大名家秘蔵の名刀展
 大名とは、一般的に江戸時代の近世大名を意味し、徳川将軍と主従関係を結ぶ一万石以上の藩主 とされています。しかし、元来大名とは平安末期からその名が見られ、鎌倉時代には有力な武士を称するようになり、その後、南北朝から室町時代にかけて守護 大名が生まれ、戦国時代には勢力を増した戦国大名が活躍しました。
 そして、これら近世大名が身分や家格を示す品として最も大切にしてきたのが日本刀です。日本刀は、大名家が家禄に応じて所有した「大名道具」のうちでも 公式の場で用いられた「表道具」の筆頭とされ、諸道具のなかでも最高の格式を与えられてきました。
 大名道具として珍重された日本刀のなかには、歴史上の人物が愛した名刀や日本史の重要な出来事に登場する名刀も数多くあり、現代においても貴重な歴史遺 産として大切に保存されています。
 本展では、これらの名刀を展示し、日本刀が歴史のなかで果たしてきた役割を紹介するとともに、歴史のロマンを感じながら、美術品としての日本刀の素晴ら しさを鑑賞して頂ければ幸いです。
 
ずはん「じゅうぶん かたな きんぞうがんめい えいろくさんねんごがつじゅうくにち よしもととうほのときかれしょじのかたな おだおわりのかみのぶなが めいぶつよしもとひだりもじ おだのぶながしょよう けんくんじんじゃぞう」
重文 刀 金象嵌銘 永禄三年五月十九日 織田 尾張守信長 義元討捕刻彼所持刀
(名物 義元左文字) 織田信長所用 建勲神社蔵

 

ずはん「じゅうぶん かたな きんぞうがんめい えいろくさんねんごがつじゅうくにち よしもととうほのときかれしょじのかたな おだおわりのかみのぶなが めいぶつよしもとひだりもじ おだのぶながしょよう けんくんじんじゃぞう」
重文 刀 金象嵌銘 永禄三年五月十九日 織田 尾張守信長 義元討捕刻彼所持刀(部分)
(名物 義元左文字) 織田信長所用 建勲神社蔵

 

ずはん「こくほう たち めい のぶよし づき きんなしじきくもんちらしまきえいとまきたちこしらえ ごみずおてんのうしょよう にほんびじゅつとうけんほぞんきょうかいぞう」
国宝 太刀 銘 延吉 附 金梨地菊紋散蒔絵糸 巻太刀拵 後水尾天皇所用 日本美術刀剣保存協会蔵

 

ずはん「じゅうぶん かたな むめい でんしづ めいぶつわけべしづ とくがわいえやすしょよう」
重文 刀 無銘 伝志津 「名物分部志津」 徳 川家康所用

 

ずはん「じゅうぶん たち めい びぜんこくじゅうにんうんじ せいわにじゅうにねんじゅうがつにち だてまさむねしょよう にほんびじゅつとうけんほぞんきょうかいぞう」
重文 太刀 銘 備前国住人雲次 正和二二年十 月日 伊達政宗所用 日本美術刀剣保存協会蔵

 

ずはん「こくほう たち めい くにゆき ばんしゅうあかしはんまつだいらけ にほんびじゅつとうけんほぞんきょうかいぞう」
国宝 太刀 銘 国行 藩州明石藩松平家 日本 美術刀剣保存協会蔵

 

 
※掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
 
 
会期 2009年7月31日(金曜)〜9月23日(水曜・祝日)
   
休館日 月曜日(ただし、8月17日、31日、9月21日は開館)
   
開館時間 午前 9時30分 から 午後 5時 まで(入室は 午後 4時30分 まで)
   
観覧料 〈当日〉一般 500円(団体400円)、大学生400円(団体 300円)
〈前売〉一般のみ 400円
※( )内は20人以上の団体料金
  ※この料金で常設展も観覧できます。
※小学校・中学校・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は観覧無料です。
   
主催 富山県水墨美術館 (財)日本美術刀剣保存協会富山県支部 富山新聞社 北國新聞社
   
共催 北日本放送
   
後援 (財)日本美術刀剣保存協会
   
協賛

朝日印刷 石友ホーム インテック エヌアイシ・オートテック 竹内プレス工業 東亜薬品 富山地方鉄道 トヨタカローラ 富山 北陸銀行 北陸電力 リードケミカル(順不同)

   
問合せ 富山県水墨美術館 〒930-0887 富山市五福777番地
  Tel.076-431-3719 Fax.076-431- 3720
   
特 別 講座

「名刀の魅力を探る」
日時 8月9日(日曜)・30日(日曜)、9月20日(日曜)午後2時から
会場 富山県水墨美術館映像ホール
講師 日本美術刀剣保存協会富山県支部会員

   
実演

「刀剣の取り扱い方・手入れの実演」
日本美術刀剣保存協会会員が、刀剣の取り扱い方や手入れの方法について実演を行います。
日時 8月2日(日曜)・23日(日曜)、9月13日(日曜)・21日(月曜・祝日)・22日(火曜・祝日)・23日(水曜・祝日)午前11時から・午後 2時からの2回

火・木・土・日曜、祝日は展示室内に解説員が常駐しています。(日本美術刀剣保存協会富山県支部会員)

   

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