出家として21人挙がっています。その中でドイツのブレヒトやイギリスのピーター・ブルック、演劇の世界では神様といわれているロシアのスタニスラフスキーと並んで、鈴木忠志の名前が日本では1人だけ載っているわけで、相当な人であることは皆さんにもお分かりいただけるかと思います。

 1枚めくっていただきまして、今年のプレイベントの内容をここに挙げてあります。私が知事になったからということでは必ずしもございませんけれども、日本で初めて、演劇、舞台芸術の人材養成の拠点という雰囲気がだいぶ出てきたなと思っております。例えば、実施済みですが、学生演劇フォーラムのところを見ていただいても、先ほど申し上げましたように、全国各地から大学で演劇を志す人が集まってくる。また、講師陣もいろんな大学の先生、演劇の中でも名の知れた人が指導者として集まってくるというようになってきています。

 今後のところを見ていただくと、この辺をできるだけ取り上げていただくとうれしいんですが、全国の若手演劇人26人を集めて、普通こういうものは、一般的な常識では地方の人が東京に集まって研修を受けるという感じですが、そうではなくて東京や神奈川、京都、静岡といったところから、むしろ富山県に来て研修を受けるというところが、こういう分野ではある意味ではすごいことだということを理解していただければありがたいです。それから、演出家コンクールは数年前からやっているものですが、これも同様です。今年は演劇を見に来るという人を別にして、こういった人たちが800人集まってきたと、これをどんどん拡充していきたいと思います。

 最後は、「利賀芸術公園の事業のあゆみ」ですけれども、ご覧いただきたいと思いますが、「利賀フェスティバル」について言いますと、1999(平成11)年に世界演劇祭「利賀フェスティバル」が第18回をもって閉幕をしました。それが今年、6年ぶりに復活しました。同時に併せて、世界の舞台芸術の人材養成をやる、日本の中では初めての拠点にしていこうというプログラムをスタートさせているということでございます。以上で私からの説明を終わらせていただきます。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事●記者
 まず、9月1日にスタートする富山県総合計画審議会についてですが、その下部組織に四つの部会がかかれていますけれども、これまでブランド戦略会議とかを立ち上げてこられまして、その違いというものがいま一つ分かりにくいなという感じがするんですが。例えば、そういう下部組織ができた場合に、ブランド戦略会議などは発展的解消を遂げるのか、それともそのまま継続されるのかということが第1点です。

 次に、上海便のことですが、10月末にも就航が予定されるという見通しで進んでいますが、まだ最終的な手続き等が終わっていないということで、パンフレット等もまだ仕上がっていない状況にあるということは当たり前だと思いますが、9月の段階で、1か月前に果たしてその需要が見込めるのか、そういう不安も多少なりともあると思うんですが、その辺り、申請が決まった後の県のバックアップ体制、例えば旅行代理店に対するバックアップというものはどういうものをお考えなのか。その2点をお聞かせ願いたいと思います。

●知事
 最初の総合計画の各部会などと、例えばブランド推進本部などの関係という点ですけれども、これは私は当然並列でいいと思うし、全く矛盾しないと思います。ブランド推進本部は目的がはっきりしているわけで、今の富山県、将来についてももちろんそうですが、今の富山県は前にもお話ししたように、富山県なり県民の幸せ度を評価するにはいろんな物差しがありますが、ある見方をすればかなりのレベルにあるとも言えるんだけれども、実際には世論調査などを見てみると、首都圏や関西圏等の人には残念ながら存在感がない、むしろやや低い評価になっている。

 ですから、一つはもっと富山県の実力を高めなければいかんというのは、未来戦略会議なり、総合計画審議会等で議論していくんですが、ブランド推進本部のほうは、例えば「今の時点で、こういった魅力があるものがあるのに、なぜ認識されないのか」「では、それをどういうふうにアピールするか」、それは商品や産品のブランド化、それと併せて地域全体のブランド化といったように、かなり具体的な話、各論をやるわけですね。そういう話と、例えばこの総合計画審議会では、今後少なくとも10年後の平成27年度あたりを目標年次にして、どういう県の将来ビジョンをもって、そしてどういう政策体系で、どういう点に力点を置いてやっていくかという話ですから、矛盾するというふうには私は全然感じません。

 あえて言えば、例えば未来戦略会議との関係はどうかということはあり得ると思うんですが、これは前にもお話ししたかもしれませんが、総合計画審議会は10年計画といっていても、私のイメージとしてはおおむね20年後ぐらいの日本というのはどうなるのだろうかといったようなことを考えて、その辺を念頭に置きながら10年の長期的なビジョンなり、ここで言うと今だったら51ぐらいの政策の基本的な方向を定めると。だけど、未来戦略会議というのはもう少し実践的に、遅くとも10年後には北陸新幹線が来るんだから、東海北陸自動車道は2年後、上海便は今年の秋ですから。そういった地域に非常に大きなインパクトを与えるようなことが次々あるんで、特に新幹線が来るまでの10年、あるいは万一早くなれば8年後、9年後を目指して、これからの3年、5年というのをどういうふうに戦略的にね、富山県というものを埋没させないというか、ストロー効果などが起こらないようにするために、いかに富山県を魅力あるところにしていくかという話ですから。

 重なる部分はどうしてもありますけれども、例えば未来戦略会議などは総合計画審議会の下部組織でいいんではないかという議論もあり得るかもしれませんが、やはりそれはちょっと違うんで、だからこそ、未来戦略会議は私自らが議長になっているわけですね。これは極めて実践的で、何をやるかは、やはり知事自身がそこで議長として最後は責任を負うというようにしていったほうがいいだろうと。

 しかし、この総合計画審議会のほうは、条例に基づいて設置して、やはり県内を代表する各界の方、有識者の方、また全国的に活躍されている方に入っていただいて、先ほど申し上げたように、もう少し長期のスパンで、県政のあるべき姿を議論していただくということですから。もちろん各論の分野では重なってくる部分はあると思いますが、別にほかのものは全部この下部機関に入れなくてはいかんかというと、そういうことはないのではないかと思います。

 それから二つ目の上海便の件ですけれども、確かに10月下旬に予定どおりというか、首尾よくスタートするということを考えますと、私としてはもっと早くいろんなことを進めたいという面もあるんですが、しかし、新しく国際定期便を飛ばすというのは常にそういう問題があるわけで、少しせわしない点が出るのはやむをえないだろうと。

 ただ、今何も手をこまねいているのではなくて、例えば観光振興の問題であれば商工労働部を中心に、もちろん観光課もありますし、知事政策室も入っていろいろやっておりますし、それから、いかに富山県をアピールするかという準備も今着々といろいろなことを、予算措置がなくてもやれるものもあるし、かなりの分は、今度の9月議会で補正予算を出して、そして議会のご同意も得て進めなければいけないものもありますが、とにかく予算措置がなくてもできることは、今どんどんいろんなことを始めています。それから、予算が通ればさっと進むように、例えばパンフレット1枚作るんでも、もう原案は作りつつあり、予算措置ができればぱっとやる、というようなことでやっています。

 また、率直に言って、これは行政ベースでやるべきことも当然あります。しかし、直接には、例えば総合代理店である民間の旅行業者の方々に頑張ってもらわなければいけない部分もあります。それから、今度「上海便を育て発展させる会」というものを民間の皆さん、経済界の皆さんを中心に作っていただくようですが、9月5日ごろにやられるように聞いているんですが、そういった皆さんも時間のない中で何とかこれを応援しようと、まさに自然発生的にそう言っていただいておりますので、そういった皆さんとの連携も図りながら。皆さんから見るとなんかあまり進んでいないように見えるかもしれませんが、私としてはそれなりの準備はしつつあると思っています。

 ただ、どうしても物事を立ち上げるにはやむをえないんではないですか。特に今度の場合はそんなにうまくいかないんではないかと思っておられた方も多いようですけれども、いろんなことでここまで積み上げてきましたので、これからも気を引き締めてしっかりやりたいと。皆さん方が9月補正予算などを見ると、なるほどそういう準備をしてきたのかと分かってもらえるような形にできるんではないかと思っています。ひとつよろしくお願いしたいと思います。

●記者
 審議会の委員に県議会の議員は入らないとか、県議会の方で計画を議決するとかしないとか議論されました。総合計画審議会で計画を策定するに当たって、議会との関係はどのように。

●知事
 これから審議会がスタートして、当然そこでこれまでの研究会を踏まえて、審議会、あるいは各部会で各論がいろいろ出てくるわけですけれども、議会の皆さんにも常任委員会があったりしますから、そういったところで、例えば大綱ができれば、「こういう大綱ができた、一応検討をしているんだけれども、議会としてはどんなご意見ですか」という具合に、節目節目にご意見をお聞きするということは、いずれにしてもしたいと思うんですね。

 県議会の議員さん方も県民の代表でいらっしゃるわけですから、今度、県議会の皆さんが審議会に入るのはやめたほうがいいんではないかと判断されたのも、議会として、初めから入っているんではなくて、一歩距離を置いて、少し客観的な立場からいろいろ言いたいということだと思いますんで、あらかじめそういうような説明をしてご意見もいただくという機会を、節目節目に持ちたいと思いますし、最終的にそれを議会での議決事項にされるかどうかは、議会の皆さんの判断ですけれども、私はその点はどういう答えになるか、いずれにしても議会の皆さんのご意見を尊重してやっていきたいなと思っています。

●記者
 知事選では、いろんな政党から支援を受けられましたが、今回の衆議員選挙にあたっての知事の姿勢は。

●知事
 今回、きっかけは郵政民営化ですけれども、選挙の争点としてはやはり郵政民営化をはじめとする、小泉内閣がこれまでやってきた一連の改革路線を引き続き今後も続けるのか、続けないのかといったようなことが議論になる。私の関心事項から言いますと、やはり知事という立場ですから、いろんな課題がありますが、例えば地方分権改革にどう取り組んでいただけるのか。各政党がいろいろなマニフェストを出していらっしゃいますが、少子高齢化対策、経済の活性化とか地域再生の問題など、いろんな論点があると思うんですね。そういう意味では大変重要な選挙だと思っています。

 ただ、私のスタンスですけれども、今ほどお話があったように、昨年秋の知事選挙においては私自身が県民党的な立場で立候補させていただいたわけで、自由民主党を中心に公明党、民主党、社民党、連合など幅広いご支持をいただいて大変多くの方のお世話になったわけであります。今回の選挙では小選挙区制のもとで、各候補が1議席を争われるということなので、正直言って大変苦慮している面もあるんですが、いずれにしても、私は公平無私の県民に奉仕する県民党の立場だということでありますので、県政の発展のため、あるいは県民の皆さんの幸せのためにどうすべきか、私なりによく考えて行動をしたいと思っております。

 先日、事務所開きに、ある政治家の所へ行ったことを多分お聞きになりたいんでしょうが、私は基本的にはできるだけ公平無私の県民党的立場ということは今後も守って対処していきたいと思っております。長勢先生の事務所開きに顔を出させていただきましたのは、昨年、4党推薦といっても自民党でまず最初に推薦していただいたということ、当時、県連会長でいらして、いろいろご尽力をいただいたこと、それからまた、知事に就任しましてからも、北陸新幹線の建設促進とか、具体的な案件でご尽力いただいたこと、また、中学校の先輩ということもある、ということで出席させていただきました。

 いずれにしても今回の選挙については、先ほど申し上げたように、私は、あくまで公正無私の県民に奉仕する県民党的立場でありますので、今後のことについてはよくその辺を考えて、県民の皆さんの幸せのため、また県政の発展のためにどうあるべきか、私なりに考えて対処したいと思っている次第であります。

【 情報発信元 】
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