つつが虫病に注意しましょう

令和5年第48週(11/27-12/3)県内でつつが虫病の患者(70歳代、男性)が1件報告されました。
令和5年第45週(11/6-11/12)県内でつつが虫病の患者(30歳代、女性)が1件報告されました。

つつが虫病は、春と秋に報告されることが多い感染症です。
野外活動の際は、ダニ(ツツガムシ)に刺されないよう注意しましょう。

つつが虫病とは?

 山林、草地、河川敷などの土の中にはツツガムシ(右図参照)という小さなダニが生息しています。ごくまれにこのツツガムシの一部が病原体Orientia tsutsugamushi(以下 Ot)をもっていて、この虫に刺咬された人が感染し、発熱、リンパ節腫脹、発疹などの症状を示します。この病気をつつが虫病といいます。富山県の場合、春季(4〜6月)と秋季(10〜12上旬)、とくに秋季に多く見られます。人から人にはうつりません。

フトゲツツガムシ
(体長 約0.2mm)

症状・・・発熱,発疹,刺し口が主症状byosu

※写真は黒部市民病院皮膚科、福井米正先生より提供されたものを掲載しました。
                   

 
 

担当:ウイルス部