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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第166号
くらしの安心ネットとやま
令和2年7月10日
7月となり気温が上がって、エアコン(※1)を使う機会が増えてきました。毎年7月はエアコンの火災事故が多く発生します。特に今年は新型コロナウイルスの影響で外出を控え、自宅で過ごす時間も増えると予想され、例年に比して使用時間の増加が見込まれます。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報において、エアコンの事故は2015年度から2019年度の5年間に合計263件(※2)発生し、うち火災が244件、死亡事故が6件(7名)です。
今後、特に発生が心配なエアコンの事故は、誤った内部洗浄方法による火災事故です。2019年度までの5年間に20件発生しています。新型コロナウイルスの影響で、身の回りのものを清潔に保とうとする機運が高まっており、エアコンの内部洗浄を自ら行おうとする方が増えることが予測されます。しかし、内部洗浄方法を誤ると、危険な事故に至るおそれがあるため、エアコンの内部洗浄について注意喚起を行います。
また、ウイルスの感染予防には室内の換気が必要とされるため、エアコンの使用のみならず、換気扇や扇風機(※3)の使用も同様に増加すると考えられます。換気扇・扇風機において、製造から長期間経過している製品は内部部品の劣化により発火するおそれがあります。使用開始前における注意事項を確認し、異常があれば直ちに使用を中止し、事故を未然に防ぎましょう。また、リコール対象製品による事故も発生しているため、お持ちの製品がリコール対象か否かを確認してください。
(※1)ルームエアコン(室外機、室内機)
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※3)ファンの見えないものやサーキュレーターを含む。USB接続の扇風機は含まない。
(※4)付着したほこりや水分によりトラック(電気の通り道)が生成され、異常発熱する現象
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:柿原、佐藤、向井
Mail:ps@nite.go.jp
Tell:06-6612-2066
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