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現在開催中の「絵とことばの世界」以下、来年度の企画展開催予定は以下の通りです。どうぞお楽しみに。
※2011年1月31日から3月10日まで、施設整備等のため全館休館します。
キッズコーナーがある中2階のトイレが改装。
女性用トイレに「親子トイレ」(大人用と子ども用の洋式トイレ各1器)とベビーシートが設置されました。親子で安心して利用できるトイレです。
明るい黄色の洗面台や周囲の黄色と白が格子状に貼られたタイルは、みているだけでもウキウキ楽しい気分になれるでしょう。美術館に訪れた子どもたちの、お気に入りのトイレになればと願っています。
なお当館では、授乳室およびオストメイト対応トイレ(車いす可能の多目的トイレ)は、美術館入り口そばのミュージアムショップ横、1階にあります。
この「親子トイレ」は、平成21年度の「安心こども基金」の助成により整備されました。
常設III、IV、Vは3月8日(月曜)、常設I、IIは3月15日(月曜)に展示替えを行いました。
この展示室では、ロートレックやピカソ、ルオーらの20世紀前半の巨匠、またミロ、ダリなどのシュルレアリスムの美術、さらに戦後のアメリカ美術など、当館コレクションの代表作品で、20世紀美術の流れを鑑賞することができます。この常設展示室を一巡することで、めまぐるしく変化した20世紀美術のありさまを見ていただけるように構成されています。
今回は、企画展「池田満寿夫の版画」開催にあわせ、日本を代表する版画家であり彫刻家の浜田知明(1917年熊本県出身)を紹介します。浜田は、池田が強い衝撃を受け、銅版画を始めるきっかけとなった作品「絞首台」の作者です。浜田は、東京美術学校卒業後、招集。中国大陸と内地で軍隊生活を送ります。浜田の表現の原点は、延べ5年間の第二次世界大戦中の非人間的な従軍生活にあります。その原体験が、人間存在の愚かさや弱さ、社会の不条理を直視する作家としての眼を養い、その後の表現活動の出発点となっています。「初年兵哀歌」をはじめ戦争に対する批判に満ちた初期の版画作品、人間に対する深い愛情を根底に社会を諷刺の対象とした版画作品、さらに1983年から新たな表現方法に加わった彫刻作品を紹介しています。
パウル・クレー(1879-1940)は、リズミカルな線描や詩情豊かな色彩が特徴的な画家です。幼少の頃から音楽に興味をもち、画家の道にすすんでからも音楽というテーマは大きな位置をしめました。一方、ワシリー・カンディンスキー(1866〜1944)は、印象主義のもつ色彩の表現力に衝撃をうけ画家を志しました。音楽を愛し、音の重なりと同様、絵画でも色彩と形態といった要素を組み合わせ、抽象絵画の創始者となりました。二人は、カンディンスキーが1911年に創設した、先駆的な芸術家集団「青騎士」(ブラウエ・ライター)をとおして交流し、後に美術学校「バウハウス」でも共に教鞭をとりました。絵画と音楽を共通項とした二人は、絵画表現での色彩や形態といった要素について、理論、制作の双方において研究に取り組み、20世紀絵画を大きく開拓することになったのです。
瀧口修造(富山県出身、1903-1979)は、 詩作と美術評論を軸に、戦前はシュルレアリスムを日本に紹介した一人として、戦後は国内外の前衛的な芸術表現を見つめ、擁護した存在として知られています。当館に収められた「瀧口修造コレクション」には、国内外の作家たちから贈られた様々な作品と、親しかった誰かの旅の土産や瀧口が拾ったかもしれない石ころ、貝殻などが区別されることなく共存しています。これら“瀧口の書斎にたどり着いたモノたち”によるコレクションは、多領域にわたる作家たちと瀧口との交流のスヴニール(思い出の品)であるといえます。
今回は、作り手としての瀧口の代表作である、デカルコマニーの連作「私の心臓は時を刻む」を展示します。
私たちの心をくすぐり、わくわくさせる"遊びの心"は、私たちの生活のなかで欠かせないものです。デザインは、その"遊びの心"に形を与える一つの手段なのかもしれません。ポスター・コレクションでは、視覚の遊びをテーマとしました。ポスターのなかで、錯覚のマジックをかけられた人や身近なモノたちは、あっと驚く別の表情を見せます。その姿からは、どんなメッセ−ジが伝わってくるのでしょうか。椅子コレクションでは、日常的に親しんでいる椅子の形や素材にこだわらない、楽しい表情のデザインを紹介します。意外な座り方や、素材の未知の表情を見せる数々の椅子には、新しいデザインへの挑戦の心もこめられているようです。
3月14日(日曜)、今年度最後の「気軽にアート・レクチャー」をおこないました。今回は「パウル・クレーにおける『遊び』」のテーマで、慶應義塾大学文学部准教授の後藤文子氏を講師にお招きしました。
パウル・クレーの研究をなさっている後藤氏は、大学に着任されるまで、宮城県美術館で学芸員をなさっていました。担当されたパウル・クレー展では、当館のクレー作品を出品くださり、この日も常設IIIで開催中の「クレーとカンディンスキー」でじっくりと作品を鑑賞された後のレクチャーとなりました。
レクチャーでは「遊び」をキーワードに、まず、ピカソやミロ、エルンストなど、当館でもなじみの深い作家が自身の家族と遊んでいる様子を写真で紹介してくださいました。またクレーが教鞭をとっていたバウハウスの同僚ヨハネス・イッテンの言葉「遊びが祭りになり、祭りから制作が生まれ、制作が遊びになる」を引用し、当館の収蔵作品「レールの上のパレード」のうまれた経緯や、バウハウスで恒例となっていた祭りの様子などから、クレーのイメージの源泉も「遊び」の中にあったという大変興味深いお話でした。
クレーの自由なイメージが、跳躍的で、イメージを次々と連想させることによってうまれていったことを、穏やかにわかりやすくお話してくださり、参加者のみなさんも満足しておられたようでした。
3月になりました。ミュージアムカレンダーと美術館ニュースの自動転送設定を3月のカレンダー、3月の美術館ニュースに更新しました。