郷倉和子展
2003年2月22日(土曜)〜3月23日(日曜)

郷倉和子は、大正3(1914)年に日本画家・郷倉千靱(日本芸術院会員・日本美術院同人、監事、富山県小杉町出身)と蔦子(富山県新湊市出身)の長女として生まれました。昭和10年、女子美術専門学校(現女子美術大学)を首席で卒業後、第23回院展に「八仙花」が初入選し、以降、安田靫彦に師事し画業に励みます。大胆な構図とカラフルな色彩が注目を浴び、昭和35年には日本美術院同人に推挙され、独自の画風を確立しますが、昭和50年に父が突然倒れ、作家としての混迷の度を深める十数年を戦うことになります。そして、その苦しみの中で出会った「梅樹、梅花、日本家屋の屋根瓦」など、自分の生活環境に根付いたテーマこそ描く対象にふさわしいと感じ、昭和60年頃から今日まで、感動を失わず同じ梅をテーマとして描き続けています。平成6年に日本美術院理事に選任、9年に日本芸術院会員に推挙され、昨年秋には文化功労者として顕彰されました。「自然の約束事を大切に」と言った安田靫彦や小倉遊亀の言葉の重みを実感しながら、和子画伯は「父千靱が一度も絵の事について教えてくれなかった意味をこれからも考え続けて行きたい。」と言います。61歳を過ぎてからの屈折は、自身にとってけっして順風な閨秀作家でいられるものではなかったにちがいありません。自問自答しながら歩み続けた18年の「梅花の調べ」を是非ご覧ください。
 
ずはん「うららか」
 
ずはん「はるひえんえん」
「うららか」 平成9年

「春日蜿々(白梅)」 平成13年

ずはん「こぼくにでたこうばいのめ」   ずはん「かんちゅうこうばい」
「古木に出た紅梅の芽」 昭和60年

「寒中紅梅」 平成7年 式年遷宮記念神宮美術館蔵

ずはん「せいじつ」   ずはん「しゅんいん」
「靜日」 平成元年 富山県立近代美術館蔵
 
「春韻」 平成4年
 
※掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
 
 
会期 2003年2月22日(土曜)〜3月23日(日曜)
   
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(入室は午後4時30分まで)
   
休館日

月曜日

   
観覧料 一般 1,000円(団体800円)[前売り]700円
高大生600円(団体500円)
小中生300円
  ※団体料金は20人以上の場合。
※この料金で常設展も観覧できます。
※小学生・中学生・高校生、盲・ろう・養護学校の児童・生徒による土曜・日曜・祝日の観覧や、教育活動としての観覧はウ料です。
   
主催

梅花の調べ−郷倉和子展実行委員会
(富山県水墨美術館、北日本新聞社)

   
共催 小杉町、北日本放送
   
後援 NHK富山放送局
   
問合せ 富山県水墨美術館 〒930-0887 富山市五福777番地
  Tel.076-431-3719 Fax.076-431-3720
   

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