柳宗悦の心と眼 柳宗悦の民藝と巨匠たち展
2005年10月28日(金曜)〜12月4日(日曜)

水墨美術館では、近代日本を代表する芸術運動「民藝」の創始者である柳宗悦(やなぎ・そうえつ)が見出した民藝の世界と、その思想に共鳴した巨匠たちの作品を紹介します。
柳宗悦(1889〜1961)は、芸術、宗教など幅広い分野において独自の考えを展開した思想家です。若くして『白樺』の創刊に携わり、当初はビアズリーやロダンなど西洋芸術の紹介者として活躍しましたが、大正初期の朝鮮陶磁との出会いを契機に、西洋から東洋へと関心を移すことになりました。以来、木喰仏や衣類、家具といった日常生活に用いられる工芸品など、これまで顧みられることのなかった名もない工人たちの造形に美の本質を見出し、「民衆的工藝」即ち「民藝」という新しい美の領域を提唱しました。大正から昭和にかけて、柳は日本各地を訪ね、民藝の調査と地域や生活に根ざした民藝品の蒐集に努める一方、多くの賛同者を得た「民藝」は、近代日本美術史上に確固たる地位を築き上げ、広く人々の共感を得ることとなります。
本展では、柳が蒐集した李朝工芸や日本各地の民藝品に加え、本県と関わりの深い河井試沽Yや棟方志功ら民藝運動に賛同した作家たちの作品を展示し、柳の提唱した「民藝」の意味とその魅力をあらためて探るものです。
  柳宗悦
 

ずはん「さんしきへんつぼ」
河井試沽Y「三色扁壺」個人蔵
ずはん「あめあおかけわけしろごうしもんおおばち」
濱田庄司「飴青掛釉分白格子文大鉢」大阪日本民芸館


ずはん「いろえさらさもんかざりつぼ」
富本憲吉「色絵更紗紋飾壺」個人蔵
ずはん「りちょうはくじおおつぼ」
「李朝白磁大壺」日本民藝館蔵


ずはん「きくいしょうにんせんじゅせんがんかんのんぞう」
木喰上人「千手千眼観音像」日本民藝館蔵
ずはん「りちょうてっさうんちくもんつぼ」
「李朝鉄砂雲竹文壺」日本民藝館蔵


ずはん「がれなゆうとうがきししもんおおざら」
バーナード・リーチ「ガレナ釉筒描獅子文大皿」日登美美術館蔵
 
※掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
 
 
会期 2005年10月28日(金曜)〜12月4日(日曜)
   
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(入室は午後4時30分まで)
   
休館日

月曜日、11月24日(木曜)

   
観覧料 [当日]
一般 700円(団体550円)
大学生500円(団体380円)
[前売り]
一般550円
  ※団体料金は20人以上の場合。
※この料金で常設展も観覧できます。
※小学生・中学生・高校生、盲・ろう・養護学校の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種手帳をお持ちの障害者の方の観覧は無料です。
   
主催 富山県水墨美術館・読売新聞東京本社・北日本放送・美術館連絡協議会
   
協賛 花王株式会社
   
企画協力 (有)イー・エム・アイ・ネットワーク
   
監修 (財)日本民藝館
   
問合せ 富山県水墨美術館 〒930-0887 富山市五福777番地
  Tel.076-431-3719 Fax.076-431-3720
   
講演会

演題 「柳宗悦と巨匠たち」
日時 10月29日(土曜)午後2時から3時30分
講師 水尾比呂志氏(日本民藝協会会長)
会場 富山県水墨美術館 映像ホール
入場無料

   

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