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鬼才―河鍋暁斎展 幕末と明治を生きた絵師

 河鍋暁斎は、天保2年(1831)、下総国古河 (現茨城県古河市)に生まれました。2歳(数え年)の頃に一家で江戸に出て明治22年(1889)59歳で没するまで、暁斎は、幕末から明治への激動の時代をこの地で生きました。
 わずか7歳で浮世絵師・歌川国芳に入門し、個性的で自由な精神の持ち主であった国芳は、絵画の指導だけでなく、精神形成上暁斎に多大な影響を及ぼしました。後に10歳で狩野派の絵師に学び、墨筆から構図のとり方、そして絵具の効果的な使い方に至るまで、絵画の基礎的な技術を確かなものとしました。やがて19歳で洞郁陳之の画号を授かり、修業後も西洋画の解剖図まで学ぶなど、流派を超えたあらゆる表現を貪欲に会得していったのです。
 この展覧会は、河鍋暁斎記念美術館 (埼玉県蕨市)の協力を得て、国芳譲りのユーモアと風刺、そして狩野派で培った卓越した技術で、時代に翻弄されることなく反骨の精神で自由に生きた鬼才、河鍋暁斎の世界を、幅17mの巨大画面「新富座妖怪引幕」の他、肉筆彩色画、水墨画に錦絵を加え紹介するものです。強烈な個性で筆を操った暁斎のほとばしる墨筆と色彩から、その魅力をご場能ください。

※会期中展示替えをおこないます。

会期

2016年6月25日(土曜)~8月7日(日曜)
前期 6月25日(土曜)~7月18日(月曜)
後期 7月20日(水曜)~8月7日(日曜)
※2回目以降割引があります。会期中、当日券売り場に、本展覧会チケットの観覧済み(もぎり済み)半券をお持ちになれば、半券と引き換えで次の通り割引します。一般1,200円→900円 大学生900円→650円

休館日

月曜日(ただし、7月18日は開館)、7月19日(火曜)

開館時間

午前 9時30分から午後6時まで(入室は午後5時30分まで)

観覧料

[当日]一般1,200(900)円 大学生900(650)円 [前売]一般のみ900円
※( )内は20人以上の団体料金です。
※この料金で常設展も観覧できます。
※小学校・中学校・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は観覧無料です。

主催

河鍋暁斎展実行委員会(富山県水墨美術館・北日本新聞社)、公益財団法人河鍋暁斎記念美術館

監修

河鍋楠美(公益財団法人河鍋暁斎記念美術館理事長・館長)

企画協力

植木二葉(Ueki & Associés)

新富座妖怪引幕 「新富座妖怪引幕」
明治13年 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館蔵(前期・後期とも)

文昌星之図「文昌星之図」
明治20年頃 河鍋暁斎記念美術館蔵(前期)

文読む美人「文読む美人」
明治21年 河鍋暁斎記念美術館蔵(前期)

白鷲と猿「白鷲と猿」
明治17年 河鍋暁斎記念美術館蔵(後期)

布袋の蝉採り図「布袋の蝉採り図」
明治3年以前 河鍋暁斎記念美術館蔵(前期)

閻魔大王と地獄太夫「閻魔大王と地獄太夫」
河鍋暁斎記念美術館蔵(後期)

龍虎図屏風「龍虎図屏風」
明治12年以後 板橋区立美術館蔵(前期)

紺谷光俊「更衣」「美人観蛙戯図」
河鍋暁斎記念美術館蔵(前期)