日本近代画家の絶筆
2007年8月24日(金曜)〜9月30日(日曜)

 この展覧会は、明治以降の近代日本において画家が描いた「絶筆」を一堂に紹介しようとするものです。一口に絶筆と言っても、本当に死の間際まで描かれた作 品、作者が自ら筆を置いた作品、アトリエにいくつも未完の作品が残されていてどれが最後の作品か判然としないものなど、実に様々な姿があります。
 内容も、近づきつつある死を意識したもの、突然夭折した作家の前途洋々たる未来を感じさせるものなど、多様な表現が見られます。
 本来、絶筆を語るには定義付けからはじめるべきなのかもしれません。しかし、本展ではあえて定義することなく、絶筆を幅広く捉え、様々な絶筆を幅広く捉え、様々な絶筆作品を一堂に概観し絶筆とは何かを考えます。
 絶筆をテーマとする展覧会は過去に例がないと思われます。本展で数々の絶筆をご覧いただき、作品の鑑賞を通じて画家の生と死のドラマを感じ取っていただくことができればと存じます。
 
ずはん「かしわはくたか」
荒木十畝「柏白鷹」昭和19年
荒木晃氏蔵
ずはん「へいせいのふじ」
奥村土牛「平成の富士(絶筆)」平成2年
個人蔵

 

ずはん「たけのこ」
下村観山「竹の子(絶筆)」昭和5年
東京国立近代美術館寄託
ずはん「ごいさぎ」
平福百穂「五位鷺」昭和8年
角館町平福記念美術館蔵

 

ずはん「あさひ」
青木繁「朝日」明治43年
佐賀県立小城高等学校黄城会蔵
ずはん「あさがお」
牧野虎雄「朝顔」昭和21年
新潟県立近代美術館・万代島美術館蔵

 

ずはん「ダボとカガシ」
猪熊弦一郎「ダボとカガシ」平成5年
丸亀市猪熊弦一郎美術館蔵
ずはん「ドローイング6がつ19にち」
高松次郎「ドローイング(絶筆)6月19日」平成10年
Kei Takamatsu氏蔵

 

ずはん「さくひん」
吉良治良「作品」昭和47年
個人蔵


 
※掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
 
 
会期 2007年8月24日(金曜)〜9月30日(日曜)
  ※9月11日一部作品の展示替えを行います。
   
休館日

月曜日(ただし9月3日、17日、24日は開館)、9月18日(火曜)、25日(火曜)

   
開館時間 午前 9時30分 から 午後 5時 まで(入室は 午後 4時30分 まで)
   
観覧料 〈前売り〉一般700円 
〈当日〉一般 900円(団体700円)、大学生650円(団体500円)
※( )内は20人以上の団体料金
  ※この料金で常設展も観覧できます。
※小学生・中学生・高校生、盲・ろう・養護学校の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種手帳をお持ちの障害者の方の観覧は無料です。
   
主催 富山県水墨美術館、読売新聞東京支社、北日本放送、美術館連絡協議会
   
協賛 ライオン、清水建設、大日本印刷
   
問合せ 富山県水墨美術館 〒930-0887 富山市五福777番地
  Tel.076-431-3719 Fax.076-431-3720
   
講演会

演題 「日本画家たちと絶筆」
日時 9月17日(祝・月曜)午後2時から
講師 草薙奈津子氏(平塚市美術館館長)
会場 富山県水墨美術館映像ホール
入場無料

   

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