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ふるさとギャラリー | ネットワーク事業 | 学校一日美術館
「びじゅつ探検―家族でみよう」シリーズの10回目。自然や日常の風景を主題にした作品や、人間の無意識や夢の中の出来事を形に表したような作品などをご紹介します。
美術作品の前に立つことで味わうことのできる未知の感覚や新しい発見。私たちの日々の生活に大切なヒントがアートには隠れています。複雑化する現代社会の中で、一見平凡でしかない日常を生きるということは、とても重要なアートの主題になっています。近代美術館の収蔵作品の中から、生活の楽しさ、心地よさ、日常を生きるために必要な心の強さや柔軟さ、ユーモアなど、さまざまな要素を感じ取り、アートを通しての「発見」を楽しんでください。
富山県を代表するアーティストを紹介するシリーズ「ふるさとの群星」の第8回として、造形作家・加賀谷武氏の今日までの代表作を展観します。1932年、小矢部市に生まれた加賀谷氏は、高岡工芸高校を経て、1951年金沢美術工芸大学金工科で彫金を学びますが、自身の方向性に疑問を感じ始めた中で、鋳金家・高村豊周の薫陶を受け、新たな表現を探求する指針を得ます。1954年には鉄の彫刻作品を二科展に出品、翌年には岡本太郎に認められ、二科九室(いわゆる「太郎部屋」)に作品が展示されました。1962年からは東京に転居し、団体展ではなく個展を中心に作品を発表。1965年ごろから独自の造形思考を軸に、「空間」の可能性を探り続けています。近年では、ロープを使った大規模なインスタレーションを展開、2007年にはクロスランド小矢部の118メートルのタワーからロープを吊り下げる作品を発表。2008年に郷里の小矢部に戻ってからも、イタリア・サンセビリーノマルケでのグループ展や、メタルアートミュージアム光の谷、砺波市美術館での個展など、広大な空間でのインスタレーションを次々と発表し、活躍の場を広げています。本展では、ロープを使った意欲的な新作インスタレーションと、1960年代以来今日までの代表作をあわせ、約20点を展示します。豊かな木々に囲まれた太閤山ランドの自然の中、新しい「空間」へのまなざしをご体験ください。
太閤山ふるさとギャラリーでは、富山県立近代美術館と射水市新湊博物館の共同企画展として、今日の富山県を代表する画家であり、一貫して「ふるさとの祭り」を描き続けてきた野上祇麿氏の展覧会を開催します。
野上氏は、1930(昭和5)年、富山県射水市(旧下村)の賀茂神社の神主の家に生まれ、稚児舞や流鏑馬などの祭礼を目にしながら育ちます。そして、多感な少年時代に刻み込まれたまつりの風景を題材に、簡素な画面構成と鮮明な色彩により、現在まで数多くの作品を発表しています。本展では、富山県立近代美術館所蔵作品と、昨年作家から射水市に寄贈された作品の中から主要作品約30点を選び、本展のために再び手を加えた作品を合わせて展示し、野上氏の40年余の画業の軌跡と詩情あふれる心象風景の世界を紹介します。