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知事記者会見[平成17年度]

2016年12月2日

知事室 目次

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知事記者発表要旨 [平成18年2月23日]

◆日時 平成18年2月23日(木) 午後1時〜1時45分
◆場所 県庁特別室

【目次】

1. 知事からの発表事項
  富山県立大学と北陸銀行、富山第一銀行、富山銀行及び日本政策投資銀行との連携に関する協定について

2.挨拶
 (1)高木 北陸銀行頭取
 (2)金岡 富山第一銀行頭取
 (3)高柳 富山銀行頭取
 (4)三谷 日本政策投資銀行支店長
 (5)中島 富山県立大学学長

3.質疑応答


【知事からの発表事項】

記者会見で説明をする知事 今日は、富山県立大学と北陸銀行さん、富山第一銀行さん、富山銀行さん、日本政策投資銀行さんの連携協定を結ぶ運びとなりました。県知事が富山県立大学の設置者ということですので、私もそういう立場から今日の調印式に参加させていただいたわけであります。

 皆様ご承知のとおり、私どもの県立大学は平成2年に県民の皆さん、市民の皆さんの強い熱意のもとに開学をいたしまして、以来、16年、地域の研究教育、特に工学教育の拠点、それから町の拠点という面もありますけれども、地域の産業や経済、地域貢献を、ひとつ力を入れてやろうということを開学の理念として頑張ってきていただいています。

 2年前の平成16年4月からはもっと地域貢献というところに力を入れようと、地域連携センターを建てまして、県内のいろんな企業に協力していただいています。銀行さんも含め、連携協力の協力会に参加していただいた会社が、昨年の時点で224社、今はもう少し増えているかもしれませんが、そういうふうになっております。

 ご承知のように、この4月から新しい学科を作るということで、工学部も2学科を4学科にして生物工学科を設けるとか、新しく知能デザイン工学科を設けるなど、いろいろと頑張っております。また、平成16年まで連続4年間、就職率100%を誇ってきております。17年度は唯一お一人だけがいろんなご事情があったため、就職率は98.7%で全国2位ということでした。おかげで非常に就職率が高い大学ということで、全国の就職専門誌には毎年必ず名前が出ております。

 今年も、4年制の工学部のほうが152人の募集定員に対して1020人の方の応募があったということですから、率にして6.7倍と、昨年が4.3倍だったと思いますが、かなり人気も出ております。しかし、これに安住することなく、もっともっと県立大学をしっかり育て、もっと発展していただきたい。特に富山大学のほうはご承知のように旧3大学が一緒になって総合大学になられましたが、県立大学も大いに頑張っていただきたいと思っているわけです。

 そういうさなかに、先ほど申し上げた4行の皆さんが、県内はもとより、北陸地域、あるいは日本各地で大変りっぱな金融機関としてそれぞれ役割を果たされていますが、県立大学と連携協定をしないかということを頂いたわけで、本当に私もうれしく思っております。産学官の連携といいますけれども、今度ご専門の金融機関が4行連携に加わっていただいたわけですから、文字どおり産学官金の連携ということで、ぜひこの4行さんと県立大学が連携して、県立大学もますますりっぱな大学になりますように、また、4行さんもいろんなビジネスチャンスも増やしていただいて、ともにこの富山県の経済を活性化していき、県民の皆さんの幸せの充実がさらに図られることを念願している次第です。

 今日は本当に、高木頭取、金岡頭取、高柳頭取、三谷支店長はじめ関係の皆さん、ありがとうございました。

 以上で私の冒頭のごあいさつ、説明を終わります。どうもありがとうございました。

【高木 北陸銀行頭取 挨拶】

 ただいま、石井知事もご参加の中で、富山県立大学さんと包括提携をさせていただきました。やはりねらいは、ものづくりの富山県の中核を担う高い技術を持つ技術者を長年養成してこられた富山県立大学さんのシーズと、私どものお取引先であるお客様が持つニーズをうまく結び付けて、経済、企業の活性化につなげることで、これができたらという思いであります。

 そしてまた、私ども、それから富山第一銀行さん、そして富山銀行さん、日本政策投資銀行さんを合わせますと、県内企業の70%を超えるメーンの企業があるのではないかと思っております。そうした中で、中小企業から大企業まで幅広く、何らかの形で少しでもお役に立てるように努力してまいりたいと思いまして、お礼の言葉に代えさせていただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

【金岡 富山第一銀行頭取 挨拶】

 富山第一銀行の金岡でございます。このたび、富山第一銀行は富山県立大学さんと包括的連携協力の協定調印をさせていただきました。私どもとしましては、昨年、3大学が合併し、独立行政法人となられた国立富山大学、そして、国立富山高専に続く3番目のこのような形の連携になるわけです。富山県立大学さんは、伺うところによりますと、建学の目的は地域および社会に有為な人材を育成、開拓する。そして学術と産の有機的な連携を進めるとともに、富山県民の期待する地域振興の原動力としての科学技術の新しい拠点となり、産学連携の目的に寄与したいと、このように述べておられるところです。

 私ども地域銀行というのは、元来は資金仲介業ですけれども、それと同時に情報産業でもございます。でありますから、このような機能をフルに発揮することによって地域の活性化に寄与したいと、このような使命を持っているところです。これはとりもなおさず、富山県立大学さんの先ほど申し上げました建学の目的と全く一致するところが多々あるわけです。

 なお、これは余談ですが、私どもと富山県立大学さんとのおつきあいはかなり古く、私どもが関係します財団法人富山第一銀行奨学財団から、過去57件の研究に対して助成金を出しているという経緯もございます。今後は協定の趣旨に沿って、産学、県立大学さんの場合は県が加わられまして産学官ということになると思いますから、産学官の教育のモデルケースになるように、一生懸命まい進していきたいと考えておるところでございます。本当に今日はどうもありがとうございました。

【高柳 富山銀行頭取 挨拶】

 富山銀行の高柳でございます。ただいま、富山県立大学さんと私どもが包括連携を結んだことを大変うれしく思っております。包括連携の趣旨に基づいて、私どもも県立大学さんと協力しながら、事業の活性化のために努力したいと思っております。また、県立大学の学生さんに金融実態を分かっていただくことに何がしか貢献できればうれしいと思っております。

 私ども富山銀行は、これまでも県立大学さんと県内の企業とが連携して、繊維など、いろいろ開発したものを、私どもが東京オフィスでしておりますビジネスクラブに成果を配信するなど、いろいろとさせていただいていますが、今回の連携を機会に、さらにそれを進めていけばいいかなと思っております。今後、いろいろな面でお世話になると思いますが、よろしくお願いします。

【三谷 日本政策投資銀行支店長 挨拶】

 政策投資銀行の三谷でございます。ただいま、富山県立大学さんと連携協定を結ばせていただきまして、大変うれしく思っております。また、石井知事ご臨席のもと、北陸銀行様、富山第一銀行様、富山銀行様と同じ日にこういう形で連携させていただき、まことに光栄に存じます。石井知事様ならびに中島学長様に、この場をお借りしまして、ご高配いただきましたことに厚く御礼申し上げます。

 政策投資銀行は、ただいま地域・環境・技術を三本柱にして活動しておりますけれども、大学は地域の活性化、あるいは日本の将来を担う技術の開発という点で、地域にとって大変重要なプレーヤーではないかと考えております。そういうことで、このたび大学と連携をさせていただきまして、いろいろな事業を私どもが今後行うことができるということは、私どもにとりましても地域の再生なり技術の開発などの点で、より大きく貢献できる機会を与えていただいたものと考えております。

 私どもはこれまで中島学長をはじめといたしまして、富山県立大学の諸先生がたと産学連携に関しますいろいろな情報交換、あるいは、地元の企業さんがお開きになる講座の講師など、いろんなところで大変お世話になっているところです。また、来年度、18年度からは新たに富山県立大学さんのほうでMOTの科目の講義をおやりになるということですが、そのMOT講義の中で技術経営概論のコーディネート、あるいは講師を務めさせていただく予定になっております。

 今後はそれとともに、私どもが持っておりますいろいろな、例えば新しいベンチャーの支援とか、そういったベンチャーのファイナンスにかかるノウハウやネットワークなどの点でご協力させていただきまして、県立大学様発の例えばベンチャー企業に対する授業科目のお手伝いをさせていただく。そういうことにもご協力できるのではないかと考えております。

 今回の協定を契機といたしまして、より一層、県立大学様、そして富山県のお役に立つことができますよう、地域の銀行3行様とも十分に連携、あるいは協力をさせていただきながら、努力していたきいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【中島 富山県立大学学長 挨拶】

 ただいま石井知事ご出席のもとに四つの銀行と、富山県立大学との連携協定を締結することができました。各銀行の皆様方のご尽力とご協力に、深く感謝申し上げたいと思っております。

 ご承知のように、今、少子化が進行していまして、大学も今、競争と個性化の時代を迎えております。富山県立大学も地域における知の拠点として、また、存在感のある公立大学として発展するために、さまざまな改革を進めているところです。先ほど、石井知事のほうからも少し紹介がありましたが、この4月からは工学部を2学科から4学科へと、時代の要請にこたえる形で学科の再編をいたしまして、21世紀の課題であります自然環境や人間にやさしい技術の創出に役立つような教育研究を重点にしまして、特色と魅力のある教育研究を展開して、これまで以上の飛躍を目指しているところです。

 また、平成16年の4月には、県内産業界や地域との連携・交流を深めるために、地域連携センターというものを設置しまして、地域との密接な連携のもとに、地域の活性化にも貢献・寄与できるような活動を展開しているところです。

 そういう意味で、今回の協定は県立大学の建学の理念、これは三つありますが、「富山県の発展をめざした県民の大学」「未来を志向した大学」「特色ある教育をめざした大学」、これを4銀行のかたがたのご協力により、一層、支援し、発展させていただけるものと考えております。

 また、この協定に基づきまして、教育研究、機能等さまざまな交流のマッチングでありますとか、知的財産の活用、人材育成、大学発ベンチャーの創設などを含め、よりよい効果的な連携が図れるように、大学としても努めてまいりたいと思っております。

 4銀行におかれましては、地域の企業等とのさまざまな広いネットワークを持っておられまして、そういうネットワークも活用させていただき、一層地域に役立つ公立大学として、その使命を果たしていきたいと思っております。

 そういう意味で、今後とも、協定を締結された4銀行とあらゆる面において連携を進めていくことにより、有為な人材の育成と高度な学術研究の推進、あるいは県内産業の発展に寄与していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

【質疑応答】

記者会見で記者と質疑応答する知事●記者
 研究協力会の存在というのは県立大学の特色だと思います。今240社と聞いておりますが、今回の提携を研究協力会との相乗効果を図るために、どのように展開していきたいと考えておられますか。

●中島学長
 もちろん4銀行さんにも研究協力会にご協力いただいていますが、特に、先ほど少しありましたが、当面、4月からお願いするのは、先ほど政策投資銀行さんからありましたが、県内でも初めてMOT教育といいますか、技術経営。最近、技術者も経営的な感覚を身に付けるということが非常に大事になっていまして、そういうMOT教育を新しくスタートさせるのですが、これについてはもう政策投資銀行の方とか、北陸銀行の関連団体であります北陸経済研究所からも講師としていろいろとご協力いただくとか、それ以外の銀行についてもこれからそういう人材育成についていろいろな協力をお願いしたいと思っております。

 それから、研究協力会は今二百数十社あるわけですが、やはり銀行の関連会社は非常に広いネットワークを持っておられるというところが非常に大きな強みだと思っていますので、そういうネットワークもいろいろ介していただいて、研究協力会とも協力して、県内企業と大きな連携を進めていきたいと思っておりまして、これからいろいろ具体策を探っていきたいと思っております。

●記者
 県立大学もどんどんベンチャーを育てていきたいということでしたが、具体的な構想といいますか、問題点なり、そういうものはありますか。

●中島学長
 大学発ベンチャーについては、これまでにすでに立ち上がっているものもあるわけですけれども、やはり地域の企業あたりと連携した形で、本学のほうにもいろいろな研究成果があって、それを特許化してということがあります。特に今回はバイオ関係、生物工学科というものが立ち上がりますし、その関係でのいろいろな研究成果、すでに文部科学省の医薬バイオクラスターにも本学の先生がかなりかかわっておられますので、そうしたことを含めて、新しいベンチャーができないかなと期待し、また、そういったことを学内でもいろいろ探っているところです。いつ立ち上げるということはまだ申し上げられませんが、ぜひと期待しているところです。

 それから、深層水の関連では、本学はけっこう熱心にやっておられる方がありまして、ベンチャー立ち上げではないですが、いろいろな商品化を一生懸命やっているというのは、本学の一つの大きな特色にもなっていますし、そういったものはこれからどんどん進めていきたいと思っています。

●知事
 ご承知かもしれませんが、深層水のパンとか、白えびの塩ラーメンとか、白えびのソーセージとか、ゲンゲ&コエンザイムというのがありますね。あれは女性の美容にもいいようですが、そういうように、県立大学ではかなり企業の皆さんと共同研究をしていて、すでに商品化しているものもけっこうあります。

●記者
 知事にお伺いしますが、県立大学の特色というのは、やはり県が介在している、県の組織が介在していることですが、今回の提携には官も入っているという大きな特色があると思います。県の支援対策というか、どういうふうな形でかかわっていこうと思っておられますか。

●知事
 一つは、大学の設置者として、当然、今度も2学科から4学科にしますし、大学院をかなり改革する、短大も強化する、いろいろありますので、知の拠点、研究教育の拠点であると同時に、県内経済の活性化とか、県民の皆さんの幸せの充実に貢献してほしいという思いがありますので、設置者としてそういうことをできるだけ後押しすると。

 もう一つは、これは県立大学だけ特別扱いというわけでもありませんが、新しい富山大学なども含めて、できるだけ産学官、それに金融機関を入れて、4者で連携して、大学にはいろいろビジネスにつながる、経済活性化につながるさまざまな研究シーズがありますから、それを眠らせておかないで、うまく現実に人間や地域に役に立つようにしていく。できればそれがビジネスの種になって、経済活性化につながるというふうにしたいと思っております。

 今年の予算でも、創業ベンチャー関係の低利融資や、非常に有意義な研究については補助金まで出すような仕組みも、もともとある程度ありますし、今度は大幅に増強もしました。それから、創業ベンチャーなどは、今まで融資体制などをとるのは創業して1年以内などと言っていましたが、実際に本当に軌道に乗るまではどうしても3年ぐらいかかるということで、1年以内だったものを3年以内に融資体制を広げるとか、さまざまに立ち上がりのところで、出資なども含めて、相当力を入れるようにしています。

 そうするとある程度、最初から金融機関に入ってもらうのがいちばんいいのですが、特に最初のややリスクが高いところは県がかなり応援をして、ビジネスとして大丈夫だというとき、いよいよ金融機関に本格的に応援してもらうというようなこともできます。

 また、金融機関の皆さんは県庁とは別の意味で、生きた経済の世界で毎日厳しいいろいろなビジネスをやっていらっしゃるわけだから、目利きといいますか、大学の研究はいろいろなものがあるけれども、これはビジネスとしてものになりそうだという感覚は、私ども役所の人間よりもかえとって研ぎ澄まされたいい面があるのではないかと思っておりまして、そういう点はぜひ挙げてほしいと思います。

 それぞれ各行さんは特色があります。例えば、高木さんのところなどは上海長城会を作ったり、中国や東南アジアでも取引がおありだから、そういう視点から見て県立大学のこの研究をやらせようとか。金岡さんは金岡さんのところで、非常に地域に密着したいろいろなビジネスを持っていらっしゃる。そういうノウハウを生かして大学を刺激してほしい、そういうようなことを考えています。

●中島学長
 今度新しく本学では、知能デザイン工学科という、従来あまりないような、機械と電子、情報をすべて融合したような新しい学科を立ち上げることにしています。けっこう富山県出身で非常にロボットの分野で活躍しておられる方がいらっしゃいます。そういう方にも客員教授で来ていただいたりして、非常に魅力ある学科にしたいと思っています。そういう意味で、富山県にはロボット関連の企業というのがけっこう多ございまして、こうしたところとも連携した形で、非常に魅力あるようなものにできないかなと。先般あったロボットフェスティバルでも、小さいお子さんをはじめとして非常にロボットに対する関心が高く、ぜひそういう共同の事業をやりたいと強く思っています。そういう面でも協力を深めていきたいと思っています。

 特に今、時代は理科離れで、今後、少子化の中で技術人材をどう育てていくかというのは非常に大事な問題になってきています。地域における技術人材の育成という視点からも大いに協力もしていただいて、一緒にいろんな活動をしていきたいと思っています。

●知事
 富山県にはパロで名を挙げた柴田崇徳さんがいらっしゃいますし、名大の福田先生とか、東大の高木先生など、そうそうたる先生方に特任教授になってもらっております。

手を繋ぐ知事、北陸銀行頭取、富山第一銀行頭取、富山銀行頭取、日本政策投資銀行支店長、富山県立大学学長

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