流水客土

かつて黒部川扇状地の田んぼは、「ざる田」と呼ばれるほど漏水の多い砂質の土で、その上、用水は雪解け水で冷たく、収穫がよくありませんでした。この過酷な条件を克服し、今日見られるような穀倉地帯に変えたのが『流水客土』事業であります。

水はけがよすぎる砂分が多い土地に、粒の細かい粘土を山から水圧ポンプで削り、その泥水を用水路に流して田んぼに行き渡らせ、その水が引けば細かな土が残るというものです。

したがって、田んぼの土が緻密になり、水がたまるようになって水温も上がり、鉄分等が増えたため、今日のように美味しいお米が獲れるようになったのです。