天 界
浄土路である陽の道を経て、たどり着く世界が天界です。立山曼荼羅では、地獄はその有り様が
人間界における日常の延長として、針や剣、釜などによって具体的に描写されていますが、立山山
頂にあるとされた浄土の世界は、多くの飛天や菩薩と共に、阿弥陀如来が来迎する光景を描いて
いるのみで、天界の様子は見えません。
このため、古代インドにさかのぼる須弥山思想、禅定者のめざす悟りの世界である色界、無色界
と、我々凡夫が到達できるという極楽浄土の世界、そして精神世界を象徴する芸術、この3つの概
念、あるいは表現で、想像の世界である天界を構成しています。
また、現実世界との生々しい関係を表現する手段として地界を地上に現わしたのに対して、未知
の世界は現実へと引き戻す諸々の要素を排し、現実世界と全く隔絶した空間となるよう、全体を地
下に埋めています。
人間界における日常の延長として、針や剣、釜などによって具体的に描写されていますが、立山山
頂にあるとされた浄土の世界は、多くの飛天や菩薩と共に、阿弥陀如来が来迎する光景を描いて
いるのみで、天界の様子は見えません。
このため、古代インドにさかのぼる須弥山思想、禅定者のめざす悟りの世界である色界、無色界
と、我々凡夫が到達できるという極楽浄土の世界、そして精神世界を象徴する芸術、この3つの概
念、あるいは表現で、想像の世界である天界を構成しています。
また、現実世界との生々しい関係を表現する手段として地界を地上に現わしたのに対して、未知
の世界は現実へと引き戻す諸々の要素を排し、現実世界と全く隔絶した空間となるよう、全体を地
下に埋めています。



