富山県水墨美術館 巨匠が愛した美の世界 川端康成・東山魁夷 コレクション展
 日本初のノーベル文学賞を受賞した文豪・川端康成(明治32−昭和47年)は、美術にも深い 造詣を持ち、独自の審美眼で、日本の伝統文化、とりわけ永遠の美に傾倒しました。書画や茶器、工芸品など多数の美術品を蒐集しました。中でも池大雅(いけ のたいが)と与謝蕪村(よさぶそん)の合作《十便図十宜図》と浦上玉堂《凍雲篩雪図》(とううんしせつず)は、後に国宝へと指定され、川端の審美眼を象徴 する名品といえます。
 昭和を代表する日本画家・東山魁夷(明治41−平成11年)もまた、美術品に積極的に関心を寄せました。これは、昭和30年に始まった川端との交流が大 きく影響を与えています。東山の蒐集は洋の東西を問わず多岐にわたり、古きもの、良きものは、何よりも制作の源泉になりました。
 川端は、東山作品を身近に置き、画集にも序文を寄せています。17年間にわたる交流の中で、川端が「東山さんは日本民族古今に貴寵の風景画家と仰がれる であらう」と讃えたことは、東山の才能を認めた証でした。中堅画家の東山にとって、どれほど勇気を与えられたことでしょう。
 本展は、二人の巨匠のコレクションや交流を示す書簡に、新たに発見された川端愛用の硯や筆などの文具や闊達な書も紹介します。二大コレクションの競演を ご堪能いただければ幸いです。
 
ずはん「とううんしせつず」
国宝「凍雲篩雪図」
浦上玉堂
※展示期間:4/12〜4/28
 
ずはん「ほくさんしょせつ」
「北山初雪」
東山魁夷

 

ずはん「こころ」
「心」
川端康成
合目(目をとじて書いたもの)
 
ずはん「じょしきょうぞう」
土偶「女子胸像」

 

ずはん「まつのえちゃいれ」
「松の絵茶入」
伝 尾形乾山
 
ずはん「げんじものがたりずしきし」
「伊勢物語図色紙」
伝 俵屋宗達

 

ずはん「ちょうべん じゅうべんずより」
国宝 釣便「十便図」より
池大雅
※会期中、場面を入れ替えます。
前期:4月12日〜4月29日
後期:4月30日〜5月12日
 
ずはん「おとめとうぶ」
埴輪「乙女頭部」

 

ずはん「ふうけいじょうしん」
「風景常新」
川端康成(孔雀筆を使用)
 
ずはん「かわばたやすなりあいようすいてき・ひっか・ひっせん」
川端康成愛用水滴・筆架・筆洗

 

ずはん「しのうめのえちゃわん」
「志野梅の絵茶碗」
荒川豊蔵
 
ずはん「さいえん さんきらいこうろ」
「彩えん 山帰来香呂」
楠部彌弌

 

ずはん「かんしょこりゅうず」
「寒渚枯柳図」
村上華岳
 
ずはん「さんこせい」
「山湖静」
東山魁夷
 
※掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
 
 
会期 2013年4月12日(金曜)〜5月19日(日曜)
   
休館日 月曜日(ただし、4月27日〜5月7日は無休)
   
開館時間 午前 9時30分 から 午後 5時 まで(入室は 午後 4時30分 まで)
   
観覧料 [当日]
一般1,000(800)円 大学生700(500)円
※( )内は20人以上の団体料金です。
  ※この料金で常設展も観覧できます。
※小学校・中学校・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は観覧無料です。
   
主催 「巨匠が愛した美の世界展」実行委員会(富山県水墨美術館、富山テレビ放送)
   
共催 北日本新聞社
   
特別協賛 北陸銀行、北陸カード
   
協賛 牛島屋、大阪屋ショップ、大谷製鉄、五万石、積水ハウス、富山観光ホテル、リードケミカル
   
後援 富山県茶道連盟、富山県書道連盟
   
後援 川端香男里(財団法人川端康成記念会理事長)、平山三男(同評議員)、東山すみ
   
企画 水原園博(財団法人川端康成記念会東京事務所代表)
   
お問合せ 富山県水墨美術館 〒930-0887 富山市五福777番地
  Tel.076-431-3719 Fax.076-431- 3720
   

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