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富山県衛生研究所

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富山県衛生研究所

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〒939-0363 富山県射水市中太閤山17-1
TEL 0766-56-5506
FAX 0766-56-7326

感染症

感染症とは、細菌やウイルスなどの微生物や化学物質がヒトの体に入り込み、発熱、下痢などの症状が出ることを言います。感染経路としては、ヒトや動物から感染する場合、土などの環境中から感染する場合など様々な経路があります。

1.細菌

細菌による感染症としては、結核、レジオネラ症、マイコプラズマ肺炎、劇症型溶血性レンサ球菌感染症などが挙げられます。当所では、結核患者さんから得られた菌株を収集し、遺伝子解析を行っており、集団感染の早期探知、伝播経路の解析などによって結核の感染拡大防止に貢献できるよう取り組んでいます。その他レジオネラ属菌などについても、必要に応じて遺伝子解析を行い、感染源特定のため検査しています。

2.ウイルス

ウイルスはヒトや動物の生きた細胞の中でしか増殖できない原始的な生命体です。
遺伝子情報として、細菌は、DNAとRNAの両方の核酸を持ちますが、ウイルスはどちらか一方の核酸しか持っていません。
ウイルス感染症には、現在使用されている抗生物質は効かず、有効な治療薬はほとんどありません。そのため、ウイルス感染症への対処法は、ワクチンによる予防(予防接種)や患者の抵抗力(免疫)を高める治療が行われます。 形態や遺伝子の種類によって多くのウイルスが知られています。
ウイルス部では、県内の医療機関や厚生センター・保健所から依頼を受けた検体について検査を行っています。主な対象疾病は、インフルエンザ、上気道炎・下気道炎、無菌性髄膜炎、感染性胃腸炎、麻しん、手足口病、ヘルパンギーナ、感染性胃腸炎、手足口病、ヘルパンギーナです。

3.リケッチア

リケッチアは生きた細胞の中に寄生する非常に小さな細菌の仲間で、その中には多くの種類があります。わが国では、ツツガムシ病、日本紅斑熱、が主なリケッチア感染症です。木や草むら土の表面にいるマダニやツツガムシに刺されることによって感染します。当所では、野山に生息するダニの調査やリケッチア症が疑われた患者の確定診断検査を行っています。

4.エイズ検査

日本では、HIV 感染者・エイズ患者ともに増加傾向にあります。主な感染経路は「性的感染」、「血液感染」、「母子感染」です。HIVに感染しないためには、HIV の含まれる体液が、粘膜や傷のついた皮膚に触れないようにすることが必要です。

HIVに感染した後は、(1)感染初期、(2)無症候期、(3)エイズ発症期の経過をたどります。エイズ発症期まで未治療の場合、その後の治療効果は下がってしまいます。HIV抗体検査によって、エイズ発症前の無症候期の間にHIV感染を知ることができれば、定期的な医療機関での受診および治療により、エイズの発症を防ぐことができます。

エイズ予防のため、県内の厚生センターにおいて無料・匿名でHIV抗体検査を行っています。 HIV感染の不安があれば、検査を受けてみましょう。衛生研究所では、HIV検査のスクリーニング検査や確認検査を実施しています。

5.感染症流行予測事業

感染症流行予測事業とは、細菌やウイルスなどに対するヒトや動物の抵抗力の状態を調べたり、感染症を広げる媒介昆虫の発生状況を調べることにより、感染症の流行予測を行う事業です。この情報を県民に提供し、感染症の予防に役立てることを目的としています。

富山県では、ウイルス感染症として、日本脳炎、インフルエンザ、ポリオ(急性灰白髄炎)について行っています。

本調査を実施するに当たり、保育所、学校、病院をはじめとする関係の皆様にご協力いただいております。この場をお借りし、お礼申し上げます。

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