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鳥インフルエンザA(H7N9)の発生について

更新日時:2014年8月1日17時

 今般、中国において鳥インフルエンザA(H7N9)に感染した患者が確認されたとWHO(世界保健機関)が2013年4月1日付けで発表しました。

 現時点では、人から人への持続的な感染は確認されていませんが、中国、香港、台湾に滞在する方は、今後の情報に注意していただくとともに、手洗いや咳エチケットをこころがけてください。また、鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。


WHOに報告された症例数
2014/6/27現在NEW
確定症例数:439人

※北京市で無症状の4歳男児からA(H7N9)ウイルスを検出した事例を含まず。

 

地域別症例数

2014/6/27現在NEW

  

※WHO、中国CDCおよび台湾CDCホームページ資料より作成

感染症法の一部改正(施行日平成25年5月6日)

 感染症法が一部改正され、鳥インフルエンザ(H7N9)が指定感染症に指定されました。5月6日以降の患者報告の流れは、国が作成した「標準対応フロー」を参考にして下さい。

▼以下の通知については、5月6日付けで廃止となっています。▼
 厚生労働省は、医療機関に対して、次の要件に該当する患者を診察した場合、保健所への情報提供を求めています。(国通知2013年4月3日PDF

  38度以上の発熱と急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学的に肺病変(例:肺炎又はARDS)が疑われる者であり、発症前10日以内に中国に渡航又は居住していた者。
 但し、他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く。


患者に関する情報(更新日:2013/5/7)

1.【文献紹介】中国における新型鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる死亡例(2013/4/11)
2.【文献紹介】新型の鳥由来のインフルエンザA(H7N9)ウイルス感染事例(2013/4/15)

3.【文献紹介】初期の報告:中国における鳥インフルエンザA(H7N9)発生の疫学(NEJM)(2013/4/25)
4.【文献紹介】ヒトに重篤な病気をもたらす鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの出現(MMWR)(2013/5/2)
5.鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの感染源は「生きた鳥を扱う市場」が重要(2013/5/2)
6.【文献紹介】生鳥市場から分離された鳥インフルエンザH7N9ウイルスの特徴―H7N9ウイルスのヒトへの感染源を示唆(2013/4/15)

参考資料(更新日:2014/2/3)
●鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの感染に対するリスクアセスメント第3版(ユーロCDC:2014/1/27)pdf
●鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染事例に関するリスクアセスメントと対応(2014/1/29)pdf国立感染症研究所作成 元サイトはこちら
●国内で市販されているインフルエンザ迅速診断キットの鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに対する反応性について(2013/5/23)pdf国立感染症研究所作成 元サイトはこちら
●鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染症に対する院内感染対策(2013/5/17)pdf国立感染症研究所作成 元サイトはこちら
●日本感染症学会提言 鳥インフルエンザA(H7N9)への対応【暫定版】(2013/5/17)pdf日本感染症学会作成 元サイトはこちら
●鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染事例に関するリスクアセスメントと対応(2013/5/2)pdf国立感染症研究所作成
 元サイトはこちら
●WHO:中国における鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)ウイルスにより引き起こされる人への感染についてよく寄せされる質問(2013/4/30)pdf (国立感染症研究所邦訳) 元サイトはこちら

主な関連リンク集(このサイトから他へのリンクもあります)

厚生労働省>鳥インフルエンザA(H7N9)専用ページ
国立感染症研究所>鳥インフルエンザA(H7N9)専用ページ
厚生労働省検疫所>鳥インフルエンザA(H7N9)専用ページ
内閣官房ホームページ
富山県厚生部健康課>鳥インフルエンザA(H7N9)専用ページ
ミネソタ大学ホームページ(CIDRAP)>H7N9 Avian Influenza:英語ですが、最新情報が掲載されています