県政レポート第52号[平成20年5月1日]
こんにちは、富山県知事の石井隆一です。
2010年までに訪日外国人観光客数を1,000万人にすることを目標として、国では「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を展開しており、海外からの観光客数は、平成15年から平成19年までの4年間で、総数では5,212千人から8,349千人(約1.6倍)、そのうち韓国は1,459千人から2,601千人(1.8倍)、台湾は785千人から1,385千人(1.8倍)とそれぞれ増加しています。
同じ4年間の本県の状況を立山・黒部アルペンルートに訪れた外国人の団体観光客数でみると、総数では23,731人から115,382人(4.9倍)、そのうち韓国は2,874人から19,540人(6.8倍)、台湾は20,242人から87,469人(4.3倍)と全国をはるかに凌ぐ著しい伸びを示しています。
知事に就任して以来、旅行会社やマスコミ、観光団体など関係の皆さんと連携しながら、台湾、韓国、中国に積極的に富山県の魅力をPRし、誘客に取り組んできた効果が出てきていると思っています。
今、日本は少子高齢化の進行と人口減少の時代に突入していますが、世界はかつてない人口爆発の時代で、経済も急成長しています。その中でも、特に東アジアの発展が著しいことから、今後、国際観光や物流、産業振興などにこのエネルギーを取り込んで、本県の発展につなげていきたいと考えています。
それでは、前回レポートしました4月3日以降の主な仕事や出来事について紹介します。
今回は、韓国、台湾からのさらなる観光客の誘致と本県特産品の販路拡大等を図るために、県議会、市町村、観光団体、交通・宿泊・物産等の民間企業などの関係の皆さんとともに、トップセールスを行った韓国訪問及び台湾訪問(「とやまフェスタ」)からレポートをはじめます。
4月4日(金)午前10時、韓国・ソウルのアシアナ航空本社を表敬訪問し、姜柱安(カン・ジュアン)社長と懇談しました。
私から、この4月で就航15周年を迎えるアシアナ航空の富山−ソウル便が着実に発展し、この4月19日から11月19日までの間、週5便に増便されることについて謝意を述べるとともに、富山で韓国の魅力をPRするイベントへの協力をお願いしました。
姜社長からは、積極的に協力したいとの回答をいただき、富山県、韓国観光公社及びアシアナ航空との共催で6月に「富山・ソウル便就航15周年記念 コリアウィーク2008in富山」を開催することで合意しました。
なお、私から富山の四季折々の食の魅力や韓国でも人気の「雪の大谷」など立山・黒部をはじめ、県内各地の温泉、ゴルフ、スキー、トレッキングなどの魅力について、各々写真を示して説明し、将来は通年でデイリーにしたいとお話しました。
また、同行された副団長の堀内黒部市長には黒部峡谷や宇奈月温泉について、山本南砺市収入役には世界文化遺産の五箇山合掌集落などについて、それぞれ説明役になっていただきましたが、姜社長は、それぞれ大変熱心に聴いていただき、観光振興、経済交流面での意見交換ができ、意義深い会議になりました。
同日、午後2時20分、アシアナ航空ソウル旅客支店にも立寄り、柳光熙(リュウ・グァンヒ)支店長にお会いしました。
私から、あらためて富山の四季折々の観光資源について説明し、冬季を含む通年での誘客促進に力を入れていきたいとお話したところ、柳支店長からは、「是非、富山を訪問してみたい。今後は、デイリー就航に向けて頑張っていきたい」との発言がありました。
同日、午後3時からロッテ観光開発(株)の金基炳(キム・キビョン)会長とお会いし、ロッテ観光開発の富山県への送客が昨年6,000人を超えたことやロッテ観光開発が牽引役となり、韓国から富山への観光客数が約2万人となったことのお礼とともに、6月の「コリアウィーク2008in富山」に合わせた送客のお願いなどをしました。
金会長からは、「富山観光キャンペーンは今年で4年目であり、知事はじめ関係者の努力で富山の魅力が韓国で知られるようになってきた。今年は8,000人の送客を目標としている」、さらに「6月以降にテレビのホームショッピング番組を活用して富山の特別商品の企画・販売を行いたい」と意欲的な発言があり、大変に心強く、うれしく思いました。
同日、午後4時、自治体国際化協会ソウル事務所の横田所長に面会し、今回の訪韓趣旨及び富山県が韓国からの観光客の誘致に積極的に取り組んでいることを説明し、富山県のPRについて協力を要請しました。
あわせて、韓国の政治・経済情勢、富山県と韓国との交流状況、韓国人の旅行動向等について情報交換を行いました。
同日、午後6時からウェスティン朝鮮ホテルで韓国旅行会社との意見交換会を開催しました。意見交換会には、韓国側からロッテ観光開発、ハナツアー、モドゥツアーなど10社と国際観光振興機構(JNTO)ソウル宣伝事務所の谷所長に参加いただきました。
まず、県の観光PR用のDVD「富山に来られ!」(韓国語版)を放映。私からは、ブリ・シロエビ・ホタルイカ等の富山湾の味覚や立山・黒部、桜やチューリップフェア、ゴルフ場、温泉、雪景色の五箇山等の優れた観光資源の写真を使いながら、(1)秋から冬にかけての誘客が課題であるが、秋は紅葉、冬はスキーや温泉の露天風呂などが楽しめること、(2)四季折々に海、山などの食の魅力が楽しめること、(3)伝統医薬や日本でも最先端のロボット産業があり産業観光など年間を通して様々な観光資源があることなどをお話しました。
参加した旅行会社からは、「富山への送客はまだまだ伸びる可能性がある。今後、さらに富山のPRに力を入れていく」、「ゴルフやスキーと組み合わせた新しい商品開発に取り組みたい」など今後の誘客促進が期待される発言がありました。
4月5日(土)午前9時、ソウル市中心部の地下鉄2号線東大門運動場駅(日本で言えば渋谷や池袋のような拠点駅)に掲載した富山県の観光PR広告を視察しました。この地下鉄駅での広告は、4月1日から30日までの1ヶ月間、ソウル市内の地下鉄7箇所で構内のホームドアに雪の大谷など立山・黒部アルペンルートをPRするもので、昨年に続いての試みです。
非常に多くの人々が利用する拠点駅であることから、この広告によって富山の魅力がさらに幅広い韓国の皆さんに認知されることを期待しています。
その後、午後0時半、韓国を出発し、2時過ぎに台湾桃園空港に到着しました。ロビーで、思いがけず、最近まで富山大学に留学していたという台湾の若い女性に「富山県の石井知事ですか」と声を掛けていただき、富山県人に対して親愛の情を持っておられることを感じ、うれしく思いました。
同駅を視察後、台湾新幹線に乗り換えて、台北駅に到着しました。正式名称は「台湾高速鉄道」なのですが、車両など日本の新幹線技術を導入したため、現地でも「台湾新幹線」と呼ぶことが少なくないとのことでした。
4月6日(日)午後、台北市内の百貨店太平洋SOGO忠孝店付近のビル壁面に掲示した大型懸垂幕広告(26.9m×5.0m)や台北市内の路線バスを活用して本県のPRを行うラッピングバス(全50台)を視察しました。
大型懸垂幕広告では台湾でも大人気のアルペンルート雪の大谷をはじめ、黒部峡谷、チューリップ、世界遺産五箇山を、またラッピングバスでは富山の各観光地について、4月1日から30日までの1ヶ月間掲出しPRを行うものです。
広告を視察後、副団長の堀内黒部市長、富山県日華親善協会会長を務めておられる中川県議会議員などの皆さんと太平洋SOGO忠孝店を表敬訪問し、同店の越前副総経理にお会いし、ご挨拶しました。
越前副総経理からは、「富山には日本の魅力である桜、紅葉、雪、温泉、美味しい料理の5つの魅力全てがあり、観光地として非常に有力である」との発言をいだだき、私も、これらの魅力をもっともっとアピールしていく必要を改めて感じました。
同日、午後2時半から太平洋SOGO忠孝店で4月4日から10日までの期間で開催中の「富山県の物産と観光展」特設会場において、訪問団の皆さんと一緒に法被を着て、県特産品の販売PRを行いました。この「物産と観光展」は、本県にとっては海外で初めての開催であり、富山県から6社が参加し、県の特産品34品目を販売しました。ますの寿司やおでんなどの実演のほか地酒や名水の試飲販売も行い、買い物客の反応も大変良く、富山米、白えびせんべい、かまぼこなどが売り切れとなるほどの人気ぶりであり、本県特産品は台湾の消費者ニーズに相当にマッチしているように感じました。また、この物産展の会場で、台湾の人と結婚した高岡市出身の若い女性(写真)から「石井知事ですね」と声を掛けていただき、台湾と富山県との様々な交流の深さをあらためて感じました。
その後3時から、同店エントランス前特設ステージで、越中五箇山筑子唄保存会、越中五箇山麦屋節保存会の皆さんによる麦屋節、古代神、こきりこ等の唄や踊りの郷土芸能披露が行われました。オープニングセレモニーでは、私から「台湾から富山に訪れる方は昨年8万7千人を超え、4年前の4倍以上となり、大変うれしく思っている」、「今回のとやまフェスタで富山の物産や郷土芸能に十分に触れていただき、さらに多くの皆さんに富山にお越しいただきたい」、「富山県民はもてなしの心で皆さんを大いに歓迎します」とご挨拶しました。当日は、30度を超える暑さにもかかわらず、通行人が歩けなくなるほどの観衆が集まり、大好評を博しました。
4月7日(月)午前10時から長榮(エバー)航空本社で陳欣徳(チン・キントク)総経理とお会いし、これまでの国際チャーター便の運行実績に対し感謝を申し上げた上で、6月1日に予定されている小松空港への定期便就航後における富山へのチャーター便の運航及び小松便を利用した富山への送客について要請しました。
陳総経理からは、「3年前に富山を訪問しており、大変親しみを感じている。6月の小松定期便就航後も富山へのチャーター便の運航を継続したい」との発言があったほか、同席された同社の李副総経理からも「旅行会社と連携して富山の四季折々の魅力を盛り込んだツアーなどを企画し、富山へのチャーター便を運航し、富山への送客を図ることについて検討している」と心強い返事をいただきました。
同日、午後1時45分から台北国賓大飯店において富山、長野、岐阜の3県共同による観光商品提案会・商談会を開催しました。台湾側からは、旅行会社36社55名、航空会社3社6名、マスコミ4社4名など多くの会社に参加いただきました。私から、富山空港へのチャーター便の場合はもとより、台湾から東京、名古屋、大阪経由又は6月から運行予定の小松定期便を利用した富山への観光モデルコースや冬のツアーなどの具体的な提案を説明し、富山への積極的な送客を要請しました。
提案会に引き続いて行われた商談会では、3県の市町村や民間の観光事業者の方々と台湾の旅行業者の間で具体的な商談が進められ、今後の事業進展につながる手ごたえのある商談会となりました。
同日、午後3時、中華(チャイナ)航空本社で趙国師(チョウ・コクスイ)董事長兼総経理とお会いし、台湾からの国際チャーター便の運行実績に対し感謝を申し上げるとともに、4月1日から(1)国際チャーター便の着陸料を軽減したこと、(2)4月1ヶ月間、ラッピングバスなどで富山の各観光地をPRしていること、(3)太平洋SOGO前で物産観光展を行っていることなどを説明し、引き続き、富山への国際チャーター便の運航に積極的に取組んでいただくよう要請しました。
さらに、今後、冬も含めた通年でのチャーター便就航に向けてお互い努力し、将来的には定期便化していくことの提案も行いました。
趙董事長からは、着陸料の軽減について謝意が表明されたほか、富山の魅力を楽しむ企画を社内で検討し、年間を通してのチャーター便の運航が可能となるよう努力する旨の回答をいただきました。
今回の台湾訪問で行った航空会社や旅行会社に対する要請活動により、平成20年度の台湾から富山への国際チャーター便の運航予定は、昨年度(130便)を上回る160便(約2万人)程度の運航が期待できる見通しとなりました。
同日、午後4時、台湾工商協進会を表敬訪問し、張炯昌(チョウ・キョウショウ)秘書長や協進会幹部の方々にご挨拶しました。
私から、最近、台湾から富山県への観光客が非常に増加していることに謝意を表するとともに、富山県が国際観光や産業振興に積極的に取り組んでいることを説明したところ、張秘書長からは、「台湾工商協進会の機関紙「全球工商」で富山県の観光地を紹介したい」、「今回の知事の訪台を機に富山県との経済交流を促進させていきたい」との発言がありました。
同日、午後6時から台北国賓大飯店において台湾航空会社及び旅行会社との意見交換会を開催しました。意見交換会には、台湾側から中華航空、長栄(エバー)航空、華信(マンダリン)航空など6つの航空会社、富山への送客が多い11社の旅行会社、さらに日本観光協会台湾事務所の井上所長に参加いただきました。
意見交換会では、県から四季を通じた富山の魅力とともに、冬のツアーコースを紹介し、雪や温泉、寒ブリ、ベニズワイガニ等の味覚など富山の冬の観光資源を積極的にアピールしました。
また、太平洋SOGOで実施中の物産展で実演販売を行っている「ますの寿司」、「おでん」、「おはぎ」などを賞味いただいたところ、非常に好評でした。
参加いただいた各航空会社や旅行会社の方々とは、さらなる富山への送客の増加や、本県特産品の販売拡大など経済交流の一層の促進について話し合い、有意義な時間を持つことができました。
4月8日(火)午前、台湾桃園空港を出発し、成田国際空港経由で、同日夕方に富山空港に着きました。韓国は県知事としては2度目、霞ヶ関時代からの通算で5度目の訪問ですが、特に、今回は、これまで以上に「近くて近い国」になりつつあり、経済も相当に発展しているという印象でした。また、台湾は富山県知事としては初めての訪問でしたが、台湾の方々は非常に親日的であり、日本のモノや文化に非常に興味を持ち、熱心に話を聞いていただいたと感じました。
4月9日(水)午後1時半、「日本女性会議2008とやま」実行委員会の高澤規子委員長と寺田嶺子事務局長が県庁を訪問され、今年の秋(10月17日〜18日)に富山県で開催予定の「日本女性会議2008とやま」の内容などについてご説明をいただきました。
この会議は男女共同参画の推進を目的とする国内最大級の行事であり、私が知事に就任して間もない頃に評論家の樋口恵子さんからご紹介いただいた経緯があります。今回は、全国から約3,000人の参加が見込まれるとのことでした。
私から、「皆さんのご尽力に感謝申し上げるとともに、県としても会議の成功に向け、できるだけ支援・協力をしていきたい」とお話しました。
同日、午後2時から県庁で中1学級支援講師等辞令交付式を行い、私も出席しました。
辞令を交付したのは、(1)きめ細かな学習指導や生活指導を行う中1学級支援講師30校30名、(2)中学校教員免許状を有し、教科ごとの専門指導を行う小学校専科教員20校18名、(3)発達障害のある児童・生徒に対する教育相談や支援を専門に行う教育相談支援教員2校2名の計50名の皆さんです。
これらの講師については、これまでタウンミーティングなどで県民の皆さんからお聞きした教育に関するご意見を参考として、教育環境の充実を図るため本年度から新たに配置することとしたものです。
辞令交付式では、私から「各学校の先生方と力を合わせ、それぞれの学校の教育課題に適切に対応するよう頑張ってください」、「皆さんひとり一人の努力により本県の子どもたちが心豊かにたくましく育っていくことを期待しています」と激励のご挨拶をしました。
同日、午後7時からカナルパーク富山ホテルにおいて、間もなくBCリーグ2シーズン目の開幕を迎える富山サンダーバーズの選手激励会が開かれ、私も出席しました。
激励会には、BCリーグの村山代表、県内経済界、私設応援団の「雷鳥応援団」、関係市町村など約250人が参加し、鈴木監督をはじめ選手の活躍とチームの優勝を祈念しました。
チームの後援会長である新田八朗日本海ガス社長のご挨拶に続き、私から、「プロスポーツチームの活躍は、県民の皆さんの元気や勇気、郷土への誇りにつながり、『元気とやま』の創造に大いに貢献していただけるものと期待している」、「富山サンダーバーズが地域に根ざし、県民の皆さんから愛され、心強く頼もしいチームとなるよう県としてもサポートしていく」と激励のご挨拶をしました。
また、激励会の中で、AED贈呈セレモニーが行われ、富山サンダーバーズの永森社長からAED2台を県に寄贈いただきました。これは、数年前、野球の試合前に急性心不全で倒れ亡くなられた水島樹人君(新潟県、当時9歳)を偲ぶシリコンバンド(ミキトブレス)の収益金によるものとお聞きしており、深く感謝いたします。今後、県のスポーツ施設等に配置し、万が一の際の救命活動に活用させていただくこととしています。
4月11日(金)午前10時、県庁で「消費者の安全・安心確保」連絡調整会議の初会合を開催しました。これは、近年、全国的に耐震偽装問題、食品の不正表示、冷凍ギョウザによる食中毒など、消費者の安全・安心を脅かすような事件が数多く発生していることから、県としての情報収集や相談、対応力などの強化が必要であると考え、全庁的に対応していく体制を整えたものです。
会議では、私から、常に県民の目線に立って、消費者の安全・安心の確保に向けた方策について検討し、相談体制の充実、情報の共有化などの取り組みを各部局連携して進めるよう指示しました。
現在、国においても、消費者行政に一元的に対応する新しい組織について検討されていますが、本県としては、このような国の動きも踏まえながら、県民の安全・安心の確保に迅速、かつ適切に取り組んでいく考えです。
同日、午後2時、県近代美術館において「日展100年 一目でわかる!日本の美術展」開会式に出席しました。
日展は、明治40年、政府が創設した「文展」にはじまり、「帝展」、「新文展」を経て今日の「日展」へと受け継がれ、100年にわたり我が国を代表する総合美術展として広く国民に親しまれています。今回の展覧会は、100年という大きな節目を記念して、東京など国内4か所で開催されるものの1つで、日本画・洋画・彫刻・工芸・書の5部門にわたって、日本美術界を牽引した作家達の代表作を展示するものす。本県出身で日展理事長を務められた工芸作家の山崎覚太郎の「漆器 空の小屏風」をはじめ、総数168点の作品を、前期(4/12〜29)、後期(5/1〜18)に分けて紹介します。
開会式では、私から、主催・共催の社団法人日展、日本経済新聞社、北日本新聞社など関係の皆様に心から感謝するとともに、「芸術文化の振興は、人間の振興であるともいえ、今後とも文化振興を通じ、県民の皆さんの心の潤いと元気づくりに努めていきたい」とご挨拶をしました。
4月12日(土)午後、富山市東黒牧(旧大山町)で県内初の中高一貫校となる片山学園高校の開校式が行われ、私もお招きを受け、出席いたしました。
開校式には、生徒と保護者、県内政財界や教育、行政関係の来賓ら約850名の方々が出席し、開校と県外5人を含む第1期生88人の入学をお祝いしました。
式典では、片山学園の片山浄見理事長の開校宣言に続き、私から、片山理事長はじめ関係の皆様の並々ならぬご努力に深く敬意を表するとともに、幕末の緒方洪庵の適塾の例をあげ、中高一貫教育の「学園の生徒諸君が優れた先生から学ぶのみではなく、お互いに学び会い、切磋琢磨して、富山県ひいては日本を担う人材に育っていただきたい」旨の祝辞を申し上げました。
なお、開校式に先立ち、片山学園高等学校の歌碑除幕式が行われ、片山理事長と一緒に私も参列させていただきました。
4月14日(月)午前10時から黒部市石田で黒部学園居住棟の開所式を行いました。黒部学園は、昭和32年の開設であり、建物の老朽化も進み、かねてから全面的な改築が課題でした。様々な経過がありますが、検討委員会の報告を踏まえ、昨年7月から在宅障害児の支援機能や地域との交流機能なども備えた施設とするべく、改築工事を進めてきたところです。
開所式では、まず、私と四方県議会議長、堀内黒部市長、碓井黒部学園保護者会会長、高倉黒部学園長によるテープカットを行った後、井村県厚生環境常任委員長をはじめ関係の方々によるお祝いのくす玉開披が行われました。
真新しい多目的ホールに場所を移して行われた式典には、県東部の市町村長をはじめ、地元町内会、福祉施設や学校など多くの関係者が出席され、保護者の方々と一緒に園生の新しい生活の場の誕生をお祝いしました。
式典では、私から、「障害の特性に応じたユニットケアの導入など高度な療育機能が発揮できるよう充実した施設としており、利用者の方々はもとより、地域の方々からも信頼され、親しまれる施設となるよう努めていきたい」とご挨拶をしました。
同日、昼休みの時間帯を利用し、県庁前庭でエコバス(低公害バス車両)の見学展示会が開催され、私も試乗させていただきました。
平成20年度の県の新規事業であるエコバス推進事業は、交通事業者がCO2発生量等の少ないエコ重視のバスを走行させる場合、これに対し通常より手厚い補助金を交付する制度であり、本年度は、富山地方鉄道が富山駅と富山空港を結ぶ連絡バスへの導入を検討中です。今回の見学展示会は、関係メーカーのご厚意により実施されたものですが、実際に試乗してみたところ、音も静かで大変に乗り心地も良く、低燃費で環境にもやさしいバスであり、大方の県民の皆さんにも喜んでもらえることと思います。県としては、今後とも、民間事業者等における導入を積極的に支援してまいります。
4月15日(火)午後、東京の飯田橋セントラルプラザで開催された「容器包装の3Rを進める全国ネットワーク」主催のフォーラム(「レジ袋10000人アンケート結果発表会」)にお招きいただき、基調講演とパネルディスカッションのパネリストを務めさせていただきました。「容器包装の3Rを進める全国ネットワーク」は、ゴミの減量に取り組む214団体と個人の方々が参加し、容器包装の3R活動(「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」)を熱心に推進しておられる全国的な団体です。
フォーラムでは、まず、私から『レジ袋の削減から始まるエコライフ・スタイル』と題して、(1)4月1日から県内一斉にスーパーでのレジ袋の無料配布を取り止める全国初の取組みを混乱なく実施できたこと、(2)4月からのマイバック持参率が、消費者側や事業者側の事前の予想を上回って93%にも達したこと、(3)マイバック持参の理由として、「5円支払いたくない」という理由の人もあったが、「ごみの減量のため」、「温暖化対策のため」及び「資源節減のため」と答えた人が7割を占め、大変うれしく思ったことなどについて報告するなど、基調講演を行いました。
次に、パネルディスカッションでは、東京都杉並区の山田区長からは、レジ袋の有料化を促す条例を制定し、削減の取組みを進めていること、また、イオングループの上山環境・社会貢献担当からは、同グループとして2012年度までに全国約1,000店舗でレジ袋の無料配布を中止する方針で準備を進めているが、富山県の取り組みがリーディングケースとなっていることなどについて説明が行われました。
私からは、(1)「一人ひとりの小さな行動の輪が広がり、多くの県民が参加することで、人々の意識と行動が変わり、社会を変える運動になり得ることを実感し、深く感動したこと」、(2)「地球温暖化対策は、日本だけでなく地球全体の問題であり、地球環境を持続可能なものとするためには、行政が、消費者と事業者の皆さんの仲立ちをし、汗をかいたりするのは、当たり前のことだと思う。全国知事会などで富山県の取組みを積極的に紹介しながら、全国に広めていきたい」とお話しました。
富山県の取組みが全国から注目されることは大変に喜ばしいことです。これも、10年以上前から消費者団体や婦人会などがマイバック運動に地道に取り組んでこられたこと、また、消費者団体などの熱心な取組みを受けて、事業者側が決断したことのおかげであり、心から敬意を表しますとともに、県も紆余曲折はありましたが、市町村と協力しつつ、相当の役割を担えたことを大変うれしく思っています。今後とも、本県としては環日本海地域の環境先端県を目指し、真摯に環境保全の取組みを進めていきたいと考えています。
4月16日(水)午後、台湾の航空会社、旅行会社、マスコミ等の方々11名を県庁にお迎えし、台湾と富山の国際観光の促進などについて懇談しました。
これらの皆さんは、台湾で大人気の「雪の大谷」をはじめ、世界遺産の五箇山合掌集落、高岡の歴史文化や銅器等の伝統産業、氷見の海の幸など本県の魅力を実際に体験してもらい、台湾でのPRや富山への送客の拡大につなげていただくことを目的に、国のビジット・ジャパン・キャンペーン事業を活用して、県が招聘したものです。
懇談では、私から、立山黒部アルペンルートをはじめ、砺波のチューリップ、ブリ、ホタルイカといった富山の味覚などについて写真を使って紹介するとともに、秋の紅葉や冬のスキー、雪遊び、温泉などの資源を活かして通年での観光客誘致に力を入れていく考えをお話しました。
一行を代表して、中華航空の李明彦(リ・メイゲン)副理からは、「台湾での富山の知名度は高まってきている。今後、富山県と力をあわせて、さらなる観光客の増加をめざしていきたい」と積極的で心強い言葉をいただき、うれしく思いました。
4月18日(金)午前10時から県庁で「富山県安全なまちづくり推進本部」会議を開催しました。
誰もが安心して暮らせる安全な県づくりを目指し、「富山県安全なまちづくり条例」を平成17年4月に施行してから、満3年が経過しました。
この間、市町村や自治会、婦人会や母親クラブ、さらには民間事業者等、幅広い関係団体の方々のご理解・ご協力のもと、「市町村安全なまちづくり推進センター」は15市町村中、14市町村で設置、また、小学校区単位の「地区安全なまちづくり推進センター」の設置数も145箇所、さらには民間パトロール隊を加えた自主防犯パトロール隊の総数は560隊となり、約4万人の方々が活動するなど、地域の安全を守る輪が大きく広がってきており、関係の方々のご尽力に対し、心から感謝申し上げたいと思います。
会議では、私から、(1)この4月から消防・危機管理課を「消防課」及び「防災・危機管理課」に再編するとともに、これまでの危機管理班を「安全なまちづくり班」に改め、交通安全・防犯・危機管理対策など安全・安心なまちづくりを総合的に進めることとしたこと、(2)市町村、警察、関係団体に加え、今年度から民間事業者とも連携・協力して無施錠被害防止のためのキャンペーン「カギかけんまいけ!」運動を展開すること、(3)地区推進センターに対する補助を現行2年間から3年間へ1年間延長することなどをお話しました。
幸い、本県の刑法犯の発生件数は、平成19年は10,648件と平成18年の11,364件から、716件、6.3%の減少となり、平成13年の17,660件をピークに6年連続の減少を記録しています。しかし、減少しているとはいえまだ1万件を超えており、犯罪のない日本一安全な富山県の実現に向け、県民の皆さんと力を合わせ、引き続き全力で取り組んでいきたいと思います。
同日、午後5時から県民会館でJC富山ブロック協議会の「とやまの心育成委員会」が開かれ、私も出席しました。この委員会は、富山ブロック協議会会長、県内各青年会議所の理事長はじめ役員の方々が集まり、観光・まちづくり、教育、医療、産業振興など幅広い分野で議論を行い、今後の青年会議所活動に生かしていこうと実施されたものです。
富山ブロック協議会の橋本会長のご挨拶に続き、私から、新年度予算の概要なども含め県政概況について講演させていただいた後、皆さんとの意見交換を行いました。
意見交換会では、JCの皆さんが、子どもの放課後の居場所を創出する寺子屋サロンの運営や、防犯パトロールなど地域と協働で様々な活動を積極的に展開されていることを伺い、大変頼もしく、うれしく思いました。
私からは、「若い皆さんの柔軟で大胆な発想と行動力が本県の発展にとって大きな力となる」、「今後、JCの皆さんをはじめ民間と力をあわせて、本県の発展、新たな飛躍に向けて取り組んでいきたい」とお話しました。
4月19日(土)午前、黒部市にあるYKKの前沢ガーデンハウスで桜花園の開園式が行われ、私も出席しました。
YKKは、これまでも黒部まちづくり協議会が行う桜の植樹などに協力してこられましたが、同社が来年1月に創業75周年を迎えることを契機に、桜のまちづくりに一層協力し、地域貢献していく趣旨でこの桜花園を整備されたものです。
開園式には、黒部市、商工観光団体、地元振興会など約40人の方々が参加され、まず、私とYKKグループの吉田代表、堀内黒部市長の3人で開園のテープカットを行いました。
引き続き行われたレセプションでは、私から「桜のまち黒部にまたひとつ新しい魅力を創っていただいたことに対し、深く敬意を表する」、とともに「県としても7月の東海北陸自動車道の全線開通や遅くとも6年度後の北陸新幹線の開業を見据えながら、民間企業や市町村、県民の皆さんと力を合わせて、地域の魅力づくりや観光振興などを積極的に推進したい」とご挨拶しました。
桜花園は、5月以降は芝生育成のため休園し、来年4月から再び公開される予定です。
同日、午前11時半から立山町のグリーンパーク吉峰でみどり維新の町20周年記念式典にあわせて、同町が整備を進めてきた大型遊具の完成式が行われました。
当日は、地元の小学校や保育所の児童・園児、自治会、森林ボランティアやグリーンキーパーなど関係の方々約400名が参加され、私も出席し、地元選出の高平県議会議員、舟橋立山町長、村田立山町議会議長の皆さんと一緒にテープカットを行い、完成をお祝いしました。
この大型遊具は、一部に県産材を使用した木の温もりが感じられるデザインであり、宝くじの助成金でその全額が賄われました。他の案件もあって、県の通常枠を超える事業費となり、採択に際し私も及ばずながら上京して関係方面に強く働きかけた経緯があります。
完成式では、「自然と共に生きる「みどり維新の町」をめざす立山町のグリーンパーク吉峰が、さらに多くの県民の皆さんで賑わい、地域の皆さんにますます愛される施設となるようお祈りする」旨の祝辞を申し述べました。
4月20日(日)午前11時から富山市八尾町の越中八尾観光会館で越中八尾ロータリークラブ創立40周年記念式典が開催され、私も出席しました。
越中八尾ロータリークラブは、昭和43年の創立以来、社会奉仕や地域に根ざした幅広い活動を通じて、地域社会の発展に貢献されており、特に、今年度は、海外留学生の受入れ支援などの国際奉仕活動や40周年を記念した町民広場への太陽電池電気時計の寄贈なども行われます。
記念式典では、私から、荻野会長、福島実行委員長、川原八尾商工会会長などの方々の並々ならぬご尽力に対し、心から感謝申し上げるとともに「八尾は、伝統文化や資源をまちづくりや観光などに積極的に生かしておられ、心強い。特に、ロータリークラブの方々をはじめ、八尾町商工会女性部や八匠の会など民間の優れたリーダーが多く活躍されていることが大きい。今後とも、民間の皆さんの知恵や意見を頂きながら、「元気とやまの創造」に向けた取組みをさらに加速させていきたい」とお祝いのご挨拶をしました。
4月21日(月)午後1時、蒲原正義駐ウラジオストク日本国総領事が県庁を訪問され、ロシア沿海地方の事情や本県との交流などについて懇談しました。
富山県と沿海地方は、1992年(平成4年)8月に友好提携を締結しており、以来、経済、文化・スポーツ、環境など様々な分野での交流事業や県職員の派遣、国際交流員の受入など人的交流を実施しています。
蒲原総領事からは、「沿海地方では富裕層が増えており、親日家も多い」、「スキーや温泉、ゴルフなども人気があり、富山への観光誘客のターゲットになる」とのアドバイスをいただきました。
私からは、「現地の生きた情報をいただき感謝したい。アドバイスを参考にさせていただき、今後、本県への観光客誘致も含め、沿海地方との一層の交流促進を図っていきたい」とお話しました。
同日、午後2時から県民会館で「上海便を育て発展させる会」の定期総会が開催され、私も出席しました。
上海便の平成19年度の利用状況は、利用率で45.7%(H18=52.7%)、利用者数で21,711人(H18=23,711人)と、原油高騰に伴う航空運賃値上げの影響等もあり、平成18年度をやや下回る結果となりました。
しかし、この3月の利用率は59.0%と就航以来4番目に高く、全体の利用者が減少する中で、上海からの外国人利用者数は3,701人と、18年度の2,584人の約1.5倍(1,117人増加)となるなど、明るい兆しも見受けられます。
総会では、私から「会員や進出企業の皆様からの寄附金を財源に、中高生等海外研修旅行助成や企業等研修旅行助成の実施など上海便の利用促進に大きく貢献いただいており、心から感謝したい」、「県としても、今年度、新たに、海外からインバウンドで富山空港を利用する団体観光客等の貸切バスの運行に助成することとしており、上海便のさらなる利用促進に努力していく」とご挨拶しました。
同日、午後5時から富山第一ホテルで北陸銀行主催の「100社会」が開催され、私もお招きいただき、出席しました。
「100社会」は、(北陸銀行と取引のある)富山県内の経営者、企業後継者の有志で構成する会であり、昭和63年の発足当初、約100社の会員でスタートし、現在、186社となっています。当日は、同会の運営委員長である多田薬品工業の多田誠一郎社長、北陸銀行の高木繁雄頭取、富山大学の西頭徳三学長ほかそうそうたる方々が約120名参加されました。
同会からのご要請を受け、私から、企業立地の推進など「活力とやま」の話題を中心に、県政の概況を1時間ほど講演させていただきました。
引き続き行われた懇親会では、参加された皆さんと、シベリア・ランド・ブリッジや産学官の共同研究など、今後の本県発展に向け、官民連携を一層深めていくことなどについて語り合い、有意義な時間を持つことができました。
4月22日(火)午後4時から富山市の高志会館で平成20年度第1回目の市町村長会議を開催しました。
開会に当たり、私から、まず、市町村長の皆さんに対し、地域の発展と住民福祉の向上に日夜ご尽力され、県政の推進に格別のご支援、ご協力をいただいていることに対し、心から感謝を申し上げたうえで、(1)平成20年度県予算は、人件費の削減、公債費の抑制などにより総額では前年度より0.6%減であるが、産業振興、子育て、教育、福祉・医療や公共・主要県単独建設事業等の政策経費については、前年度比1.2%増を確保したところであり、「元気とやまの創造」をさらに加速させていく考えであること、(2)人口減少時代の到来という大きな変化に対処していくため、観光・地域振興局を新設して、観光振興と地域振興施策を一体的に実施する体制としたこと、(3)今年度は第二期地方分権改革の推進に向けて重要な時期となるが、本来の地方分権の趣旨に沿い、かつ、地方財政の充実につながる改革となるよう、市町村と十分連携しながら国に働きかけていく考えであることなどをお話しました。
会議では、北陸新幹線の整備促進・並行在来線、とやまっ子子育て支援サービス普及促進事業などについて活発な意見交換が行われました。
さらに、県民生活への影響を最小限とし、地方財政の安定的な運営の確保を図るため、「地方税法などの税制関連法案の速やかな成立を求める緊急決議」についてお諮りしたところ、全市町村長の賛成によって採択いただきました。
今後、さらに積極的に国に働きかけていきたいと思います。
4月24日(木)午後1時から富山市のANAクラウンプラザホテルで北信越市議会議長会の定期総会が開催されました。総会には、5県(富山、石川、福井、新潟、長野)68市の議長、副議長、事務局など関係の方々約200人が出席され、北陸新幹線の建設促進や医師確保対策など国に対する要望項目について議論が行われました。
総会の開会に際し、私から「格差是正が政治の大きなテーマとなったが、私も全国知事会の地方税制小委員長として、大都市の税収を地方に再配分する仕組み(地方法人特別税等の創設)の創設に取り組み、平成16年度以来4年間続いた地方交付税削減の流れに歯止めをかけることができた」、「北陸新幹線の地方負担も格差問題の一つであり、整備済みの各新幹線と比べて不公平である。国家プロジェクトにふさわしい十分な財政措置を、皆様とともに強く働きかけていきたい」、「本年7月の東海北陸自動車道の全線開通や6年度後の北陸新幹線の金沢開業などにより、広域・国際観光や物流面で新しい変化が予想される。今後、北信越地域の交流連携をさらに深め、同地域の活力を高めていくよう取組んでいきたい」とご挨拶を申しあげました。
4月25日(金)午前11時から富山空港ターミナルビルで富山−ソウル便就航15周年記念式典を開催しました。式典には、アシアナ航空の金玉鉉(キム・オクヒョン)富山支店長、坂田光文県議会副議長、米原蕃富山県日韓友好議員連盟会長ほか関係者ら約40名の方々が出席され、くす玉を割って15周年を祝いました。
ソウル便は、平成5年4月26日に富山空港初の国際定期便として就航し、これまでに延べ約59万人の方々に利用され、韓国と富山県の友好・協力に大きく貢献してきた路線です。
式典では、私から「今年度は4月から11月までの7ヶ月間、週5便に増便され、さらなる交流促進が期待される。姜(カン)社長、金(キム)富山支店長はじめアシアナ航空や関係の皆様のご支援、ご協力の賜物であり、心から感謝したい」、「今後、韓国からのさらなる観光客の誘致に取組むとともに、富山県内で韓国の文化や観光資源をPRし、富山から韓国への利用促進を図るなど、富山と韓国が共存共栄の関係を深め、ますますソウル便が発展するよう努力したい」とお話しました。
同日、午後0時から高岡市の高岡商工ビルで高岡アルミニウム懇話会の4月例会が開催され、私も講師として出席しました。
例会には、同懇話会会員企業の経営者の方々約50人が参加され、私からは、県財政の状況や、北陸新幹線建設、新高岡駅の周辺整備、新産業創出などの主要プロジェクトについて1時間程度、講演させていただき、意見交換を行いました。
特に、最近、日本と欧州を結ぶコンテナ貨物輸送の近道としてシベリア鉄道を見直す機運が高まり、トヨタ自動車など日本の一流企業においても同鉄道を利用した試験輸送などが始まっていることも踏まえて、国際定期コンテナ航路の充実が進む伏木富山港において、ガントリークレーンの増設などの整備やポートセールスを積極的に進め、環日本海交流の重要拠点として発展させたいことなどをお話しました。
同日、午後3時から富山市の教育記念館で富山県高等学校PTA連合会理事会(大橋会長)が行われ、私も出席しました。
私からは、今年1月に連合会からいただいた重点要望に対する平成20年度の予算措置等についてご説明しました。
具体的には、(1)明日のとやま教育創造基金を創設し、教育活動の充実等に活用するほか、各学校が定める中長期的な教育ビジョンに基づく科学教育の充実、ものづくり教育の強化などの実践活動を支援する県立学校教育改革推進事業の実施、(2)スクールカウンセラーや臨床心理士の配置増など高校生徒指導の充実、(3)退職教員や大学教授等の指導ノウハウを活用した教員の資質向上支援事業の実施など多くの新規・拡充施策が盛り込まれています。
今後とも、学校関係者はもとより、県民の皆さんのご意見を十分お聴きしながら、本県高等教育の振興をはじめ、「教育県とやま」の継承と創造に全力で取組んでいきたいと思います。
同日、午後6時30分から富山市のANAクラウンプラザホテルで女優の森光子さん主演の「放浪記」富山特別公演の開催記念パーティーが開催され、私もお招きを受け出席しました。
ご承知のとおり、「放浪記」は、日本の演劇史上、同一主演者の舞台としては最多を誇る名作であり、昭和36年の初演以来、47年にわたり上演され、今回の富山公演で上演回数は1,935回となります。
私からは、前夜、観劇したことを申し述べたうえで、「主演の森光子さんの磨きぬかれた、内面から滲み出るような演技をはじめ、俳優やスタッフの皆様が長年築き上げてこられた舞台を心行くまで堪能し、深く感動しました。今後ますますお元気で公演回数を積み重ねられることを切に願っています」とご挨拶しました。
4月26日(土)午前9時、富岩運河環水公園前親水広場で開催された第79回富山県中央メーデーに出席し、ご挨拶をしました。
最近の本県経済は、サブ・プライムローン問題や、原油・原材料高、改正建築基準法の施行などの影響で景気回復が足踏み傾向になっている面もありますが、4〜5年前に比べると、企業立地が順調に増加し、地元企業も自動車関連、医薬業、ITなどで活気が出ています。有効求人倍率も45ヶ月連続で1倍を上回っています。一方で、本県では、進学や就職を機に、毎年約3千人の若者が東京などへ流出しており、全国的な人口減少や団塊世代の大量退職等を背景とした人材不足感が高まっています。さらに、フリーターなど非正規社員の拡大といった課題への対応も求められています。
このため、県では、新産業の創出や起業支援、企業誘致などによる雇用創出を進めるとともに、県外学生の本県での就職を進めるセミナーの開催などUターンの促進等に取り組む旨をご参加の勤労者やそのご家族の方々にお話しました。
4月28日(月)午前10時、県出身の女性4人組音楽ユニット「ハニーグレイス」の皆さんが、県庁を訪問され、同ユニットが作詞・作曲した宇奈月温泉PRソング「蒼の世界−宇奈月から響け大地の音」のご紹介をいただきました。
この曲は、黒部峡谷や宇奈月の雄大な自然と、その自然の中で生かされている生命(いのち)について、伸びやかな旋律と澄んだハーモニーで表現しています。
ハニーグレイスの皆さんから、「この曲を通して宇奈月の良さを大いにPRしていきたい」との応援の言葉をいただき、大変うれしく思いました。
私からは、「すばらしい曲を作っていただき、感謝したい。県でも宇奈月温泉の活性化に向け、観光振興・地域活性化マネージャーの配置などの支援を行うこととしている。この曲とともに、さらに宇奈月が活性化することを期待している。」とお話しました。
同日、午後2時30分から富山市の高志会館で平成20年度第1回市町村教育委員会教育長会議が開催されました。この会議は、県教委から市町村の教育長の皆さんに県の重点施策等についてご説明し、意見交換を行う場であり、これまで私は出席していませんでした。
しかし、タウンミーティングや子育てミーティングなどでも、教育問題や次世代の人材育成に対する県民の皆さんの関心が非常に深いことから、是非、現場トップの教育長の皆さんからご意見を伺い、本県教育のさらなる充実を図っていきたいと考え、今回、はじめて参加させていただきました。
会議では、私から、平成20年度予算では、専科教員や中1学級支援講師の新規配置、スクールカウンセラーの拡充など教育施策の充実を図ったところですが、今後とも、市町村はもとより、地域、家庭など関係の皆さんと手を携えて、本県教育の充実・振興に努め、「教育県とやま」の伝統を受け継いでいく旨、お話しました。
4月30日(火)午前10時30分、福井県の西川一誠知事が県庁を訪問され、北陸新幹線の建設促進について懇談いたしました。
整備新幹線の計画見直しについて政府・与党は3月末までをめどとしていましたが、道路特定財源をめぐる混乱から結論が先送りとなっています。
西川知事からは、「敦賀までの一括認可と早期整備の要望について、ぜひ富山県の協力をお願いしたい」と要請がありました。
私からも、「北陸の発展のため、是非、一緒に頑張っていきたい」「建設費の地元負担軽減や並行在来線の課題等に関する国等への働きかけについても、連携しながら取り組んでいきたい」とお話しました。
同日、午後1時30分から県民会館で富山県福祉人材確保対策会議の第1回目の会合が開かれ、私も出席しました。
介護施設等の福祉職場は、全国的にも離職率が高い状況にありますが、本県でも、人材の確保が待ったなしの喫緊の課題となっています。
県では、これまでも事業者等に対する相談・指導、各種研修の実施、介護報酬の改善の国への働きかけなど、福祉人材の確保養成に向けた様々な取組みを行ってきましたが、今年度から新たに「とやま福祉人材緊急プロジェクト」を立ち上げ、より効果的・集中的に福祉人材の確保に取り組むこととしたものです。
会議では、私から、福祉の各分野、労働局、富山大学、医師会、青年会議所、婦人会など幅広い分野の関係団体等が一体となった推進体制は、全国的にも例がない取組みであり、この会議が、福祉人材の掘り起こし、教育・養成、確保、そして定着までも含んだ確かなネットワークとして発展することを大いに期待する旨ご挨拶しました。
なお、その他のものを含め、この間の仕事や出来事を一覧表にしてまとめましたので、ご覧ください。
| 4月4日(金) | ・アシアナ航空本社表敬訪問(韓国) ・アシアナ航空ソウル旅客支店表敬訪問(韓国) ・ロッテ観光開発(株)表敬訪問(韓国) ・自治体国際化協会ソウル事務所表敬訪問(韓国) ・韓国旅行会社との意見交換会(韓国) |
| 4月5日(土) | ・ソウル市地下鉄ホームドア広告視察(韓国) |
| 4月6日(日) | ・台北市での大型懸垂幕広告等視察(台湾) ・太平洋SOGO忠孝店表敬訪問(台湾) ・富山県の物産と観光展、郷土芸能視察(台湾) |
| 4月7日(月) | ・長榮(エバー)航空表敬訪問(台湾) ・観光商品提案会・商談会(台湾) ・中華(チャイナ)航空表敬訪問(台湾) ・台湾工商協進会表敬訪問(台湾) ・台湾航空会社・旅行会社との意見交換会(台湾) |
| 4月8日(火) | ・台湾桃園空港から成田国際空港経由で帰県 |
| 4月9日(水) | ・韓国・台湾訪問にかかる帰国インタビュー ・日本女性会議実行委員長の表敬 ・中1学級支援講師等辞令交付式 ・富山サンダーバーズベースボールチーム選手激励会 |
| 4月10日(木) | ・ エコタウン視察(プリテック、日本オートリサイクル) |
| 4月11日(金) | ・「消費者の安全・安心確保」連絡調整会議 ・「日展100年一目でわかる!日本の美術展」開会式 |
| 4月12日(土) | ・片山学園高等学校歌碑除幕式・開校式・開校祝賀会 |
| 4月14日(月) | ・黒部学園居住棟開所式 ・ハイブリットバス車両の展示見学 |
| 4月15日(火) | ・容器包装の3Rを進める全国ネットワーク主催「レジ袋10000人アンケート結果発表会」(東京) ・ITホールディングス設立記念パーティー(東京) |
| 4月16日(水) | ・台湾航空会社・旅行会社の知事表敬訪問 ・富山経済同友会平成20年度定時総会・懇親会 |
| 4月17日(木) | ・庁議 ・知事定例記者会見 |
| 4月18日(金) | ・第6回「富山県安全なまちづくり推進本部」会議 ・JC富山ブロック協議会との意見交換会 |
| 4月19日(土) | ・YKK前沢ガーデン桜花園開園式 ・グリーンパーク吉峰大型遊具テープカット式 |
| 4月20日(日) | ・越中八尾ロータリークラブ創立40周年記念式典 |
| 4月21日(月) | ・蒲原在ウラジオストク日本国総領事の知事表敬 ・上海便を育て発展させる会定例総会 ・北陸銀行「100社会」講演会 |
| 4月22日(火) | ・平成20年度第1回市町村長会議 |
| 4月24日(木) | ・庁議 ・北信越市議会議長会定期総会 |
| 4月25日(金) | ・ソウル便15周年記念式典 ・高岡アルミニウム懇話会知事講演 ・富山県高等学校PTA連合会理事会 ・森光子主演「放浪記」開催記念パーティー |
| 4月26日(土) | ・第78回富山県中央メーデー |
| 4月28日(月) | ・宇奈月温泉PRソング発売開始に係る知事表敬 ・平成20年度第1回市町村教育委員会教育長会議 |
| 4月30日(水) | ・北陸新幹線建設促進にかかる福井県知事との懇談 ・第1回富山県福祉人材確保対策会議 |