聖と俗の狭間で 村上華岳展
2005年5月28日(土曜)〜7月3日(日曜)

この展覧会は、「製作は密室の祈り」ということばを残し、芸術と宗教の融合を目指した孤高の異才、村上華岳の大規模な回顧展です。
華岳は明治21(1888)年大阪市に生まれましたが、幼くして両親と別れ、七歳の時に叔母の婚家である神戸花隈の村上家に引き取られました。幼い頃から画を得意とし、36年京都市立美術工芸学校に入学、同校研究科を経て、42年、この年新設されたばかりの京都市立絵画専門学校本科に進学します。
大正7(1918)年、国画創作協会の結成に参加し、同展に話題作を発表。しかし、画壇活動が作家の自由な創作を束縛し、不純なものにするとの考えと、持病の喘息の悪化から、15年に画壇を離れ、翌昭和2(1927)年神戸花隈に隠棲しました。以後は、自己の精神的深化を求め、観音像や六甲の山並、牡丹などを題材に独自の水墨画の世界を深めますが、喘息が悪化し、昭和14年の晩秋同地で没しました。
本展は代表作約150点に書、素描、下図や書簡類などを併せて展示し、華岳芸術の全貌を紹介します。
 
ずはん「すみぼたんのず」

「墨牡丹乃図」昭和5年


ずはん「かれいとえび」
ずはん「にがつのころ」
「鰈と鰕」大正13年
「二月乃頃」明治44年 京都市立芸術大学芸術資料館蔵

ずはん「うみどりぼけいのず」
「海鳥暮景之図」昭和10年 東京国立近代美術館蔵

ずはん「じゃっきげっこうず」
ずはん「ふたりまいこ」
ずはん「りんぽうずあん」
「崔嵬月光図」昭和11年
「二人舞妓」大正7年
「輪宝図按」昭和9年

ずはん「ぼたん」
ずはん「かんぜおんぼさつ」
ずはん「ふどうそん」
「牡丹(絶筆)」昭和14年
「観世音菩薩」昭和14年
「不動尊」昭和13年 富山県水墨美術館
 
※掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
 
 
会期 2005年5月28日(土曜)〜7月3日(日曜)
   ※6月20日に作品の展示替えを行います


開館時間 午前9時30分から午後5時まで(入室は午後4時30分まで)
   
休館日

月曜日

   
観覧料 [当日]
一般 900円(団体700円)
大学生650円(団体500円)
[前売り]
一般700円
  ※団体料金は20人以上の場合。
※この料金で常設展も観覧できます。
※小学生・中学生・高校生、盲・ろう・養護学校の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種手帳をお持ちの障害者の方の観覧は無料です。
   
主催 富山県水墨美術館・北日本新聞社・日本経済新聞社・チューリップテレビ
   
協力 何必館・京都現代美術館
   
問合せ 富山県水墨美術館 〒930-0887 富山市五福777番地
  Tel.076-431-3719 Fax.076-431-3720
   

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